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結局、鈴鹿北部(鞍掛峠・五僧峠)縦走に [登山]

 結局、天候・体調を考慮して最初の予定通り鈴鹿山脈北部県境縦走の残り部分の登山を行うことにしました。

鞍掛峠・五僧峠縦走
日付2009年6月14日(日曜日)
天候朝方曇りのち晴れ
距離20.0Km(内 林道3.0km)
累積標高+2268m -2268m
所要時間08時間15分
人数1名
行程・時刻
07:00駐車地(時山バンガロー村橋横) 出発 
08:45 (01:45)三国岳 894m
07:55 (00:10)
三国岳 最高点 911m
09:30 (01:35)
焼尾山 922m
09:50 (00:20)
鞍掛峠
10:30 (00:40)
三国岳 最高点 911m
10:35 (00:05)
三国岳 894m
10:50 (00:15)
P815近くの高圧鉄塔 (昼食・休憩)
11:10 (00:20)
P815近くの高圧鉄塔 出発
11:25 (00:15)
ダイラの頭 803m
12:25 (01:00)
東横根 749m(GPS値)
12:45 (00:20)
西横根(ヨコネ) 759.9m
14:00 (01:15)
五僧峠
15:10 (01:10)
駐車地 到着
14:45 (00:55)
鈴鹿峠
15:15 (00:30)
駐車地 (鈴鹿峠より25Km

GPS軌跡(谷間などでは誤差が酷いです) [クリックで拡大]
090614_map.gif

  朝3時過ぎに起きてネットで天気の状況を確認すると、中央アルプス周辺では雨が結構降っている様子。さらに、その雨雲を作っている湿った大気もまだ後ろに控えているようで、少なくとも午前中は天候が回復しそうもありません。
 しばし思案し中央アルプスは延期する事にしました。そうと決まれば、早速爆睡。[わーい(嬉しい顔)]  約2時間後に再度起きて時山へ向かうべく準備します。

 予定通り県道139号線を奥へと進み、問題の林道へと差し掛かります。で・・・・。(下写真)

 2921117

  結局、立ち入り禁止でした。(笑) ただし、以前と比べて移動できるようになっているので、行けそうですが止めておきました。[たらーっ(汗)]
仕方がないので予定通り時山バンガロー村近くの「白い橋」近くに停車して登山の用意をします。
 ここから「阿蘇谷(あんぞだに)」沿いに三国岳への登りは3ヶ月前となる2009年3月1日の山行で通ったばかりです。ただしその時は阿蘇谷上部のダイラ付近で谷を詰めてしまい、ダイラにはやせ尾根を無理やりよじ登った覚えがあります。
 途中までは前回の記憶を辿りながら谷を上へと詰めていきますが、やはり途中の分岐が分からず谷沿いを進んでしまい、前回の1つ東側のやせ尾根から上りました。尾根の途中で足を掛けた石(岩?)が突然崩れて大きな音を立てながら落ちて行き焦りました。(人に直撃したらただでは済みそうもありませんが、幸い誰もいません)
 で、なんとかダイラの直下まで来ると上からシカの鳴き声(警戒音?)がします。(下写真はダイラの風景)

2921118

 ダイラに登りつめると新緑がまぶしく良い雰囲気となっています。そして、前回も見かけたのですがリスが林の間を駆け抜けて行き、遠くから逃げていったシカの鳴き声がします。
 しばし、息を整えてからさらに上を目指して谷を詰めます。 急登を一気に登りつめると思ったとおり県境の尾根道でした。
そのまま県境を南方面へと向かうと30分ほどで『三国岳』の頂上に到着しました。(下左写真)

2921119 2921122

  そこから、さらに10分弱で『三国岳』の最高点に到着します。(上右写真)
相変わらずどちらの頂上も樹林に囲まれて展望がよろしくありません。(どのみち、この日の午前中は曇っていましたが・・・)
 さらに、「鞍掛峠」へと県境を南下し急な坂を下っていき鞍部にたどり着いた後、今度は逆に急登すると『焼尾山』との分岐に到着しました。ここは、予定通り『焼尾山』へ立ち寄るべく左へ道を折れると、山頂手前にガレて北側が開けたところがあり、そこからは先ほど登ってきた『三国岳』や『烏帽子岳』がよく見えます。(下写真はそこから見た『三国岳』です)

 2921221

そして、分岐から5分ほどで『焼尾山』の山頂に到着しました。(下左写真)

2921120 2921121

 ここも山頂には木があり見晴らしはよくありませんが、御池岳方面は開けていてよく見えます。(上写真は三国岳方面)
しばらくの休憩後、県境縦走の繋ぎを行うべく目的の「鞍掛峠」へと下っていくと峠道からバイクなどの音が聞こえてきました。10分弱で「鞍掛峠」へ到着すると、滋賀県方面の登山路から御池岳へと向かう人を見かけました。さぞかし、御池岳方面は沢山の人でにぎわっている事でしょう。(上右写真は「鞍掛峠」の標識です)

 ここからは、来た道を戻るだけです。途中で三国岳方面から御池岳へと向かっている方とお会いしましたが、鳴川谷を上ってこられたのかもしれません。
 そして、P815の三角点をすぎた所の高圧電線鉄塔で少し早かったのですが昼食休憩をとることにしました。そこからの景色が下2つの写真です。(左が北方面で『烏帽子岳』、右が南方面で『御池岳(の西側)』が見えます)

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 休憩もそこそこで県境の尾根道を進むと15分ほどで『ダイラの頭』へ到着します。朝通ってきた「ダイラ」の上部に当たり、地図上には山名も無いピークですが、遠くからでもそれと分かる山です。(下写真は『ダイラの頭』頂上です)

 2921556

  『ダイラの頭』からさらに県境を進むと石灰石が剥き出しで転がっているガレた斜面へとでます。ここからの景色は非常に良かったです。(下写真の3枚)

手前のガレた山が『ヨコネ』、その奥で形のいい山は『地蔵山』2921224

左奥が前々回登った『鍋尻山』、その手前はいまから行く尾根と『ヨコネ』の東峰2921225

右奥の平たい山が『霊仙山』
2921226

 このころから急速に天気が回復し日が照り始めましたが、見ての通り水蒸気のせいかあまりパッとしません。
ガレを慎重に下っていくと痩せ尾根となり、西斜面がガケとなっているので注意して通っていきます。しばらくは尾根道を右へ左へ方向転換しつつ進み、急登に差し掛かりそこを登ると『東ヨコネ』と書かれたプレートが掛かっていました。(下写真)

2921557

  ここで、まっすぐに進むと『ヨコネ(P759.9)』へと向かいます。今回は元々そのつもりなので良いのですが、しらずに通過すると県境尾根から外れてしまうので注意が必要です。
 『東ヨコネ』から急傾斜を降下すると行く手に『ヨコネ』のガレた南東斜面が見えます。(下写真)

2921357

 この斜面は登れるわけも無く、写真右手の尾根から登っていきます。すると、20分ほどで『ヨコネ』山頂に到着します。(下写真)

2921558

しかし、山頂の展望は良くありませんが、その代わり途中のガレた尾根からは『御池岳』から『烏帽子岳』までのパノラマが広がっています。

       ↓烏帽子岳        ↓ダイラの頭      ↓三国岳           ↓焼尾山   ↓藤原岳 ↓御池岳
2921358

 こうして見ると鈴鹿の奥深さが良く分かります。しばしこの絶景を眺めながら休憩をし、『ヨコネ』を後にします。『東ヨコネ』へと登り返して、先ほど直進をしてきた分岐を北東方面へと進みます。(下写真はヨコネ尾根途中から見た『東ヨコネ』)

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 ここからは良い雰囲気の林が続きながらも、何回か細かいピークを上り下りすると、「五僧峠」の手前の尾根道に測点と呼ばれる古い石の標識が立っています。(下写真)

2921360

 そして、分岐から50分ほどで「五僧峠」へと到着しました。
ここから先の舗装道では未だに完治していない筋肉痛に悩まされているので、今回は旧林道を行くことにします。 「五僧峠」の説明板の左手にある細い踏み後を辿って谷に下りていくと、暗く荒れた道が続きます。
 途中で道が崩壊しており沢の反対斜面を行きますが、積もった落ち葉が足元を不安定にさせており、慎重に進みました。(滑ったら10m下の沢に落ちます)
 この道は舗装道が出来たため、あと何年かするとまともに歩けなくなると思います。
「毘沙門谷」との出会いで旧車道へとでますが、この道もところどころで軽いがけ崩れがは発生しており、いずれ車は通行不能になると思います。(まだ、タイヤの後がついており通った形跡はありますが・・・)

最後に、おまけとなりますが、舗装道と合流したので前回との比較用に写真を撮りました。(下写真)

2921559

やはり、あれから白線を引いて完成させたようです。何台かバイクが通るのを見かけたので走行には支障は無いようです。

今回の反省は、
 ・昼にラーメンを食べるためにコンロを持っていったのですが、肝心の水を持って行きませんでした。(水分補給は、薄めたスポーツドリンク2Lと、500mlのお茶)

幸い昼はおにぎり2個と携帯食で問題はありませんでしたが、反省と言うより失敗ですね。[あせあせ(飛び散る汗)]


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