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小屋泊での石徹白登山口~南竜ヶ馬場縦走[前編] [登山]

 6月27日と28日に石徹白(いとしろ)登山口から南竜ヶ馬場(みなみりゅうがばんば)までを一泊で縦走してきました。
予定では石徹白登山口から『銚子ヶ峰』を登り、『一ノ峰』・『二ノ峰』・『三ノ峰』と『別山』までを縦走予定でしたが、念のため余分の食料と寝袋を持って行き、結局「南竜ヶ馬場」まで行き、そこから折り返して「三ノ峰避難小屋」で一泊し翌日下山して来ました。
 今回は長くなりそうなので、前後編でお送りします。

白山連峰
石徹白登山口~南竜ヶ馬場
縦走
日付2009年6月27日(土)~28日(日)
天候1日目:晴れのち曇り
2日目:曇りのち晴れ
距離1日目:22.8Km
2日目: 8.1Km
累積標高1日目:+2827m -1670m
2日目:+278m -1283m
所要時間1日目:12時間15分
2日目: 3時間 5分
人数1名
行程・時刻
1日目:6月27日(土曜日)
05:30石徹白登山口 出発 960m
07:15 (01:45)銚子ヶ峰 1810.4m
07:55 (00:40)
一ノ峰 1839m
08:30 (00:35)
二ノ峰 1962.3m
09:25 (00:55)
三ノ峰 2128m
10:40 (01:15)
別山 休憩 2399.4m
10:50 (00:10)
別山 出発
12:00 (01:10)
天池 食事
12:20 (00:20)天池 出発
12:50 (00:40)
油坂の頭 2256m
13:25 (00:55)南竜ヶ馬場 休憩
14:15 (00:50)
南竜ヶ馬場:出発
15:15 (01:00)油坂の頭 2256m
16:40 (01:25)
別山 2399.4m
17:35 (00:55)
三ノ峰2128m
17:45 (00:10)三ノ峰避難小屋 宿泊
2日目:6月28日(日曜日)
05:30
三ノ峰避難小屋 出発
06:00 (00:30)
二ノ峰 1962.3m
06:25 (00:25)一ノ峰 1839m
07:05 (00:40)
銚子ヶ峰 1810.4m
08:35 (01:30)
石徹白登山口 960m

GPS軌跡(赤が1日目、青が2日目です) [クリックで拡大します]
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前回に続き朝の3時に起きて急いで準備をし深夜の高速道路を石徹白(いとしろ)に向かって走っていきます。
ここへは2ヶ月前の4月18日に来ているので、道中もまったく迷わず5時過ぎには石徹白登山口の駐車場に到着しました。
 さすがに人気のコースだけに、駐車場にはすでに4台止まっています。
登山の準備をしていると、男性1名と女性2名の若いグループが先に出発していきます。こちらも予定より遅れること30分の5時半に登山口を出ました。(下写真左は登山口)

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 しばらくは石の階段となりますが、6分ほどで特別天然記念物となっている「いとしろ大杉」の広場へと出ます。(上写真右)
ここも以前見ているので写真だけ撮り先へ急ぎます。途中で先ほどの3名グループを追い抜き快適に『銚子ヶ峰』へと登っていきます。4月中旬の時は途中から雪道となり苦労させられましたが、今回は「おたけり坂」(下写真)や途中の尾根道(下写真の比較を参考)も何の苦労も無く登っていけました。

おたけり坂
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今回の尾根筋の登山道(6/27)        前回の尾根筋の登山道(4/18)
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途中で男性2名のグループを抜き一気に「神鳩ノ宮(かんばたのみや)避難小屋」まで登りここで写真撮影と休憩を取りました。(下写真は神鳩ノ宮避難小屋と小屋裏から見た西方面)

神鳩ノ宮避難小屋
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左から『野伏ヶ岳』『薙刀山』『彼岸山』、頭を出しているのが『荒島岳』
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 避難小屋を後にして次は『銚子ヶ峰』まで登ります。しばらく行くと視界が開け『銚子ヶ峰』の前衛峰とその頂上付近に「母御石」が見えてきました。(下写真)

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 そして避難小屋から40分ほどで『銚子ヶ峰』の頂上に到着です。(下写真は頂上)

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『銚子ヶ峰』から見た別山方面(手前から『一ノ峰』『二ノ峰』『三ノ峰』、奥が『別山』)
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 しばしの間、風景を堪能してから一ノ峰へと向かいます。途中で「うえ田と笠場湿原」の標識があり西方向を見ると、湿原が広がっています。前回は雪で埋もれており分からなかったのですが、とても良い雰囲気の湿原地となっていました。(下写真)

手前から「うえ田湿原」「笠場湿原」、その向こうの山々は『願教寺山』『よも太郎山』『彼岸山』
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 前回来た時には、雪の湿原を下りて行き『願教寺山』方面へと向かう方がいたのですが、是非とも来年の4月頃にはこのコースを行って見たいと思っています。
 この様な絶景を眺めつつピークを2つほどすぎると45分ほどで『一ノ峰』に到着しました。(下写真は頂上)

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 ここで5分ほど休憩をして次は『二ノ峰』へと向かいます。ここから先は前回、雪庇と時間の関係で未踏となっているので楽しみでした。『二ノ峰』は遠めに見ても木が生い茂っており展望はなさそうでしたが、近づいていくと、想像通り樹林が生い茂っており山頂が何処なのか分かりません。二ノ峰手前に「鬼の鼻面岩」の指標がありますが、帰ってきてから調べてみると「鼻」は崩れてしまっているようで、昔はもっと立派な鼻だったのかもしれません。(下写真は「鬼の鼻面岩」の跡?と風景)

『二ノ峰』手前から見た『野伏ヶ岳』方面
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手前の岩が「鬼の鼻面岩」跡と思われる
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 「鬼の鼻面岩」からすこし行くと『二ノ峰』の標識が見えてきます。が、やはり右手に見える山頂は樹林で覆われて面白くなさそうなのでパスし、『三ノ峰』へと向かいます。(下写真は途中『三ノ峰』方面の眺め)

『三ノ峰』(手前)と『別山』(奥)、『三ノ峰』の頂上は後ろに隠れている
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 鞍部に下りると広場に出て「水呑釈迦堂跡(水場)」の標識があり、花が咲き乱れていました。(下写真)

水呑釈迦堂跡分岐のお花畑[ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)]と奥が『別山』
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 『三ノ峰』の途中から後ろを振り返ると、ここまでの縦走路が一望できます。(下写真)

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 『三ノ峰』の前衛峰手前には雪渓があるため、本来の登山道である右からの巻き道を使わずに、前衛峰へ一直線の笹薮の道を行きました。(慣れた方であれば笹道が付いているので非常に楽だと思います)
 前衛峰を登りきると直下に「三ノ峰避難小屋」が見えています。(下写真、奥が頂上で右の雪渓が登山道[あせあせ(飛び散る汗)]

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 ここに来るまで、この小屋は鞍部に隠れまったく見えませんでした。もしかすると今夜泊まるかもしれないので小屋の中を覗くと、トイレが完備されておりしかも電灯が点くようになっています。(上写真左に立っている太陽電池パネルのおかげ)
 ここまでの道のりでは、2グループ計5名しかあっていませんが、ここから先では小池方面からの登山者が沢山いました。
『三ノ峰』頂上に到着しますが、登山者が大勢いるので展望を一回りし早々に次の目的地『別山』へと向かいます。(下写真は『三ノ峰』からの眺め)

『三ノ峰』から見た『別山』と『白山』(奥)
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『別山』アップ
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 『三ノ峰』から『別山』までは距離はありますが標高差はあまり無いため比較的楽に行けますが、ここでも先週同様に直射日光を遮るものが無く気温も上がり始めています。ここは、前回の轍を踏まない為にも、途中日陰で風通しの良い場所を選び2度ほど熱を冷ましつつ比較的ゆっくり登っていきました。(そのおかげか、今回は最後まで熱バテにはなりませんでした)
 その途中の「別山平」付近から、『白山』が見えてきたので写真撮影。(下写真)

「別山平」から見た『別山』と『白山』(左奥)
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『別山』途中から「別山平」(中央)と『三ノ峰』(避難小屋も見える)
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「別山平」アップ
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 そして、『三ノ峰』から1時間20分ほどで『別山』頂上に到着しました。(下写真左は頂上)

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 頂上からの眺めを見ながら休憩し、この後どうしようかとしばし思案・・・。(下写真は山頂から見た『白山』と縦走路)

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 結局、時間がまだあるため『南竜ヶ馬場』に行くことにします。この段階で避難小屋泊まり決定です(笑)。

「前編」は、ここまでとします。

「後編」はここをクリック。


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