お池めぐりの白船峠~御池岳縦走 [登山]
予定通り白船(白瀬)峠から県境尾根沿いに御池岳を縦走しました。御池岳では周回コースを取りいくつかの池を巡ることが出来ました。下山路は、丸尾(冷川岳~寒山間)としたのですが、思いのほか良い道でした。
今回もあまり良い天気ではありませんでしたが、幸い雨は降らず時々薄日もさす日となりました。そのおかげで、それほど暑くならず快適に登山を楽しめました。
日付 | 2009年7月11日(土曜日) |
距離 | 18.5Km(内 車道・林道2.5km) |
累積標高 | +1651m -1651m |
所要時間 | 6時間50分 |
人数 | 1名 |
行程・予定時刻 | |
07:50 | 藤原簡易パーキング 出発 |
08:00 (00:10) | 白船峠登山口 |
09:30 (01:30) | 白船(白瀬)峠 |
10:00 (00:30) | カタクリ峠(天ヶ平) |
10:50 (00:50) | 元池 |
11:00 (00:10) | 鈴北岳 1182m |
11:40 (00:40) | 御池岳(丸山)1247m |
11:55 (00:15) | ボタンブチ 食事休憩 |
12:15 (00:20) | ボタンブチ 出発 |
12:55 (00:40) | カタクリ峠(天ヶ平) |
13:15 (00:20) | 冷川岳 1054m |
14:00 (00:45) | 寒山付近 |
14:30 (00:30) | 白船峠登山口 |
14:40 (00:10) | 藤原簡易パーキング 到着 |
GPSの軌跡(赤線が今回の行程、それ以外は以前の行程。下山路最後は異常)[クリックで拡大します]
駐車地の「藤原簡易パーキング」を7時50分に出発し、登山口へと向かいます。登山口までは車道(国道306号線)を通らないと行けないのが嫌ですがしょうがありません。
10分ほどで「白船(白瀬)峠登山口」へ到着したので、林道との分岐を左へと入っていきます。(下写真の左が登山口)
登山道へ入るとすぐに登りがきつくなり、すぐに汗が吹き出てきます。しばらくは谷沿いの急登ですが、我慢して登っていくとようやく尾根に乗りました。
尾根道に変わると快適な道が続きます。曇り空で薄暗いためか"トラツグミ"のヒューというもの悲しい鳴き声が絶え間なく聞こえてきます。 それはそうと、この道は2回ほど下山時に利用しましたが、今回利用してみて赤ペンキの道標が新しくなっていて、以前の登山道と微妙にコースが変わっているようです。(上のGPS軌跡を参考)
何回か高圧電線の鉄塔を通過し、ようやく「白船峠(白瀬峠)」へ到着しました。
ここからは右の「カタクリ峠」へと県境尾根を縦走します。5分ほど登っていくと『冷川岳』のプレートがありますが、まだ山頂ではないようです。(南の峰?)
さらに進むとT字のマークがあり、左に下山路として利用する『寒山』への分岐があるので周囲の特徴を記憶します。
さらに快適な尾根道を進んでいくと開けたところに出てそこが「カタクリ峠」です。今回の残念なところは春の花が終わってしまっているため、ほとんど花らしいものが出ていません。当然カタクリの時期(4月)は当の昔に過ぎているため見られませんでした。
ここからも県境尾根沿いに『鈴北岳』まで行こうかと思っていましたが、道がドロドロな上ヤブが嫌だったので途中から通常の登山道沿いに進みました。すると途中に池が2つほどありました。(下写真)
御池岳は名前の通り至る所に池が点在しています。さらに梅雨時と言う事もあり普段は枯れている池も出現しているようです。
又、池の周りの木を良く見ると蛙の白い卵が植え付けられており、池の中には孵ったばかりのおたまじゃくしが沢山いました。(下写真の白い塊が蛙の卵)
しばらく進むと周りが明るく開けてきて、前方遠くのほうにカレンフェルトが見えてきます。(下写真は日本庭園付近)
日本庭園と呼ばれている気持ちの良い草原を進むと、左手に「真ノ池」を通り過ぎます。(下写真)
ここから少しで分岐点へと到着したので「元池」へと向かいました。(下写真)
ここから、一旦分岐へ戻り『鈴北岳』頂上へと向かいます。10分ほどで『鈴北岳』へ到着しますが、やはりパッとしない天気のせいか展望が良くありませんでした。(下写真は、『鈴北岳』から前回登った『霊仙山』方面を望む)
予定ではここで食事休憩でしたが、まだ昼には早いため次の目標である『丸山』へと向かいます。(下写真は向かう途中で撮った『丸山』)
『丸山』へ向かう途中、登山道から外れ南西のガケ方面に向かいました。前々からどうなっているのか気になっていたのですが、岩場が多くてあまりお勧めのコースとは言えません。
今回もシカを何回か見かけましたが、『丸山』の近くでようやくジッとしている子(鹿)がいたのでゆっくりと撮影することが出来ました。(下写真)
『丸山』はあまり展望がよくないのですが、最高点ということで寄っておき、次の「ボタンブチ」へと向かいます。
ほどなく「ボタンブチ」へ到着しますが、こちらの展望も蒸気のせいかやはり良くありません。(下写真は、「ボタンブチ」から『御在所岳』方面を望む)
手前に(暗いですが)T字尾根が見えています。ここは、いつか行ってみたいと思っている所です。
ここでちょうど昼となったので食事休憩としましたが、ガケから絶景を見ながらの食事は最高でした。
休憩後は、『丸山』→「カタクリ峠」→『冷川岳』を最短距離で戻り例の『寒山』への分岐へ到着しました。
ここから『寒山』方面(丸尾)へと向かいます。しばらく進むと感じの良い尾根筋の道となり快適に進んで行けます。又、ここにも赤ペンキで詳細に道しるべが印してあるため迷うことは皆無です。
しばらくは尾根道を進みますが、673mを過ぎたあたりから痩せ尾根やガレ道となり、途中ではロープが現れますが、それほど危険ではありません。ここまで下りてくると306号線の車道が近いためバイクのエンジン音が響いてきます。
さらに進んで『寒山』の脇を通り過ぎると、一気に高度を下げる道となり谷へ向かって下りていきます。
しばらく急な下りを通ると不意に林道の出合に出ます。(下写真の右が下山口)
この林道は朝通った「白船峠登山口」との分岐点で、真っ直ぐ来る林道の終点付近となります。このまま林道を駐車地まで下って今回の登山は終わりました。
この時期、晴天だと暑いですが、曇りであれば歩きやすいですね。
by joyclimb (2009-07-13 00:30)