高島トレイル 池原山~駒ヶ岳~百里ヶ岳周回縦走 [登山]
今回は、前々回の予定通り福井県と滋賀県の県境にある『若狭駒ヶ岳』と『百里ヶ岳』を周回縦走しました。
天気はあまり良くありませんでしたが、展望はそれなりに見られました。また、終日誰とも合わずに山にじっくりと浸れた登山となりました。
日付 | 2009年12月13日(日曜日) | |
天候 | 曇時々晴れ | |
場所 | 滋賀県高島市朽木麻生 | |
距離 | 19.3Km | |
累積標高 | +1657m -1657m | |
時間 | 6時間30分 | |
人数 | 1名 | |
行程・標高・時刻(赤の標高はGPSの高度) | ||
07:30 | 281m | 足谷口登山口 出発 |
08:00 (00:30) | 605m | 池原山 |
08:25 (00:25) | 744m | 744mピーク |
08:50 (00:25) | 682m | 682mピーク |
09:10 (00:20) | 780m | 若狭駒ヶ岳 |
09:50 (00:40) | 753.8m | 与助谷山 |
10:40 (00:50) | 665m | 木地山峠 |
11:20 (00:40) | 931m | 百里ヶ岳頂上 昼食休憩 |
11:50 (00:30) | 931m | 百里ヶ岳頂上 出発 |
12:15 (00:25) | 789m | シチクレ峠 |
13:10 (00:55) | 662m | 662mピーク |
14:00 (00:50) | 281m | 足谷口登山口 到着 |
高速道路が混み合うため、早めに出発をしてまずは「木之本I.C」まで走らせます。ここからは国道を8号・303号・161号・367号と走り、朽木から県道23号線へと入って熊ノ畑にある「足谷口バス停」へと向かいました。
細い道を奥へと進むと、バス停が左手にあり100mほど進むと、左手の川岸手前に駐車地があるのでそこに止めました。(下写真)
早速準備をして、出発したのが7時半でした。 バス停へと少し戻ると川と反対方面(東側)に登山口があります。(下写真)
ここから登りはじめますが、はじめのうちは崩壊気味の斜面(トラロープ設置)を登ることになります。 しばらく急斜面を登り尾根筋へと着くと、そこからは歩きやすい道となりました。(下写真)
30分ほど登るとまわりが明るくなり、頂上へと到着しました。 頂上からは残念ながら樹林が邪魔して、あまり景色は見られません。(下写真)
山頂を後にし744mピークへと進みますが、赤テープに誘われて南東の尾根へと向かってしまい林道へ出てしまいました、この林道を逆方向(北)へと修正すると、向かうピークが見えてきます。(下写真の右奥)
林道は尾根沿いに作られているため林道を歩くことになります。 林道横に登山道が付けられたところがありますが、素直に林道を進まないと迷いそうなところがありました。
しばらく快適な林道を進むと744mピークへと到着すると、そこは「横谷越」との分岐となっていました。 ここは当然『駒ヶ岳』方面へと向かいます。(下写真)
ここから先は県境沿いの尾根となり「高島トレイル」のコースでもあるため、良く整備され踏み跡も明確な歩きやすい道でした。(下写真)
県境尾根を進み744mピークと682mピークの中間あたりで「明神池」と呼ばれるらしい池に到着しました。(下写真)
朝の清々しい雰囲気に包まれる中で鳥たちのさえずりが聞こえて幻想的な雰囲気を醸し出していました。 また、この辺りではシカの姿も頻繁に見られ、こちらの気配を感じ取ると警戒音を発しながら逃げていく姿が見られました。
池を後にしてさらに県境尾根を30分ほど進むと「駒ヶ越」に到着しました。(下写真)
山頂への最後の登りを上がっていくと、東方向が開けた頂上へと到着しました。 ここからは、琵琶湖や以前登った比良山系(の一部)や高島トレイル北部の山々が見られました。(下写真)
先は長いため早々に山頂を後にして、ここから西に位置する「木地山峠」へと向かいました。 相変わらずの県境尾根と高島トレイルとなるためか、この先も良い道を進んで行きます。 途中で南側の展望が開けた場所を通過します。(下写真)
また、途中でブナの珍木が沢山見られました。(下写真は一例)
高度差が少ない快適な尾根道を進み、地図上では山名が記入されていないピークをいくつか通過して行くと、次第に『百里ヶ岳』が近づいてきました。(下写真)
『桜谷山』を過ぎると高度を一気に200m近く下げて行きます。 その途中で「木地山峠」へと到着しました。(下写真)
ここから『百里ヶ岳』へは300mを登り返すことになりますが、距離があるためそれほどの急登というわけではありませんでした。 杉が植林された暗い尾根を登っていき山頂が近づいて来ると、明るいブナ林へと出ました。 ここから山頂までは15分ほどで到着します。(下写真)
ここまでは一人も合わずに来ましたが、さすがに頂上には誰かいるだろうと思っていましたが、実際には頂上に到着しても誰もいませんでした。(下写真)
天気が悪いとはいえ、誰もいないと言う事はやはり時期が悪いのでしょうか?(春と秋ですかね) ここからの展望は木の枝が邪魔をして思ったほど良くはありませんでした。
昼前の良い時間となっていたので、予定通り頂上の三角点で昼食休憩としました。
休憩後、山頂をあとにして「シチクレ峠」と命名の意味が良く分からない峠へと向かいます。 そちらへの道も良く踏まれていて迷うことはなさそうです。 『百里ヶ岳』直下でこそ、急な坂でロープなどが設置されていましたが、そこを過ぎると県境との分岐までは快適な尾根道を進んでいきます。
県境尾根の分岐では、「根来阪」方面との分岐となりますが左の「シチクレ峠」へと向かいました。 そして頂上から30分ほどで「シチクレ峠」へと到着しました。(下写真)
ここからも木地山へは降りられるようですが、ネット上で調べる限りではあまり良い道ではないようなので、今回はパスしました。
問題はここからで、先の情報があまりないため心配でしたが、805mピークまでは、下山路があるらしくテープもあり道もしっかりしていました。(下写真)
805mピークでは、主尾根が南に向かっているためしばらく道をさがしていましたが、少し戻って北東方向へ向かうと赤テープがあり、そこから下る道が薄いですがありました。 正直ここから先は厳しいと思っていましたが、驚いたことに754mピーク先の674mピークへと向かう尾根までは、白地に青のテープが要となる部分にまいてあり、しっかりとした踏み跡と道が続いていました。
754mピークからすこし東へ行ったピークからは、比良山系の山々や今から向かう尾根が良く見える展望地がありました。 (下写真。 ここは穴場かも)
ここまでは、予想に反して良い道でしたが662mピーク手前の614mピークへと向かう分岐を最後にテープと道は無くなり、しばらくはケモノ道がありましたが、662mピーク前後の300mほどの痩せ尾根の区間では完全に薮となりました。(下写真)
今更戻れないのと、この程度の藪であればそれほど苦にならなくなっているので、尾根筋を少し外して進みやすい場所をさがしながら先へと進むと痩せ尾根は次第に元の広い尾根となり、それに伴ないケモノ道が尾根筋に現れて、人では少し低いですが、くぐり抜ければ通れる道となっていました。
さらに先へと進み北東に進路を変更する付近まで来ると、明らかに人が通ったと思われる道となり、最近伐採したと思われる杉の木がいくつか転がっていました。
進路を変更し広く歩きやすくなった尾根道を下っていくと、ダイラへと出ました。 そこで休んでいたのか、シカが突然の来訪者にびっくりして逃げだしていきました。(下写真は、そのダイラ)
太陽が出てきて明るくなった尾根を気持ちよく進むと、下から沢の音が聞こえてきてバス停のある県道も近くに見えてきました。 尾根末端は、事前の予定通り左側の尾根から降りていくと途中から林業者の作業道(下山後、北斜面の山腹に道が見えました)があり、そこを通って無事に県道へと出ることができました。(下写真)
予定通りの場所に下山できたため、ここから駐車地までは350mほどしか離れていませんでした。(下写真)
』を望むおまけ(足谷口バス停留所。時刻表が載っています。クリックで拡大)
このコースは、途中の藪さえ何とかすれば、全体を通してお勧めのコースではないかと思います。(但し、距離を除く)
今回の反省点は、
・特にありませんでした。
次回は、本格的に雪が降り出しているはずなので鈴鹿の低山か、道さえ問題なければ近場の雪山へ行こうかと考えています。
何時間も歩いて、誰とも会わないのは少し寂しいものがありますね。
by joyclimb (2009-12-15 22:34)
joyclimbさん、
単独行なので、誰もいないと不安ではありますが、静かなのと動物などに逢える確率が上がるのも捨てがたいですね。
by おど (2009-12-16 11:49)
今度行ってみようと思ってるんですが、池原山30分とはメチャ早いと思います。普通のペースではどのくらい見ておいたらよいでしょうか?全体的にみると約2倍のスピードかな?走ってるんですか?
by とし (2010-03-03 15:54)
としさん、ご質問に気がつくのが遅くなりました。
『池原山』まで30分となっていますが、倍で見て下さい。(50~60分)
この時は走ってはいませんが、後ろが長い行程なので早めに登っています。(トレイルランはしませんが、下山時は時によって小走りかも・・・)
あと、雪があるともっと遅くなると思うのでその分も加算して下さい。
by おど (2010-03-04 18:32)