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鈴鹿 日本コバ周回登山 [登山]

 今回も予定通り、鈴鹿の外れにある『日本コバ』へ登ってきました。
朝から生憎の天気となりましたが、幸い雨には降られずに登ってこられました。 また、久しぶりに誰とも合わない登山となり、日は差していませんが暖かく初春の雰囲気を楽しむことが出来ました。

日本コバ頂上

日本コバ周回登山
藤川谷登山口~日本コバ~布掛山~政所川西
日付2010年2月28日(日曜日)
天気曇 (山頂付近はガス)
場所滋賀県東近江市政所町
距離13.0Km
累積標高+1051m -1051m
時間4時間05分
人数1名
行程・標高・時刻(赤の標高はGPSから)
09:10289m藤川谷登山口 駐車地 出発
10:30 (01:20)750m岩屋
11:00 (00:30)934m日本コバ 昼食休憩
11:15 (00:15)934m日本コバ 出発
11:30 (00:15)895m永源寺分岐
11:40 (00:10)877m角井峠(かくいとうげ)分岐
12:30 (00:50)870m布掛山(870mピーク)
13:05 (00:35)325m政所(まんどころ)川西登山口
13:15 (00:10)289m藤川谷登山口 駐車地 到着

※角井峠分岐から『布掛山』間は、『日本コバ』方面に戻っているため実際の行程より多めになっている。


GPS行程図(赤色が実績)
20100228_map.jpg

 朝起きると予報通りの雨となっていました。ネットで雨雲の様子を確認して現地では9時に去っていくのを確認し出発しました。
 向かう『日本コバ』方面は、直線距離では近くなのですが「石榑峠」や「鞍掛峠」はどちらも通行止めとなっているので、しかたなく高速道路で迂回して行くことになります。

 「八日市I.C」近くまで来ると、琵琶湖方面には陽が射しています。 晴れることを期待しつつ県道421号線を永源寺方面へと進み、途中から永源寺キャンプ場方面へと曲がり直ぐの登山口の左奥にある駐車地へ車を止めました。

 既に一台車が止まっており、登山ではなく藤川谷で釣りをされる方のようです。 さいわい雨はあがっていますが、直前まで降っていたので雨具のズボンとスパッツを付けてから出発します。
 道を少し戻って、藤川谷右岸の消火用水の脇にある階段が登山口となっているので登って行きます。(下写真)

藤川谷登山口(右奥に駐車地がある)

 奥へと進むと、見事な苔に覆われて「春日神社」の社がありました。(下写真)

 社(やしろ)を過ぎると本格的な登山の始まりです。 谷沿いの道を奥へと進んで行くと左岸への渡渉点があるので、向こう岸へ渡りますが前日からの雨で増水しており、渡れそうな場所を探すのに苦労しました。(下写真)

 左岸へ渡ると谷を横切る道となりました。 途中では土砂が流れたのでしょうか、急斜面で道が悪くなっているところが所々にありますが、スリップに注意して進めば問題ありませんでした。(下写真)

 沢は4回ほど渡りますが、その度に登山道が判りづらくなるため、慎重に目印の赤テープを探しながら登って行きました。(沢の中を登るような道は無いので注意)
 途中では、苔生した岩場を通る所があり良い雰囲気でした。(下写真)

 高度を上げて行くと石灰岩の岩場が見えてきました。 雨で滑りやすくなっているので、三点支持で慎重に登っていくと展望が開けた場所に出ましたが、あいにくガスが掛かっており何も見えませんでした。(下写真)

 岩場の上部へ出ると「岩屋」の標識がありますが、それらしい岩が見あたらないため付近を探索しました。 しかし、ガスで見晴らしが悪くスリップしやすいためあきらめて先へと進みます。(「奇人の窟」は楽しみにしていたのですが…)

 先へ進むとすぐに「政所登山道」と『日本コバ』との三叉分岐があったので、左の『日本コバ』の山頂へと向かいます。 ここからの道は、山頂が近いにも関わらず結構な量の水が流れる沢となっており、所々で登山道が泥のため歩きづらくなっていました。(下写真)

山頂手前の湿地帯

 湿地帯を過ぎて沢を渡ると急登となり、登り切ると広く空けた『日本コバ』の山頂へ到着しました。(下写真)

 山頂からの展望は、写真の様にガスのためまったく無く残念な結果となりました。 ここで早めの昼食休憩とします。 朝から風が強く吹いていますが、まだ2月だというのに冷たく無く心地よい風が吹いていました。

 短めの休憩の後、出発の準備をしていると首から下げたカメラと一緒に括りつけたコンパスが壊れて、中心部分をどこかに落として来たのに気づきました。
 湿地帯付近では正常だった記憶はあったので、それ以降のどこかで落とした物と思われました。

 GPSは正常に機能しているのでコンパスは後で探すとして、取り敢えず周回コースを先に進ことにします。 北西の尾根(上写真の右の方)へと進むと赤テープがあり、道も比較的しっかりと付いていました。 途中までは忠実に尾根に沿って進んで行きますが、一箇所だけ左(西)の尾根に乗り換える部分があり間違えそうでした。(下写真)

松尾谷と永源寺へ向かう尾根道

 松尾谷への分岐を過ぎて、永源寺への分岐で北へと進路を変更し尾根を移り変えて進んで行くと、突然前から鹿が7頭ほど10mぐらい下の至近距離をすれ違って行くので驚きました。(向こうも突然人が前からやってきて驚いたと思いますが[わーい(嬉しい顔)])

 そのまま尾根沿いに進み東に進路を変える分岐付近で東の尾根へと進路を変更して進んで行きましたが、どうも一本早く尾根を折れたようで、隣の尾根に平らな道が見えています。 仕方が無いので、一旦沢に降りてから尾根に登り直すと杉の植林と二次林との境界を通る良い尾根道となっていました。

 尾根を進んで行くと藤川谷からの三叉分岐に近づいてきました。 思ったよりも周回時間が掛からなかったため、コンパスの部品を探すべく三叉分岐から再度『日本コバ』へと向かいました。 足元に注意しながら、落としそうな場所を中心に見て行きます。 そして、山頂へ半分ほど来た所に部品が落ちているのを見つけました。(しかし、部品の一つの金具が見つからず使い物になりそうもありません[もうやだ~(悲しい顔)])

 来た道を戻り分岐から『布掛山』へと向かいます。 尾根道となった道を進み『布掛山(P870)』へと到着しましたが、標識があるだけで展望もありませんでした。(下写真)

 『布掛山』を過ぎると「政所川西」(直進)と「大谷川林道」(左折)との分岐がありますが、ここは「政所川西」へと向かいます。(下写真)

 後はひたすら尾根を下っていきますが、この登山道は古くからの道の様で、尾根沿いではなく尾根下を行く道となっていました。 しかし、斜面を進んで行く道のため濡れた落ち葉で滑りやすくなっていたので慎重に降りて行きました。

 そして『布掛山』から30分ほど下ると、薪を燃やした煙の匂いや犬の鳴き声が聞こえてきて里が近いのが感じられました。 最後のつづら折りの杉の斜面を降りて行くと「政所」へと到着しました。 降りたところには「政所の茶樹」と掛かれたお茶の木がありました。(下写真)

「政所の茶葉」の説明文(クリックで拡大して見られます)

政所の茶樹

 ここからは、民家の脇を通り車道へ出ます。 後は、駐車地まで戻り今回の登山も無事終了しました。

今回の反省点は、
 ・コンパスを落としたことでしょうか。
落としやすい所にぶら下げていたので、今度買った後は落ちない様に工夫するつもりです。

次回は、美濃の山を予定していますがどうなるかまだ分かりません。

 


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コメント 10

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joyclimb

苔生した岩が広がる景色、壮観です!
写真を見ると、標高の高いところはずっとガスに覆われていたようですね。
ガスによるシカと超接近、これは驚きますね!
by joyclimb (2010-02-28 21:22) 

tina

天気は良くなかったようですね。
あまり人が行かないところみたいですが
不安じゃないですか?
今日は東京マラソンで午前中は冷たい雨が降っていました。
応募したんですが抽選にはずれまして、テレビ観戦していました。
来年また挑戦予定です。
ごめんなさい、違った方向に行っております。
マラソンとか興味ありますか?
by tina (2010-02-28 21:26) 

おど

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
苔が生えた岩場は、霊仙山でも見たことがありますがこれほどの規模は無いかもしれません。
 鹿ですが、はじめにボスと思われる一頭がすぎて終わりかと思ったら、次から次へと平然と通り過ぎていくのでビックリでした。(慌てて写真を撮ろうとしましたが遅すぎました)

by おど (2010-02-28 22:07) 

おど

tinaさん、コメントありがとうございます。
天気は回復することを期待していたのですが、最後まで雲がはれませんでした。(帰りに見たら、三重と愛知県側は快晴でしたが・・・)
 今回登った山は、比較的多くの人が登る山のはずですが釣りをしている人は何人か見かけましたが、登山者はいませでした。
 人がいない山は不安ですが、その分楽しいですね。(万が一を考えてそのような山の時は色々と持っていきますが)
 最後にマラソンと言うか走るのは昔から好きでしたが、都会では走ることが出来る場所が限られるので、今は色々な景色を見られる登山の方が良いですね。(あいだを取ってトレイルランなどはどうでしょうか?)

by おど (2010-02-28 22:24) 

ももこ

はじめまして、niceありがとうございました。
がんがん山行ってるようでうらやましいですね。
苔むした場所、いわば変化に富んだいい山のようですね。
行った気分になり楽しませていただきました。
by ももこ (2010-03-01 01:01) 

おど

ももこさん、はじめまして。 コメントありがとうございます。
山へは毎週行かないと鈍りそうで強制的に行ってます。(笑)
鈴鹿北部の山は、石灰質なので苔が多くて雰囲気の良い場所が多いですね。

by おど (2010-03-01 20:53) 

ひろたん

訪問・ナイスありがとうございます
登山をされているのですね
これからも宜しくお願いします

一人の登山ですね・・・
誰にもあわない
そんなときがありますよね



by ひろたん (2010-03-01 22:50) 

おど

ひろたんさん、コメントありがとうございます。
登山を始めて二年目になります。近くに登山をする人がいないので、どうしても一人が多いですね。
 1日中誰とも会わないのも、頻繁ですね。
by おど (2010-03-02 23:29) 

tochimochi

苔は早くも新緑ですね。目に優しいです。
それにしてもGPS登山とは山登りも現代的になりましたね。
by tochimochi (2010-03-05 21:43) 

おど

tochimochiさん、コメントありがとうございます。
冬の間も苔と針葉樹だけは緑ですね。 ここ最近は緑が徐々に増えてきましたが、春が待ち遠しいです。

by おど (2010-03-06 20:00) 

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