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[登山] 人気の山 南木曽岳登山 [登山]

 今回は予定通り、長野県の『南木曽岳(なぎそだけ)』へ登ってきました。 当初はあまり展望を期待していませんでしたが、幸い朝方は天気が良かったため、山頂からは『御嶽山』『乗鞍岳』や中央アルプスの山々、そして南アルプス南部の山々が見られて、満足出来た登山となりました。

展望台から中央アルプスを望む

南木曽岳登山
南木曽登山口~南木曽岳~展望台~南木曽登山口
日付2010年5月22日(土曜日)
天候晴れ(黄砂)
場所長野県木曽郡南木曽町読書
距離8.6Km
累積標高+974m -974m
時間03時間15分
人数1名
行程・標高・時刻(赤字はGPSで算出)
07:50 941m南木曽岳駐車場 出発
08:15 (00:25)1100m登山道分岐
09:20 (01:05)1676.9m南木曽岳頂上
09:30 (00:10)1635m展望台 休憩
09:45 (00:15)1635m展望台 出発
10:05 (00:20)1662m摩利支天
10:40 (00:35)1100m登山道分岐
11:05 (00:25)941m南木曽岳駐車場 到着

GPS実績図(黄色は予定、赤色が実績) ※谷間で誤差あり。
20100522_map.jpg

 高速道路を「中津川I.C」へと走らせから、国道19号線を北上します。 いつもは直進する馬籠宿では、国道256号線へと右折して、しばらく進むと「南木曽キャンプ場」への看板が出ている道(すごく狭い道です)を左折しました。
 奥へと進むと、2台ほど同じように進む車がいました。 登山口駐車場の看板が見えてきたので、駐車場へと入ります。(下写真)

 すでに、5台ほど止まっていますが人の姿は見えません。 早速準備をして奥へと進むと、100mほどで「南木曽岳山麓避難小屋」とトイレ、それからまた駐車場(ここも6台ほど停車)がありました。(下写真)

南木曽岳山麓避難小屋・トイレと駐車場

案内図(クリックで拡大)

 ここの奥にある車ゲートの手前に、登山口への近道(林道を進んでも行けます)があるので右折して進みます。(下写真)

 あずまやを通り過ぎて行くと、林道と出合ので林道を進んでいきます。 すると左手に登山口の標識がありここから本格的な登山道となりました。(下写真)

あずまやと道

登山口の標識

 登山道へ入りますが、しばらくは緩やかな登りを進むので、新緑を見ながら行きます。 小川の橋を渡ると、下山路との分岐にさしかかります。 この山は登りと下りでは違う道を通るため、ここは真っ直ぐに登りの登山道へ進みました。(下写真)

小川に掛かる橋

下山路との分岐

しばらく進むと「金時ノ洞窟」の看板があります。 沢へ降りて確認すると、洞窟らしきものが見えました。(下写真)

金時ノ洞窟

登山道の様子

金明水

 金時ノ洞窟を過ぎると、本格的な登りとなり岩場や鎖場が出てきます。 地図上で点線として残っている旧道は、尾根筋をまっすぐ登っていますが、今の登山道は沢を巻くようにして尾根へと向かっています。 前方に、その尾根が近づいてくると急登となり一気に高度を上げて行きました。
 尾根筋に乗ると樹林が続き、その途中に「高野槙(コウヤマキ)林」と標識が立っていました。(下写真)

高野槇林標識

高野槇林を進む

 尾根筋とはいえ急な登りが続き、先週の疲れが癒えないためか息が切れるので、ゆっくりと登っていきます。
 その途中に岩場を迂回する登山道との分岐がありました。 事前に存在は知っていたので、迷わず岩場を登っていきます。(下写真) 後ろを振り返ると、いつの間にか展望が広がり『恵那山』が見えていました。

 この後も、しばらくは登りが続きかつては修験の山だけの事はあります。 ようやく傾斜が緩やかになったかと思うと「かぶと岩」の標識がある展望へ到着しました。 岩は沢山見えていましたが、一番立派な岩だろうと写真を取っておきました(下写真)

カブト岩標識

カブト岩アップ

 所でここまで登ってくる間には、肝心の花が「ミツバツツジ」しかなく、小さな花がところどころで咲いていますが、どれも時期がズレているようで単発で咲いているだけでした。 ここへ来て、周りに「アカヤシオ」の花が沢山咲いていました。(下写真)

アカヤシオ

アカヤシオの花

 山頂間近の道を進むと左に「金時池」への分岐がありましたが、踏み込んだ形跡が無く笹薮となっていたので、ここはパスします。 直ぐに、三角点のある『南木曽岳』頂上へ到着しましたが、樹林に覆われて展望はなく、南側の岩の先が切り払われて『恵那山』方面が、北側の岩の上からは『御嶽山』『乗鞍岳』それと北アルプスが見られました。(下写真)

『南木曽岳』頂上

奥三界岳・小秀山方面

御嶽山と乗鞍岳

御嶽山アップ

乗鞍岳アップ

北アルプス方面(乗鞍岳の右、微かに穂高連峰が)

 ここからの展望も素晴らしいのですが、この先に避難小屋と展望台があるのでそちらへ向かいました。 しばらく降りて行くと、笹原が広がる向こうにそれらが見えてきました。(下写真)

避難小屋と展望台

 避難小屋の脇を通り過ぎると展望台へ到着しました。 これまでも、5名の登山者を抜いてきましたが、すでに2名の登山者が展望を楽しんでいます。
 展望台からは、中央アルプスを中心として、北アルプスや南アルプスの一部の山が見えています。 しばらくの間、景色を眺めながら登山者と山をしながら休憩を取りました。(『恵那山』の左の山の名前を聞いたので、先月登ったばかりの『大川入山』とお教えしましたが、『大山入川』だったか「川」と「山」が入り乱れて訳が分からなくなってました。 笑)

展望標識(御岳方面) クリックで拡大

展望標識(中央アルプス) クリックで拡大

中央アルプス北中部

木曽駒ヶ岳アップ(この前登った蕎麦粒山の独標も見える)

南駒ヶ岳アップ(右端に越百山)

摺古木山方面

 写真でも分かるように、この日は予報通り黄砂が来ており全体的に霞んでいました。 また、天気が下り坂なので時間とともに薄雲が出てきていました。
 休憩後は、下山を開始して「摩利支天」へと向かいます。

途中から山頂方面を仰ぐ

 水場を過ぎると、「摩利支天」への登りとなりました。 しばらく登り摩利支天大神への分岐を直進して行くと、岩場へ到着しました。 その岩の上に乗りますが、下は断崖絶壁となっています。 しかし、ここからは南アルプスと『恵那山』などがよく見える展望となっていました。 ※摩利支天大神が祀られた岩場は手前にあります。 (下写真)

南アルプス(荒川岳方面)

南アルプス(聖岳方面)

分岐に戻り下山路を進むと、鎖場と木のハシゴが連続していたので、慎重に進んで行きました。(下写真)

途中で「第一展望」と標識があったのでそちらへ向かうと、また断崖絶壁に展望台がありました。(下写真)

第一展望から恵那山を望む(恵那山左が『大川入山』)

中津川方面

山頂方面(左)と摩利支天(右)

 この先もハシゴと鎖場がありますが、思ったほど大変なところはありませんでした。 ※注意しないと、当然怪我します。
 一気に下っていくと往路に通った、下山路分岐へと到着しました。 ここまで来ると、後は緩やかな下りとなります。 途中の橋のある小川(沢)で、顔と手を洗ってさっぱりすると、そのまま駐車状へと向かいました。
 駐車場には、沢山の車が止まっていてさらに数台の車が止まる場所を探していました。(30台以上は止まっていたと思います)
 こうして今回も無事に戻ってこれました。(この後、温泉へ行く予定でしたが、早く下山出来たのと、温泉の場所が良く分からなかったので、直帰しました)

今回の、反省点は
 ・特にありませんでした。

次回は、そろそろ梅雨の心配をしなければなりませんが、その前に泊まりで南アルプスへ行ってみようかと考えています。


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コメント 20

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シラネアオイ

おはようございます。nice! ご訪問ありがとうございます。
昨夜は中学のクラス会で帰宅が午前様でした。ブログck
もそこそこに眠ってしまいました。
by シラネアオイ (2010-05-23 08:54) 

joyclimb

北アルプス、中央アルプスから南アルプスまで見られる
展望の素晴らしい山ですね!
別の山から過去に登った山を見るのは、
その山の記憶が蘇り楽しいですね。
by joyclimb (2010-05-23 12:44) 

おど

シラネアオイさん、ご訪問ありがとうございます。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 イメージとしては、中央アルプスがもっと近くに見えるものと思っていたので、登ってみないと分からないものですね。
 この辺りの山もそこそこ登っているので、同定を楽しめるように徐々になってきましたよ。

by おど (2010-05-23 14:35) 

g_g

展望が良くて羨ましいです、アカヤシオは福島県が北限で
宮城県では野草園でしか見られません。
by g_g (2010-05-23 15:40) 

おど

g_gさん、コメントありがとうございます。
 アカヤシオも北限が福島県なのですね。 ここの登山口へ向かう途中の遊歩道には、色々な種類の木々が植わっていて、それぞれの木に説明文がありましたが、どの木も北限が福島となっていました。(ヒノキとかも)

by おど (2010-05-23 19:20) 

ひろたん

展望が素敵ですね
また雪山にいきたくなりました
アカヤシオみてるのですね
そのままふっと通ってしまっていますよね
by ひろたん (2010-05-23 21:48) 

tochimochi

馬籠宿から入るのですか。昔、木曽路を歩いたことがあります。
南木曽岳からの御岳と展望台からの木曽駒が素晴らしいです。
by tochimochi (2010-05-23 21:51) 

KOMKOM

この時期は本当に黄砂がくせものですね。
いい眺めなのに、遠くの山はぼんやりしてしまいますね。
次は南アですか。気をつけて行ってきて下さい。
by KOMKOM (2010-05-23 23:31) 

おど

ひろたんさん、コメントありがとうございます。
 残雪の雪山はもう終りでしょうか。 今後は、雪渓が残っている所が多くなるでしょうね。

tochimochiさん、コメントありがとうございます。
 馬籠宿を素通りして入りました。 本当は寄りたかったのですが、帰りにはどの駐車場も一杯なのと、有料駐車場しかないようだったので(これ重要)、帰りにも素通りですね。

KOMKOMさん、コメントありがとうございます。
 今年は黄砂が多いと思いますね。 秋に来ればもう少しハッキリした山並みが見られると思いますが、しかたがないですね。
 今週末の南アルプスの予定は、土日の天気しだいですが今のところあまりよくなさそうです。

by おど (2010-05-24 07:38) 

asa

すばらしい眺めです
なかなか快調なペースで登っておられますね。
by asa (2010-05-24 08:19) 

おど

asaさん、コメントありがとうございます。
 南木曽岳は、展望の山ですね。 登山コースにもう少しバリエーションがあると面白そうなのですが、笹ヤブが酷いので今回は探索はあきらめました。(南東尾根が面白そうなのですが・・・)

by おど (2010-05-24 21:12) 

シラネアオイ

nice! と ご訪問ありがとうございます。
by シラネアオイ (2010-05-24 23:04) 

Jetstream777

お疲れさまでした。 いい眺めが楽しめますね。 (^_^)v
by Jetstream777 (2010-05-25 00:09) 

旅爺さん

いつも良い所に行ってますね。
眠ってる山登りの心が目覚めそうです。
by 旅爺さん (2010-05-25 07:10) 

おど

Jetstream777さん、コメントありがとうございます。
 この日もそうでしたが、最近ダルイですね。 もう夏バテ?

旅爺さん、コメントありがとうございます。
 天気の良いところを選んで登っているので、好天率は高いですね。 旅爺さんも、無理のない登山を楽しんでみて下さい。

by おど (2010-05-25 08:13) 

山子路爺

「泊まりで南アルプスへ……」
いいですね~。どの辺りを予定しているのでしょうか。
晴れると気持ちいいでしょうね。
by 山子路爺 (2010-05-25 12:38) 

おど

山子路爺さん、コメントありがとうございます。
 南アルプスですが、仙丈ヶ岳へ地蔵尾根(西尾根)から入ろうかと思っていましたが、土曜日はともかく日曜日が崩れそうなので、今のところ行けるかは微妙です。 折角なので、晴天の時に行きたいですよね。(多分、滋賀北部の山の日帰りになると思います)

by おど (2010-05-25 21:32) 

シラネアオイ

nice! ご訪問ありがとうございます。
by シラネアオイ (2010-05-25 23:42) 

にゃん

遥かなる山の 呼ぶ声 が 聞こえる写真ですね
 新鮮な山の空気に 身も心も 洗われます
  にゃんも大好きな 温泉につけなかったのは 悲しかったですね
   また次回に 温泉宿で 山仲間と「高原列車が行く」状態に!!。
by にゃん (2010-05-26 02:46) 

おど

にゃんさん、コメントありがとうございます。
 山の頂上に立つと、身が引き締まりますよね。 温泉は、汗だく状態の時は必ず入るようにしてますが、今回は短時間と言う事もあり、汗を余りかきませんでしたから。(夏場に入ると、必須ですね)

by おど (2010-05-26 07:35) 

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