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[登山] 高島トレイル 大谷山・赤坂山・三国山縦走登山 [登山]

 今回も予定通り滋賀県の高島トレイルの一部の「大谷山」「赤坂山」「三国山」をマキノ高原を起点に周回縦走しました。 当初予定していた「乗鞍岳」へは、矢張り天気が下り坂のため中止しました。
 生憎の曇り空でしたが、一部紅葉が綺麗に見られました。 又、久しぶりに低山の良い雰囲気を味わえた登山となりました。

明王ノ禿と紅葉

高島トレイル北部縦走
マキノ高原~大谷山~赤坂山~三国山~マキノ高原(往復)
日付2010年10月24日(日)
天気曇り、風強し
場所滋賀県高島市マキノ町白谷
距離17.5Km
累積標高+1383m -1383m
時間5時間25分
人数1名
予定行程・標高・時刻(赤字は地図から算出)
06:35163mマキノ高原 出発
07:50 (01:15)848m寒風分岐
08:15 (00:25)813.9m大谷山頂上(5分休憩)
08:40 (00:25)848m寒風分岐
09:15 (00:35)756m粟柄越
09:30 (00:15)823.8m赤坂山
09:45 (00:15)792m明王ノ禿
10:10 (00:25)876.3m三国山(5分休憩)
10:50 (00:40)823.8m赤坂山 昼食休憩
11:10 (00:20)823.8m赤坂山 出発
11:15 (00:05)756m粟柄越
12:00 (00:45)
163mマキノ高原 到着

GPS実績図(黄色が予定、赤色が実績)
20101024_map.jpg

高島トレイル参考リンク

 今回は久しぶりの近場?ということもあり、5時前に起きてゆっくりと準備をして出発しました。 近いといっても片道100Kmほどあるので、名神と北陸道を通り「木之本IC」で降ります。 以前「百里ヶ岳」へ登った時と同様に国道8号・303号・161号と乗り継いで、途中から県道287号へと右折してマキノ高原へと向かいました。(「小荒路」で曲がりました)
 マキノスキー場方面へ向かうと登山駐車場と書かれた看板が立っていたのでそこに止めて準備をします。(下写真)

マキノの駐車場(奥左側にもありました)

 奥へ進むとキャンプ場の受付など色々な設備が整っています。 地図を確認してキャンプ場を抜けて行きます。 すると赤坂山と寒風(かんぷう)との分岐標識があったので、左の寒風へと向かいました。(下写真)

赤坂山と寒風の分岐

 しばらく進むと左に「大谷山」と書かれた標識が立っていたので、そちらに向かうと左側に登山口がありました。(下写真)

大谷山登山口

 奥へ進むとスキー場のゲレンデが、ススキの野原となっているので、坂道を登っていきます。(下写真)

ゲレンデを登る

 薄い道跡を進んでいくと、左へと向かいました。 そして、つづら折れの斜面を登って行くと樹林帯へと入っていき、本格的な登山の開始となります。(下写真)

樹林帯手前からキャンプ場を望む

 ここから尾根までは急登が続きます。 尾根に出ると下の林道と寒風への分岐があるので、右の寒風方面へと向かい尾根沿いに登っていきます。 この辺りは樹林を抜けるため、展望はありませんでした。(下写真)

登山道

西山林道と寒風との分岐

 しばらく、よく踏まれた登山道を登って行くと、樹林を切り開いて木のベンチが置かれてた展望地へ到着しました。(下写真)

展望地からの眺め(マキノと奥に琵琶湖)

 この日は予報通り朝から曇り空となりましたが、幸い低い雲は少なく、霞んでいますが遠くの山も何とか見えるような状態でした。 ここでは、写真だけ撮って先へ進みます。
 道が緩やかになってくるとブナの木などが目立ってきました。 まだ紅葉には早い木々の間を歩いて行くと出発から1時間半弱で「寒風」へ到着しました。(下写真)

登山道(木々の間を進む)

寒風の標識

 ここからの展望は素晴らしく、登山口のマキノ高原は元より琵琶湖や東側の展望が開けていました。 南に眼をやると今から向かう「大谷山」が笹原の向こう側に見えていました。(下写真)

大谷山を望む

 ここからは、高島トレイルの道と合流しているため、これまで以上に踏まれた道となり歩き(走り)やすくなります。 大谷山へ向かい笹道を進んで一旦鞍部へと下って行きました。(下写真)

大谷山への笹道

 再度登り道となりますが、中々の急登で直進して登っているため、道を蛇行しながら一気に登っていきます。 そして、寒風から30分弱で「大谷山」頂上へ到着しました。 しかし、笹原の道となってから琵琶湖方面から強い風が吹いておりあまり長居は出来そうもありません。(下写真)

大谷山頂上

大谷山標識

大谷山から南西方面

雲谷山

琵琶湖

向かう三国山方面

マキノ

 山頂を後にすると、一旦は寒風まで戻ることになります。 寒風へは来た時と同じ時間で到着します。 ここからは「赤坂山」へと向かい高島トレイルを進みます。
 はじめの内は樹林帯を通過していきますが、途中で東へ90度進路を変える辺りを通過すると、一気に展望が開け笹道を進んでいくことになります。(下写真)

樹林を抜ける

三国山(中央奥)と赤坂山(その手前)

 笹原へ降りようとすると、前方に鹿が逃げていく姿が見えます。 この辺りも鹿が多いみたいで、行く先々で鹿の鳴き声と足音が聞こえていました。(下写真)

逃げる鹿

 笹原の歩きやすくなった道を進んでいくと、右手が急な崖となっていました。 その下はマキノへの谷となっており、砂防ダムが見えています。(下写真)

赤坂山への登山道1

赤坂山への登山道2

 「赤坂山」へ向かう途中、登り始めてからは初めてとなる登山者とすれ違いました。 藪が多くなってきたかと思うと、前方に電波塔(AM?)と高圧電線の鉄塔が見えてきます。(下写真)

赤坂山近影

 この間を歩いて行くと、マキノとの分岐へ到着しました。 通常、マキノ高原から「赤坂山」へ登るには、この分岐のある「粟柄越(あわがらごえ)」へと来ることになります。(下写真)

粟柄越分岐

近くにある石仏(お地蔵様?)

 この粟柄越は古くからの道の様です。(帰りに通った時も、古くからの道と言う事を伺わせるようなコースでした) ここから「赤坂山」はめと鼻の先です。 急登を一気に登ると誰もいない山頂に到着しました。(下写真)

赤坂山頂上

赤坂山の説明

三国山近影

大谷山方面

琵琶湖

 しばらく写真撮影をしながら休憩をしていきます。 登山者が登ってきたので、休憩もそこそこに次は「明王ノ禿(みょうおうのはげ)」へと向かいます。 一旦鞍部まで下っていきますが、結構な急坂となっているので、戻ることを考えると足が重くなります・・・。

 遠くから女性の声が聞こえるような気がしました。 すると、向かう明王ノ禿からの階段に何名かの人の姿が見えています。 近づくに従い姿がはっきりしてきて、トレイルランの方達だと分かりました。
 途中ですれ違いとなりますが、若い男女あわせて8名ぐらいの方が元気よく走っていました。 一人ひとりに挨拶を交わしながら通過していきます。

 むき出しの階段を登ると「明王ノ禿」が見えてきました。 ここは今回の目的とも言える場所で、天気が良くない中これを見に来たようなものです。 到着すると、このような山域にあるとは思えない険しい岩場となっていました。(下写真)

明王ノ禿標識

明王ノ禿1

明王ノ禿2

紅葉と明王ノ禿(奥は「赤坂山」)

 この辺りは紅葉が進んでおり、赤い木々がチラホラと見受けられていました。 一通り見たところで、最後の目的地となる「三国山」へと向かい急な坂を下って行きます。
 ここから先の道は、本格的な登山道といった趣で、紅葉しかけの木々の間や小川などを抜けていきました。 しばらく進むと「三国山」への分岐に到着します。(下写真)

三国山への登山道

三国山分岐

 三国山へと分岐を曲がり奥へと進んでいくと10分ほどで山頂に到着しました。(下写真)

三国山への道

三国山頂上

標識

乗鞍岳方面

 実は今回のぼった山では、この三国山が一番高いのですが、樹林に覆われて石の上から何とか西側の展望が辛うじて望まれる程度でした。
 ここから当初の予定では「乗鞍岳」へピストンするつもりでしたが、雨が降り出しそうだったため中止としましたが、念のため携帯で最新の雨雲の情報を確認しました。 その結果、やはりあと2~3時間ほどで降り出しそうな所まで近づいています。 変更後の予定通り、ここは「赤坂山」まで戻り、粟柄越から下山とします。

 赤坂山まで戻りましたが、最後の急登が多少堪えました。 山頂へ到着時点では3名の登山者がいました。 ここで、雨はまだ降りそうもないため、展望を見ながらの昼食休憩としていきます。(下写真)

伊吹山遠景

琵琶湖

鈴鹿山脈の霊仙山と御池岳方面(奥のシルエット)

 休憩中に、団体の登山者(6名ほど)が登って来られました。 昼食後は、予定通り下山を開始します・ しかし、下からたくさんの登山者(4、50名ほど?)が登ってきたため、笹道の端を降って行きました。(降りた登山口には、大型バスが2台止まっていました・・・) この山は、マキノから手軽に登れ展望も良いため人気があるようです。

 大勢の登山者とすれ違い粟柄越へ到着すると、マキノへ向かい降りていきました。 はじめの内は歩きづらく石が多い道でしたが、沢の岩場を通過してからは昔ながらの窪んだ登山道となり速度を上げて降りていけます。
 しばらく降りていくと、休憩場所がある広い場所へ出ました。(下写真)

ブナの木平

赤坂山歩道の説明

 次第に標高が下がってきて、下から子供などの声が聴こえてきてキャンプ場が近づいていることが分かります。 そして、分岐から30分ほどで赤坂山の登山口へ降りてきました。(下写真)

赤坂山登山口(キャンプ場)

キャンプ場の様子

 こうして久しぶりに、里山をゆったりとした気分で登ることが出来ました。 到着時はまだ雨は降っていませんでしたが、車に到着して変える準備をしていると、雨がパラパラと降ってきて、高速道路に乗る時点では本降りとなり始め、早めに降りてきてよかったと思いました。

今回の反省点は、
 ・特にありませんでした。

次回は、また週末の天気が悪いため最悪中止もありえますが、雪が降る前に福井の山へ行こうかと考えています。


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コメント 22

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joyclimb

稜線上の高島トレイル、展望が良いコースですね。
琵琶湖を眺めながらの稜線歩き、気分良さそうです!
雨に遭遇しないためのコース短縮の判断、冷静な判断ですね。
by joyclimb (2010-10-25 21:47) 

たそがれ高洋

高島トレイルと名前を冠したことでこの稜線はさらに人気が出たようですね。これだけ展望がいいと気分もたかまります。クライマーズハイ、ランナーズハイ、おどさんはどっちですか。
by たそがれ高洋 (2010-10-25 22:32) 

シラネアオイ

おはようございます。琵琶湖を眺めながらの高島トレイル、なだらかな稜線歩きの中明王の禿の様に火山で溶岩が噴き出たような険しい所もあり、自然の厳しさを感じます。
by シラネアオイ (2010-10-26 06:13) 

旅爺さん

またまた山を楽しんでこられましたね。
5時間も6時間も歩いた昔が懐かしいです。
by 旅爺さん (2010-10-26 08:39) 

nousagi

気持ちのいいコースのようですね。
まだまだ秋の気配は少ないような・・・。
関西方面の山歩きの本を引っ張り出して見てみました。
17.5kmでこのコースタイムはやっぱり天狗ですね。
もしかしたら股下2mぐらいありませんか?(笑)

by nousagi (2010-10-26 11:33) 

おど

皆さん、コメントありがとうございます。

joyclimbさん、
 高島トレイルは、名前の通り稜線沿いの比較的景色の良い道を進んでいきます。 この辺りでは琵琶湖に近いこともあって展望は最高ですよ。

たそがれ高洋さん、
 人気がありますね。 まさか団体で登ってくるとは思いませんでしたよ。(この前の週にイベントがあったのは調べて知っていましたが)
 この山では、特にハイになりませんでしたが(笑)、先週行った白山なんかだとクライマーズ・ハイの状態になりますね。

シラネアオイさん、
 明王ノ禿は、花崗岩が風化などで崩れた場所らしいですね。 近くでみると迫力がありましたよ。

旅爺さん、
 今回は、先週までのように素晴らしい展望と言うわけではないのですが、比較的楽に登れる山としては良い景色だと思います。

nousagiさん、
 今回のコースは標高1000mにも満たないので、まだ秋の気配は少なかったですね。 それでもまったく紅葉していないわけではないので、今週あたりの冷気で一気に紅葉しそうですね。
by おど (2010-10-26 12:37) 

よしころん

nousagi さんの股下2メートルコメント!
笑わせていただきました \(^▽^)
でも同感! おそらく1メートルはあるのでしょう~~(笑)
気持ちのよさそうなコースです♪
by よしころん (2010-10-26 14:34) 

g_g

全体的に道が整備されて歩きやすそうですね
それに里山的な山が周回が出来るので楽しめそうです。
by g_g (2010-10-26 14:42) 

tsuka

トレイルランの人達は凄いですよね^^;よく走れるよなぁ…
by tsuka (2010-10-26 15:10) 

おど

よしころんさん、コメントありがとうございます。
 2メートルは無理でも、1メートルあると楽でしょうね。(笑) しかし、そこら中の木に頭ぶつけてしまいますねぇ。

g_gさん、コメントありがとうございます。
 どのコースも歩きやすい道でしたね。 随所に木の階段も作られていてしたが、マキノへの最後の方にある階段は幅が一定でないので降りるのに苦労しましたよ・・・。

tsukaさん、コメントありがとうございます。
 トレイルランニングは、登りはいいのでしょうが下りは足(ヒザ)に負担がかかるので、あまり真似できませんね。 今のところ膝が痛くなるところまでいっていませんが、気をつけて降りるようにしていますよ。(左の足首は何回かひねって痛くなってます・・・)
by おど (2010-10-26 19:29) 

makiwarikun

景色が良くて歩き易くて気持ちの良さそうな道ですね。たまには低山をのんびり歩くのも良いですね。
by makiwarikun (2010-10-26 19:31) 

おど

makiwarikunさん、コメントありがとうございます。
 低山は低山なりの良いところがありますね。 高い山では怖くて滅多なことでは登山道以外歩けませんが、里山であればすこしぐらい道を外れても、何とかなりますしね。
by おど (2010-10-26 19:54) 

シラネアオイ

こんばんは!今外では白いものがちらついています。車の屋根には3㎝ほどの雪が積もっています!冬です!!
by シラネアオイ (2010-10-26 20:08) 

tochimochi

ブナでしょうか、黄葉しかけた樹林の中の道は気持ち良さそうです。
高島トレイルも有名なルートなんですね。でも山を走って降りるのはきつそうです。
by tochimochi (2010-10-26 22:40) 

ひろたん

おど様のブログはいつも参考になります
それに稜線の登山道は行きたくなる展望ですよね

低山をあるいて
トレーニング、のんびり歩いて景観を楽しむ
それも趣味の世界ですよね
by ひろたん (2010-10-27 10:58) 

おど

tochimochiさん、コメントありがとうございます。
 ブナですね。 紅葉しかけのブナは、綺麗な色合いをしているので好きですよ。 高島トレイルはまだ出来て5年しか経っていないのですが、結構流行っていますね。(今回のコースは、大昔からあったらしいですが)

ひろたんさん、コメントありがとうございます。
 今回もそうですが、稜線沿いの道は大好きなので歩いていて幸せですよ。(笑) 今回の様に里山だと安心感からか、リラックスして登山できますね。(クマには注意していますが・・・)
by おど (2010-10-27 12:34) 

mimimomo

こんばんは^^
お一人での山歩きだと、じっくり写真を写し記憶にとどめられて良いですね。
羨ましいですが、わたくしの実力では一人歩きは高尾山くらいです^^
25日はわたくしも南大菩薩を縦走してきました。久しぶりの急な登りや下りで
今日は脚が痛く階段の上り下りに苦労しています(><;
そのうちブログアップです。
by mimimomo (2010-10-27 19:11) 

おど

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 記憶力が悪いので写真に留めておくといつまでも忘れずにその時の情景や雰囲気を思い出せますね。 ただ、あまり写真ばかり撮りすぎると、肝心の景色が見られませんが・・・。
by おど (2010-10-27 23:24) 

山子路爺

歩き易く(走り易く)……
おどさんもトレランだったのでは?
by 山子路爺 (2010-10-28 00:11) 

おど

山子路爺さん、コメントありがとうございます。
 下山時は雨が降る前にと思って跳ばしましたが、それ以外は景色を見ながらノンビリと歩いてましたよ。 トレランの人みたいに登りも降りも走ってたら体が持ちませんよ・・・。
by おど (2010-10-28 12:30) 

FSC梓

低山とはいえ、展望の良いやまですね。
行ってみたくなりましたが、それにはすこし遠いですね。
by FSC梓 (2010-10-28 20:21) 

おど

FSC梓さん、コメントありがとうございます。
 展望がいい山ですが、わざわざ遠くから来る山ではありませんね。 しかし、琵琶湖周辺の展望が良い山は限られるので、観光ついでなら良いのかも。(登山口がキャンプ場ですしね)
by おど (2010-10-29 12:45) 

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