[登山] 静岡県 真富士山~青笹山~高ドッキョウ~貫ヶ岳日帰り縦走登山 【前編】 [登山]
今回も予定通り、静岡県 身延山地にある「真富士山(まふじやま)」から「青笹山(あおざさやま)」を経由して、「高ドッキョウ」と「貫ヶ岳(かんがたけ)」を縦走して来ました。
雪の無い(少ない)山と言うことで行ったのですが、その週中に降った雪が思ったよりも多かったようで、青笹山周辺では歩くのに大変でした。 その為、出発の遅れやもろもろの事情が重なり、貫ヶ岳の山頂へは向かうことができませんでしたが、どの山からも富士山や南アルプスなど素晴らしい光景が見られ、充実した登山となりました。
※行程が長いため、前後編としました。 前半は「真富士山」から「青笹山」までを掲載します。
関連リンク
2011年01月16日 [登山] 身延山地 竜爪山~真富士山縦走登山
2013年01月19日 [登山] 静岡県 牛ヶ峰・突先山・大棚山周回縦走
日付 | 2013年02月23日(土) | ||
天気 | 快晴のち晴れ | ||
場所 | 静岡県静岡市清水区/山梨県南部町 | ||
距離 | 23.1Km | ||
累積標高 | +2598m -3096m | ||
時間 | 10時間40分 | ||
人数 | 1名 | ||
撮影枚数 | 431枚+71枚(DSC-TX300V) | ||
登山難度(A:安易~E:高度) | C(雪の状態で難度は大幅に変化) | ||
概略 | 真富士山へは、前日にも通った跡があり、途中からの 雪道も問題なく歩けた。 第二真富士山から湯の岳まで は快適な稜線歩きとなるが、その後浅間原までは笹が 多く踏み跡もなく雪で難儀する。 浅間原から青笹山 までは再度踏み跡もあり、整備もされているので快適な 道となり展望の良い青笹山へ到着する。 青笹山からは、北は北岳や八ヶ岳、西に南アルプスの 山々、東に富士山などが望め申し分なし。 | ||
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績) | |||
07:00 | 786m | 0.0Km | 真富士山(平野)登山口 出発 |
07:55 (00:55) | 1295m | 2.0Km | 真富士神社 |
08:00 (00:05) | 1343m | 2.3Km | 第一真富士山 |
08:40 (00:40) | 1401.7m | 3.7Km | 第二真富士山 |
09:35 (00:55) | 1445m | 5.8Km | 湯ノ岳 |
10:15 (00:40) | 1418m | 7.0Km | 浅間原 |
11:00 (00:45) | 1558m | 8.9Km | 青笹山 昼食休憩 |
11:40 (00:40) | 1558m | 9.0Km | 青笹山 出発 |
12:35 (00:55) | 1040m | 10.4Km | 田代峠 |
13:10 (00:35) | 1189m | 11.4Km | 砂子山 |
13:45 (00:35) | 1055m | 12.3Km | 赤岳 |
14:10 (00:25) | 800m | 13.1Km | 徳間峠 (5分休憩) |
15:05 (00:55) | 1133m | 14.7Km | 高ドッキョウ |
15:55 (00:50) | 724m | 17.5Km | 樽峠 |
16:30 (00:35) | 953m | 18.9Km | 平治の段 |
17:05 (00:35) | 863m | 20.8Km | 中沢分岐 |
17:40 (00:35) | 277m | 22.2Km | 中沢公民館 到着 |
※背景色のピンク部分が今回掲載分です。
ルートラボ
出発前日の新聞に2月23日は、語呂合わせで富士山(223)の日となっていることを知りました。 それに合わせた理由ではありませんが、今回は富士山の展望が望める「真富士山」から「青笹山」を縦走します。 また、2年前に「竜爪山」から「真富士山」までは縦走しているので、その続きを歩くことも考慮しています。
いつもの様に4時に出発しました。 新東名高速に入り「新静岡IC」で降りて、県道27号と29号を北上して登山口へと向かいますが、今回は時間計算を誤り、6時半の開始予定に間に合いそうにありません・・・。 平野の集落へ到着して林道へ入る右折路を探しますが、見つけられないまま平野橋を渡ってしまいました。 橋の向こう側でUターンし少し戻ります。 それと思われる道は2箇所ありましたが、結局JAを通り越して2番目のカーブミラーのある道を右折しました。 白鬚神社を左に見送るとその先で黒部沢林道へと入って行きます。
林道は、初めの内は不安となる道でしたが、奥へ進みにつれて良い道となっていきます。 途中に古い民家跡と思われるものや茶畑もあり驚かされます。
第一・第二と真富士山登山口がありますが、今回は楽をして最上部にある、第三登山口まで登って行きました。 結局、登山口に到着したのは6時45分過ぎとなり、出発は30分遅れとなってしまいました。 登山口の奥に、3・4台は駐車できるスペースがあるので、ここに駐車しますが、今回も同乗者と一緒に来ているので、一時停車だけとなります。(下写真)
出発の準備をしますが、登山口はすでに800m近い標高なので、1月に登った大棚山方面や南アルプス深南部の山々も見ることが出来ました。(下写真)
登山口からは、植林帯の急登となりますが、ピークを外して南斜面の黒部沢方面にトラバース気味に登って行きました。(下写真)
南斜面に出ると、右奥に真富士山の稜線が見えて来ました。 後で分かりますが、その上には真富士神社が建っています。(下写真)
がれ場を通過すると、水が流れる沢沿いの道となり、登山道はその脇を通り過ぎていました。(下写真)
沢を渡りますが、上部ではほとんど水の流れも無いので問題はありません。 右手の尾根へ乗ると、この辺りからは雪がありました。(下写真)
雪は柔らかく、グリップも聞くので登山口のままで登っていきます。 雪の上には、真新しい足跡が残っていますが、前日のものでしょうか? ヲイ平と呼ばれる所に到着すると、左に真富士峠、右に第一真富士山へと分岐しています。 ここは右の第一真富士山へと向かい、次第に深くなる雪道を進んで行きました。(下写真)
暫く登ると前方に稜線が見えてきます。(下写真)
右が急斜面となった道をトラバースすると、稜線の分岐へ到着しました。(下写真)
この分岐を左折で第一真富士山へと向かいますが、右折して前回訪れずに心残りとなっていた真富士神社へと向かいます。 少し下ると神社というか祠が安置されていました。(下写真)
ここからは、富士山方面の展望が開けており、左に真富士山(富士山にそっくりの意)の名前の通り、第二真富士山が端正な姿で見えていました。(下写真)
この日は、前日の雨(雪)も上がり、朝から穏やかな天気となっていました。 しかし、湿気が多く残っているのか、遠くは霞み気味です・・・。 先ほどの分岐へ戻り、稜線沿いを第一真富士山へと登って行きました。 山頂手前で、以前通った道と合流すると、すぐに山頂に到着しました。(下写真)
山頂からの景色は、以前も見ていますが、何度見ても素晴らしい展望です。(下写真)
あまり長居は出来ないので、第二真富士山に向かって、真富士峠へと下って行きました。 峠から先は、岩場の登りがありますが、大した事はありません。 再度稜線へ出ると南アルプス深南部の山々が見えて来ました。(下写真)
稜線を進んでいくと唐突に展望が開け、「第二真富士山」の山頂に到着しました。 こちらの山頂は切り開きも最小限で、富士山や駿河湾がかろうじて見える程度です。(下写真)
この日の空は、久しぶり見る真っ青な色で気持ち良いのですが、紫外線量が気になります・・・。 この先も稜線沿いを歩きますが、暫くは下りとなるのでスリップ防止にここでチェーンアイゼンを履いて行きました。 また、ここからは歩く人も少なく真っ白な雪の上に足跡を付けながら歩いて行きました。(下写真)
ここまでは30分+10分の遅れでしたが順調に登って来られました。 しかし、この先で仕事関係の電話があり、その先の電波が通じやすいピークで度々電話対応をすることになります・・・。 結局、1445mピークまでの間で合計で20分ほど足止めされまてしまいました。(この間の景色はあまり覚えていません 苦笑)
1445mピーク(湯ノ岳)は平坦の所で、雪も15cmほど積もっています。 また、ここも富士山方面の展望が開けてその姿を見て行きました。(下写真)
右から青笹山・下十枚山・十枚山、中央白いのは間ノ岳、左白いのは悪沢岳と赤石岳
ここまで雪もそれほど積もっておらず、電話対応以外は問題もありませんでしたが、ここから先では笹が多くなり登山道を飲み込んでいました。 その為、笹に積もった雪の上を歩くことになり、予想外の体力を消費します。
また、ここまでは要らないだろうとスパッツを付けていませんでしたが、雪が深くなり靴の中にも入り込んできたので、途中で履いていくことにしました。(下写真)
1438mピークも笹に覆われ、何処が登山道なのかも定かではない中を進んでいきます。 その先の右側がガレとなった所では、笹と雪でガレ縁が不明瞭となっていて大変危険です。(下写真)
ガレ縁からの展望(左から篠井山・奥に毛無山、砂子山・赤岳など)
雪の沈み込みで進みも悪くなり、この状態が続けば途中撤退かと思いましたが、その心配はありませんでした。 前方に高圧鉄塔が見えて来て、鉄塔の建つ「浅間原」の平坦地に到着すると、その先は古い踏み跡などもあり、道も笹が刈られて歩きやすくなっていました。(下写真)
多少の沈み込みはありますが、先程までとはうって変わった快適な道となり、「青笹山」へと歩いていきます。 1518mピークまで登ると、その先にある「青笹山」が間近に見え、後ろを振り返る歩いてきた「真富士山」までの稜線が見えていました。 また、ここには東海自然歩道へと下る分岐もあるようです。(下写真)
その途中の鞍部で前方から来る登山者の方とすれ違いました。 その先の足跡からすると、地蔵峠かその手前の「細島峠」から登って来られたのでしょうか? 軽く挨拶をしてすれ違います。
その方の足跡を辿り、最後の登りを歩いて行くと、名前の通り木も少なく笹に覆われた「青笹山」の山頂に到着しました。(下写真)
「青笹山」からは期待通り360度の展望が広がり、北方向には「北岳」や「八ヶ岳(赤岳)」なども見えていました。(トップの写真と下写真)
ここで昼食休憩としていきます。 幸い風はほとんどありませんが、西斜面の展望の良い所でいつもの様にラーメンとおにぎり、それにおしるこを食べ後半のために英気を養います。
前編はここまでとします。
こんばんは^^
お天気も良いし、見晴らしも抜群で言うことなしのようですが、
足元はかなり急だったり、雪があったりハードだったようですね。
by mimimomo (2013-02-24 20:26)
こんばんは。
これまた良い天気ですね。
木の間から見える富士山は最高ですね^^。
by 海を渡る (2013-02-24 20:26)
おはよう御座います。
こんなに歩くのは普通の山でも大変なのに、
雪道をよく歩かれますね。真似できません。
by 旅爺さん (2013-02-25 06:28)
雪道、距離も長く体力が必要のようですね
天気も良く清々しさを感じます。
by g_g (2013-02-25 11:40)
羨ましい天気ですねぇ~。
富士も南アも微笑んでいるようです。
by 山子路爺 (2013-02-25 12:31)
お疲れ様でした、天候も良く、すばらしいとても素晴らしい風景ですね。
子供達と楽しく拝見させてもらってますが、長男がここに行きたいと楽しそうにいってました。
by ゆうくん (2013-02-25 18:56)
お天気がなんと羨ましいですよ^^
最近、恵まれていませんから・・
展望も良し、雪の状態も良し、ですね!
by ひろたん (2013-02-26 07:28)
mimimomoさん、コメントありがとうございます。
前半は天気も良くて登山日和となりました。 ここまでは、急斜面は少なくてよかったのですが、この後が・・・。
海を渡るさん、コメントありがとうございます。
すぐ近くに富士山が見えるのはいいですね。 少しぼやけているのが残念でしたが。
旅爺さん、コメントありがとうございます。
今回は、またまた疲れてしまいました。 雪道は雪質で難度と疲れが大きく変わるので、事前には予想が困難です。
g_gさん、コメントありがとうございます。
距離よりも、標高差が多すぎました。 特に下りは3100mの標高差があったので、膝に負担がかかったようです。(今も筋肉痛が・・・)
山子路爺さん、コメントありがとうございます。
南アルプスも真っ白ですね。 南アルプスは3月以降に積雪が多いとのことなので、今からが本番かもしれませんが・・・。
ゆうくんさん、コメントありがとうございます。
景色は最高でした。 お陰で出発が遅れて後半に響きましたが。(苦笑) 真富士山から青笹山までなら、春や秋であれば比較的楽に歩けると思いますので、お子様と一緒にどうぞ。(途中、笹薮ありますが・・・)
ひろたんさん、コメントありがとうございます。
天気のいいところばかりにいっているので、今年に入って曇りの日は数えるぐらいです。 しかし、今回はその中でも群を抜いて良い天気で雪があるのに風もなく暖かでしたよ。 雪の状態、下山(下降)時には苦労しました。
by おど (2013-02-26 12:24)
富士山の日に、くっきり富士山が見えるいい天気でよかったですね。
日、月も好天は続きましたよね。
私もしっかり見てきました。
結構、長い距離を歩いてきたと思ったのですが
やっぱりおどさんの1日分でした。(^_^;)
by nousagi (2013-02-26 17:13)
素晴らしい天気に恵まれて、富士山、南アルプスの山々など眺望に恵まれて、登山を満喫されましたね。
by テリー (2013-02-27 21:53)
nousagiさん、コメントありがとうございます。
日曜日のほうが午前中は天気は良かったようですね。 富士山、丹沢とは逆からになりますが、端正な姿は何処からも変わりませんね。
テリーさん、コメントありがとうございます。
もう少し透明度が良ければと思わなくは無いですが、贅沢ですね・・・。 何れにしても、よい山旅でした。
by おど (2013-02-28 21:34)
2月23日で富士山!ウケケケ・・
南アルプスの布引山・・山座同定されている写真で、今までサッパリわからなかった山名が少しは疑問が解けました~
by OJJ (2013-02-28 21:53)