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[登山] 鈴鹿 水呑ヶ岳・水谷岳・姫が滝・銚子ヶ口・黒尾山周回 [登山]

 今回は、以前から訪れたいと思っていた鈴鹿の佐目子谷にある「姫が滝」を見に行ってきました。 通常は佐目子谷を遡行して訪れるところですが、この時期の水はあまりにも冷たいだろうと思い、尾根伝いに向かいました。 今期初めての雪山となり、誰も歩いていない雪道を巡ることが出来ました。

姫が滝(Youtubeの動画)

凍る水舟ノ池
凍る水舟ノ池

鈴鹿
水呑ヶ岳・水谷岳・姫が滝・銚子ヶ口・
黒尾山周回
日付2016年12月17日(土)
天気曇り時々晴れ
山域鈴鹿
場所滋賀県東近江市佐目町
距離17.0Km(内車道2.6Km)
累積標高+1995 -1995m
時間9時間25分
人数1名
撮影枚数0842枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(要ルートファインディング、滑落注意)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ姫が滝、水舟ノ池
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
07:35271m0.0Km佐目子谷出合 出発
08:55 (01:20)774m2.7Km水呑ヶ岳
09:50 (00:55)990.3m4.1Km水谷岳(カクレグラ) 休憩
10:00 (00:10)990.3m4.1Km水谷岳(カクレグラ) 出発
10:10 (00:10)965m4.6Km下山分岐(展望地)
11:10 (01:00)425m6.0Km姫が滝
12:00 (00:50)716m7.2Km休憩地 昼食休憩
12:15 (00:15)716m7.2Km休憩地 出発
12:55 (00:35) 954m8.4Km水舟ノ池
13:15 (00:20)1067m8.9Km水舟ノ頭
13:40 (00:25)1074m10.0Km銚子ヶ口南峰
14:05 (00:25)1001m11.1Km1016mピーク
14:30 (00:25)870m12.4Kmガレ場(通過に30分)
15:25 (00:55)
948.7m13.4Km黒尾山
16:40 (01:15)273m15.6Km国道出合
17:00 (00:10)271m17.0Km佐目子谷出合 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20161217_map.jpg

画像リンク

 出発地となる佐目子谷入口から「姫が滝」までは、古くはお金明神の参拝路として整備されていたようですが、近年は参拝者の減少や豪雨による土砂崩れなどで道は荒れているようです。 そこで水谷岳(別名:カクレグラ)へ登り、そこから直下の「姫が滝」を目指すことにしました。

 自宅から1時間半弱と見て、6時前には出発しました。 すっかり日の出も遅くなり、空は前日からの冬型の天気でドンよりと暗い感じです。 石榑トンネルを抜け、銚子ヶ口の登山口や黄和田の集落を見て永源寺ダムに到着します。 ダムは朝から工事のトラックなどがひっきりなしに土砂を運び出していました。 佐目子谷に掛かる橋は最近新しく掛け替えられ、駐車地周辺も工事の関係でロープが張られています。 それらを横目に林道へと続く道を左折し、登山届のある駐車地に止めていきました。(下写真)

駐車地より日本コバ

駐車地(登山届設置)

 ここまで道路では凍結などはなくノーマルタイヤで来られました。 しかし、前日からの雪で林道などは薄っすらと白いものが見られます・・・。 早速出発の準備をしていきますが、思ったよりも雪は多そうなのでチェーンアイゼンを持っていきます。

 林道を進むと、右に黄色い巡視路標識があります。 ここが登山口ですが、下山予定の対岸の道の様子を確認して置きたかったので、更に奥へと入っていきました。(下写真)

すぐに巡視路入口(右)

 左下の谷間を見ると、工事の関係でダムの水は抜いてありどこでも歩けそうでした。 しかし、対岸の鉄塔からの道はよく分からず、険しそうなことだけは見て取れます。 右手の今から向かう斜面には階段がありますが、ここも巡視路入口なのでしょう。(下写真)

奥にも階段(今は廃道か?)

対岸の様子

黒尾山方面(霧氷が見える)

 どこに下山するかは降りる時に決めることとして、駐車地付近まで戻ると林道を登っていきました。(下写真)

巡視路入口から林道を登る

 林道には倒木や落石などもあり、あまり使われていないようです。(下写真)

荒れた林道を進む(白いのは雪)

 暫く進むとゴーロの平坦地(鬼坂)に到着しました。 石の上を滑らないように歩いていくと、巡視路標識が立っておりここで右に折れて行きました。(下写真)

平坦地に巡視路標識(右へ)

 石の上の薄い踏み跡を辿り登っていくと、随所にテープと標識があり迷うことはあリません。(下写真)

踏み跡を辿る

随所に標識と赤テープ

 指示通りに進むと植林帯に入り、その後はつづら折れに標高を上げていきました。(下写真)

植林の登りに

次第に雪が多くなる

 標高が上がると後方に白い山が見えてきます。 琵琶湖対岸の比良山地ですが、すっかり雪山となっているようでした。(下写真)

比良山系も雪で白く

 傾斜が緩み尾根沿いの道となります。(下写真)

ここから尾根沿いの道に

尾根を直登する

 暫く進むと前方に切り開きが見えてきて、鉄塔下に到着しました。(下写真)

初めの鉄塔に到着

 鉄塔は展望地となっており、目の前に「日本コバ」も見えていました。(下写真)

黒尾山(左)と971mピーク(右)

日本コバ(右)と高野山(左)

 ここからも巡視路を進んで行きます。 再度つづら折れとなり、西の尾根へとトラバースして向かって行きました。(下写真)

なおも巡視路を進む

右にトラバースして植林帯へ

 740mピークへからの西尾根に到着すると、下から巡視路の道と合流します。 ここで左手を登っていくと、アンテナ設備を経由して急登を登ると740mピークに到着しました。(下写真)

740mピークの西尾根に(巡視路から離れ)

740mピークへ

アンテナ設備

740mピークはこの上

 ピークには倒木があります。 根元付近から折れていますが、器用なことにその幹が根の上に横倒しに倒れています・・・。(下写真)

740mピーク(倒木が…)

 恐る恐る潜ると、明確な尾根道を南へと進んでいきました。(下写真)

稜線沿いの緩やかな道に

 左の木の間からは、並行する黒尾山から銚子ヶ口が見えています。(下写真)

左手に下山予定の尾根を見て(中央クビレがガレ場)

 暫くは尾根沿いの緩やかな道を進んでいきますが、「水呑ヶ岳」が近づくと登りとなります。(下写真)

水呑ヶ岳の登りに

 すぐ上にピークが見えていて、少しの登りで「水呑ヶ岳」の山頂に到着しました。(下写真)

水呑ヶ岳山頂(展望なし)

 山頂には標識なども含め、何もありません・・・。 木々の上には、向う次のピークが大きく見えていました。(下写真)

前方に次のピーク
前方に次のピーク

 そちらに向かって一旦下りとなりますが、すぐに薮っぽい尾根道となり次第に上りとなっていきます。(下写真)

一旦下りに

 植林の尾根道となり、雪の斜面を登っていきます。(下写真)

200mの長い登りに

 ここまで雪も少なく斜度も緩かったので登山靴のみで来ていましたが、ここでチェーンアイゼンを履いていきます。(下写真)

急登前でチェーンアイゼンを装着

 黙々と登って行きますが、思ったよりも時間が掛かります。 30分ほど登った所でようやく傾斜が緩み、尾根の上部に到着した様です。(下写真)

ここで傾斜が緩む

 見晴らしの良い自然林となると、南に水谷岳が見えてきました。(下写真)

南向きになると自然林となる

右に植林
右に植林

 緩やかに登っていくと、山頂手前のピークに到着しました。(下写真)

水谷山手前のピーク(展望地)
水谷山手前のピーク(展望地)

  ここは東に尾根が派生していて、そちら側は展望地となっています。 隣の尾根には、「黒尾山」や「銚子ヶ口」が見えています。(下写真)

黒尾山方面(右奥に竜ヶ岳)
黒尾山方面(右奥に竜ヶ岳)

銚子ヶ口方面
銚子ヶ口方面

 また、霧氷に覆われた雨乞岳が白く見えていました。(下写真)

展望地から雨乞岳(右)、イブネ(中央)、水舟ノ頭(左)など
展望地から雨乞岳(右)、イブネ(中央)、水舟ノ頭(左)など

目の前に水谷岳(霧氷で白く)
目の前に水谷岳(霧氷で白く)

 展望を見たところで、近くに見える「水谷岳」に向かって一気に歩いていきました。(下写真)

水谷岳へ向う
水谷岳へ向う

 西からの風が強くなり、それに連れ霧氷も見られ始めました。(下写真)

霧氷の中を進む
霧氷の中を進む

  そして出発から2時間15分で三角点のある山頂に到着しました。(下写真)

水谷岳(カクレグラ)山頂
水谷岳(カクレグラ)山頂

 ここでも展望を見ていきますが、この先どうするか悩みます。(下写真)

雨乞岳アップ(手前はタイジョウ)
雨乞岳アップ(手前はタイジョウ)

イブネアップ
イブネアップ

 思ったよりも雪が多く、先程の展望地から「姫の滝」へと下る予定ですが、地形図では急斜面となっています。 また、姫が滝まで降りられたとしても、その先が安全に登れるかは未知数でした。
 予備案として「入道ヶ原」から「スモトリコバ」へと下るコースも考えていましたが、ここまで来て諦めるのも気が引けます。 途中まで降りて、無理そうなら引き返そうと、先程の展望地から適当に尾根を下っていきました。 すると、石の多い斜面となり、その下は平坦地となっていました。(下写真)

斜面を降ったところから振り返る
斜面を降ったところから振り返る

 雪で滑りやすいかと思っていましたが、思ったよりも斜面はしっかりしていて滑ることもありません。(下写真)

急な斜面を降りる
急な斜面を降りる

 その後も思ったよりも傾斜もゆるく、木々も多く安心して降りることが出来ました。 そして植林帯が見えてくると、そこにあるであろう作業道を期待して突っ込んでいきました。(下写真)

樹林帯に突入(幼木が多く)
樹林帯に突入(幼木が多く)

 鹿と思われる獣道を遭って降りていくと、広い作業道に出合います。(下写真)

作業道と獣道を辿る
作業道と獣道を辿る

 これらも利用しながら、複雑な尾根を辿っていくと、明確な道となり最後は伐採地手前に降りていきました。(下写真)

植林との境を進む
植林との境を進む

下から沢の水音
下から沢の水音

 このまま下に降りると谷底なので、途中から左の姫が滝へと向います。(下写真)

鹿と思われる跡を辿る
鹿と思われる跡を辿る

 斜面をトラバースして移動していると、谷側が開け滝の姿がよく見える展望地に到着しました。(下写真)

展望地から姫が滝
展望地から姫が滝

 水量も多く勢い良いのよい姫が滝を暫く見ていきます。(下写真)

展望地からの眺め(中央に滝)
展望地からの眺め(中央に滝)

 谷に降りようと斜面を降りていくと、明らかに人のものと思われる良い道に出合いました。(下写真)

昔の参道か?
昔の参道か?

 このまま谷沿いをトラバースし、駐車地へと戻ることが出来るのかも知れませんが、予定通り沢まで降りて対岸の斜面に取り付くことにします。(下写真)

沢に降りる
沢に降りる

 ここで姫が滝の右斜面が崖となっていることに気が付きます・・・。 それでも少し右側を見ると植林されていて、それが丈夫まで続いています。 意を決して飛び石で対岸へ渡ると、姫が滝の右の尾根に取り付きました。(下写真)

対岸に移る
対岸に移る

 右手の植林の方へ移動し、ここも獣道を頼りに急斜面を登っていきました。(下写真)

斜面を登る
斜面を登る

獣道もあり問題なし
獣道もあり問題なし

 次第に傾斜が増しますが、手掛かりも多く斜面の状態も問題ありません。(下写真)

急斜面だが灌木を手掛かりに登る
急斜面だが灌木を手掛かりに登る

 上部の岩場は迂回しながら何とか尾根筋に到着します。(下写真)

尾根沿いに
尾根沿いに

 尾根には明確な踏み跡が続いていて、左の滝方面へと続いています。 そちらに10mほど進むと、崖の末端となり何かが祀られていても不思議ではありません。(下写真)

尾根の先端に
尾根の先端に

 塔ノ尾と書かれて手製の標識が掛けられており、昔は姫が滝を見ることが出来たのかも知れません。(下写真)

塔ノ尾
塔ノ尾

木々で滝は見えず
滝は見えず

 ここからは尾根を上に向かって行くことにします。 すぐに岩尾根となり、右から巻こうとしますが、それもままなりません。 仕方なく直登して越えていきました。(下写真)

岩尾根を登る
岩尾根を登る

 危険なところはここまでで、暫く進むとテープが現れ広い道となり踏み跡もハッキリとしてきました。(下写真)

途中からテープが現れ
途中からテープが現れ

明確な尾根を登る
明確な尾根を登る

 この辺りで12時となったので、風が弱い所で昼食休憩としていきました。 短めの昼食の後も、ひたすら尾根を登ります。 崩壊地があるてまえで、尾根を乗り継ぐところがありますが、ここは作ったかのような道が続いており、迷いようもありません。(下写真)

複雑な地形に(道はハッキリと)
複雑な地形に(道はハッキリと)

陽射しが注ぐ
陽射しが注ぐ

 そして右手に崩壊地を見たところで、尾根から離れ左下の石の多い緩斜面へと移ります。(下写真)

右は崩壊地
右は崩壊地

尾根の左から登る
尾根の左から登る

 この辺りがハチノス谷の上部に当たるのかもしれません。 広い谷を、前方の植林帯へ向けて登っていきます。(下写真)

左にトラバース
左にトラバース

 植林帯へ入ると、右に先程の尾根の続きが見えてきます。 そちらにジリジリと近づき、途中からはつづら折れに登っていきました。(下写真)

再度尾根と合流
再度尾根と合流

 尾根の先が明るく見えてくると、水舟ノ池に到着しました。(下写真)

右前方が明るくなる
右前方が明るくなる

 水舟ノ池は、この日の冷え込みで凍っていました。(下写真)

凍る水舟ノ池
凍る水舟ノ池

青空が望む
青空が望む

 池を見たところで、登山道を歩き大峠へと登っていきました。(下写真)

大峠へ
大峠へ

 大峠に到着すると、綿向山などがよく見えています。(下写真)

大峠からの眺め(左に綿向山)
大峠からの眺め(左に綿向山)

 ここからは何度も歩いたコースです。 「水舟の頭」へ登って、鈴鹿の山を眺めていきます。(下写真)

水舟の頭へ登る
水舟の頭へ登る

水谷岳(カクレグラ)
水谷岳(カクレグラ)

水舟ノ頭からパノラマ
水舟ノ頭からパノラマ

大峠ノ頭
大峠ノ頭

綿向山アップ
綿向山アップ

 その後は予定通り登山道を銚子ヶ口の西峰へと向います。(下写真)

水舟ノ頭を振り返る(霧氷)
水舟ノ頭を振り返る(霧氷)

 東峰で展望を眺めてから、黒尾山との分岐に差し掛かります。(下写真)

東側の展望
東側の展望

天狗堂(中央)や御池岳(右奥)など
天狗堂(中央)や御池岳(右奥)など

雪が深くなるがツボ足で問題なし
雪が深くなるがツボ足で問題なし

 このまま黒尾山へ向うか悩みますが、春にも歩いた南峰まで向うことにしました。 途中、この日はじめて登山者の足跡を見かけますが、周囲に人影はありません。
 南峰に到着すると、釈迦ヶ岳など東側を中心に景色を見ていきました。(下写真)

釈迦ヶ岳
釈迦ヶ岳

御在所岳
御在所岳

雨乞岳
雨乞岳

銚子ヶ口南峰からパノラマ
銚子ヶ口南峰からパノラマ

 先程の分岐に戻り黒尾山を目指すことにしますが、途中先程の登山者と思われる踏み跡とペットボトル(水)が落ちています。 落としたのだろうと拾い上げ、踏み跡を辿りながら分岐まで戻っていくと、途中で登山者の方を見かけペットボトルを渡します。

 そして分岐から北西尾根へと入ると、暫くは植林の尾根道を進んでいきます。(下写真)

黒尾山へ向う
黒尾山へ向う

藤原岳・御池岳方面
藤原岳・御池岳方面

暫く何も問題なく歩いていきますが、問題の崩壊地のキレット似到着しました。(下写真)

ここからガレ場に
ここからガレ場に

 それでも春に歩いたばかりなので、右斜面を巻きながら進みます。 このコースの核心部とも言える手掛かりのない斜面に到着しました。 ここは以前も慎重に通過しましたが、この日はうっすらと雪が積もり嫌らしい感じです。 意を決して進みますが、足元が崩れ滑り出しました。 必死に停止しようと踏ん張りますが土砂ごと滑っていき止まりません。 幸い腹ばいの状態で両手両足とも付いていたので、雪と土が溜まっていき数メートルほどで停止しました。(下写真)

滑り落ちる
滑り落ちる

 まずは状況確認で周囲を見渡します。 周りに手掛かりは無く、5mほど下は岩でその下は今以上の急斜面となっています。(下写真)

ここより下は岩場もある…
ここより下は岩場もある…

 これ以上滑落するわけにはいけないことを理解し、ゆっくりと右上の木を目指します。 一度滑りかけヒヤリとしますが、滑る原因となる雪と落ち葉を掘り起こし、一歩一歩足場を確保しながら登っていきました。(下写真)

滑落地点を確認
滑落地点を確認

 何とか近くの木まで辿り着き、そこを手掛かりに安全地帯へ復帰します。 ズボンと手袋は泥々ですが、目立った怪我もなくこの程度で済んだのは幸いでした。
 その後も何ヵ所か気を抜けない場所はありますが、それらを無事に通り抜け971mピークに到着しました。(下写真)

971m地点まで来れば一安心
971m地点まで来れば一安心

 そして黒尾山に到着すると、予定している西尾根へと進んでいきます。(下写真)

黒尾山山頂に到着
黒尾山山頂に到着

西尾根を進む
西尾根を進む

 植林の尾根道となり、両側は急斜面ですが足を滑らせても直ぐに止まるでしょう。 861mピークを越え、傾き始めた太陽を意識しながら黙々と進みました。(下写真)

861mピーク付近
861mピーク付近

陽が傾き
陽が傾き

 程なく巡視路分岐に到着しました。(下写真)

巡視路分岐(直進する)
巡視路分岐(直進する)

 予定している道はここで左に折れますが、日没と道(雪)の状態を考えて直進していきます。(下写真)

細尾根を慎重に
細尾根を慎重に

急斜面を下る
急斜面を下る

 暫くは急な下りとなり時間を掛けて進みますが、その先では傾斜も緩み鉄塔再度分岐に出合いました。(下写真)

こんなところにも鈴鹿10座のテープが
こんなところにも鈴鹿10座のテープが

巡視路分岐(左のR170へ)
巡視路分岐(左のR170へ)

 ここはどちらに向かっても大差無さそうですが、ガイドブックに良い尾根道と書かれていたのを思いだし左のR170へ向かいました。(下写真)

左下に鉄塔が見える
左下に鉄塔が見える

鉄塔から夕焼け
鉄塔から夕焼け

 鉄塔から夕日を眺め、尾根沿いにL171鉄塔へ進みます。(下写真)<\p>

次はL171鉄塔へ
次はL171鉄塔へ

 ここまで降りるとやっと雪がなくなり地面が見えてきました。 滑る心配が減り暗くなる前にと、ペースを上げて降りていきました。(下写真)

雪が少なくなりスリップの恐れがなくなる
雪が少なくなりスリップの恐れがなくなる

L171鉄塔からの展望(奥に御池岳)
L171鉄塔からの展望(奥に御池岳)

 L171鉄塔まで来ると後は車道に降りるだけです。 よく整備された巡視路を歩いて行くと、最後は右下から先ほどの分岐のコースと合流し、左斜面を降りていくと往来の激しい国道に出て来ました。(下写真)

巡視路を降りる
巡視路を降りる

ここで左のP方面へ
ここで左のP方面へ

傾斜が緩み車の音が
傾斜が緩み車の音が

尾根沿いに進む
尾根沿いに進む

右下に別の巡視路からの道(鉄橋)
右下に別の巡視路からの道(鉄橋)

ここで左の斜面へ
ここで左の斜面へ

車道出合
車道出合

 巡視路入口は数台おけそうな駐車余地もあり、ここから黒尾山への周回も面白そうです。(下写真)

巡視路入口(手前に駐車余地あり)
巡視路入口(手前に駐車余地あり)

 後は車道を20分ほど歩き、無事?に駐車地に到着しました。

今回の反省点は、
 何と言っても滑落した事でしょう。面倒でも失敗の許されない所では、ロープで安全確保し進みたいと思います。<\p>

 次回ですが、チェーンアイゼンと相性が悪いのか、また膝を痛めたので低山で軽めの山に向かう予定です。


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コメント 6

コメントの受付は締め切りました
テリー

滑落しても、大事に至らなくてよかったですね。
こういう、雪が積もった道は、私には、無理ですが、どこか、道がしっかりとした場所に、霧氷の写真を撮影に行きたいです。

by テリー (2016-12-22 19:11) 

nousagi

雪の表面と暗い植林が多く
自然林や霧氷の景色が飛び切り嬉しく感じますね。
滑落・・・滑りだすとなかなか止まらないですよね。
大きなケガがなくて良かったです。
でも膝が・・・(>_<)
お大事に!

by nousagi (2016-12-23 15:15) 

joyclimb

雨乞岳、綿向山、釈迦ヶ岳、御在所岳方面は積雪が多そうですね。
滑落で大事に至らなかったのは何よりです。
by joyclimb (2016-12-23 22:51) 

たそがれ高洋

ずるずる、はっきり意識しながら滑っていく。
なんとか持ちこたえ、無事で何よりですが。
御身を大事にしてください。
by たそがれ高洋 (2016-12-23 23:09) 

山子路爺

ご無事で何よりです。
一瞬ひやりとしたのではないでしょうか。
それでもパニックにならずに周囲の状況を確認出来るところはさすがですね。

by 山子路爺 (2016-12-24 19:36) 

おど

テリーさん、コメントありがとうございます。
 鈴鹿でも、整備された登山道であれば雪があっても安心して登れますね。 年末は無理ですが、年明けには雪山を存分に楽しみたいと思ってます。

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 上に登り思ったよりも雪が多くてびっくりしました。 滑落、滑らないのが一番という理由がわかりました。 滑り出すと止まりませんね・・・。 膝はまだ完治していませんが、早めに直して年明けにはどこか行きたいですね。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 曇りがちの天気でしたが、遠望は効いて白い山が見えたので良かったです。

たそがれ高洋さん、コメントありがとうございます。
 ズルズル滑り始めたらあっと言うまですが、その一瞬で色々考えていますね・・・。 無事に下山できましたが、反省の多い山行でした。

山子路爺さん、コメントありがとうございます。
 一瞬ヒヤリと言うか、ドキドキもので滑落後は焦らず暫く心を落ち着かせていました。 それでも下手に動くと再度滑落しそう(しました)だったので、慎重に行動しました・・・。

by おど (2016-12-27 13:29) 

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