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[登山] 奈良県 戒場山・額井岳・香醉山・貝ヶ平山・鳥見山 [登山]

 今回は、少し早めの花見ということで、奈良県の「額井岳(ぬかいだけ)」から「鳥見山(とみやま)」を縦走してきました。 朝の早い時間は雲が多めでしたが、昼が近づくに連れて晴れ間も望み、「鳥見山」付近からは日差しの中を気持ちよく歩くことが出来ました。

鳥見山公園展望台からパノラマ
展望台からパノラマ

奈良県
戒場山・額井岳・香醉山・貝ヶ平山・鳥見山
日付 2022年03月27日(日)
天気 曇り後晴れ
山域 宇陀山地
場所 奈良県宇陀市(うだし)榛原額井(はいばらぬかい)
距離 10.3km
累積標高 +1148 -1048m
時間
04時間05分
人数 単独
撮影枚数
0486枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0106枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B (香酔峠前後はC)
展望
(A:良い~E:なし)
C(展望は十八神社付近と鳥見山公園展望台のみ)
見どころ
十八神社、戒長寺、鳥見山公園、東海自然歩道
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
07:00 480m 0.0km 十八神社(いそはじんじゃ) 出発
07:30 (00:30)
592m
2.1km 戒長寺(戒場神社)
07:45 (00:15) 737.4m 2.6km 戒場山
08:30 (00:45) 812.3m 4.3km
額井岳(ぬかいだけ)(大和富士)
09:05 (00:35) 540m 6.0km 香酔峠(こうずいとうげ)
09:45 (00:40) 795m 6.9km 香酔山
10:00 (00:15) 812.7m 7.5km 貝ヶ平山(かいがひらやま) (5分休憩)
10:35 (00:35) 734.4m 9.0km 鳥見山(とみやま)
10:55 (00:20) 643m 10.1km 鳥見山公園展望台 (5分滞在)
11:05 (00:10) 588m 10.3km 鳥見山公園駐車場 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20220326_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/3KyHp39C7DQvJPWi9

 相変わらず忙しいので、今回も午前中には下山出来るコースで歩きます。 いくつかの候補から、そろそろ桜も咲き始めるだろうと、奈良県の低山に向かうことにしました。
 登山開始は「十八神社(いそはじんじゃ)」とし、自宅から2時間弱と見て4時半前に出発しました。 名阪国道を走り「針IC」で降りると、吉野方面へと南下して行きました。 いわゆる大和高原から榛原へと下るところにある「」が今回巡るコースの中間点となりますが、そこを越えて一気に標高を落としていきます。 下の信号のある交差点で、左へ折れると細い道となりました。 東海自然歩道の標識がある右の分岐に入ると、集落の中の道で標高を上げていきます。
 程なくして左上に神社の鳥居が見えてくると、そこが「十八神社」でした。 路肩に駐車余地があるので、ここに駐車し登山の前に参拝していきました。

十八神社へ
十八神社へ

十八神社の鳥居
十八神社の鳥居

十八神社由来
十八神社由来

お参りしていく
お参りしていく

奥に神殿
奥に神殿

 神社からは、既に標高は500m近くあるため南部の山々の展望が望めます。

山並み展望図
山並み展望図

朝は雲が多く
朝は雲が多く

 参拝後は車に戻り、登山の準備を整えたところで登山口のある「戒長寺」へと向かいました。

戒長寺へ向かう
戒長寺へ向かう

 「戒長寺」までは2kmほど東海自然歩道を歩きますが、途中に「山辺赤人の墓」や桜なども咲いており楽しめます。

この裏に山辺赤人の墓
この裏に山辺赤人の墓

この裏に山辺赤人の墓
この裏に山辺赤人の墓

早咲きの桜
早咲きの桜

 また、道から下は棚田となっており、南側の景色を眺めながら歩いていきました。

南に開け
南に開け

 分岐は3箇所ほどありますが、全て山腹を直進する方へと向かいますが、1箇所登山口があり、ここからでも両山を登っていけるようです。(通常の周回コース)

左に登山口
左に登山口

登山道を見る
登山道を見る

 程なくして三叉路に到着します。 ここで左に折れると「戒長寺」はすぐでした。

読めない…
読めない…

ここを入る
ここを入る

 右にトイレがあるのでここで用を足してから、長い階段を登っていきました。

参道を登る(右にトイレ)
参道を登る(右にトイレ)

階段を登る
階段を登る

 境内はあまり広くはありませんし、隣接する家屋は廃屋となっていました。

境内へ
境内へ

戒長寺の説明
戒長寺の説明

お葉つきイチョウ

お葉つきイチョウ

説明文
説明文

 本殿でお参りしていくと、右奥の神社を通って登山口へと向かいました。

本殿でお参り
本殿でお参り

右奥に戒場神社

右奥に戒場神社

 神社の右手から道路に出ると、そこに登山口があります。

登山口から入山
登山口から入山

 ここからが本格的な登山となりました。

植林を進む
植林を進む

 雨後で滑りやすい道ですが、踏み跡はしっかりとしており、一度折り返した先で稜線と合流しました。

折り返す
折り返す

ひと登りで稜線に到着
ひと登りで稜線に到着

 ここで左に折れガスの中を登っていくと、呆気なく「戒場山」の山頂に到着しました。

ガスの中を進む
ガスの中を進む

山頂へ
山頂へ

戒場山
戒場山

 山頂は、植林に覆われており三角点があるだけでした。 ここからは南西にある道へ降りていきます。

左へ折れて先へ進む
左へ折れて先へ進む

西へ降りていく
西へ降りていく

 特に急斜面なども無く降りていくと、右に折れて行きました。 地図で確認すると、すぐ下が崖マークとなっているので、それを回避しているようです。 暫く道なりに降りていくと、下が明るく見えてきて、鞍部に到着しました。

鞍部が見えてくる
鞍部が見えてくる

 十字路となっていて、左は先程通った東海自然歩道の登山口へ繋がっているのでしょう。 ここは直進し「額井岳」へと進みます。

額井岳へ
額井岳へ

 軽く登り返すと先程の尾根に乗り直し、除々に標高を上げていきます。

尾根に乗る
尾根に乗る

植林の中へ
植林の中へ

 尾根は複雑に入り組んでいますが、よく整備された道で迷うことはありません。

左へ
左へ

石の多い道
石の多い道

 山頂手前のピークへは急登となりますが、きのこ山なのか留山のテープがあちらこちらで見られました。 程なくして「電波反射板」が見えてくると、傾斜も弱まりピークに到着しました。

電波反射板
電波反射板

手前のピーク(サガヒラ山?)に到着
手前のピーク(サガヒラ山?)に到着

 ピークには「サガヒラ山」と山名版が付けられていますが、どこから取った名前なのでしょうか? ここからは一旦下りとなり20mほど降りていきます。

一旦下る
一旦下る

 すぐに登り返しとなりますが、ここが中々の急登でした…。

次第に傾斜が強く
次第に傾斜が強く

 足場が弱く滑りやすいので、スリップしないように一歩一歩確実に登っていきます。

日が差し込む
日が差し込む

 途中太陽の日も差し込んできますが、本格的な回復まではまだのようです。 そして「戒場山」から45分ほどで、「額井岳」の山頂に到着しました。

山頂が見えてくる
山頂が見えてくる

 山頂には雨乞いを祀っていると思われる祠がありますが、展望図がある割に木々に覆われ景色は望めませんでした。

山頂に東屋と祠
山頂に東屋と祠

東屋の横に三角点
東屋の横に三角点

左に香酔山と貝ヶ平山
左に香酔山と貝ヶ平山

展望図はあるが展望は無し
展望図はあるが展望は無し

 東屋があるのでここで小休止してから、西にある香酔峠へと下山します。

南西に下る
南西に下る

 降り始めは急斜面となりますが、足場はしっかりしているので問題はありません。

急斜面を下る
急斜面を下る

 程なくして傾斜が緩み左右の分岐と合流しました。

分岐に到着
分岐に到着

 ここで右(北)へ折れると、植林のトラバース道を進んでいきます。

ここを北(都祁)へ
ここを北(都祁)へ

右へトラバース
右へトラバース

 すこし登り返しとなりますが、5分ほどで分岐に到着しました。

分岐に到着(直進する)
分岐に到着(直進する)

 標識はありませんがそのまま直進し踏み跡を辿っていくと、ピークに到着します。

ピーク付近
ピーク付近

 ここを越えると左下にテープが現れ、その通りに踏み跡を進んでいきました。

南西の尾根を降りる
南西の尾根を降りる

 暫くすると右側が植林となり傾斜が緩んだところで、右に掘られた道があらわれました。

右手は植林
右手は植林

ここで右へ
ここで右へ

 ここで右下へ進むと、明確な踏み跡(作業道)を降りていきました。

作業道を降りる
作業道を降りる

 前方が明るく見えてくると、林道に出会いました。

林道出合
林道出合

 左には民家なども見えておりそちらへ降りると、朝通った「香酔峠」の国道と出会います。

ここから車道
ここから車道

国道に出る
国道に出る

 往来が多いので車に気をつけながら峠へ登りますが、その途中にある右のガードレールの間から尾根に取り付きました。

ここから尾根の末端に
ここから尾根の末端に

踏み跡を上へ
踏み跡を上へ

 踏み跡があるのでそこを無理やり登ると、その先にも縦横に作業道が付いていました。

つづら折れで登る
つづら折れで登る

ここにも作業道
ここにも作業道

 尾根筋の切り開きに合流すると少し笹が出てきますが、まだ大したことはありません。

尾根沿いに
尾根沿いに

笹が多くなり
笹が多くなり

 気持ち右に向かうと前方に鉄塔が見えてきました。

鉄塔出合
鉄塔出合

 ここが三角点ピークで、ここから巡視路や作業道が続いていました。

四等三角点
四等三角点

ここからは巡視路に
ここからは巡視路に

 程なくして巡視路分岐に到着します。

巡視路分岐

巡視路分岐

 ここを直進して尾根に取り付きますが、笹が多くなり覆いかぶさってきました。

笹が覆い被さり
笹が覆い被さり

 足元は切り開かれて歩くのに支障はありませんが、問題は朝方までの雨で濡れていることです。 雨具を持ってきてはいますが、履くのが面倒なのでストックで雨露を落としながら進んでいきました。
 途中で左に分岐がありますが、ここは無視して直登して東尾根に取り付きます。

東尾根に合流(左に)
東尾根に合流(左に)

 右手から細い踏み跡と合流すると、テープに従い岩の間を登っていきました。

テープを目印に進む
テープを目印に進む

岩の間を進む
岩の間を進む

 ここまでくれば山頂は間近です。 笹も無くなり切り開かれた道となると、「香酔山」の山頂に到着します。

明確な道に
明確な道に

樹林に覆われた香酔山
樹林に覆われた香酔山

 ここも展望はまったくないので、先へと進みました。 西へと続く踏み跡を辿っていきますが、下り斜面となると倒木などが行く手を遮ります。

西に踏み跡
西に踏み跡

鞍部に降りる
鞍部に降りる

 「貝ヶ平山」との鞍部に到着しますが、この当たりからの笹も勢いがありました。

登りに転じる
登りに転じる

 登り返しとなり、手前のピーク付近まで来ると胸の高さまで笹が生い茂ってきました。

50mほどの登り返し
50mほどの登り返し

笹が胸の高さに
笹が胸の高さに

 下半身はすっかり濡れていますが、ピークから先で正規?の登山道と合流します。

一般道?と合流(右が山頂方面)
一般道?と合流(右が山頂方面)

 ここで濡れた下半身の水滴を拭き取ると、右に折れ山頂へと登っていきました。

貝ヶ平山へ最後の登り
貝ヶ平山へ最後の登り

 笹は大したこと無くなり、程なくして石碑のある「貝ヶ平山」の山頂に到着しました。

貝ヶ平山
貝ヶ平山

三角点と八大龍王の石碑
三角点と八大龍王の石碑

 ここも展望はありませんが、木々の間から西側の様子が伺えます。

ここも展望はなし
ここも展望はなし

 少し前から雲が流れ本格的に日差しが出てきました。 暖かな日差しを浴びながら小休止してから山頂を後にし、最終目標となる「鳥見山」へと向かいました。

本格的に日が照り始める
本格的に日が照り始める

 先程の分岐を直進すると、植林の下りとなります。

先程の分岐から大きく下りに
先程の分岐から大きく下りに

 緩やかな尾根沿いを降りていくと、標識が見えてきて左右に分岐が現れます。

分岐(鳥見山へ)
分岐(鳥見山へ)

 ここは直進して行きますが、この辺りは二次林となっており木々の間から景色が見えていました。

西方面
西方面

開放的な尾根を進む
開放的な尾根を進む

 薄い笹の間を降りて行くと、樹林の中へ入っていきました。

樹林の中へ
樹林の中へ

 するとここからは広い道となり、遊歩道となっていました。

よい道に
よい道に

よい雰囲気の植林帯
よい雰囲気の植林帯

 気持ちの良い植林の中を歩いて行くと、「鳥見山」へと登っていきます。

ここから登りに
ここから登りに

 山頂付近は暗い植林帯の中で、どこでも歩けていけそうです。 道は右の鞍部へと登っており、そのまま進むと急斜面などは無く呆気なく山頂に到着しました。

右手へ
右手へ

山頂(左)へ
山頂(左)へ

鳥見山
鳥見山

 山頂は植林に覆われ、日差しも届きません…。 休憩もそこそこに、南の公園に向かって下山を開始します。

下山を開始(南へ)
下山を開始(南へ)

 すぐ下には林道も通っているようですが、西に降りているようなので利用は出来ません。 遊歩道を降りていくと右手が明るく見えてきて、公園の上部に到着したようです。

一気に下山
一気に下山

右に広場
右に広場

 右の切り開きへ向かうと、展望を眺めながら大きく蛇行しながら降りていきました。

公園を歩く
公園を歩く

金剛山
金剛山

左に音羽三山と右に金剛山
左に音羽三山と右に金剛山

下に榛原市街地
下に榛原市街地

伊那佐山
伊那佐山

下へ
下へ

 すぐ下の樹林の中に池が見えていますが、ここは本来のコースに復帰すべく東へ向かいます。 すると東海自然歩道の標識が現れ、当初予定の「青龍寺」へと降りる分岐がありました。

東海自然歩道に合流
東海自然歩道に合流

 分岐の標識(上写真)を見ると「展望台」と書かれていたので、東へ向かうと公園散策の人などのいる展望台に到着します。 ここからは「音羽三山」をはじめに「室生」方面の山々が望めました。

展望台からパノラマ
展望台からパノラマ

音羽三山アップ
音羽三山アップ

南方面
南方面

高峰山・三郎山方面
高峰山・三郎山方面

 また展望台の下部まで降りると、左に先程登った「額井岳」と「戒場山」が端正な姿で見えていました。

左に額井岳
左に額井岳

額井岳と戒場山(右)
額井岳と戒場山(右)

 今回は同乗者と来ているので、公園の駐車場で待ち合わせています。 先程の分岐を下に向かって降りていくと、3分ほどで無事に駐車場に到着しました。

駐車場へ
駐車場へ

桜は咲き初め
桜は咲き初め

東海自然歩道案内図
東海自然歩道案内図

よい天気に
よい天気に

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 先週末に「鈴鹿」の山に登ってきたので、その時の様子を掲載します。


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