[登山] 伊吹山 笹又コース [登山]
今回も予定通り「伊吹山」へ登って来ました。 伊吹山ドライブウェイが、通行止めとなっているのを利用して、さざれ石公園から笹又コースで登り、上部でドライブウェイを一部歩き山頂へ行きました。
登り始めから、色々な花が咲いており山頂ではガスで展望は望めませんでしたが、満足できる登山となりました。
日付 | 2011年7月29日(金) | |
天気 | 曇り、山頂は霧 | |
場所 | 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日川合 | |
距離 | 12.7Km | |
累積標高 | +1055m -1055m | |
時間 | 4時間30分 | |
人数 | 1名 | |
撮影枚数 | 349枚+0枚(NEX-5) | |
登山難度 (A:安易~E:高度) | A(ドライブウェイ通行不可) | |
概略 | 天気はあまり良くなかったが、山麓 から花が沢山見られた。 また、山頂はガスで展望は得られ なかったが、お花畑の周回コース をゆっくりと歩き、充実した登山と なる。 | |
行程・標高・時刻(赤字はGPSの実測) | ||
07:55 | 428m | さざれ石公園 出発 |
09:30 (01:35) | 1116m | ドライブウェイ出合 |
09:50 (00:20) | 1238m | 伊吹山 山頂駐車場 |
10:27 (00:37) | 1377.3m | 伊吹山頂上 休憩 |
10:30 (00:03) | 1377.3m | 伊吹山頂上 出発 |
11:05 (00:35) | 1238m | 伊吹山 山頂駐車場 |
11:20 (00:15) | 1116m | ドライブウェイ出合 |
12:25 (01:05) | 428m | さざれ石公園 到着 |
ルートラボ
軽めの登山となるため、自宅を6時過ぎに出発します。 途中までは、以前も通ったことのある「国見峠」へ向かうことになり、揖斐川(いびがわ)沿いの道を走ります。
県道32号線へ入ると春日(かすが)へと向かい、奥へ進みます途中からダンプカー二台が土砂を運んでいる後ろをついて行きますが、狭い道も多いためすれ違いが大変でした。
春日で県道257号線へ左折しますが、ダンプカーも同じコースを進んで行きました。 しばらくして、道路整備中の工事現場へ到着するとダンプカーはここまでで、走りやすい道を「さざれ石公園」まで進んでいきました。
さざれ石公園に到着すると、木陰に駐車して出発の準備をします。 駐車地にはトイレがあるため、用を足してから出発しました。 ヒグラシの五月蝿いぐらいの鳴き声の中、まずはさざれ石のある場所へ階段を登って行きました。(下写真)
木の階段を登って行くと、直ぐに「さざれ石」のある公園に到着しました。(下写真)
さざれ石公園の壁画(帰路撮影)
初めて見るさざれ石を眺めてから、その横にある登山道を登っていきます。(下写真)
薄暗い樹林を登っていきますが、すぐに道路と並行して、その先に休憩所が見えてきます。(休憩所から登山道へ復帰するのは、坂を降りないと行けないので、手前で道路に出たほうが良いです) 舗装された道路を歩くと、また登山道の標識があるので、草むらを歩いて行きました。(下写真)
その後も、道路沿いの道を上部へ歩いて行きます。 途中に何箇所か水場があるので、帰りに寄ることにします。 所々で車道を歩きますが、そこからは上部のドライブウェイが見えていました。 また、車道の終点付近に広い駐車スペースがあり、あとで分かりましたが、さざれ石公園手前の道を、ここまで車で来られるようです。(下写真)
畑の間を歩く道となると、色々な草花が見られるようになります。
畑も途中までとなり、気持ちの良い登山道を進んでいくと、徐々に傾斜が強まって来て、つづら折れに登る道となりました。 ここからは色々な草花が見られる道となり、足の歩みも遅くなります。(ヘビイチゴ、ウツボグサ、ナデシコなど) そして最後の急斜面を登る、苔むした石灰質の滑りやすい石が多い登山道を進んでいくと、周囲が開けてきて前方にドライブウェイが間近に見えてきました。(下写真)
道が二手に分かれていますが、そのままドライブウェイへ直登する岩の多い道を歩いて行きます。 すると、車道へと出ますがトラックの往来があるため、一旦戻りドライブウェイ下をトラバースする道へと向かいます。
トラバース道には、これまた色々な花が咲いており、シモツケソウやシシウドそれにアザミなどが多く見られました。 また、ここからの景観は良く、前回来たときに通った北尾根や、伊吹山の脇には琵琶湖などが望めました。(下写真)
静馬ヶ原との鞍部を経て、ドライブウェイへ登りつめると後は車道を通って山頂駐車場へと歩いて行きます。 しかし、土砂崩れの工事のためか、上部から土をパワーシャベルでダンプカーへと詰めて、現場へ持っていっているようで、ダンプカーが走るドライブウェイを歩くことになります。
本来であれば、ドライブウェイの通行は禁止されているので、今回も問題が無いわけでは有りませんが、土砂で通行自体不可能になっていると思っていたので、車が通っているのは想定外でした。
ダンプはひっきりなしに行き来しますが、その合間を縫って足早で歩いて行きます。(下写真)
ドライブウェイを20分ほど歩いて行くと、前方に広い山頂駐車場が見えてきました。 当然ながら、車は一台も止まっておらず、人もいないため閑散としています。(下写真)
今までは、すぐ左手にある入り口(中央遊歩道)から入っ行きますが、今回はお花見のために奥まで進み、西遊歩道を歩いて行きます。(下写真)
この先はまさにお花畑となっており、まだ最盛期には若干早いようでしたが、十分見ごたえのある状態でした。(下写真)
しかし、歩くうちに下からガスが発生して次第に視界が悪くなってきました。 気がつくと、花を見るのに夢中となる間に濃い霧となっていました。 そして西遊歩道をコースタイム(40分)通りに廻り終えると山頂付近へ到着しました。(下写真)
山頂には、霧でよく見えませんでしたが、10名ぐらいは登山者がいるようです。 ここまで、写真撮影以外は休憩していないので、行動食替わりに持ってきたモモ入りのゼリー(笑)を、ベンチに座って食べていきます。 しかし、じっとしていると、寒いぐらいの気温と天候です。 食べ終わった所で、山頂標識を経由して東遊歩道へと歩いて行きました。(下写真)
東遊歩道は以前にも通ったことがありますが、西と比べて植生が違うため、別の形相を見ることが出来ました。(下写真)
東遊歩道のお花畑(ピンク色はシモツケソウ、白はシシウド、黄色はメタカラコウ)
この辺りを周回中に、霧状の雨が降ってきましたが、それほど濡れるわけではなく逆に涼しくて気持ちが良いため、そのまま歩いて行きます。 しかし、遊歩道には大きな石が多く雨で滑りやすくなっていたので、注意して歩いて行きました。 疎林帯を通過していくと、一部で茂みが濃くなりますが、すぐに中央遊歩道の入り口が見えてきました。
ここにも、3名の登山者がいましたが、それ以外の遊歩道上では誰とも遭わず、ゆっくりとお花を楽しむことが出来ました。
まだ、水はたっぷり残っていましたが、ここにある自動販売機で炭酸ジュースを買って飲んでいきます。(笑) しかし、山頂駐車場も濃いガスでおおわれており、この先のダンプが通る道が不安ではあります・・・。(下写真)
案の定、ライトを付けたダンプは何とか分かりますが、消したダンプは音だけで直前まで見ることが出来ません。 ここも道路の端を通り足早に登山道へと向かいました。
登山道へ合流すると、時間があればよろうと思っていた静馬ヶ原はやめとして、下山を開始しました。
行きと同様、トラバース道を進み、急斜面を注意しながら降りていきますが、登りよりも下りの方が慎重に行くため時間がかかりました。(一部で滑って滑落しそうになりました・・・)
予定よりも早く下山しているため、ここは速度を落として降りていきます。 その途中、ガス(雲)の下へ出て下の駐車場が見えてきました。(下写真)
畑が近づいてくると傾斜が緩み、ようやくいつもの調子で降りていけるようになりました。(下写真)
行きに予定していた水場で顔を洗うと、そのままさざれ石公園へと下り、短い登山でしたが無事に戻ることが出来ました。
帰路、春日(かすが)モリモリ村(http://www.ginet.or.jp/morimori/)へ寄り、昼食を食べて帰って行きました。(薬草風呂には入りませんでした)
花の一覧(?の名前や間違い・重複などコメントでご指摘頂けると幸いです) ※クリックで拡大
※2011.08.01 判明した花の名前を記入
今回の反省点は、
・特にありませんでした。
反省ではありませんが、ガイドブックや地図どちらも登り1時間40分、下り1時間で書かれていますが、このタイムは結構シビアですね・・・。(もしくは、本当は上の駐車場からの時間か? 見た目より、標高差は結構ありますから。)
次回ですが、8月2~4日まで休みなのですが、今のところ天候が思わしくないので日帰りか、一泊で北アルプスか南アルプスへ登ろうかと考えていますが、決まるのは直前まで難しそうです。
一日遅れの今日、行って来ました。雨に降られたり、ずっと濃いガスでした。土砂運搬のトラックが頻繁に通り、これは本当に恐かったです。
今日の山行はもちろん、おどさんのパクリでしかも手抜きしました。
by たそがれ高洋 (2011-07-30 21:38)
1回しか行ったことがありません
この山は花が素敵ですよね
こんど一度下から登ってみたいと思っています
いつも高速道路から見ています^^
by ひろたん (2011-07-30 23:00)
伊吹山は花の宝庫ですね。!(^^)! 大昔、(笑)よく眺めていたのに、こんな素晴らしい花々が咲いているとは。 (@_@;)
今は遠い彼方で、なかなかいけません。 やはりドライブウェイになりそうです。 (笑)
by Jetstream777 (2011-07-30 23:08)
とても素敵な花の山ですね~♪
今回の一番の不安材料は行きかうダンプでしたでしょうか。
もしダンプと接触して怪我した場合、山岳保険適用されるのかなぁ。。
とふと思いました。
お花は自信のある?1で、ツユクサ ^^
by よしころん (2011-07-31 07:29)
それにしてもいつも大分歩きますね。
よく熊と出会わないですね。爺は6回出会ってます。
by 旅爺さん (2011-07-31 09:00)
さすがに花の山ですね。
特にメタカラコウの群生。お見事!
似たような花もたくさんあるので
しっかり覚えてないと特定するのに迷いますね。
私は、特徴のある葉っぱの5番で。
カタバミですね。
by nousagi (2011-07-31 09:49)
伊吹山は花の名山と聞いていましたが、その通りのようですね
昼頃の下山なんて珍しいのでは・・・
花の名前ですが1ーツユクサ、2-ヤブジラミ、3-ニガナかな?
4-ダイコンソウ?、5-カタバミ、6-メタカラコウ、7-クサフジ、8-エゾフウロ、10-ヒヨクソウ、11-キヌタソウ、12--サラシナショウマの蕾、13-ヒメフウロ、14-クルマバナ、15,16はもう少し調べてみます 17-オトギリソウ、18-コウゾウリナだと思いますが間違っていたら(^.^)ご(-.-)め(__)ん(-。-)ね(^.^)
by g_g (2011-07-31 10:55)
こんにちは。
確かに、この距離と標高差ならおどさんは欲求不満になりそうですね。
前回(2010年4月)は近江長岡駅からピストンしましたが、どうせなら次回は雪山シーズンに登ってみたいと思います。その際はお声を掛けさせていただきますので、是非よろしくお願いします。
by makiwarikun (2011-07-31 12:01)
そういえば、私の前回の記事の最後に追記しましたが、私が山頂到着前に撮った写真の先頭に、おどさんが小さく写っていましたよ。お顔は判別不能ですので、ネコちゃんの写真にはしていません。
by makiwarikun (2011-07-31 12:04)
ここも花の山ですね。
?1はツユクサですよね。平地でもよく見かけます。
通行止めの期間は道路工事のための車両が走っている、考えてみれば当然ですね。ガスの中、ご無事で何よりでした。
by tochimochi (2011-07-31 18:23)
天気が悪いと 逆にお花畑は幻想的な風景になって
また それもよいですよね。
by スナフキンの子 (2011-07-31 19:43)
お疲れさまでした。それにしてもよく歩かれてますね羨ましい。
よく思うのですが、ひぐらしって 朝も鳴いてるんですね。なんか、
名前の通り夕暮れになくイメージが強いので調子が狂ってしまいます。
by ken_trekking (2011-07-31 21:34)
たそがれ高洋さん、コメントありがとうございます。
パクリなんて気にしてませんよ。 っていうか、それぞれの人が行きたい山に行けば良いのですからね。 山所有しているわけでも無いですし。(笑)
しかし、何気なく決めている山ですが、事前に気象情報と道路の込み具合、林道などの状態から総合的に決めているので、参考にして別の日に行くとあまり恵まれた状態とはならないと思います。(苦笑)
ひろたんさん、コメントありがとうございます。
下から登っても、三合目あたりから花がお迎えしてくれるところなので、楽しめると思います。 但し、夏場は灼熱地獄に注意ですね。(笑) 今回のコースは、中盤が樹林帯ですが、普段ドライブウェイを通れないのがネックですね。
Jetstream777さん、コメントありがとうございます。
関東地方からだと遠いですからねぇ。 100名山だけあって、全国から訪れる人はいるのでしょうが、あまりパットしない山なので、名古屋観光のついででしょうか・・・。
よしころんさん、コメントありがとうございます。
ダンプは恐ろしいですね。 山岳保険は当然降りないでしょうね。(普通に生命保険がおりるのでは?)
旅爺さん、コメントありがとうございます。
クマですが、そんなに遭うほどの頭数はいないと思いますよ。 特に、伊吹山は迷い込まない限り、人が多すぎて通常は近づかないでしょうね。
nousagiさん、コメントありがとうございます。
どんな花でも、群生は見事ですからね。 花は似たような花が多いですね。 特に伊吹山は、変種(イブキの名前がつくもの)も多いので素人には難しすぎます・・・。
g_gさん、コメントありがとうございます。
沢山の花の同定、ありがとうございます。 確認でき次第、反映させます。 今回、下山が早いのはこのコースではしょうがありませんね。 でも、12Kmは歩いているので、普通から考えると長いほうなのでしょうかね。(笑) 天気がよかったら、国見岳まで向かったと思いますが。
by おど (2011-07-31 22:12)
makiwarikunさん、コメントありがとうございます。
冬の伊吹山、毎年雪の時期にその年の練習用に登っているので、ご一緒しますよ。(1月中旬から下旬がベストでしょうか) 10本歯以上のアイゼンとピッケルが必須ですね。(笑) 乗鞍岳の写真、確認しました。 確かに渡しですね。(笑) カメラを確認しているところですね。 しかし、この距離でmakiwarikunに気がつかなかったとは、ラケットが目に入らなかったのかも・・・。
tochimochiさん、コメントありがとうございます。
ダンプが通っていたのが、土砂崩れのあった所より上部だったので予想外でしたよ。 まさか、上部から土砂を採取して下に持って言ってるとは想像出来ませんでした・・・。
スナフキンの子さん、コメントありがとうございます。
晴れてはっきりみえれば、シモツケソウのピンクが山頂一面に広がって綺麗でしょうがね。 霧も限度というものがあるので、今回は少し深すぎましたよ・・・。(下手すると下山方向すら分からなくなるかと)
ken_trekkingさん、コメントありがとうございます。
今回は、距離は少なめでしたね。 ヒグラシは、朝と夕方鳴くので日暮しなのでしょうね。(日が薄暗いという意味でしょうか?)
by おど (2011-07-31 22:29)
可愛い子の宝庫ですね^^
ワタシは今日可愛い子に逢いに行ったのですが・・・。
ガスってて、雨で・・・・ちょっと散々でした。
by achami (2011-07-31 23:13)
この時期、伊吹山はやはり花が多いですね。
花の写真集、とても素晴らしいです!
ガスの中から現れるトラック、これはとても怖いですね。
by joyclimb (2011-07-31 23:39)
achamiさん、コメントありがとうございます。
ガスっていても、花は間近で見られるのでまだいいですね。 露に濡れた花は綺麗ですし。
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
ドライブウェイの会社には気の毒ですが、登山をやる人からすると、いい時期に山頂が空いて、綺麗な花々を独占できました。
普段でも、トラックは林道などですれ違う際も危ないですからね。
by おど (2011-08-01 20:52)
伊吹山、ホントにいいですねぇ。
僕が行くには小旅行の1コマとして組まなくてはいけないので、気軽に行けず残念です。
天気は残念だったようですが、その分高山植物に目がいって、十分楽しめますよね^^
花が多い山はいいですね~♪
by fukusuke (2011-08-02 12:22)
fukusukeさん、コメントありがとうございます。
遠くからでは登山口までが大変ですからねぇ。 天候は以前登った時に十分景色を眺めているので、それほど残念とは思っていませんよ。(よいに越したことありませんが)
by おど (2011-08-02 13:13)
伊吹山も登山道が幾つかあるのですね。わたくし我の簿ttのは確か5月。
でも遮る物が何もなく、ものすごく暑い思いをした思い出が。
お花も色々あって楽しめましたね。
by mimimomo (2011-08-02 13:34)
mimimomoさん、コメントありがとうございます。
伊吹山の登山道は、3方向からありますね。 西斜面は石灰岩の採石場があるので、そちらからは基本的に登れませんよ。
この山の南斜面のコースは、途中から木が全くなくなるので、炎天下の中を歩く事になりますねぇ。
by おど (2011-08-03 10:47)
わたしが歩いた道は南斜面のようでした、8月の炎天下死にそうでした
頂上にはスカート、ハイヘールの方もおり、ぎゃふんとしました、
かき氷が忘れられません、桃入りぜりー可愛いこと(笑)
by ももこ (2011-08-13 16:44)
ももこさん、コメントありがとうございます。
南斜面のコースは、夏場は辛いでしょうね。 特に、ここ最近の気温では伊吹山程度の標高だととんでもないことになりそうです・・・。
ドライブウェイが開通している時に、下から登るとガックリきますね。
by おど (2011-08-13 19:06)