[登山] 静岡県寸又峡 朝日岳登山 [登山]
今回ですが、予定通り静岡県の寸又峡にある「朝日岳」へ登って来ました。 しかし、もろもろの事情で登山開始が遅くなった上に、天候もあまりよくなかったため、結局ノーマルコースのピストンとなりました。(この時期は花粉症の影響で、鼻がつまり距離はあまり伸ばせそうもありません。 苦笑)
この辺りは、南アルプスの深南部と呼ばれていることもあり、植林は多めですが奥深い山の雰囲気を楽しめました。
日付 | 2012年3月25日(日) | ||
天気 | 曇時々晴れ、終日雪が舞う | ||
場所 | 静岡県榛原郡川根本町千頭 | ||
距離 | 15.8Km | ||
累積標高 | +1748m -1748m | ||
時間 | 7時間45分 | ||
人数 | 2名 | ||
撮影枚数 | 196枚+0枚(NEX-5) | ||
登山難度 (A:安易~E:高度) | B(一部足場が悪い箇所あり、標高差中) | ||
概略 | 朝から雪が舞う中の登山となる。 登山口へ の道を間違え、夢の吊橋方面へと向かい、距 離が増えるが、丁度よい時間と距離になった。 ガイドブックには急登とあるが、思ったほどの 傾斜では無く、登山道も整備されているので問 題とはならない。 頂上からの展望はなく、一部伐採された所か ら富士山が見えるはずだがこの日は見えず。 | ||
予定行程・標高・距離・時刻(赤字は地図から) | |||
07:30 | 523m | 0.0Km | 寸又峡温泉駐車場 出発 |
08:00 (00:30) | 470m | 2.0Km | 夢の吊橋 |
08:45 (00:45) | 510m | 5.1Km | 車道ゲート分岐 |
09:00 (00:15) | 420m | 5.8Km | 猿並橋 |
09:15 (00:15) | 565m | 6.2Km | 朝日岳登山口 |
10:40 (01:40) | 1232m | 7.9Km | 合地ボツ |
11:50 (01:10) | 1827m | 10.0Km | 朝日岳 昼食休憩 |
12:45 (00:55) | 1827m | 10.2Km | 朝日岳 出発 |
13:35 (00:50) | 1232m | 12.3Km | 合地ボツ |
14:35 (01:00) | 565m | 14.0Km | 朝日岳登山口 |
15:15 (00:40) | 523m | 15.8Km | 寸又峡温泉駐車場 到着 |
※今回いきなりの道迷いのため、歩行距離は通常のコースより長めです。(+4.5Km)
ルートラボ
去年12月に、接阻峡から「七ツ峰」と「天狗石山」へ上りましたが、今回はその近くにある寸又峡温泉から「朝日岳」へ登ります。 7時の出発に間に合うように、出発しますがこの時点で20分ほど遅れてしまいました。
天竜川沿いに北上し千頭(せんず)で前回接阻峡へと向かった分岐を左へ進みます。 細い道を標高を上げながら奥へと進み、山を一つ越えると寸又峡が見えてきました。
この後、一気に標高を落とすと寸又峡温泉へ無事到着しました。 ヘリポートもある広い駐車場(第1駐車場)は通過し、南アルプス山岳図書館と観光案内所に併設する駐車場(第2駐車場)に停車しました。 駐車場に到着時から、パラパラと雪が降り始め次第に勢いを増していきます・・・。(下写真)
駐車場にあるトイレに寄ってから出発をしました。 駐車場脇に「機関車」と標識があり古い小さな列車が置かれています。(下写真)
ここからは温泉街を歩いて行きます。 すぐに分岐となるので、沢口山の登山口を確認するため左へと入って行きました。 すると奥に沢口山登山道の標識が立っていました。(下写真)
今回は出発が遅くなったので、登れないなと思いながらも一応登山口を確認して行きます。 更に土産物屋の間などを歩いて行くと、寸又峡温泉周辺案内があるのでよく見ていきます。(下写真)
しかし、この分かりづらいマップを見たのが間違いでした。 吊り橋を渡りその先の右側が登山口ということは知っていたので、ここに書かれている「夢の吊橋」へ向かうことにしました。
近くにある分岐に差し掛かり、そこに書かれている「夢の吊橋」の標識にしたがって「左」へと向かいました。 すぐに車道ゲートで車は先へ入れなくなりますが、丁度監視用の車両が通りかかったのでそちらに意識が向いています。
ゲートを通り抜けて道を進んでいくとトンネルへと差し掛かります。 トンネル?と疑問が湧き上がりますが、同行者が先ほどのマップに書かれているというのでそこをくぐり抜けて「夢の吊橋」へ向かう階段へと差し掛かりました。(下写真)
階段を降りていくと下に吊橋が見えてきました。 吊橋の手前に到着すると、これが「夢の吊橋」の様です。(下写真)
久しぶりの吊り橋を渡っていきますが、風も強く横に揺れるのでこわごわ歩いて行きました。(苦笑)
渡り終えると、上部の展望台まで300段以上の階段があります。 階段を一気に登り展望台の近くまで来ますが、展望台へは寄らずに左方向の「飛竜橋」へ向かって歩いて行きます。
川沿いに眺めを見ながら歩いて行くと程なく「飛竜橋」へ到着しますが、この左手に登山口があると思っていたので、そちらを見ると「前黒法師岳登山道案内」の標識が立っています。 また、通行止めとなっておりそちらにも「前黒法師岳方面の登山は可能です」と書いてあります・・・。 ???となりながら、ここで初めて地図を確認して行きました。
地図を見ると、奥へ来すぎていることが判明しました。 途中のゲートで「左」ではなく「右」の公園方面に向かわないと行けなかったようです・・・。 ここまで距離にして2.5Km、時間にして50分ほどは経ってしまいました。
ここまで来てしまったものは仕方が無いので、飛竜橋を渡って最短距離で戻っていきました。 戻る途中、この時間になって観光客が「夢の吊橋」に向かって歩いてきます。 先ほどのゲート先の分岐に到着して、再度標識を見るとシッカリと「朝日岳登山口」の標識も立っています。(下写真)
ここは「夢の吊橋」と「前黒法師岳登山口」を確認出来たとプラス志向で考えることにして、朝日岳へと向かいます。 公園の間を抜けて、先の分岐を右へ降りていくと大木が立ち並ぶ中を歩いて行きました。
その先に「ふれあい橋」と書かれた小さな橋があるので渡っていきます。 そして、その先の下り途中の左手に「猿並橋」へ向かう階段がありました。(下写真)
階段を降りていくと「猿並橋(さんのみ橋)」と書かれた吊り橋がありました。 しかし、ここまで規模が違うにしろ、先程間違えた道と行程が似ています・・・。(下写真)
ここの橋も先ほどの「夢の吊橋」同様立派な橋となっていますが、名前で損をしているようです。 橋を渡り切ると「ここから先は登山道です」の標識があり、実際本格的な登山道となっていました。(下写真)
この上にある林道まで登って行きますが、同行者はすでに疲れが出ているようです・・・。(下写真)
15分ほど登ると林道と出合います。 しかし、この林道右側(東)が通行止めとなっており、その先にあるガードレールは落石のせいか無残に曲がっています。(朝日トンネル方面への近道なのですが・・・)
左に少し行くと朝日岳登山道の標識と右手の斜面に登山口がありました。(下写真)
ここからは先程の登山道案内にも載っていましたが、やせ尾根が続きます。 といっても、それほど緊張感のある尾根ではなく、岩や木の根が多いのですが両側の傾斜はそれほどではありません。 (下写真)
30mほど続く尾根を通過すると、ガイドブックに載っていた急登の始まりとなります。 しかし、ここも急登と言う割には、よく整備された道をつづら折れで登っていくので、それほど大変ではありません。(下写真)
次第に標高を上げて行くと、先程間違えて巡った大間ダムや夢の架橋が見えてきました。 その右手に連なる奥には「大無間山」もあるはずですが、残念ながら霞んで見えません。(下写真)
尾根を右へ左へと蛇行しながら登りは続きますが、主尾根合流点手前まで来るとザレた固定ロープのある所へ到着しました。 ここは脆い土と落ち葉が足場を悪くしています。 滑らないようにロープを掴みながら斜面をトラバースして主尾根へと登っていきます。(下写真)
そして標識のある主尾根に到着しました。 ここまで同行者と一緒に登って来ましたが、少し時間が掛かり過ぎているようです。(下写真)
主尾根からは、自然林が立ち並ぶ緩やかな道を「合地ボツ」と呼ばれる所まで登っていきます。(下写真)
先程までは、眺めはほとんどありませんでしたが、この辺りからは樹林越しに目指す山頂や回りの山々が見えてきました。(下写真)
次第に傾斜が増して来ると、左斜面を一旦下り合地ボツへと向かうトラバース道が始まりました。(下写真)
この辺りから、それほど危険箇所も無いだろうと、同行者より先行して歩いて行きました。 ガレ場を通過して少し登り返すと「合地ボツ」へ到着しました。(下写真)
合地ボツには、写真にも写っているように誰かを偲ぶ墓標の様なものが置かれています。 ”ボツ”と言うのは”没”の事なのでしょうか?
合地ボツを通過すると、広い尾根道となり植林の間を登っていきます。(下写真)
この辺りから、朝から降っているザラメ状の雪が降り積もって道を白くしています。 それ以前にも気がついてはいましたが、その上に2人ほどの登山者と思われる足跡が付いているのが確認出来ました。
尾根を登って行くと、途中に「展望所」と書かれた標識が2ヶ所あり、それぞれ樹木が伐採されており、南アルプス方面と山頂方面の展望が開けていました。 しかし、相変わらず雲が多く雪が降り続いているため、遠望は利きませんでした。(下写真)
さらに尾根を登って行くと、上から登山者が一名降りてきました。 こちらの登りはじめは、温泉地を8時半頃相当になるので当たり前なのでしょうが、すっかり出遅れてしまいました・・・。
その先に「赤ヤシオツツジ 白ヤシオツツジ 見所」と書かれた標識があり、近くにツツジの木がありますが、まだ芽すら出ていません・・・。(下写真)
この辺りから、次第に傾斜を増して来ます。 又、二人組の登山者も降りてきますし、途中で昼食休憩でコンロを沸かす方もいて、山頂の天候が思わしくないのが予想されました。 しかし、山頂は間近のようで南側の展望が所々で開けていました。(写真は帰路)
そして「栗沢山の頭」と書かれた標識へ到着しました。 この辺りで当初予定していた「熊平沢ノ頭」からの尾根と合流しているようです。(下写真)
最後の斜面を登りつめると、傾斜が緩み山頂付近の平坦地を頂上へ向かって歩いて行きます。 ここまで来ると残雪が残っていましたが、大した事はなくツボ足で歩いて行きました。(下写真)
そして「朝日岳」の頂上へ到着しましたが、この時点では誰もいませんでした。(後ろから一人登ってきています)
山頂に到着しましたが、同行者とは数十分離れています。 また、ここから大無間山方面へ向かう道があるはずなので確認のため、そちらの尾根へと足を伸ばしますが、木にペンキ跡が付いている場所はありましたが、道らしきものはありませんでした。
北に少し下ると木が少しだけ無い展望の開けたところがあります。 ここから富士山が見られるはずですが、この日は残念ながら見ることは出来なさそうです。 雲が切れることを祈りながら、ここで昼食休憩しながら同行者を待つことにしました。 ちなみに、この山域は携帯の電波が強力なのかどこにいても三本線たっていたので、同行者とは連絡を取り合えました(下写真)
同行者が20分遅れで到着し、ゆっくりと休憩して行きましたが、最後まで雲が晴れることはありませんでした。 出発する頃となり、時間もあまり無くなったため周回コースは諦めて来た道を戻ることにします。
降りる途中、行きはよく見えなかった12月に登った南方面の山々と、更に標高を降ろすと「前黒法師岳」の展望が見えていました。(下写真)
この日は、写真では晴れ間も覗いていますが、結局終日雪が止むことはありませんでした。 そして登山口へ到着し、猿並橋を渡り無事に寸又峡温泉へ戻ることが出来ました。(下写真)
※帰りに温泉へ寄る予定でしたが、帰りが遅くなるので入らずに帰ることにしましたが、道路が混んでおり5時間も掛かってしまい、別の意味で疲れました・・・。(苦笑)
今回の反省点は、
・はじめてと行って良いほど、登山口を間違えてしまいました。 現地のマップを見て「夢の吊橋」を越えるものと思い込んでしまったので、今後はポイントとなる名前を把握しておくようにしたいと思います。
次回ですが、週末はまた変わりやすい天気の様なので、鈴鹿の山を予定しています。(場所は未定)
出足から道間違いだと
気持ちが折れてしまいませんか。
早くもツツジが咲いているのに、
雪が降っていたんですね。
by nousagi (2012-03-30 00:59)
何気ない道の迷い、大変でしたね
体調が悪いとき分岐で道間違いをしたことありますが
その時は辛い歩きが続きましたが、さすがに気持ちが折れないで
歩かれましたね。
by g_g (2012-03-30 08:06)
夢のつり橋とさんのみ橋、どちらも立派なつり橋ですね。
山に向かう方はさんのみ橋を渡らないといけないのですね。
帰路に5時間の運転は想像しただけで眠くなりそうzzz
というか、私は間違いなく隣で寝ているパターンかも ^^;
お疲れ様でした♪
by よしころん (2012-03-30 08:29)
こんにちは^^
やはり登山はお天気が大きく物を言いますね~
こう言うお写真だと‘意気が上がらない’感じがして。
青空がちょっと見えるとなんだか嬉しい^^
‘ボツ’わたくしもどこから来た名なのか不思議でした。
by mimimomo (2012-03-30 10:15)
nousagiさん、コメントありがとうございます。
出足から躓きました。 しかし、今回のコースは時間が余る予定だったので丁度良くなってます。(笑) 雪はまさかでしたし、一日中降っているとは思ってもいませんでした。
g_gさん、コメントありがとうございます。
この日は花粉症でボートしていたのも、迷いの原因だと思っています。(例の目眩もしていましたし・・・) 復帰後は、気合を入れて登りましたが、中3日での登山だったので疲れました。
よしころんさん、コメントありがとうございます。
この辺りは吊り橋多いですよ。 運転は疲れましたが、渋滞を回避して高速を降りて国道1号線で海岸線沿いに走ったので、気持よかったですよ。
mimimomoさん、コメントありがとうございます。
天気は重要ですね。 特に今回は途中展望が少ない登り一辺倒の山なので、景色が見られないと辛いものがあります。
それでもこの日はまだ青空と景色が見られてまだましでしたが・・・。
by おど (2012-03-30 12:47)
出だしで、間違えると、がっかりですね。
一寸、天気、眺望にも恵まれなかったようですが、帰りの道では、青空を見ることが出来て、良かったですね。
by テリー (2012-03-30 18:06)
写真では雪が舞うような天候には見えませんが・・ 花粉は辛いです~
by OJJ (2012-03-30 21:46)
変化しやすい山ですよね
このしゃしんではそうとはおもわれませんけど
その時の記録を残すのは大変ですよね^^;
やはりお天気ですよね
これはなんとも言えませんね
花粉ですね
花粉症はある日突然にでるとか聞きます
そうぞでませんように・・・
by ひろたん (2012-03-30 22:05)
花粉は私も金色悩みの種で年々ひどくなっていくようです。
吊り橋はどちらも怖そうですね。
by takaki-i (2012-03-30 22:23)
出鼻でロスするのはキビシイ、帰路5時間はキツイ! お疲れ様でした。
寸又峡はサスペンスドラマの舞台にもなり、いいところだなと思っていました。 山登りも出来るコースがあるなんていいですね。 同行者の方はおどさんのペースについていくのは大変だと思います。 (笑)
by Jetstream777 (2012-03-30 23:26)
今晩は!
今日は札幌へお出かけでした!
先ほど帰宅したばかりです!!
by シラネアオイ (2012-03-31 00:16)
寸又峡温泉の奥ですねぇ。
なかなかいけないところだなぁ。
わたしゃ、帰りに温泉泊まりですねぇ。
by 山子路爺 (2012-03-31 15:04)
テリーさん、コメントありがとうございます。
展望が全く無かったわけでもないので、それほど残念な状態ではありませんでした。 しかし、青空も見えているのに雪が降っているのは珍しいです。(完全な冬型ですね)
OJJさん、コメントありがとうございます。
写真では、雪が降っているように見えませんね。 花粉は山の上では少ないと思うのですが、それまで濃いエリアを通過するのでダメですねぇ。
ひろたんさん、コメントありがとうございます。
春なので山の天気も変わりやすくなってきていますよ。 しかし、最近は寒すぎて雨の予報でも雪になるのが悩みどころです。
花粉は子供の頃から発症していたので、今更ですが辛いです・・・。
takaki-iさん、コメントありがとうございます。
吊り橋、なれていないので怖いですね。 橋の中央付近までくると左右に揺れだすので、生きた心地しません。(笑)
Jetstream777さん、コメントありがとうございます。
出発が2時間ほど遅れたのは、当初余った時間をどうしようと思っていたぐらいですから、何とかなりました。 しかしそのせいで、温泉へ浸かっていけませんでしたが・・・。
シラネアオイさん、コメントありがとうございます。
山子路爺さん、コメントありがとうございます。
新東名が出来て渋滞が解消されれば、頻繁に行けそうですが、東京方面の開通はまだ当分先ですね。
しかし、折角の温泉地なので、土曜日に登ればゆっくり泊まって行けそうです。
by おど (2012-03-31 19:35)
過去は変えられないので、プラス志向、ナイスです!
ツツジの花と雪上歩きが楽しめる、よいコースですね^^
花粉症の時期は、登山は厳しいですね。
この時期は登山口付近に杉林が広がっているかどうかの
情報も欲しいですね^^;
by joyclimb (2012-03-31 23:38)
こんばんは。
やはり何事も悔やんでももうどうすることもできない事は
良い方に考える方がいいですよね。
帰りの道路の混雑は大変でしたね。お疲れ様でした。
by kuwachan (2012-04-01 00:29)
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
失敗と行っても取り返しが付かない様なミスではないですしね。 今回のコースは4月中旬以降に登ると、鼻が咲いていい感じになると思いますよ。
杉や桧の木が無い山のほうが少ないでしょうから、登山と花粉症は相性がわるいと諦めるしかなさそうです・・・。
kuwachanさん、コメントありがとうございます。
帰りは、何時も眠たくなるタイミングがあるのですが、今回は丁度渋滞から回避するために一般道に出たので、眠くならなくてよかったかも。(笑)
by おど (2012-04-01 18:03)