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[登山] 岐阜県白草山 速攻登山 [登山]

 今回は、土曜日の天候が悪くなったため、当初予定していた静岡方面は延期して、日曜日に雪山に行くことにしました。 しかし、午後から用事が出来たので、以前からの計画を縮小し山頂までを速攻でピストンとしました。
 生憎、山頂到着時は気温の急激な上昇から雲が湧き上がり、期待していた木曽御嶽山などは見られませんでしたが、短い割には雪山を楽しむことが出来ました。

白草山山頂(ガスで視界悪し)

岐阜県白草山
速攻登山
日付2015年3月15日(日)
天気曇のち晴(但し、山頂到着時は曇り)
山域阿寺山地
場所岐阜県下呂市御厩野
距離11.7Km
累積標高+975m -975m
時間4時間30分
人数1名
撮影枚数0262枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (SONY DSC-TX300V)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)

B(道迷い注意)

概略
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:00675m0.0Km県道通行止め地点 出発
06:50 (00:50)983m3.1Km白草山登山口
07:50 (01:00)1355m4.4Km1345m付近
08:40 (00:50)1575m5.7Km県境尾根合流
09:00 (00:20)1641m6.0Km白草山山頂
09:50 (00:50)983m8.9Km白草山登山口
10:30 (00:40)675m11.7Km県道通行止め地点 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20150315_map.jpg

 当初は、静岡の伊豆方面へ日帰りで行く予定でした。 しかし、流石に翌日から仕事は大変なので、土曜日の予定としていました。 しかし、週末の天気はまたしても悪い方向にシフトして、朝からパッとしない予報となりました。
 そこで、翌日の日曜日に岐阜と長野の県境の山を予定していきますが、日曜日にしたことで午後から用事が出来てしまいました。 予定コースは周回でしたが、午後の予定に間に合うよう、制限時間を設けて出発することにします。

 登山口は、去年末にも訪れた下呂市の近くで自宅からは2時間と掛かりません。 しかし、出発時間を早めて少しでも長い間登っていられるようにと、朝4時過ぎには出発します。
 中央高速を走り、中津川ICで降りると国道257号線を下呂市方面へと北上します。 舞台峠を通りぬけ下呂市に入ると、カーナビの誘導に従って県道442号線へと右折します。 直ぐを右折し、先の分岐で左折し橋を渡ると集落を抜ける道を奥へと走らせていきます。 奥の分岐まで来ると、事前に調べていたとおり「通行止め」の看板が立っていますが、車は通れるようになっています。 しかし、ここから先は除雪されていないだろうと、路肩に駐車して出発の準備をして行きました。(下写真)

ゲート脇の路肩に駐車

 日の出も早くなり、6時前にも関わらず結構明るくなってきました。(下写真)

月が出ている

 今回も雪山となるので、スノーシューとチェーンアイゼン、それに念の為にピッケルを持って出発しました。 お墓の横を通り過ぎると、道幅が狭まり雪が見られますが、真新しい轍が奥へと続いていました。(下写真)

お墓の脇を進む(奥の山が白草山)

 途中までは自分の車でも通れそうですが、標高が上がり日陰となると、10cm近くの積雪となり4WDでないと奥まで入るのは難しそうです。(下写真)

県道を奥へ

 雪が深くなり轍の中の凍結路を滑らないように、ツボ足で歩いていきますが、ここが今回一番疲れた(神経を使った)ところかも知れません…。 キャンプ場の脇を通り過ぎて暫く進むと、T字路へと出てきました。(下写真)

T字路に

 ここは右へ進みますが、車は左の沢へと降りて行ってました。(釣りの方かも知れません) 右手に少し進むと、Y字路の分岐とかり、ここは左上へと登っていきます。(下写真)

左の県道へ

鞍掛峠方面へ

 車の主か足跡が少し付いていましたが、雪が深いので途中で引き返していました。 ここまでツボ足でなんとか来ていましたが、登るのに従い更に増えて来て、雪が途切れることもなくなったのでスノーシューを履いて行くことにしました。
 橋を渡ると徐々に標高が上がり、眼下に集落が見えてきます。(下写真)

橋をわたる

 更に進むと程なく白草山の登山口に到着しました。(下写真)

白草山登山口1

白草山登山口2

 山頂まで3.1Kmの標識があるので、雪がなければ1時間半ほどで到着でしょうか? しかし、この日は週末に掛けて降った新雪で10cmほど嵩が増えており、スノーシューなどで向かわないと辛そうです。 登山口を入ると、左斜面をトラバース気味に徐々に登る道となりました。
 登山道には、右斜面から転げ落ちてきた雪が転がっていて邪魔です。 また、石が多い道でスノーシューで歩くと、ガツガツと石にぶつかり壊れないかと気がきではありません…。(下写真)

右斜面から雪の塊が

 それでも、雪の下には古い踏み跡も確認でき、所々にある山頂までの距離が書かれた標識を辿って登って行きました。(下写真)

ここで折り返す

あと2.7Km

 一度折り返して更に登って行くと、前方が明るくなってきました。 尾根の末端に到着した様で、遠くの景色が見えています。(下写真)

尾根末端に

尾根末端からの展望

隣に拝殿山

 ここからは傾斜も緩み歩き易い道となりました。(下写真)

尾根沿いとなり傾斜が緩む

 テンポよく歩いて行くと、上部で急斜面となっています。 そこをゆっくり登って越えると、地図では左方向へと道が続いていますが、右方面の笹沿いに道が続いていました。(下写真)

道には動物の足跡のみ

あと2.2Km(古い登山道はここから直登)

 右が急斜面となっていますが、樹林も多くそれほど怖くはありません。(下写真)

トラバース道を進む

 笹が雪で押されて覆いかぶさり邪魔ですが、そこを越えると左に植林作業の赤テープが見えています。 途中の三角点付近(三角点はよく分かりませんでした)は展望の良い所で、右斜面からの景色を見ていきます。(下写真)

右手に展望が広がる

雲が多くなる

 その後もトラバースを続けると、途中標識があり尾根の上を示しています。

そろそろ左に登る

ここで左の尾根を登っていく

 植林帯を登って行くと、上部で地図の破線路と合流していました。(下写真)

白草山が近くに

ここで古い登山道と合流

 ここから先では樹木に雪が付着し枝が垂れ下がり通り抜けるのに難儀します。 左に右にと通りやすそうな所を歩いて通過していくと、上部で展望の良い広場?に出てきました。(下写真)

雪の重みで通りづらく

 更に登ると前方に大きな岩が立ちふさがっています。 ここは左から通れそうなのでそちらへ向かうと、古い喫煙コーナー?の看板があります・・・。(下写真)

空は鈍よりと…

天狗岩に

天狗岩を仰ぐ

喫煙所?

 確かこの辺りに参考にした書籍にも大岩が合ったなと思い出しますが、帰宅後に確認すると「天狗岩」と呼ばれる岩だと分かります。 後ろに廻り込むと岩の上に旗が立っているのが見え登れそうですが、この時点で天候が悪化していたので登るのはやめて先を急ぎました。(下写真)

登れるが曇っているので無視

 なんとなく枝の少ない本来のコースが分かりますが、雪でその道も通りづらい状態となっています。 前方に1559mピークが見えてきますが、地図は右から巻いています。 そちらへ向かいますが、よいコースが無くピーク寄りに歩いていきました。(下写真)

上部にも岩(雪庇が付いている)

広い道を探して進む

 地図で上部の平坦となった辺りに到着すると、木々が無く展望の良い所となっていました。 天気も悪くなっていたので、暫く景色を眺めていきました。(下写真)

展望地(ここから傾斜が緩む)

展望地からパノラマ

 更に樹林帯を登り、前方左にピークが見えてきますが、そちらへは向かわずトラバース気味に稜線へと向かいます。 コースが分からず、ピークに近い所を通過しますが、その先の鞍部に広場がありました。 ここからも山頂が見えていますが、湧きだした雲でガスっているようです・・・。(下写真)

山頂方面にガスが…

 再度、濃い植林帯を枝をくぐりながら登っていきます。 前方が明るくなると県境稜線に到着しました。(下写真)

 

県境稜線に到着

 残念ながら、期待していた木曽御嶽山方面にも雲が流れ込み、展望はほとんどありません・・・。(下写真)

御嶽山方面には雲が

 この辺りはなだらかな高原が続き、夏場は放牧場になるとの事です。 しかし、この時期はまだ深い雪に覆われていますが、良い雰囲気でした。(下写真)

良い雰囲気だが

 ここからは稜線沿いに山頂を目指します。 少し登ると、初めの予定で向かうつもりの「三国山(さんごくやま)」も、後方に見えてきました。(下写真)

三国山方面

 急斜面となり、山頂と思われるピークが見えてきました。(下写真)

山頂が見えてきた

 しかし、気温の上昇に伴って雲が湧いているのか、次から次へと雲が流れ込んできていました。(下写真)

雲が迫る

最後の登り

 そして、出発から丁度3時間で山頂に到着しました。(下写真)

白草山山頂

 ここで悩みます。 予定では10時半までに下山開始をすれば、十分予定に間に合いますが、風も強く前回のように一時間以上待ってもガスが無くなるとは限りません。
 今回は周回コースの偵察目的もあったので展望は諦め、次回(来年?)に期待して下山を開始することにしました。(下写真)

下山開始

 下山はあっと言う間です、最短コースをとショートカットした所が谷へ降りることになりますが、そこは少し登り返して迂回します。 それでも30分ほどで展望地に到着しますが、晴れ間が見えてきました・・・。(下写真)

晴れてきた…

展望地に到着時は晴れ間が多く

30分でここまで回復

 その後も自分の足跡を辿りながら降りていきますが、陽射しが強くなり日除けの帽子をかぶって下山することになります。(下写真)

日差しが強く

 もともと寒くはありませんでしたが、陽射しで体感的にも暑いぐらいに感じます。(下写真)

暑くなる

 実際、雪も緩みだしますが、まだグリップは問題ありませんでした。 そして山頂から50分ほどで登山口に到着しました。(下写真)

林道まで降りてきた

 県道(林道)を歩いていきますが、気が付くと山頂方面には雲もなく、青空となっていました。(下写真)

よい天気に

下山時にはこの天気

 そして分岐まで降りた所でスノーシューを脱ぐと、溶けて歩きやすくなった道をトボトボと駐車地まで降りて行きました。

もっと居たかったが・・・(山頂方面)

今回の反省点は、
・特にありません。 登りは速攻登山の予定では無かったので、それなりに時間を掛けましたが、積雪がそれなりにあったので、無理せずかえって良かったかもしれません。

 次回ですが、土曜日に以前も参加したスノー衆に同行させて頂く予定です。(今の所天気に問題はないので、実施すると思います)


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コメント 4

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joyclimb

下山後に山頂付近の天気が回復、残念ですね。
by joyclimb (2015-03-20 00:28) 

山子路爺

速攻……私にしてみれば、おどさんはいつも速攻ですぅ〜
雪に2本の轍……ドライブしたい誘惑に駆られます。

by 山子路爺 (2015-03-20 12:31) 

ひろたん

速攻登山を予定していなくてもそうかもですよね^^
いつも・・・・
もっといたかったとは素晴らしいお山と言うことですよね。
日差しが暑いという季節になりましたね。この時期でもね。
by ひろたん (2015-03-21 09:49) 

おど

皆さん、NICE!とコメントありがとうございます。 返信が遅くなりました。

joyclimbさん、
 昼過ぎまでには帰る予定だったので仕方がありません。 こういう事も、偶にはあると言うことですね・・・。

山子路爺さん、
 雪道のドライブは、自分としてはご遠慮したいですねぇ。 4WDの車があれば別でしょうが・・・。

ひろたんさん、
 近くまで林道が迫っているので、眺めは兎も角、夏場はがっかりなところらしいですが、高原への楽々ハイクとしては人気があるところですね。

by おど (2015-03-25 20:32) 

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