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[登山] 滋賀県 呉枯ノ峰と己高山登山 [登山]

 今回は、最近の山行の疲れと日曜日しか山に行けないので、近場のまだ登っていない山に行くことにします。 そこで滋賀県の琵琶湖の東にある、歴史のある里山「呉枯ノ峰(くれかれのみね)」と「己高山(こだかみやま)」にそれぞれ登ってきました。 両山とも展望はあまりありませんが、春の花や寺院跡など歴史を感じさせる山旅となりました。

菅山寺の山門とケヤキ

己高山からの展望(右:伊吹山、中央奥:虎子山、左奥:ブンゲン)

滋賀県
呉枯ノ峰と己高山
登山
日付2015年05月10日(日)
天気晴れ(霞あり)
山域伊吹山地
場所呉枯ノ峰: 滋賀県長浜市木之本町木之本
己高山 : 滋賀県長浜市木之本町古橋
距離呉枯ノ峰: 09.2Km
己高山 : 10.7Km
累積標高呉枯ノ峰: +681 -681m
己高山 : +953 -953m
時間呉枯ノ峰: 2時間50分
己高山 : 4時間00分
人数1名
撮影枚数1021枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1
登山難度
(A:安易~E:高度)
呉枯ノ峰: A(一部登山道整備不良)
己高山 : B(道間違い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
呉枯ノ峰: D
己高山 : C
見どころ呉枯ノ峰: 一等三角点、菅山寺、田上山城跡
己高山 : 寺院多数
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
呉枯ノ峰
06:00153m0.0Km墓地駐車地 出発
06:03 (00:03)175m0.2Km登山口
06:35 (00:32)482m1.4Km三ツ頭
06:55 (00:20)531.8m2.4Km呉枯ノ峰
07:10 (00:15)460m3.5Km菅山寺分岐
07:20 (00:10)372m4.0Km菅山寺(山門)
07:30 (00:10)342m4.4Km菅山寺(朱雀池)
07:45 (00:15)460m4.9Km菅山寺分岐
08:00 (00:25)506m5.8Km田上山分岐
08:25 (00:25)323m7.5Km田上山
08:43 (00:18)150m8.6Km田上山下山
08:50 (00:07)153m9.2Km墓地駐車地 到着
己高山
09:00163m0.0Km己高庵駐車場
09:20 (00:20)222m1.4Km己高山登山口
09:50 (00:30)548m2.3Km六地蔵
10:25 (00:35)809m3.7Km鶏足寺跡
10:50 (00:25)922.5m4.2Km己高山 昼食休憩
11:05 (00:15)922.5m4.3Km己高山 出発
11:30 (00:25)770m5.6Km縦走路分岐
11:35 (00:05)724m6.1Km高圧鉄塔(引返点)
12:00 (00:25)534m7.7Km高尾寺跡分岐
12:10 (00:10)477m7.9Km高尾寺跡・逆杉
12:20 (00:10)534m8.1Km高尾寺跡分岐
12:45 (00:25)188m9.7Km石道寺
13:00 (00:15)163m10.7Km己高庵駐車場

ルートラボ【呉枯ノ峰】

ルートラボ【己高山】

実績コース【呉枯ノ峰】(緑色は予定、赤色が実績)
20150510A_map.jpg

実績コース【己高山】(緑色は予定、赤色が実績)
20150510B_map.jpg

 連休の疲れ?も完全には癒えない中での登山となり、日曜日の登山ということも合って今回も近場の山へ登る事にしました。 今回の山域は、標高の高い「横山岳」や「金糞岳」などへは登っていますが、1000m未満の山は後回しとなっていました。 よい機会なので、幾つかの山を調子に合わせて登ることにしました。

【呉枯ノ峰】

 交通の関係で「木之本IC」に近い「呉枯ノ峰」から登ることにします。 登山口はインターチェンジから近いので、自宅から1時間程度と見て5時に出発しました。 連休後の日曜日ということもあり、交通量は少なめで50分ほどで「木之本IC」に到着しました。
 東へと向かい商店街を通りすぎて、小学校と高校の校庭前を通りすぎて行きます。 事前にある程度調べていたのでスムーズに向かいますが、分岐が多く迷いそうです。
 高校を通り過ぎると右手に墓地があり、その奥で工事中の現場へと入って行きました。 日曜日なので工事は無いだろうとは思いましたが、周りに駐車できそうなスペースは無いので予定通り手前の墓地に駐車して行きました。(下写真)

墓地に駐車して奥に

  早速準備をして出発して、まずは先ほどの工事現場へと奥へと進みました。 後ろを振り返ると、木之本の道並みが望めます。(下写真)

登山口は町(木之本)の近く

 工事は、土砂の流出に備えて堰堤と排水口を整備しているようです。 工事で林道がならされ登山口がどこなのか分かりません・・・。 工事現場手前の左手にそれらしい道が付いているので、そこから登り始めます。(下写真)

工事中の道を奥へ

 思った通り底が登山口ですが、標識や印などはありませんでした。(手前に登り口であることを示す看板はあります) 

工事現場の左手から登山開始

  広くえぐれた道を登っていきますが、木の葉で滑りやすくなっているので、足元を確認しながら進みます。(下写真)

広い道を登って行く

 結構な急登となり、つづら折れの道となりました。(下写真)

つづら折れに進む

 途中に一本だけ皮が剥がされた木が目に入りました。 見事に下側だけ樹皮が剥がされ、遠目にも白っぽい色が目を引きます。 と、ガサガサと言う音と共に動物が逃げて行きます。 鹿かな?とよく見てみると、黒い後ろ姿でなんと小さめの熊でした・・・。 熊は脇目もふらずに奥へと行きましたが、そちらは今から向かう尾根上方向です。

 前回の下山中に熊鈴をなくしていましたが、次の山行までにはいるだろうと通販で熊鈴を購入して前日届いたばかりの物を持ってきています。 しかし、まだ町に近いからと鳴らしていませんでしたが、いきなり実用となりそうです。(苦笑) ここからは新品の熊鈴を鳴らし、周辺の気配に神経を尖らせながら歩いて行きました。

 幸い、その後は熊の気配もなく、傾斜が緩み稜線沿いの道となりました。(下写真)

通常の道に

稜線に出る

 稜線上に出ると、反対側の山並みが見えてきました。(下写真)

伊吹山(中央)と小谷山(右)

 ここからは、稜線から少し離れた西斜面を歩いていきます。(下写真)

稜線沿いの道を進む

 道には蜘蛛の巣が多く、踏跡も思ったよりも薄めです。 また、所々に倒木が行く手を邪魔しており、迂回路にもあまり人の歩いた跡はありません。(下写真)

所々に道に倒木

樹林帯を進む

 当面の目的地となるピーク付近に到着しました。 三ツ頭と書かれた道標?があり、ここが分岐点だと分かります。(下写真)

三ツ頭(この辺りの道標はこんな感じに)

 ここは尾根を直進して山頂へと向かいます。(下写真)

三ツ頭の分岐は直進

 途中に右下に分岐がありますが、ここもそのまま直進して行きます。(下写真)

打越分岐(直進)

 この先も同じような道が続き、展望はありません。(下写真)

同じような景色が続く

 西側が植林帯となると山頂はすぐでした。(下写真)

植林帯となると山頂は近い

 一角だけ広く刈り払われており、山頂標識と一等三角点が立っています。(下写真)

呉枯ノ峰山頂

一等三角点

 ここが一等三角点ということを意識していませんでしたが、いままで登った一等三角点の山の中でも、抜きん出て殺風景で展望の悪い所でしょう。(笑)
 ここからはウッディパル余呉や菅山寺(かんざんじ)方面からの道となり、踏跡がハッキリしました。 しかし、矢張り倒木があり、降雪や大雨の影響でしょうか?(下写真)

倒木が多く

 下り道となり、途中で赤テープが沢山貼られた「田上山」方面との分岐があります。(下写真)

下っていく

田上山分岐(取り敢えず直進)

 田上山へは、帰路寄る予定なので場所を確認し、先へと進みます。(下写真)

クサイチゴ

 良い雰囲気の道となり、程なく「菅山寺(かんざんじ)」との分岐に到着しました。(下写真)

良い雰囲気に

菅山寺分岐

 木が刈り払われていますが、それも大きくなったのか展望はほとんどありません・・・。 ここで中部北陸自然歩道と合流し、よく整備された道を「菅山寺」へと降りて行きました。(下写真)

木が高く展望は無し

菅山寺周辺案内図

 菅山寺へと降りる道には、所々に石像が置かれており行く人を見守っています。(下写真)

菅山寺への参道を下る

石像(首が取れているものが多い)

 遊歩道(参道)を降りて行くと傾斜が緩み、左に歴代住職のお墓が立っています。(下写真)

歴代住職の墓

 右下に、お寺の建物(後で本堂だと分かります)が見えてくると、広場に到着しました。 その広場には、菅山寺自然園と書かれた標識が立っており、右に小さな山門がありました。(下写真)

山門と自然園

 現在は住職もいないため、ひっそりと佇む山寺の自然園には、満開のシャガが咲いており哀愁が漂います。(下写真)

自然園のシャガ

 ここにも石像が二体ありますが、これらも古いものなのでしょうか。(下写真)

金剛杵と数珠を持っているか

 奥へ向かうと「護摩堂」があり、その先で右下へ向かう広い石垣脇の道があるので、そこを歩いて境内を周回していきます。(下写真)

護摩堂

広い参道を周回

  左手に「宝蔵」を見ると、先ほどの山門の下に到着しました。 先ほどは気が付きませんでしたが、山門の両脇には巨大なケヤキの木が立っていました。(下写真)

菅山寺のケヤキの説明

山門と巨大なケヤキ

宝蔵

 坂門を横目にさらに進むと、前方に鐘つき堂(梵鐘)と右に大きな建物(本殿)が見えてきました。(下写真)

梵鐘(釣鐘は無い)

本堂

本堂の説明

 本堂には縄で立ち入り禁止の札があるので、参拝は出来ません。(木の階段が古いためでしょうか?) 外通り見た所で、本堂前の階段を降りて池があるはずなので、探しながら向かいました。(下写真)

本堂への階段(下から見上げる)

 石の階段を降りて暫く行くと、前方に大きな池(「朱雀池(すざくいけ)」)が見えてきました。 今回もカモが1羽だけ、優雅に泳いでいました。(下写真)

朱雀池

 その池の西側には「近江天満宮(おうみてんまんぐう)」 が立っていますが、こちらもやたらと立ち入り禁止の縄と張り紙がしてあります・・・。(下写真)

近江天満宮

弁財天堂

 お寺めぐりはここまでで、先ほどの分岐に戻ることにします。 池の左側に道が続いているので、そちらを登って行きました。(下写真)

周回路を進む

 遊歩道に合流し、石像の並ぶ道を戻っていきます。 分岐からは再度呉枯ノ峰方面へと向かいます。 3度ほど登り返すと、往路に確認しておいた「田上山(たがみやま)」の分岐を右へと入って行きました。(下写真)

田上山公園の標識で右に

道はしっかりしている

 道はしっかりと付いていて、初めは急斜面をトラバースしていきますが、その後は尾根筋に歩いて行きました。(下写真)

尾根筋を進む

 鞍部まで一気に下って行き、左下から水音が聞こえてきます。 その沢沿いの道との分岐がありますが、ここは尾根沿いにまっすぐと歩いて行きました。(下写真)

左手の沢への分岐

 鞍部が近くなり平坦な道が続きます。 この当たりにも分岐があるはずですが、明確な踏跡や分岐は見当たりません。(下写真)

平坦な道となる

 再度登りとなり、左の尾根に向かう道と分岐しています。 ここで左の急斜面の登りに入って、田上山へと向かいました。(下写真)

田上山分岐(左に)

西に植林帯

 暫く樹林の中を歩いて行くと前方が明るくなり、田上山砦跡に到着しました。(下写真)

前方が明るく

 あちこちに当時の主要箇所を示す標識が立っていました。(下写真)

田上山砦跡

田上山砦跡の説明

 ここが山頂ですが、明確なピークはありませんでした。(下写真)

田上山山頂

 なだらかな山頂部を通過して、道標に従って左手に下山して行きます。(下写真)

道標に従って下山

田上山城跡説明文

 広い遊歩道となり歩きやすくなりました。(下写真)

遊歩道を降りる
xxx

 途中、上宮跡を通過、右手の展望地で景色を見ながら降りていきます。(下写真)

上宮(かんのみや)跡

木之本を望む

 程なく林道終点に到着すると、未舗装路をトボトボと歩いていきます。(下写真)

ここに降りてくる(右手から)

林道を下山

 ここも古い石造が立ち並び、下の神社まで続いていました。(下写真)

所々に仏像が

南東の展望

立派な石像が続く

 右下に立派なお堂が見えていて踏跡も分岐していますが、取り敢えず林道を降りていきます。(下写真)

 

下に見えるのは意富布良(おおふら)神社

 結局神社へは寄らずに、小学校と高校間の道を駐車地へと向います。(下写真)

車道に合流(右へ)

 日曜日の9時前ですが、部活なのか通学中の高校生が歩いています。 最後に後ろを振り向き、登った山を確認しました。(下写真)

高校前から振り返る(右が呉枯ノ峰、左が田上山)

 駐車地に到着するとザックだけ降ろし、次の目的地へ車を走らせました。

【己高山】

 まずは己高庵(ここうあん)の下にある、己高山(こだかみやま)の登山者用駐車場へと向います。 国道303号船の旧道を通って、川合トンネル前の信号を右折します。 己高庵の看板に従って、左の細い道へ入りさらに左折して奥へと向います。
 己高庵への道は途中から左上へと向いますが、ここは細い幹の道を進むと、右手に駐車場がありました。(下写真)

己高山登山者用駐車場(右上が己高庵)

 5台以上は停められそうな駐車場ですが、一台だけ駐車しています。 その横な停車して、早速出発していきます。(下写真)

奥へ進む(左奥に)

 林道を更に奥へと向かうと樹林帯に入っていきます。(下写真)

アザミ

林道に入る

 左の沢沿いの道となり、途中に「居張瀧(いばりたき)」と書かれた道標が立っていました。 右の斜面が岩の断崖となり、滴るように水が流れていました。(下写真)

居張瀧

居張瀧説明文

 更に奥へ進むと2又となり、左に「岩窟」との分岐となっていました。 ここは直進(右)して登山口へと向います。(下写真)

岩窟分岐(右へ)

己高山鶏足寺跡登山案内図

 分岐の上には大きな堰堤があり、その下にも車が一台置かれていました。(この辺りも登山者の駐車地のようです)(下写真)

巨大堰堤の脇を進む

 右に廻り込むと再度分岐となりますが、大きな標識で左に己高山登山口と矢印が書かれています。(下写真)

林道分岐は左へ

 分岐した谷沿いに林道の植林帯に入ると、すぐの所に登山口がありました。(下写真)

谷沿いに奥へ

ここで尾根コース(右上)に進む

 ここで林道奥を進む谷コースと、右上の尾根コース に分岐していました。 尾根コースを進む予定なので、ここからは尾根沿いに登っていきます。(下写真)

よく踏まれた道を進む

 よく踏まれた良い道となり、緩やかに登っていきます。 すぐに2合目の標識が出ますが、その標識には小学校の名前が書かれています。(下写真)

二合目

 この先、小学生も登る山のようで、道標などには小学校の名前が書かれていました。 ここも古い道なのか、抉られた持ちが続きます。(下写真)

抉れた道

三合目

 三合目を通過すると伐採跡の切り株がありますが、木が大きくなったのか展望はありません。(下写真)

伐採地(展望はなし)

 ここまで登山者の姿は見ませんが、付近から人の話し声が聞こえてきました。 程なく鉄塔分岐に到着すると、左の鉄塔から4名ほどの登山者が合流してきました。(下写真)

再度3合目の標識(左奥は鉄塔)

 登山者の方を抜かさせてもらい、この後も登りが続きます。 後方に景色が広がり始めますが、この山も呉枯ノ峰同様、高圧電線が通過しているので、景観は台無しですが鉄塔付近からも展望が得られます。(下写真)

展望が広がり始める(中央に呉枯ノ峰)

左に山本山、奥に琵琶湖(竹生島)、更に奥に薄っすらと比良山地

 四合目を通過すると「六地蔵」に到着しました。(下写真)

四合目

六地蔵

 観音様と思われる石像の両端に、6体のお地蔵様が祀られています。(下写真)

六地蔵アップ

 ここからは植林帯となります。(下写真)

植林帯の脇を進む

 再度鉄塔の近くを通り、今度はその下から北方面の眺めを見ていきました。(下写真)

七々頭ヶ岳(中央手前)、新谷山(左)、奥は無名峰

 広い道ですが急登の尾根道となりました。 石が多くなると馬止めと書かれた標識が立っており、往年はここまで馬で来ていたのでしょうか?(下写真)

広い道に

馬止め(岩が多い)

 その先に岩場があり、そこはには牛止(牛留)と書かれています。 そこからは南方面の展望が開けて、「うしどめの展望台」の標識がありました。(下写真)

牛止め展望台から琵琶湖を望む

六合目・牛留

牛止岩

 急登が暫く続きましたが、途中で右斜面をトラバースする道となりました。(下写真)

ここからトラバース道に

 緩やかに登る道となり、平坦地に到着しました。(下写真)

平坦地に到着

 この辺りが「鶏足寺(けいそくじ)跡」で、斜面から水が染み出し流れていました。(下写真)

水の流れが

 その水の流れを下に追うと、ピンク色の花がチラリと見えています。 「これは!?」と思い下って行くと、満開のクリンソウが一面に咲いていました。(下写真)

クリンソウ

 先行していた登山者2名も、近くでクリンソウなどを撮影していました。 寺跡を見ていきますが、今は石灯籠?や石階段なとしか見当たりません・・・。(下写真)

鶏足寺跡

鶏足寺跡配置図

鶏足寺跡説明文

広いがすでに建物は無い

 踏跡が四方に分岐しており、分かりづらい所ですが、一番濃い踏跡を辿り山頂方面へ向います。(下写真)

山頂へ(道が悪くなる)

 ここからは、木の枝や幹が邪魔する急斜面を歩いていきます。 暫くトラバースし尾根の末端に到着すると、山頂に向かって直登するコースとなっています。(下写真)

ここで山頂への尾根を進む

 中々の急斜面で、ロープはありますが滑らないよう気をつけながら登って行きました。(下写真)

急登の尾根でロープあり

暫くは我慢の登り

 ここまで己高山は思ったよりも急登続きで、体力を消費しています。 出発から1時間50分で、木々が刈り払われた山頂に到着しました。(下写真)

山頂手前

己高山山頂(三等三角点)

 山頂からは展望はありませんが、すぐ脇に展望地があり、そこからは伊吹山から金糞岳の展望が広がっていました。(下写真)

伊吹山(右)・虎子山(中央奥)・ブンゲン(左奥)

白倉山(左)と金糞岳(中央)アップ

奥山(中央)、金糞岳(左)

 展望地は陽が射して暑いので、山頂脇の日陰に座って昼食休憩としていきました。 短めの食事を済ませると下山を開始します。 先ほどの展望地手前を右に折れて、南の稜線沿いの道を降りて行きました。(下写真)

展望地横から南方面に

 途中、登山道にイカリソウなどが咲いています。(下写真)

イカリソウ

緩やかにな下り

チゴユリ(もう終わり?)

 緩やかな道となると鉄塔が見えてきて「鉄塔90」の標識が立っていました。(下写真)

鉄塔90

 ここからも眺めを見ていき778mピークへと登り返します。(下写真)

鉄塔からの眺め

 ピーク手前で左下との分岐がありますが、道標に従って右方面へと向います。(下写真)

ここで右の尾根に

 程なく778mピークに到着すると、この先に分岐があります。(下写真)

778mピーク

 しかし、先ほどのぶん機がその分岐だと思い込み、道標の存在は認識しますが直進してしまいました・・・。 少し下った所で右下に集落の展望が得られました。 しかし、予想していた見た目と違うので違和感を覚えますが、そのまま先へと降りて行きました。(下写真)

すぐ下に集落

 再度鉄塔に出た所で尾根沿いの道(薄い踏跡はあります)が無くなり、左下(南東)の尾根に降りる道となっていました。(下写真)

鉄塔からの展望(左に伊吹山、右奥に養老山地)

西方面を望む(奥は比良山地)

 これは可笑しいとGPSで現在位置を確認すると、分岐を通り越して南の尾根に入ってきています。 幸い標高差は少ないので、先ほどの分岐に戻っても大したことはありません。
 今回は、「逆杉」を見ることも目的となっていたのですが、これがなければ南尾根をそのまま降りて「山田山」まで縦走していたかも知れません。

 778mピークへと、先ほど見逃した分岐まで登り返していきます。 ガイドブックにも分岐が分かりづらいとありますが、標識の表現がわかりづらいので注意して歩く必要があるようです。(下写真)

ここが分岐(右へ)

 この道は本来は巡視路なのか、プラスチックの階段を降りる道となっていました。(下写真)

ここは巡視路か

 先ほどの鉄塔からも見えていましたが、西の鉄塔に出合います。(下写真)

下の鉄塔から

上に先ほどの鉄塔が見える

己高山山頂を見る

 この先も巡視路の道が分岐しており、間違えないよう方角を確認しながら進みます。(下写真)

左へ進む

草が茂る

 532mピーク手前の木にペンキで左に何やら書いてあります。 確認すると高尾寺跡への分岐なので、予定通りここで左下に降りて行きました。(下写真)

高尾寺跡分岐(左下へ)

 しかし、思っていたよりも踏み跡は不鮮明で、テープはありますがあまり歩かれていないようです。(下写真)

踏み跡は不鮮明

 何となく右下に杉の木があるのでそちらへ向かうと、踏跡と合流しました。(下写真)

テープはあるが

 その跡を辿ると、樹林帯の中の広場の一角に巨大な杉の木が立っていました。(下写真)

逆杉

 見事な杉で、名前の通り天に向かって根を下ろしているかのように、枝を四方に伸ばしています。(下写真)

確かに木の根に見える

逆杉説明文(かすれて読めず…)

 杉の傍らには祠も立っていますが、ここにお寺(高尾寺)が建っていたと言うのが嘘のようです。 先ほどの分岐まで登り返します。 帰路も往路ほどではありませんが、迷いながらも踏跡を辿り、一気に登って行きました。

 分岐に戻り、尾根沿いに降りていきます。 再度分岐(多分391m地点への)がありますが、ここは道標に従って左下に降りて行きました。(下写真)

最後の分岐(左下へ)

 尾根沿いの道は、掘られた溝の横を降りる道となっていました。(下写真)

古道?沿いに下りていく

 南方面に進路を変更し、つづら折れに降りていきます。 灌木となり前方に下山する集落などが見えてきました。(下写真)

最後の展望

 このまま下山予定のお寺まで降りると思っていましたが、手前で林道に出合います。(下写真)

林道出合

登山口の様子(左から)

 林道を歩いて行くと程なく石道寺と己高閣の分岐になっていました。(下写真)

石道寺・己高閣分岐

 すぐ左下に「石道寺(しゃくどうじ)」がある様なので見ていきます。 直接本堂に出る道となっていて、降りると本堂の横に出てきました。(下写真)

石道寺本堂

 本堂の中は拝観料を払わないと見られないので、ここで引き返すことにします。 先ほどの分岐から、整備された遊歩道へと入って行きました。(下写真)

遊歩道を歩く

 快晴の青空のもと、ハイキング気分で駐車地へと戻ります。 その途中に、鶏足寺跡の分岐がありました。(下写真)

周辺案内

鶏足寺跡説明文

参道(秋に歩きたい所)

 石段の参道が上へと続いていますが、ここは紅葉(もみじ)の時期に歩きたいところなので今回はパスして先へと進みました。 遊歩道は、茶畑の横を通り、池(湿地)の端を歩いて東屋(あずまや)に合流しました。(下写真)

亀山説明文

茶畑

アヤメ

東屋

 「ここで昼食休憩でも良かったかな?」と思いつつ、その先の畦道を歩き駐車地へと戻りました。(下写真)

駐車地へ戻る

 予定ではもうひと山(小谷山)を予定していましたが、思ったよりも疲れが出ていたので、今回はここまでとしました。

今回の反省点は、
・特にありませんが、また熊に遭遇したので、熊のいる山域では里の近くと云えども熊鈴を鳴らしながら歩こうと思います。

 次回は、天気の関係で日曜日(明日)に金勝(こんぜ)アルプスに登ろうかと思っています。(本日、靴を買ったので、履き慣らしの山行となります)


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コメント 7

コメントの受付は締め切りました
g_g

相変わらずの距離が長いですが速いペースですね。
奥深い山間で見るクリンソウ感動したでしょうね。
by g_g (2015-05-17 07:59) 

joyclimb

天気がよく、ハイキング(?)日和ですね^^
熊との遭遇、驚きますね!
by joyclimb (2015-05-17 23:21) 

OJJ

難解な山地名ですね~熊も居るしこれで結構深いのですかね~地蔵さんなんか誰が拝むんやろ?と思いたいような場所ですが。
クリンソウがとってもきれいに見えます。
by OJJ (2015-05-18 17:59) 

nousagi

小さ目とは言っても熊ですから
怖いですね。
その熊の走り去ったほうへ向かっていくのも・・・(^^;)

逆さ杉・・・不思議な形ですね。
by nousagi (2015-05-19 16:45) 

山子路爺

熊との遭遇……未経験です。
怖いけど、会ってみたいような気も。

by 山子路爺 (2015-05-19 22:10) 

おど

g_gさん、コメントありがとうございます。
 クリンソウ、久しぶりに見ました。 少し時期が早いかなと思いましたが、今回これが目当ての一つだったのでラッキーでした。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 天気が良いと、気持ちが良い季節ですね。 熊は逃げていく分には問題ありませんが・・・。

OJJさん、コメントありがとうございます。
 集落の近くなので、まさか熊がいるとは思いませんでしたが、去年からの食料不足で里まで降りてきているのでしょうね。 地蔵ですが、近くまで車でこられるので見る人もいますね。(昔は人が住んでいたのでしょうね)

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 熊、そちらに逃げないでと言いたかったですね。(苦笑) 恐恐歩いて行きました。

山子路爺さん、コメントありがとうございます。
 熊、会ったが最後とならないように願います・・・。

by おど (2015-05-23 18:31) 

テリー

くまとの遭遇は、怖いですね。
by テリー (2015-05-30 21:26) 

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