[登山] 鈴鹿 竜ヶ岳・静ヶ岳・ヒキノ周回縦走 [登山]
今回は、直前に風邪気味だった事もあり、当所の計画を変更して近場の鈴鹿に行って来ました。 竜ヶ岳のシロヤシオの様子と、以前から気になっていた静ヶ岳の破線路(サブコース)を確認する為、「大鉢山」から「竜ヶ岳」「静ヶ岳」と登り、そこから一旦「茶屋川」へと降りて、再度「ヒキノ」へ登ってから稜線を「ノタノ坂」まで縦走し、再々度「茨川」へと降りてから「多志田山」へと登り返し孫太尾根を下山して周回コースとしました。0
薄雲が広がる天気でしたが、それなりに展望が見られ、気温も調度よく気持ちの良い山行となりました。
関連リンク
2013年06月01日 [登山] 鈴鹿 太尾からシロヤシオの竜ヶ岳と静ヶ岳周回登山
2011年04月02日 [登山] 石榑峠トンネル開通記念登山(前編)
日付 | 2015年05月23日(土) | ||
天気 | 曇り時々晴れ | ||
山域 | 鈴鹿山脈 | ||
場所 | 三重県いなべ市北勢町新町 | ||
距離 | 26.1Km | ||
累積標高 | +2485 -2485m | ||
時間 | 10時間05分 | ||
人数 | 1名 | ||
撮影枚数 | 0912枚 (FUJIFILM FinePix XP200) 0085枚 (Panasonic DMC-GM1 | ||
登山難度 (A:安易~E:高度) | C(道迷注意、標高差・距離大) | ||
展望 (A:良い~E:なし) | 大鉢山はB、竜ヶ岳はA,それ以外はC | ||
見どころ | なし | ||
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績) | |||
05:10 | 164m | 0.0Km | 駐車場 出発 |
05:20 (00:10) | 197m | 0.9Km | 大鉢山西ルート登山口 |
05:55 (00:35) | 522m | 1.8Km | 大鉢山 |
06:35 (00:40) | 799m | 3.1Km | 遠足尾根出合 |
07:20 (00:45) | 1099.3m | 5.8Km | 竜ヶ岳 (5分滞在) |
08:10 (00:50) | 1088.5m | 8.0Km | 静ヶ岳 |
09:15 (01:05) | 475m | 11.0Km | 茨川林道出合 |
09:20 (00:05) | 471m | 11.5Km | 取付き尾根末端 |
10:15 (00:55) | 800m | 13.0Km | 高圧鉄塔 昼食休憩 |
10:40 (00:25) | 800m | 13.1Km | 高圧鉄塔 出発 |
10:50 (00:10) | 843.8m | 13.5Km | ヒキノ |
11:35 (00:45) | 729m | 16.0Km | ノタノ坂 |
11:55 (00:20) | 587m | 16.9Km | 茨川手前 休憩 |
12:05 (00:10) | 587m | 16.9Km | 茨川手前 出発 |
12:10 (00:05) | 592m | 17.3Km | 茨川 |
12:50 (00:40) | 827m | 18.7Km | 県境縦走路出合 |
13:25 (00:35) | 965m | 20.1Km | 多志田山(孫太尾根) |
14:10 (00:45) | 650m | 22.4Km | 丸山 |
14:50 (00:40) | 223m | 24.2Km | 孫太尾根登山口(貯水槽) |
15:15 (00:25) | 164m | 26.1Km | 駐車場 到着 |
ルートラボ
※今回は、以前も歩いたコースなので、その部分の詳細は割愛します。(その部分は、写真だけとします)
水曜日頃からノドが痛くなり、風邪の症状が出てきました・・・。 金曜日まで様子を見ますが本調子ではないので、直前に予定を変更して鈴鹿に行くことにしました。
例年この時期はシロヤシオが綺麗に見られますが、今年はハズレ年(裏年)なのであまり期待せずに「竜ヶ岳」に行くことにしました。 それだけでは面白く無い?ので、体調に応じて大廻りコースを用意して行きました。
登山口となる青川峡キャンピングパークは、自宅からは近く1時間ほどで到着しますが、少しでも晴れ間を期待して朝早く出発します。 自宅を4時に出発し、5時には登山口近くに到着しました。
そろそろ鈴鹿にもヒルが出る時期となっています。(なので、6月から10月までは入山しません。 苦笑) 念の為に、足元には入念に忌避剤を散布していきます。 準備出来た所で、青川峡キャンピングパーク横を通りすぎ、林道ゲートの横を通り過ぎて行きました。(下写真)
青川渓谷の登山道は、数年前の土砂災害で荒れた道となり、その後の堰堤工事と度重なる土砂の流出で、以前の姿は見る影もありません・・・。 何れにしても、登山道としては整備されていないのと、今回の目的の一つに「大鉢山」の西ルートが気になっていたので、林道歩きは途中までとなります。
程なく予定していた登山口に到着し、ここから登山の開始となりました。(下写真)
まずは尾根へは直接登らず、右手の鞍部へと登って行きました。 奥には、突然の人間の訪問に驚いた鹿が3頭逃げていきます。(下写真)
奥には道標が立っており、ここから尾根の西斜面をつづら折れで登って行きました。(下写真)
しっかりとした道がありますが、直登する獣道が交差しています。 惑わされ無いように、階段状となった道を選んで登って行きました。(下写真)
暫く登って行くと、左端の岩場となった尾根の末端に到着しました。 ここからは花崗岩のガレた道を登っていきます。(下写真)
砂利で滑りやすくなっていますが道は悪くはなく、しっかりとした踏跡が尾根伝いに続いていました。(下写真)
登るのに従いツバキ?などの灌木となってきました。(下写真)
灌木帯はしっかり切り開かれた道が続くので問題とはなません。 そして前方が明るくなってきたかと思うと、大鉢山の山頂に到着しました。(下写真)
山頂部は、鈴鹿北部の山特有の石灰岩となっています。 以前にも登った山頂ですが、相変わらず展望がよく下界が望めます。(下写真)
ここまでは準備運動程度で到着しました。 ここからは遠足尾根へ稜線沿いに向かい、その後「竜ヶ岳」へと登ります。(下写真)
鞍部に降りて広い尾根の様子を見たところで、前方にギャーともギューとも叫び声を上げながらイノシシが逃げていき驚かされました。(写真をとる暇もありません・・・)
ここからのコースは、まだ登山初心者の1年目に歩いた所ですが、鬱蒼と茂る樹林の雰囲気は覚えていますが、どう歩いたのかは覚えていません。(下写真)
尾根沿いには明確な踏跡とテープや布などがあるため、迷うこと無く進めます。(下写真)
以前は気が付きませんでしたが、何箇所か左側に展望が広がり、里の様子が望めます。(下写真)
中間地点の700m地点付近に到着すると、シャクナゲなどの灌木が点在する広場となっていました。(下写真)
ここから斜面の右手を進み、濃い木々のトンネルを歩いていきます。(下写真)
木々の間を抜けると、標識のある遠足尾根との合流点に到着しました。(下写真)
ここからは何度も歩いたコースとなり、朝早く誰もいない登山道を竜ヶ岳へと向かいます。(下写真)
ガサガサと音がするのでそちらを見ると、ニホンザルの群れ(10頭以上)がこちらの様子を伺っていました。(下写真)
肝心のシロヤシオですが、裏年に加え最近の暖かさで満開?の時期には2週間程遅かったようで、傷んだ残り花が数輪見られた程度でした。(下写真)
代わりにヤマツツジは今が最盛期のようで、独特の鮮やかな赤みを帯びた花が至るところで見られました。(下写真)
後から歩く静ヶ岳方面への分岐を通りすぎると、山頂まではひと登りでした。(下写真)
山頂到着時は、反対側の石榑峠から単独た残者の方が登ってきました。 この日は雲が多めですが、薄雲で日差しもあり展望もそれほど悪くありませんでした。(下写真)
先ほどの分岐へ戻り、県境尾根を静ヶ岳方面へと向かいます。(下写真)
一旦鞍部へ降りて、大きく登り返します。(下写真)
前方に池が見えて来ました。 モリアオガエルの白い卵が周りの枝先に付いています。(下写真)
そこを過ぎると静ヶ岳と銚子ヶ岳の分岐に到着しました。(下写真)
周辺地図には、今回予定しているコースも点線で書かれています。(下写真)
右下にセキオノコバの池を見ながら、尾根を登っていきました。(下写真)
程なく「静ヶ岳」の山頂に到着すると、ここからは予定通り反対の茶屋川方面(西)に降りることにします。(下写真)
下山方面の尾根ははっきりせず踏跡も薄いので、右側から回りこむように向かいました。
予定尾根に合流すると、上部から踏跡と合流しました。 しかし、尾根沿いは藪が多く基本右下の斜面を進んでいきます。(下写真)
ほとんどは展望の効かない藪尾根ですが、所々に切り開きが有り竜ヶ岳などが望めました。(下写真)
1047mピークまでは、幾つかのピークを上下する感じでしたが、ここを通り過ぎると一気に標高を落としていきます。(下写真)
尾根筋には2箇所ほど岩場がありますが、上手く道が付けられており、ほとんど問題とはなりません。(下写真)
途中までは、ほとんどテープも無く降りていきます。 しかし、尾根が広くなり分岐も多くなると、境界杭とテープが見られだしました。(下写真)
814mピーク以降では、尾根が複雑に分岐していて、その都度確認しながら降りて行きます。(下写真)
標高700m辺りから尾根の傾斜が緩み、二重山稜の気持ちのよい新緑の林を抜けて行きました。(下写真)
623mピークを過ぎて暫く進むと、尾根末端の細尾根となり、左右から水音が聞こえ終点が近いことが分かります。(下写真)
ここで若干薮っぽい所がありますが、踏跡を辿ると最後の急斜面となり、そこを下りていくと林道に出合いました。(下写真)
林道から尾根末端の様子を確認し、林道を下流方面へと歩いて行きました。(下写真)
ここからは林道を歩き目的地の「茨川」に向かうことも出来ますが、それでは面白くありません。 予定通り、近くの尾根から向かいの稜線に登ることにします。
途中、以外にも2名の登山者とスレ違いますが、どこからか入渓されるのでしょうか? カーブを曲がり、予定の尾根の末端に到着すると、目印のビニール紐が枝に括りつけられていました。(下写真)
人の踏跡やビニール紐は続いていますが、流石に利用する人は少ないのか左右から枝は張り出し踏み跡も薄目でした。(下写真)
尾根を登り枝の張り出しが一息ついた所で、以外にもテープが現れ、踏跡もしっかりしたものとなってきました。(下写真)
枝払いもされているようで、歩きやすくなった道を歩いて行きました。(下写真)
686mピークを通り過ぎると、良い道の理由がわかってきます。 前方に高圧鉄塔が見えてきて、人上りするとその鉄塔下の広場に出てきました。(下写真)
この辺りの鉄塔は右(R)と左(L)のペアで設置されており、この鉄塔はR186と命名されている様です。 ここからは鉄塔の巡視路を歩いて行きます。(下写真)
黒のプラスチック階段を登って行くと、程なく上の鉄塔((L187)に到着しました。(下写真)
朝早くから登っているので、展望が良い鉄塔下で景色を見ながら昼食休憩としました。 コンビニ弁当を食べていき、体力が回復した所で後半の歩きを再開します。 ここからは以前も歩いた道となり、稜線の縦走路は迷う心配も少ないので安心してノタノ坂へと向います。(下写真)
一時間ほど歩いた所で、見覚えのあるノタノ坂に到着しました。(下写真)
以前もここから茨川へと降りる時、斜面が崩れ上部の鉄塔まで登り尾根沿いに降りたことがありました。 現在も相変わらず急斜面のトラバースとなっていましたが、以前よりは安全に歩けるようになっていました。
しかし、細い道となるので足場に注意しながら進んでいきました。(下写真)
尾根に合流すると一安心ですが、ここで深く削れた道となり枯れ葉が覆いそれに足を取られ滑ってしまいました・・・。(下写真)
枯れ葉に気をつけながら歩き、左下に沢が見え出すとそこまではすぐでした。(下写真)
水の流れる沢でデザート休憩としていきます。 冷たい水で顔を洗い、フルーツゼリーを食べていきます。(下写真)
沢沿いの道を歩いて茨川の集落跡へ向います。 茶屋川に合流した所で、細い場所を見つけて対岸に飛び移りました。(下写真)
ここからは以前も歩いたことのある「治田峠」の荒れた道は通らず、県境尾根へ初めての尾根を直登していきました。(下写真)
古い民家跡の階段を登ると、尾根沿いに道が続いています。(下写真)
はっきりとした踏跡があるので、そこを登って行くとすぐに急登となりました。(下写真)
ひと登りした所で傾斜が緩みますが、長くは続かず再度急登となり辛い登りとなりました・・・。(下写真)
右手の木々が薄くなり展望が広がり始めると、尾根の上部に到着しました。(下写真)
845mピークを通りすぎると、県境尾根に合流しました。(下写真)
合流点は迷い尾根となっていますが、何度も歩いているので迷うこと無く進路を北方面に修正して、多志田山へと登ります。(下写真)
この辺りは冬場に良く歩きますが、この時期も展望がよく向かう多志田山や孫太尾根が見えてきました。(下写真)
登山道は、県境稜線から外れて、藤原岳にトラバースする道となりました。 しかし、藤原岳に寄るつもりはなく、孫太尾根から下山予定なので、このまま尾根沿いの道を進んでいきました。(下写真)
山頂までは長い急登となり、最後の力を振り絞りながら登って行きます。(下写真)
急登が一息ついて「多志田山」の山頂に到着しました。(下写真)
藤原岳方面からは、登山者の声がここまで聞こえてきます・・・。 予定通り向かわず、下山を開始しました。(下写真)
孫太尾根は、セツブンソウや福寿草の季節はそれなりに登山者を見かけますが、この日は時間も遅めということもあり、誰とも出会うこと無く降りて行きました。(下写真)
途中、花を見ながら下りていくと、青川渓谷の様子が見える展望地に到着します。 渓谷を見ると、以前は青々と茂っていた河川敷の木々が遠目にも、茶色に枯れているのが見えました。(下写真)
予定通り多志田山から1時間半ほどで下山口の浄水場?と御墓に到着しました。 ここから車道を歩き、無事駐車地に到着しました。
今回の反省点は、
・特にありません。
次回ですが、天気が微妙ですが、南アルプス深南部へ向かう予定です。
こんばんは
竜ヶ岳のシロヤシオのヒツジは今年は見られなかったみたいですね。ヤマツツジのオレンジ色は目を引きますね、
やっぱ周遊ですね、静ヶ岳から先は迷いやすくないですか?
by tina (2015-05-30 19:33)
それにしても体調不良なのになんというコース取りでしょうか。
ここまでダイナミックに歩く(いつも通りですが)とは唖然呆然。
今日、少しだけ真似(孫太と迷い尾根)して歩いてきました。
ふらふらで脱水症状に陥りました。身の程知らずっていうやつ。
おどさんにも万が一ということはあるのでたまには気をつけて。
by たそがれ高洋 (2015-05-30 23:24)
ヤマツツジ、とても花の量が多いですね。
鈴鹿のヒルの出る時期(6月から10月まで)、参考になりました。
by joyclimb (2015-05-30 23:32)
シロヤシオ、やはり外れちゃいましたか。
ほんとに今年は難しかったですね。
その代わりに、ヤマツツジが
とても元気ですよね。
色鮮やかなうえに花付きもよくて。
自然ってうまく調整されてるんでしょうかね。
by nousagi (2015-06-01 09:25)
風邪気味で本調子でない……予定変更……
で、26km10時間……う〜む!
by 山子路爺 (2015-06-03 06:57)
tinaさん、コメントありがとうございます。
シロヤシオ、あるにはありましたが少なめで傷んでいました・・・。 その分ヤマツツジは、遠くからも目立ちますね。 静ヶ岳から先は、初めの尾根さえ間違えなければ問題ありませんよ。
たそがれ高洋さん、コメントありがとうございます。
前日まで体調不良でしたが、登山当日は緊張?のせいか結構大丈夫になります。(笑) 登山中の熱中症、気を付けないと行けませんねぇ。
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
ヒル、全国的にも多くなっていますね。 そろそろ梅雨に入るので低山には行きたくなくなります・・・。
nousagiさん、コメントありがとうございます。
ツツジ系、大半はダメですが全てではないので不思議ですね。 気温が高いのが原因なのかもしれませんが。
山子路爺さん、コメントありがとうございます。
風邪気味だと思っていましたが、半分は花粉か鼻炎の症状だったようです。(いまだに喉が痛いです・・・)
by おど (2015-06-03 20:40)
今年は未だギンリョウソウはお目にかかっていません。ここもサルやイノシシが居るのですか・・ビックリです!
by OJJ (2015-06-03 22:24)