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[登山] 滋賀県 湖南アルプス周回 [登山]

 今回は、一ヶ月前に訪れた金勝(こんぜ)アルプスの隣にある、湖南(こなん)アルプスに行ってきました。 はじめに向かった「堂山(どうやま)」は384mの低山ですが、アルプスの名前の通り岩が連なる景観が楽しめました。 その後の「太神山(たなかみやま)」は、山頂にお寺があり歴史の道を辿ります。 最後の「笹間ヶ岳(ささがまだけ)」も、山頂に大きな岩があり、天気も大きく崩れることがなく、最後まで景色を楽しむことが出来ました。

堂山から笹間ヶ岳を望む

滋賀県
湖南アルプス周回
日付2015年06月20日(土)
天気曇り時々晴れ(下山時、小雨)
山域田上山系
場所滋賀県大津市枝
距離20.6Km
累積標高+1260 -1260m
時間07時間25分
人数1名
撮影枚数0789枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0036枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0184枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(岩場注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B(堂山と笹間ヶ岳展望よし)
見どころ迎不動、鎧ダム、二尊門、不動寺、八畳岩
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:00106m0.0Km田上公園駐車場 出発
06:40 (00:40)214m2.8Km迎不動
07:00 (00:20)315m3.5Km鎧ダム
07:40 (00:40)384m5.4Km堂山 (10分滞在)
08:35 (00:55)214m7.6Km迎不動
08:45 (00:10)260m8.1Km東海自然歩道入口
09:20 (00:35)470m9.8Km矢筈ヶ岳分岐
09:50 (00:30)599.7m11.0Km太神山
10:10 (00:20)470m12.1Km矢筈ヶ岳分岐
10:40 (00:30)481m13.5Km出合峠
10:45 (00:05)562m13.7Km矢筈ヶ岳 昼食休憩
11:10 (00:25)562m13.7Km矢筈ヶ岳 出発
11:15 (00:05)481m14.0Km出合峠
11:45 (00:30)338m15.7Km御仏河原
12:30 (00:40)433m17.5Km笹間ヶ岳 (10分滞在)
12:50 (00:20)311m17.9Km林道出合
13:20 (00:30)115m20.2Km富川道分岐
13:25 (00:05)106m20.6Km田上公園駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20150620_map.jpg

 梅雨の中日で、午後からは雷雨の可能性があります。 本来であれば、雪も溶け始めて登りやすくなった北アルプスや中央アルプスにでも行きたいところですが、天気が読めない(少なくとも良くは無い)ので、近場?の山へ登ることにします。 2案ほど考えて、当日朝の状態で最終決定することにしました。
 結局、高い山は無理そうなので、晴れ間の期待できる滋賀県方面へと向かうことにしました。 しかし、この時期下手な所に行くとヤツに血を吸われかねないので、5月に登った金勝(こんぜ)アルプスの隣にある湖南(こなん)アルプスに向かうことにしました。

 直前に予定を組んだことも有り、あまり詳しく分からない中で登山口となる田上公園へと向かいました。 自宅から1時間半ほどと見て、4時半前に出発しました。 しかし、前日は飲み会で遅くなっているのと、前回の疲れが膝に出ていて本調子ではありませんが、様子を見ながら歩くことにします。

 東名阪から新名神を走り、「草津田上IC」で降りました。 カーナビに従い、県道43号・16号・108号と走り、109号線で右折します。 すぐ左手に田上公園 の駐車場が見えてきたので、ここに駐車していきました。(下写真)

田上公園に駐車

 他府県ナンバーの車も駐車していますが、これは登山者のものでは無さそうです。 早速出発の準備を整えて、トイレで用を足してから出発しました。
 暫くは道路を歩くことになりますが、公園の遊歩道が平行にあるのでこれを歩いていきます。(下写真)

公園をスタート

 遊歩道を東へ歩いて行くと左手に向かう「堂山(どうやま)」が見えてきました。 (下写真)

東に向かう

遠くに堂山が見える

 遊歩道は奥のキャンプ場の建物の脇を通り、草の多い脇道の先で道路に出合いました。(下写真)

奥の車道に出る

 ここからは車道を歩いていきますが、この時間はまだ車の通行はありません。 天神川を渡ると、川沿いの対岸の道と合流しますが、それが東海自然歩道となっていました。(下写真)

車道を奥へ

天神川を渡る

湖南アルプスの道

 天神川の流れを右に見ながら奥へ進み、再度天神川を渡ると、山の中へと入って行きました。(下写真)

再度、天神川を渡る

民家のアジサイ

林の間を抜ける

下に便所

 左に砂防堰堤が見えて来て、この辺りが予定していた取り付き点となります。 しかし、梅雨時で水量が多いのか遠目にも対岸に渡るのは苦労させられそうです・・・。(下写真)

堰堤の上部から取付き場所付近

 ここからのコースは諦めて、奥の道から「堂山」まではピストンで登ることにしました。 更に奥へ進み右に富川道を通り過ぎると、右手に建物が見えてきました。(下写真)

富川道分岐(車道を進む)

迎不動付近

 その建物が「迎不動(むかえふどう)」で、建物の奥になにやら祀られていました。(下写真)

迎不動

 隣にはトイレも設置されており、少し先には駐車地もありました。 また、左の川方面に道標が立っており、「鎧ダム・堂山」と書かれています。

この谷(若女谷)沿いに登る

鎧ダム・堂山分岐標識

 どこから渡るのだろうと周りを探すと、飛び石が設置されており渡渉の心配はありませんでした。(下写真)

飛び石で渡渉

 天神川を対岸に渡ると、階段状の道が奥へと続いていました。(下写真)

階段状の道を登る

 シダが多く、前日の雨粒を払いながら登って行くと、程なく「迎不動堰堤(新オランダ堰堤)」に到着しました。(下写真)

迎不動堰堤

迎不動堰堤上部

迎不動堰堤説明文1

迎不動堰堤説明文2

 ここからも整備された道を辿りますが、沢の岩場を2度3度渡渉していきます。(下写真)

鎧堰堤に向かう

シダの多い道

何箇所か滝

沢を渡りながら進む

 この沢沿いの道は古くからあるためか、支流には土留の石積みが見られました。(下写真)

左右の支流にも石垣が

 ここまで川沿いも含めて留山(松茸山)の印であるビニール紐が、付いており所々に所有を示す掲示がありました。 ガイドブックにも、松茸山と書かれているので、秋には近づかないほうが良いでしょう。(下写真)

この辺りは松茸山

 ひとしきり登ると巻道となり、前方に堰堤が見えてきました。 そこが「鎧堰堤(よろいえんてい)」で、手前の新堰堤から名前の通り鎧のように石が積み重ねられた堰堤がありました。(下写真)

鎧堰堤に到着

鎧堰堤の説明文

新堰堤の上は通れる

新堰堤から鎧堰堤を見る

 その堰堤の上部に道は続いており、そちらから堂山へと向います。(下写真)

堂山へ向かう

 堰堤の上部は、それが正常に機能している事を示すように、広い砂地が広がっていました。 地図では一面の湖のイメージでしたが、実際には砂地に細々と水が流れており別天地です。(下写真)

堰堤上部の砂地

 水の流れを飛び越えながら、山奥とは思えない景色を見ながら上流へと歩いて行きました。 砂地が狭くなり始めると、枝が積まれ奥へ以下ないように印となっています。 その左手に道標や赤テープが付いており、登山道の続きだと分かります。(下写真)

左の登山道へ入る

湖南アルプス山岳マップ

 道標に従い細い道へ入って行くと、湿地状の道となり奥へ歩いて行きました。(下写真)

堂山へ

湿地状の道に

 緩やかな登りとなり、道標が設置されたピークに到着しました。(下写真)

稜線分岐

 ここで直進する道があるので、そちらへと向いますがどうも様子が変です。 対向する稜線に目指す「堂山」が見えており、右手に稜線沿いには登山道と思われる筋が見えていました。(下写真)

堂山近影

隣の稜線に来ている…

 間違えに気付き、先ほどの道標まで戻ります。 道標を反対側から見ると左(本来のコースからは右)に矢印があり堂山と書かれています・・・。 細い道で気が付きませんでしたが、そちらへ入って行くと下りとなり、岩場からは近くに堂山が見えてきました。(下写真)

この分岐で左へ

下りていく

岩場の縦走路

 ここからは岩場の縦走路となり、金勝アルプス同様の楽しい歩きとなります。 ここから一旦鞍部に降りて登り返しとなりますが、標高差は少ないのでそれほど苦にはなりませんでした。(下写真)

一旦降りて再度上りに

 道は上手く付けられており、遠目には急斜面ですが近づくと手がかりや足場が沢山あり危険はありません。(下写真)

このような岩が多い

岩場が多く楽しめる

 テープやペンキ(チョーク?)により道に迷うことはありません。 また、花崗岩には沢山の踏跡で跡が付いており、それを目指して歩いていきます。 主尾根に合流すると琵琶湖方面の展望が広がっていました。(下写真)

近くには琵琶湖

 稜線沿いも岩が多めですが、その分展望を眺めながら歩いて行けます。(下写真)

山頂方面(この奥)

ネズの実

 手前のピークからは、左(南)下から回り込むように道が付いており、一旦降りてから安全な道を向います。(下写真)

手前のピークからは左手を巻く

 そのまま岩を登って行くと岩のピークに到着します。 そこが堂山の山頂でコンクリートに「三級水準点」が埋め込まれていました。(下写真)

堂山山頂

三級水準点

 朝から雲が多めですが、ここで景色を眺めながら休憩していると次第に晴れ間が広がりはじめ、陽も差し込んできました。(下写真)

音羽山方面(左に千頭岳)

出発地点の公園を望む

奥に薄っすらと比叡山

 当初予定していた南西方面を見ると、こちらも花崗岩が多く稜線沿いに道が見えており、その先に巨大な堰堤が見えていました。(下写真)

笹間ヶ岳(手前に登山路が見える)

下の巨大堰堤

 また、東側を見るとこの後で登る予定の「太神山(たなかみやま)」や「矢筈ヶ岳(やはずがだけ)」も見えています。(下写真)

矢筈ヶ岳

太神山(左奥)

金勝アルプス(右奥に竜王山)

 ひと通り見たところで、来た道を戻ります。(下写真)

登山道を戻る

 再度、砂地を通り過ぎ、沢沿いの道を下りていくと、迎不動堰堤の下でこの日はじめてとなる登山者?とスレ違いました。 天神川を渡り、迎不動前の道を奥へと歩いて行きました。(ここにも登山者が歩いていました)
 奥で道は左に折り返し未舗装路が直進していますが、小さな道標には左に「太神山」と書かれているので、そのまま舗装路を登って行きました。。(下写真) 

ここは左へ

 左手に数台分の駐車地があり、その先で道は車ゲートで閉鎖されていました。(下写真)

ゲートを進む

 ゲートの脇を通り再度折り返すと、奥に東海自然歩道の道標と、直進方向に遊歩道が続いていました。(下写真)

ここで右手の遊歩道へ

東海自然歩道は良い道

 天神川を不動橋で渡り、奥へと入って行きました。(下写真)

不動橋

天神川を渡る

 歩きやすい遊歩道は途中までで、花崗岩の抉られた道に入っていきます。(下写真)

ここから登山道に

下に堰堤(天神川第二堰堤)が見える

抉れた道

 花崗岩の道ははじめの方だけで、少し登ると尾根通しの良い道となりました。(下写真)

良い道となる

 左手に休憩所が見えてきますが、よく見ると祠が設置されていました。(下写真)

祠の休憩所

何かが祀られ

 その先に三十三丁(約3.6Km)を示す石標が立っていました。 どこが起点か分かりませんが、先ほど通ってきた何処かにあるのでしょう。(下写真)

三十三丁の石標

 更に奥に行くと、次は3つの大きな岩の手前に榊などがお供えられています。(下写真)

ここにも何かが祀られ

 その先で、また花崗岩の道となり抉れた道を辿ります。(下写真)

踏跡と水跡

 地形図を見ても周りは花崗岩の岩が多く点在しています。 しかし、尾根沿いの道は古くからの参拝道なのか、良い道が続きました。(下写真)

基本的に良い道が続く

 そしてこのコースの見どころの一つとなる「泣不動」に到着しました。 泣不動の名前の由来は分かりませんが、しかめっ面?をした不動明王が細かく石に彫られています。(下写真)

泣不動

 この先で右手前に分岐があり、これが「矢筈ヶ岳」へと向かう道となっていました。 看板に「本願谷」は土砂崩れで通行止めとなっていますが、「矢筈ヶ岳」方面は師匠はありません。 いづれにしてもこの分岐は後で通るので、場所だけ覚えて直進していきました。(下写真)

矢筈ヶ岳方面分岐(左)

 そこから少し歩くと前方にお寺の入口?が見えてきました。(下写真)

不動寺入口

 しめ縄の張られた入口を通ると、二尊門(にそんもん)の二童子(矜羯羅:こんがら、制多迦:せいたか)に迎えられます。(下写真)

二尊門

 2つの像とも、穏やかな顔をしています。(下写真)

左の像

右の像

 ここからは参道となり、杉などの立派な木が目立ちます。(下写真)

大木が多くなる

 左手に「不動寺累代之墓地」と書かれた道標が建っており、左手前に道が続いているので見に行きます。(下写真)

 

不動寺累代之墓地

これが墓地?

 分岐に戻り更に進むとお地蔵様も祀られていました。(下写真)

お地蔵様

 左に分岐があり東海自然歩道の分岐となっています。 300m先に休憩地があるようですが、帰路様子を伺うと下っているので向かうのは止めにします・・・。(下写真)

東海自然歩道分岐(直進する)

 前方に広いお寺の境内が見えてきました。(下写真)

境内へ

 左手には大きな建物があり、薪や煙突など古い様式を残しています。 手前には井戸もありますが、これは使われていないようでした。(下写真)

昔ながらの建物が

 右手には休憩所やトイレなどがあり、帰路に利用させてもらいました。(下写真)

休憩所?

不動寺本堂の説明文

 奥に続く道を進んでいくと地蔵尊があり、開残を登ると広場となっていて手水舎がありました。(下写真)

奥へ

地蔵尊

広場に(右奥に手水舎と階段)

 手水舎の右手に急な階段があるので、そこを登っていきます。(下写真)

ここから登る

 上部を見上げると、長い柱が掛けられた立派な舞台造りの建物が見えています。 これが本堂で、階段を登ると入口に到着しました。(下写真)

立派な舞台造り

急な階段を登る

 土足厳禁となっているので靴を脱いで本堂の中を見ていきます。 しかし、窓が締まり中は真っ暗なのでフラッシュを焚いて行きますが、何が何やら分かりません・・・。(下写真)

本堂の中

不動明王(真っ暗で参拝出来ず…)

 更に階段は続くので登って行くと、大岩の横へ出てきました。(下写真)

本堂の屋根(桧皮葺)

大岩

 大きな岩は胎内くぐりの要領で潜ることが出来そうです。 先で道は一つとなっているので、帰路に潜っていきました。(下写真)

ここをくぐる

 その上で三角点と書かれた標識が建っており、堂山の山頂に到着したようです。(下写真)

三角点から

 二等三角点を見ていき、山頂の祠へと行きますが、周りは樹林に覆われ展望はありません。(下写真)

二等三角点

山頂の祠

 見るものも無いので境内へと戻り、少し休憩していきました。 先ほどの分岐まで一気に戻り、左手の「矢筈ヶ岳」方面へと入っいきます。(下写真)

予定コースは通行可

 右斜面を降りる良い道となり、暫く降りて行くと本願谷の沢(枯れています)の上部へ到着します。(下写真)

明確な道が続く

沢の上流を通る

 ここが最低鞍部となり、ここからは尾根沿いに進む道となりました。(下写真)

尾根に登り返す

 472mピークを通過して笹の多い道を歩いて行くと、先ほどの看板にもあった本願谷への分岐に到着しました。(下写真)

472mピークへの稜線を進む

矢筈ヶ岳への道標

鞍部に降りて

鞍部付近

本願谷方面分岐(通行止め)

 ここは分岐を右に見て直進していきます。 よく踏まれた道を更に進むと、「出合峠」と呼ばれる「矢筈ヶ山」手前の鞍部に到着しました。(下写真)

尾根沿いに進む

出合峠

 ここは後で右方面に向かうことになりますが、ここは直進して急斜面の登りを上がっていきます。(下写真)

直進して登りに

 ここまで急斜面などはなく楽な登山でしたが、ここは岩の多い急登となり、午後に入り気温も上昇しておりひと汗かきます。(下写真)

岩肌の見える急登

 疲れが出てきていますがここは一気に登っていきます。 前方が明るくなり傾斜が緩むとピークに到着しますが、山頂はまだ先です・・・。(下写真)

手前のピークから山頂はすぐ

 ここから倒木と笹の茂った道を20m進むと、樹林に覆われた山頂に到着しました。(下写真)

矢筈ヶ岳山頂

 山頂は殆ど展望はありませんが、北西方向が切り開かれ「笹間ヶ岳」が近くに見えていました。(下写真)

切り開きから笹間ヶ岳の展望

 展望はよくありませんが、ここで昼食休憩としていきました。 短めの食事後は、先ほどの急斜面を慎重に降りて峠へと戻ります。 ここから「笹間ヶ岳」方面に向かいますが、当面の目的地は「御仏河原」となります。(下写真)

御仏河原方面へ(標識は「枝」とも)

 先ほどよりハッキリとした道となり、道幅も若干広く感じました。 しかし、沢沿いを横切るところなど倒木が積み重なり、それをくぐっていきます。(下写真)

一部荒れた沢を通る

広く良い道となる

 この辺りは高低差の少ない道となりますが、それがかえって道迷いの原因となりそうです。 歩きやすい道を進んでいきますが、時折陽射しが差し込み暑くなってきました。(下写真)

陽が差し込み暑く

石垣?

標識に従う

 道沿いに進むと前方が明るくなってきます。 唐突に、小川の流れる灌木帯に出てきました。 東海自然歩道の道標が立っており、ここが「御仏河原」のようです。(下写真)

唐突に小川の流れる道に(東海自然歩道合流)

 右に向かうと東海自然歩道を通り、行きに見た「富川道分岐」に合流するようです。 ここは左の踏跡を辿り「笹間ヶ岳」へと向います。(下写真)

笹間ヶ岳へ向かう

 小さな流れとシダの多い道を歩いて行き、花崗岩の尾根に登って行きました。(下写真)

シダの登り

尾根に出る

 この先で景色が変わり、池の点在する湿地帯へと出てきました。(下写真)

小さな池が点在

湿地に赤とんぼ

 地図にも3つの池が書かれていますが、一際大きく水色の池を湛えた所の脇を通り過ぎると灌木帯へと入って行きました。(下写真)

ここにも池

テリハノイバラ

最後は大きな池

池の横を通る

池を振り返る

 この手前辺りで、前方からエンジン音が聞こえていました。 どこかで伐採でもしているのかと思っていましたが、狭い登山道を立ちふさがる様にバイクが2台止まっています・・・。(下写真)

こんな所にバイクが・・・

 車種はモトクロスバイクだと思いますが、このような登山道(しかも東海自然歩道)でバイクを見たことはありません・・・。 カーブを曲がると、その先にもう一台が後輪が取られ道が大きく抉れ、ここから脱出しようとエンジンを吹かしています。(この音とガソリンの匂いが周りに漂っていました)

 ライダーと挨拶を交わしますが、このような人の往来のある(10人ほどの登山者とすれ違っています)ところで、オフロード車を走らせるのは非常識としか思えません。(と言うより、事故につながります)

 ガソリンの匂いの舞う道を足早に歩いて行くと、広い砂地に到着しました。(下写真)

 

ここにも砂地がある(バイクの跡が…)

 ここも初めに歩いた鎧ダムと同じく、堰堤で砂が溜まった所のようです。 道標は右奥を差していますが、広い踏跡を辿って行くと水の流れを辿り道が続いていました。(下写真)

笹間ヶ岳へはここで右折

広い道を進む

奥へ

 再度、山道となり岩の多い道となりました。(下写真)

再度山道に

岩の多い道となる

 岩を乗り越えて進んでいくと、ここで3名の登山者とスレ違いました。(下写真)

岩を乗り越え(実際には左下から)

岩の上から久しぶりに景色が

下りていく

矢筈ヶ岳を望む

 道標が現れ残り400mで山頂となっています。(下写真)

あと400m

 気合を入れて進みますが、唐突に車道に出てしまいました。(下写真)

車道に出る(右奥へ)

 地図を見ると、山頂手前で林道と交差しています。 右手の道を歩いて行くと、登山道入口の道標が立っていました。(下写真)

ここから入る

 ここからも岩が多く、手も使いながら歩いていきます。 前方から人の声が聞こえたかと思うと、登山者が多数(10名ほど?)降りてきました。 スレ違いながら登って行くと、程なく山頂直下の分岐に到着しました。(下写真)

最後の登り

岩の間を抜けて

山頂分岐

 右手に登ると三等三角点があり、その横に巨大な岩に締められた山頂がありました。(下写真)

三等三角点

 後で、この岩の名前が「八畳岩」だと分かります。 鎖が付いているので、ここから登っていきますが、踏み場と手がかりがあるので、そのまま登って行きました。(下写真)

八畳岩に登る(鎖は無視)

 岩の上は平坦で、180度のパノラマが広がっていました。(下写真)

笹間ヶ岳からのパノラマ

琵琶湖方面

京都との県境の山々

近江富士(三上山)を望む(左)

 ここでゆっくりしていきたい所ですが、少し前から鈍よりとした雲が上部を覆い今にも一雨来そうです。 裏にハシゴがあったので、そちらから降りて早速下山を開始します。(下写真)

裏にハシゴが・・・

 岩の裏に白山権現の祠があり、そこからも上関方面の道が続いていました。(下写真)

岩の裏に祠(白山権現社)

下山開始

 少し下って行くと鳥居があり、昔は主にこちらから登られていたのかも知れません。(下写真)

鳥居がある

 ここも花崗岩の滑りやすい道なので、慎重に降りて行きました。(下写真)

スリップ注意で降りる

 すると先ほど同様に、林道に出合いました。(下写真)

ここに降りてきた

 林道には標識があり、自転車も禁止となっています。(下写真)

自転車・バイク進入禁止

 ここから予定のコースは、上関へと続いていますが、今にも降りそうな天気なので、エスケープルートとして考えていたこの林道を下りていくことにしました。(下写真)

林道を歩いて

 すると雨がポツポツと落ちてきました。 折り畳み傘を持ってきているので、雨脚が強くなる前にと差していきました。(下写真)

天気は下り坂

 しかし、思ったよりも天気は悪くことは無く、暫くすると止みました。 林道をトボトボとあるいていると、登山者?が登っていくのに遭遇します。
 そして20分ほど下ると、左下に民家が見え出します。(下写真)

民家が近くに

 住宅街の脇の道を歩いて行くと、車両ゲートがありここを通り抜けると、朝歩いた道に合流しました。(下写真)

車両ゲート(奥から戻ってきた)

公園に向かう

 ここからは公園へと戻り、車へと戻りました。

今回の反省点は、
・直前に行き先を決めたので、事前調査が不十分でした。 問題とはなりませんでしたが、最新の登山情報を確認していくべきでした。

 次回ですが、土曜日は天気が夜いので日曜日としますが、今回も天気が読めないので、土曜日の午後に決めることになると思います。(三重県か静岡県の可能性が高いです)


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コメント 8

コメントの受付は締め切りました
山子路爺

登山道ではオイルやタイヤの焼ける臭いは嗅ぎたくないですね。
そう言えば八方尾根を自転車を担いで下って来る二人連れに遭遇した事が有ります。黒檜平まで乗る事は出来そうもないと思いますが……。

by 山子路爺 (2015-06-25 17:13) 

テリー

山道で。モトクロスバイクを乗り回す輩がいましたか。
いづれは、出てくると思っていました。
そのうち、事故が起きるのでしょうね。
by テリー (2015-06-25 19:10) 

joyclimb

二尊門の二童子、ほっとする石像ですね^^
舞台造りの不動寺本堂、印象的です。
by joyclimb (2015-06-25 21:51) 

OJJ

今回もまた距離20キロ超、1000枚撮影の猛烈登山・・
忌ヒル剤<ひるまず進め>を買ってきました。名前はスゴイですが塩水みたいな成分です・・笑)
六甲縦走路でも時々バイクを見かけますね、チャリなら可愛いが・・
by OJJ (2015-06-25 21:52) 

mimimomo

おはようございます^^
沢や滝のあるコースは良いですね~気持ちが良い。
岩場の縦走路も楽しそう。
太神山は名前からしても信仰のお山なんでしょうね。祠や地蔵様がいろいろあって、そんな印象を受けます。
自転車、バイク乗り入れ禁止・・・標識なんて目に入らないのかしらね~それとも完全無視?
by mimimomo (2015-06-26 06:27) 

nousagi

また長い歩きでしたね。
私なら、周回コースがとれないとなると
堂山はまた今度となるんですが・・・。
まだまだスッキリしない天気が続きますね。

by nousagi (2015-06-26 14:58) 

ひろたん

ロングコースですね。
この時期は暑さでロングはあるけないような・・・
岩場が面白そうです。
石像でほっとしますね。
禁止は守って欲しいですね。
by ひろたん (2015-06-27 10:47) 

おど

皆さん、NICE!とコメントありがとうございます。

山子路爺さん、
 周囲がガス臭かったので暫く息を止めて歩いてました・・・。 低山の場合、自転車の方はよく見かけますね。 下りでスピードを出していると危ないと思うのですが・・・。

テリーさん、
 モトクロス、今回のコースは砂地があるので面白いのでしょう。 道は痛むし、迷惑ですが。

joyclimbさん、
 二尊門の像、本当に穏やかな顔で和みました。 ガイドブックの裏表紙に写真が載っていましたが、ここのものだったのかと気が付きました。

OJJさん、
 このコースは、この時期でもヒルがいないだろうと決めました。(苦笑)
 自転車やバイク、関西で多いみたいですね。 多分、里山の低山で入りやすいのが原因でしょうが、中部地区の山と比べて断然見る機会が多いです。

mimimomoさん、
 朝方は涼しかったので沢コースでもそれほどありがたみはありませんでした。 しかし、これからの暑い季節は助かりますね。 自転車はバイク、禁止の看板があってもあれですが、無くても常識的に「遊歩道」や「登山道」で走るのは危険ですよね。

nousagiさん、
 堂山、どうしようか悩みましたが、遠回りにでも寄って正解でした。 今年は梅雨前半は雨が少なめでしたが、ここに来て本格的な梅雨といった日が続きますね。

ひろたんさん、
 この日は後半陽が射して暑くなりましたが、それも一時的で展望と引き換えに助かりました・・・。 岩場、面白かったです。 危険はありませんが、テンション上がりました。(笑)

by おど (2015-06-27 16:28) 

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