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[登山] 2015年 秋の伊吹山北尾根縦走 [登山]

 今回は、伊吹山の北尾根へ秋としては初めて訪れました。 紅葉には少し早かったようですが、花の百名山と呼ばれることだけのことはあり、10月も下旬にも関わらず色々な花を見ることが出来ました。

関連リンク
2011年04月17日 [登山] 伊吹山北尾根縦走(2011年春)
2012年03月21日 [登山] 残雪期の伊吹山北尾根縦走(2012年早春)
2013年05月05日 [登山] 2013年 春の花を探して伊吹山北尾根縦走

紅葉の稜線上から禿山を望む

2015年
秋の伊吹山北尾根縦走

日付2015年10月24日(土)
天気晴時々曇り
山域伊吹山地
場所岐阜県揖斐郡揖斐川町春日美束
距離11.8Km
累積標高+1110 -1110m
時間05時間35分
人数1名
撮影枚数0668枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0212枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0180枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
A(石灰岩スリップ注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ新・花の百名山
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:30845m0.0Km国見峠 出発
07:10 (00:40)1126m1.5Km国見岳
07:35 (00:25)1083m2.4Km禿山
07:55 (00:20)1070m3.3Km御座峰
09:00 (01:05)1149m5.8Km静馬ヶ原 休憩
09:15 (00:15)1149m5.9Km静馬ヶ原 出発
10:20 (00:55)1070m8.4Km御座峰
10:50 (00:30)1083m9.2Km禿山 昼食休憩
11:10 (00:20)1083m9.3Km禿山 出発
11:35 (00:25)1126m10.2Km国見岳
12:05 (00:30)845m11.8Km国見峠 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20151024_map.jpg

※今回は、花や紅葉の写真中心でお送りします。

 2日ほど前から体調が優れない(多分花粉症です)ので、近場で紅葉の期待できそうな所へ行くことにしました。 そこでこれで4度目となる伊吹山の北尾根へ秋としては初めて向かうことにします。
 北尾根の取り付き点となる国見峠は、2年前の災害で県道が通行止めとなっていましたが、それも今年8月には無事開通したと情報も得ています。

 伊吹山は自宅からは(高速利用で)1時間と掛かりませんが、国見峠までは1時間半ほど掛かります。 それでも日の出も遅くなっているので、5時前に出発して下道を走って行きました。
 順調に走って6時半前にはスキー場前を通過して崩壊していた県道を快適に走っていきます。 まだ一部が工事中で土砂が堆積していましたが、ノーマル車でも問題とはなりませんでした。

 国見峠に到着し、広い駐車地に停めて出発の準備をしていきます。(下写真)

国見峠の紅葉

 峠といえど既に標高は850m近くあるので、周りの木々は既に紅葉し始めていました。 また、駐車地からは朝靄に包まれる伊吹山が見えています。(下写真)

朝の伊吹山

 早速登山を開始し、まずは国見岳へと登って行きました。(下写真)

登山開始

落ち葉の多い道を進む

鉈ヶ岩屋分岐

 国見岳手前からは急登となり、雪のある時期は苦労させられるところです。 この時期は右斜面を大きく切りながら登っていきますが、この辺りも石灰岩が多く朝霧に濡れて滑りやすくなっていました・・・。(下写真)

ここから急登に

 この時期なので花は全く期待していませんでしたが、この登りでアルカリ性の土壌や湿り気が関係しているのか、ヒメフウロとジンジソウを多く見かけました。(下写真)

ヒメフウロ

ジンジソウ

 花を見ながらゆっくりと登って行くと傾斜が緩み国見岳の山頂部の端に到着しました。(下写真)

国見岳山頂部に到着

山頂はすぐ

 平坦な道を少し登り返すと、刈り払われた頂上に到着しました。 突然の人の気配に驚いたのか、鷲と思われる鳥が飛び出していきました。(下写真)

国見岳からの眺め(中央に鳥)

 今回も朝方は湿気が多く雲海となっています・・・。 伊吹山も山頂部は晴れていますが、雲が稜線から湧き上がり雲海となっていました。(下写真)

北尾根と伊吹山(右)

 ここからは禿山と御座峰を経由して伊吹山の手前へと向かいます。(下写真)

禿山へ向かう

 ここからゲンノショウコと思われる花が、日当たりの良い所を中心に所々で見られました。(下写真)

ゲンノショウコ

 すこし進んで後ろを振り返ると、国見岳の斜面は紅葉に彩られ始めていました。(下写真)

国見岳を振り返る

トリカブト

前方に禿山

 眺めのよい稜線を禿山まで進みます。 名前の通り石灰岩で覆われ、樹林の少なく展望のよい山頂に到着しました。(下写真)

禿山から国見岳

紅葉まではあと少し?

 ここから先はこのコースでも好きな所で、笹が刈られた稜線沿いの縦走路となります。(下写真)

展望の良い尾根道

御座峰はすぐ

 御座峰に到着すると、伊吹山が近くに見えてきます。(下写真)

伊吹山が近くに

 ここから南斜面を下っていきますが、ふと足元に紫色の花が見えるので確認すると、この時期にも関わらずスミレの可憐な花が数輪咲いていました。(下写真)

この時期にスミレの花

 この辺りは石灰岩で湿り気もあり、樹林も無いため温かい陽射しが終日差し込む為、狂い咲きが多いのかもしれません。(下写真)

石灰岩が多い道

 このコース一番の最低鞍部に降りて行きます。(下写真)

鞍部へと降りて

 手前のピークを右から廻り込み、石灰岩の多い細尾根となります。(下写真)

手前のピークは右斜面をトラバース

 所々でよい色づきの紅葉が見られますが、全体としてはまだまだのようでした。(下写真)

所々で紅葉

 静馬ヶ原に近づき、登りに転じます。(下写真)

静馬ヶ原への登りに

黄葉もあとすこし

上空は良い天気

 雪のある時期には苦労する急斜面の上りとなると、付近には花が多く見られました。(下写真)

ヘビイチゴの花?

ヘビイチゴの実

ハクサンハタザオ?

 無雪期は急斜面をジグザグに登っていくので問題とはなりませんが、ここも石灰石が多く滑りやすいところでした。(下写真)

右から廻りこんで登る

 急斜面を登り傾斜が緩むと、日差しが差し込む斜面となります。 ここにはキクの花が沢山自生しており、登山道脇を白くしています。(下写真)

キクのお花畑に

ノコンギク

あと少し

トモエシオガマ

 頭頂部はなだらかな斜面となっており、ここも花が多いところでした。(下写真)

傾斜がゆるく

ミヤマキンポウゲ?

?1

 綺麗にかられた背丈以上の笹原を抜けると、静馬ヶ原に到着しました。(下写真)

笹原を抜ける

伊吹山近影

 距離は短めで、ここまで疲れもほとんど出ていません・・・。 しかし、体調は微妙な状態なので大事を取って、予定通りここで引き返すことにします。(何れにしても車道は通行禁止です)

今日はここまで(静馬ヶ原)

 ここからは往路の道を引き返して行きますが、日射や太陽の高度の関係で、綺麗な紅葉が見られました。 また、行きには気が付かなかった花も見られで大満足です。(下写真)

東斜面の黄葉

?2

池田山方面を望む

ゲンノショウコ2

陽が射して所々に紅葉

ヒメフウロ2

御座峰が近くに

1038nピーク

禿山への稜線が一番の紅葉

稜線沿いも光を受けて

東斜面は良い感じ

鎗ヶ先(尖った山)を望む

アキノキリンソウ

黄葉は終盤?

 禿山まで戻った所で、ここで昼食休憩として行きました。 休憩中には雲も完全に晴れ、強い陽射しが差し込んできています。(下写真)

禿山で昼食休憩

国見岳と奥に奥美濃の山々

ツリガネニンジン

?3

春日村を望む

 昼食後は国見岳へと向かい再度登り返しとなります。(下写真)

紅葉を見ながら登る

上空はまた良い天気に

 国見岳との間で、この日唯一の3名の登山者とスレ違います。 国見岳へと登りつめると、その奥にある展望地(アンテナ跡)から、北方面の展望を眺めていきました。(下写真)

国見岳の空き地跡

下に尾西と美束の集落

ブンゲン(左)と貝月山(右)

 最後は北斜面を降りていきますが、ここは終日湿って滑りやすいので、最後まで気が抜けません…。(下写真)

朝はぱっとしなかったが鮮やかな黄葉

 そして無事登山口に到着すると、今回は温泉にも寄らず帰路に付きました。(下写真)

登山口から虎子山方面の紅葉

虎子山方面が良い感じか?

今回の反省点は、
・特にありませんでした。

 次回は、体調は回復しつつありますが、天候がよく無い予報なので山域は思案中です。


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コメント 11

コメントの受付は締め切りました
テリー

トリカブト、まだ、咲いているんですね。
by テリー (2015-10-29 17:53) 

mimimomo

こんばんは^^
おどさんにしては時間も短く、標高差も少ないと思いましたら、そういう事情がおありでしたか。わたくしもここ数日前からマスク着用となりました(__;
この時期にしてはお花が多いですね。少し異変があるのかしら、山のお花も。
by mimimomo (2015-10-29 18:55) 

nousagi

場所によって紅葉の進みがだいぶ違いますね。
まだ、夏の花も見られたりして楽しそうですが
花粉症とは辛いですね。
この時期だと、何に反応しているんでしょう。



by nousagi (2015-10-29 19:02) 

g_g

花粉症はかなり厄介なんでしょうね。
私は喘息持ちで秋からは酷くなるのでかなり落ち込みます。
花も見られていいですね、?3はシロヨメナの感じもしますが
葉の状態が分からないのでなんとも?・・・
by g_g (2015-10-29 20:09) 

ちぃ

こんばんわ(^^)
国見岳は冬はスキー場になる山なのでしょうか?スノボを始めたころに
1度滑りに行きました。紅葉も見れてお花もまだ楽しめるってすてきな山ですね(*^-^*)
by ちぃ (2015-10-29 20:43) 

たそがれ高洋

同じ山域でも季節をかえて歩くことはいろんな発見がありますね。
お気に入りの北尾根の秋の顔もなかなかです。
花粉症は季節の変わり目に出やすいのですが、おかしな気象が続くと対策もたてられません。お大事に。
by たそがれ高洋 (2015-10-29 23:41) 

おど

テリーさん、コメントありがとうございます。
 トリカブトは、夏の終わりに咲くのでそれほど不思議とは思いませんでしたが、それ以外であきらかにこの時期みられないのは説明不能ですねぇ。

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 花粉症というか鼻炎ですが、鼻水程度であればなんともありませんが、倦怠感や頭痛やめまいなどともなうので厄介ですね。

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 今回紅葉はまだ早すぎました・・・。 この時期の花粉、調べていませんが今年はセイタカアワダチソウが多いのでそれが原因かも。

g_gさん、コメントありがとうございます。
 喘息は自分もそのケがあります。 息苦しくなるので、やっかいですが、運動中は軽減されるので登山に支障はあまりないのが救いです。
 花の名前、シロヨメナであっていそうです。

ちぃさん、コメントありがとうございます。
 実際には隣の虎子山で、国見岳にはスキー場はありませんが、名前は国見岳スキー場であってます・・・。

たそがれ高洋さん、コメントありがとうございます。
 冬以外で季節を変えた登山は、発見も多いのでよいですね。 冬は冬で展望が素晴らしくなる事が多いですが、危険箇所もあるので慎重に行きたいです。

by おど (2015-10-30 12:50) 

OJJ

夏の花の百名山としてなら記憶に有りますが紅葉は知らなかったです。
by OJJ (2015-10-31 21:14) 

joyclimb

秋でも花が多いですね^^
ジンジソウ、知りませんでした。参考になりました。

by joyclimb (2015-11-01 00:01) 

achami

この時期にこれだけ可憐な子に逢えるのは、ステキですね^^
1時間で伊吹山というのも、魅惑的です☆
by achami (2015-11-01 09:58) 

おど

OJJさん、コメントありがとうございます。
 自分も紅葉の時期に登るのは初めてでした。 ブナも少しはあるので、それなりに綺麗でしたが、まだ早かったようです。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 花はまったく期待していなかったので、嬉しい誤算でした。 ジンジソウ、ダイモンジソウに似ていますが、時期が違いますね。

achamiさん、コメントありがとうございます。
 1時間で伊吹山の登山口までいけますが、高速利用なので高く付きます・・・。 また、山頂までとなるとドライブウェイの料金と更に時間がかかりますが、こうなると登山ではありませんねぇ。

by おど (2015-11-05 20:53) 

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