[登山] 愛知県最奥地 八嶽山・日本ヶ塚山周回 [登山]
今回は、愛知県の最奥地にある「八嶽山(やたけさん)」と「袖山(そでやま)」、それに「日本ヶ塚山(にほんがつかやま)」を周回で登ってきました。 この辺りでは850m付近まで紅葉も降りてきており、標高の高い所では鮮やかな紅葉が見られました。 また、午後には天気も回復し南アルプスの山々などを間近に見ることが出来ました。
日本ヶ塚山からパノラマ(恵那山・八嶽山・熊伏山・南アルプスなど)
日付 | 2015年10月31日(土) | ||
天気 | 曇りのち晴れ | ||
山域 | 奥三河 | ||
場所 | 愛知県北設楽郡豊根村富山 | ||
距離 | 28.8Km (内車道・林道13.6Km) | ||
累積標高 | +2570 -2570m | ||
時間 | 10時間00分 | ||
人数 | 1名 | ||
撮影枚数 | 0852枚 (FUJIFILM FinePix XP200) 0290枚 (Panasonic DMC-GM1) | ||
登山難度 (A:安易~E:高度) | B(日本ヶ塚山 岩場・ハシゴ場注意) | ||
展望 (A:良い~E:なし) | B(日本ヶ塚山から南・中央アルプスの展望) | ||
見どころ | 天竜川、紅葉 | ||
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績) | |||
06:30 | 285m | 0.0Km | 駐車地 出発 |
07:00 (00:30) | 327m | 2.6Km | 熊野神社 |
08:20 (01:20) | 1140.5m | 5.0Km | 八嶽山 (10分休憩) |
08:50 (00:30) | 1040m | 6.0Km | 東又峠 |
09:20 (00:30) | 1187m | 7.3Km | 袖山 |
10:00 (00:40) | 640m | 9.1Km | 袖山登山口 |
10:30 (00:30) | 887m | 11.8Km | 霧石トンネル |
11:50 (01:20) | 900m | 16.6Km | 霧石峠 昼食休憩 |
12:10 (00:20) | 900m | 16.8Km | 霧石峠 出発 |
13:00 (00:50) | 1010m | 19.3Km | キビウ峠 |
13:45 (00:45) | 1065m | 21.1Km | ニセ日本ヶ塚山 |
14:25 (00:40) | 1107.8m | 22.5Km | 日本ヶ塚山 (15分休憩) |
15:20 (00:55) | 1065m | 23.8Km | ニセ日本ヶ塚山 |
15:55 (00:35) | 537m | 25.8Km | 林道終点 |
16:10 (00:15) | 400m | 27.1Km | 古里とみやま(入口) |
16:30 (00:20) | 285m | 28.8Km | 駐車地 到着 |
ルートラボ
すっかり涼しくなり、幾つかの登山候補がありますが、この時期は日のある時間も短くなり、余り長距離で無理はできません。 そこで、途中撤退も可能で、比較的歩き易い道が続く(予定)愛知県にある「八嶽山」と「日本ヶ塚山」へ行くことにしました。
同じ愛知県内とは言え、今回登山口となる「富山(とみやま)」は、最奥地となり長野県や静岡県からの方が近いところです。 それでも三遠道路が鳳来峡まで延びて時間的には短くなっています。 自宅から2時間半と見て4時前に出発しました。 往路は、新東名高速で浜松いなさJCTへと向かい、ここで三遠道路で終点まで走って行きました。 国道151号線へと出た所で、一旦静岡県の県道1号線へと向かいますが、カーナビに今年初めに崩落事故のあった所がまだ通行止めと表示が出ています。 通れないモノと思い、そのまま151号線を豊根村へと走らせましたが、帰宅後確認すると迂回路が整備されているので、そのまま1号線で向かった方が到着が早まったかも知れません・・・。
どこへ向かっているのか途中でわからなくなり、カーナビの指示通りに車を走らせていきます。 県道74号線に入り、豊根村役場前を通過してヤマノ中へと入って行きました。 途中、細い道もありますが舗装し直されたばかりなのかよい道が続きます。 三沢の手前で県道426号線を右折して、登山の予定コースとなっている霧石トンネルへと向かいます。 地図では細く書かれていますが、ここもよい道で明るくなり始めた道を快適に走って行きました。
霧石トンネルで、後から向かう道の様子を確認して一気に標高を落として富山集落方面へと向かいます。 ここまで山中では一台も車を見かけず、ここで数台すれ違うだけでした。 下山予定の古里とみやま前を通過して、駐車予定の県道1号線との合流手前の路肩に駐車して行きました。 ここで手早く準備をして出発します。(下写真)
まずは「八嶽山」の登山口となる熊野神社へと向かいます。 ダム湖沿いの県道一号線を富山の役場方面へとトボトボと歩いていきます。 しかし、いままで色々な集落を歩いていますが、この辺りは朝7時前だというのに人影がほとんどありませんし、道路を走る車も1台しか見かけませんでした…。(下写真)
休憩所の様なところを通ると、前方に富山の集落が見えてきました。 ここまで信号機はありませんが、ここで点滅信号を渡り、役場ではなく左の坂道を集落の上へと目指しました。(下写真)
民家と茶畑の間を歩いて行くと、左手に大谷登山口と書かれた古い道標がありました。(下写真)
茶畑の間を抜ける細い階段を登って行き、再度道路と合流した所に熊野神社へと登る階段がありました。(下写真)
ここも左右は茶畑で、上部には神社の立派な杉の木が見えています。(下写真)
境内へと上り詰めますが、人の気配は全く無く左手に巡視路の道が、右手に登山道が続いていました。(下写真)
右に向かうと、大谷登山口と書かれた道標と鳥?のオブジェが立っていました。(下写真)
ここから本格的な登山の開始となります。 登山道は古くからの道なのか掘られた道が続きました。(下写真)
先ほども見た巡視路の高圧鉄塔?を横目に、竹林を登っていきます。(下写真)
一番の札を見逃していますが、この先登山道の所々には番号が書かれた標識が立っています。 合目を示すものかと思っていたので、当面は10番を目指して進みますが・・・。(下写真)
まずは尾根上を目指して登っていきます。 途中から、その尾根と並行するようにトラバースする道となりました。(下写真)
左斜面が切れた道を順調に進んでいきますが、倒木帯を越えた所で怪しくなります。(下写真)
踏み跡が薄くなり、明らかに倒木帯付近で登山道を外れたようです。 そちらの方を見てみると、上部に向かう道が続いているように見えます。 直接向かおうかとも思いましたが、柔らかい斜面なので素直に来た道を戻ります。
思った通り倒木の途中で90度上に道が折れていました。 テープも付いているので、そこからの踏跡を辿り登山道に復帰します。(下写真)
3回ほどつづら折れを繰り返すと、尾根の鞍部に到着しました。(下写真)
ここが「ニギシジ」と呼ばれる鞍部ですが、どのような意味があるのでしょうか?(下写真)
ここからは尾根伝いに「八嶽山」の山頂へと向かいます。 次第に傾斜が強まり、手前のピークへと急登を登っていきます。(下写真)
まだ歩き始めたばかりなので、体力に問題はありません。 一気に登ると傾斜が緩み、朽ちたベンチがありました。(下写真)
その先も登りとなりますが、それほど急斜面ではありません。 雲間から陽射しも差し込み、紅葉が綺麗に見えているところもあります。(下写真)
再度傾斜が緩むと今度は「ハナノキアラシ」と呼ばれる地点に到着しました。(下写真)
名前から花の時期には見どころの一つとなるのかも知れませんが、この時期は落葉しはじめた道を進んでいきます。 鞍部を通り越すとこのコース一番の急登となり、岩の間を抜けて登って行きました。(下写真)
斜面は一定の傾斜で上部まで続いており、上を見上げると木々が薄く明るくなってきました。(下写真)
傾斜が緩み17番の標識を見た所で、「八嶽山」の山頂に到着しました。(下写真)
結局、番号の標識に特に意味はなく、コース図?との対比で付けられていたようです・・・。 山頂部は東西に延びていますが、樹林が多く落葉した木々の間からかろうじて北方面の山々が見られる程度でした。(下写真)
しかし、すぐ下に反射電波版の施設があり、その横に展望台が設置されているので、そちらへと向かいます。(下写真)
左から明神山・宇連山・本宮山・鞍掛山・平山明神山・大鈴山など
展望台からは高曇りの中、奥三河の山々が広がっています。 また、この後で巡る予定の尾根と「日本ヶ塚山」も近くに見えていました。(下写真)
手前右にボンガ塚、奥に京丸山・竜馬ヶ岳・高塚山、左端に常光寺山
暫く展望を楽しんだ所で、予定通り西にある「袖山(そでやま)」へ縦走を初めます。(下写真)
展望台からすぐの所に、北方面の樹木が薄い所があり、恵那山や中央アルプス方面が見られました。(下写真)
稜線沿いは紅葉し始めと行った所ですが、所々で鮮やかな赤や黄色が見られます。(下写真)
こちらも昔は遊歩道のコースとなっているので、先ほど見た番号の18番以降が続いています。 踏み跡やテープも付いているので、2箇所ほど尾根を替えますが迷うこと無く進んでいけました。 ピークを何回か上下すると、峠へと大きく標高を落とします。(下写真)
右下に林道用と思われる作業小屋が見えてくると峠はすぐでした。(下写真)
峠の鞍部手前まで来ると、次は右に林道の終点が見えてきました。 そして八嶽山から20分ほどで東又峠に到着しました。 ここからは集落手前の林道へと下るコースがありますが、整備もされておらず今は通行止めとなっています。(下写真)
いずれにしてもここからは、更に西にある「袖山」へと向かいます。(下写真)
峠から袖山までは、コース案内や標識は無く、あてにならないテープが付いているだけです。 そのテープも最近境界調査をしたものが多く残っており、信用するとどこへ連れて行かれるか分からないものです・・・。
西方面への踏み跡はふたつあり、一つはピークを北から巻いており、破線路で書かれている沢へと向かうもののようです。 袖山へは、西にあるピークへ登る道でそちらを適当に登って行きました。(下写真)
踏み跡が薄めでしたが、尾根沿いとなるとはっきりした跡となり、最終的にはよく踏まれた良い道となりました。(下写真)
徐々に標高が上がり、紅葉が見られます。 面白いことに、このコースは愛知県と長野県の県境となっているので、左右で植林の有無がまったく違っていました。 東又峠までは、愛知県側に自然林が多く、南斜面となるので綺麗な紅葉が見られました。(下写真)
しかし、途中からは愛知県側が植林となり、長野県側で紅葉が見られます。(下写真)
ここも何回か上下しながら登っていきました。 袖山が近づくにつれて、スズタケと思われる笹が目立つようになります。 しかし、笹枯れしているのか葉っぱは無く勢いはまったくありません。(下写真)
そして東又峠から30分ほどで「袖山」に到着しました。 樹林に覆われ全く展望はなく、立派な標識が立っているだけでした。(下写真)
長居は無用なので、予定通り一旦車道へと下山します。 事前に調査済みのコースと赤テープを見て、方向を確認しながら尾根を進んでいきました。(下写真)
幸いテープも多く、道もハッキリしているので迷うことはありませんでした。(下写真)
稜線沿いの道と分かれ、袖山の南尾根を下るコースに入ります。(下写真)
良い道を下りて行くと、中腹あたりで右の尾根へと乗り換えます。(下写真)
若干笹が多くなりますが、それほどうるさくはなく踏み跡と切り分けは明確でした。(下写真)
笹が無くなりまた植林に付けられた道を下りて行きます。(下写真)
再度、左の尾根に乗り換えて一気に標高を落とします。(下写真)
右下から沢の水音が微かに聞こえ始めると、左に付けられた道で植林帯の急斜面をつづら折れで下りて行きました。(下写真)
下から車の音と車道が見えてくると下山口はすぐでした。(下写真)
しかし、厄介なことに堰堤の脇に付けられた道は、土砂が流出したのか階段状の部分が削られてありません・・・。(下写真)
滑らないように足元を確認しながら一歩一歩慎重に下りて行きました。(下写真)
無事車道に合流しホッと一息つけました。 ここからは朝車で通った道を霧石トンネルまで登ることになります。(下写真)
天気も回復し、太陽の日差しが照りつけています。 帽子をかぶり、紅葉に彩られた渓谷をトボトボと歩いて行きました。(下写真)
朝に比べれば車の交通量はありますが、それでも数台といった所です。 大沼橋のカーブを曲がると、トンネルへと傾斜が強くなりました。(下写真)
暫く登ると「霧石トンネル」に到着しました。(下写真)
このトンネルを通り抜けたところで、右手に林道が分岐しているのと、左斜面に点検用なのか階段が付いているのを、朝通った時に確認しています。 しかし、このトンネルが結構狭いので車が来ると接触する危険性もありました。 その為、手前の左手の斜面から登ることにしました。(下写真)
テープがあり薄い踏み跡が付いていましたが、平行に進んでいるようで登る道は獣道しか付いていません。(下写真)
歩けそうな所を選びながら進んでいくと、途中から古い踏み跡と合流し無事林道に出合いました。(下写真)
ここからはキビウ峠まで林道を延々歩くことになります。 しかし、林道ができる前の古い道なのか、地図には破線路が稜線沿いに書かれています。 ここにも電波反射板と思われる施設が左斜面の上に見えています。 そこへの点検路か階段が斜面に付けられていたので、ここを登り稜線沿いに歩くことにしました。(下写真)
林道は木々に覆われ展望はほとんどありませんが、稜線沿いでは樹間から景色が見えていました。(下写真)
しかし、初めのピークでは途中から薮に覆われ藪こぎとなります。 また、肝心のピークも樹林帯で眺めはまったくありません・・・。(下写真)
林道へと戻りますが、植林との境を歩いて下りて行きました。(下写真)
この辺りも最近境界調査したのか、境界札に加えて笹が綺麗に刈られていて楽できました。(下写真)
その先も破線路へと入りますが、ここのピークも展望はありませんでした。(下写真)
大きくカーブがあるので、ここはショートカットしてすすみます。 しかし ここは薮が濃く完全に失敗でした。(下写真)
ここからも破線路はありますが、余り面白くなさそうなので当分無視します。(下写真)
藪こぎも気晴らしになったのか、気が付くと霧石峠に到着しました。(下写真)
昼近くでお腹も空いてきたので、展望はありませんがここの陽当りの良い道端で昼食休憩としました。 ポカポカと暖かな日差しの中、おにぎりとカップ麺を食べていきます。
先も長いので短めの休憩後は、破線路はありませんが、予定していた三角点へと登ることにしました。 暫く林道を歩き取り付き点を探します。 手前のピークはパスして、その先でテープが付いた鞍部へ向かう道があるので、そこから登ることにしました。(下写真)
倒木の多い斜面を登り鞍部に到着すると、その先の三角点へと一気に登って行きました。(下写真)
三角点峰はまったく展望はありませんが、踏み跡は先に続いているのでそちらへと向いました。(下写真)
一旦は林道へ降ろうかと思いましたが、下をみると林道へ降りる斜面は結構な急登の様です。 気を取り直して稜線沿いに進んでいくと、三角点法より標高の高いピークに到着しました。 これが正解で、伐採跡でこの辺りでは一番の展望地となっていました。(下写真)
下を見ると、伐採林の屑?が谷間まで大量に捨てられ積み重なっています。(下写真)
展望は素晴らしく、ここまで見えなかった南アルプス方面の展望が広がっています。(下写真)
左から聖岳・池口岳・光岳・黒沢山・不動岳・黒法師岳・常光寺山・蕎麦粒山など
目の前には、この後で通るニセ日本ヶ塚山と日本ヶ塚山が近くに見えていました。(下写真)
また、稜線沿いには1109mピークの電波反射板も見えました。(下写真)
暫く展望を楽しんだところで、稜線沿いを林道へと戻ることにします。 しかし、この後は稜線沿いの道は消失し、藪こぎとなりました。(下写真)
笹薮を越えて林道に出ると、キビウ峠は目の前でした。(下写真)
ここで林道は大きくカーブして標高を落としています。 その為、カーブにある広場からの展望がよく、南アルプス南部なと静岡県との県境の山々が望めました。(下写真)
峠に戻り適当な所から来た尾根に取り付きます。(下写真)
ススキなど掻き分けて入って行くと笹が現れますが、尾根沿いに明確な道(獣道)が続いていました。(下写真)
藪漕ぎは無くその道を進んで行くと、植林帯となり藪もなくなりました。 人の踏み跡も明確になり、普通の登山道と変わりなく歩いていけます。(下写真)
尾根沿いに斜面を登ると前方に先ほど見えた電波反射板が2つ見えてきました。(下写真)
展望があるかとも思いましたが、樹林に覆われ何も見えません・・・。 そのまま反射板の下を潜り抜けて、日本ヶ塚山方面へと奥へと入っいきます。(下写真)
暫くは尾根道となりますが、時折左斜面の樹林が薄くなり下の集落や山などが見えていました。(下写真)
下に富山集落と左から奥茶臼山・塩見岳・熊伏山・赤石岳・聖岳など
この道は古い道で地図にも破線路で記載されています。 その為、それなりに歩く人がいるようで、藪の箇所はありませんでした。(下写真)
何度か登り降りして歩いて行くと、キビウ峠から40分ほどでニセ日本ヶ塚山の急斜面に到着しました。(下写真)
この斜面を登りつめると、久しぶりに番号標識を見かけます。(下写真)
そして70番が割振られたニセ日本ヶ塚山に到着しました。 ここで左から一般道と合流して、右の山頂方面へと歩いていきます。(下写真)
西方面の展望が少しだけ開けており、ここまで余り見えなかった 愛知県の茶臼山方面がよく見えていました。(下写真)
ここまでほぼ予定通りで時間にも若干余裕があるので、東に進路を替えて「日本ヶ塚山」へ向かうことにします。(下写真)
ガイドブックの記載通り、所々が細おねとなっており、岩場やハシゴ場、それにロープなどが付けられた場所があります。 しかし、山慣れた人であれば、全体的には危険箇所も少なく問題とはならないでしょう。(下写真)
山頂までは3つほどピークを上下しますが、2つ目以降のピークは木立も少なく展望が広がっていました。(下写真)
途中、壊れた木の階段がありますが、ここは左に階段上に道が付けられているので、階段を手すりにそこを登っていきます。(下写真)
この辺りも標高が高いので、紅葉が進んで綺麗に見えていました。(下写真)
前方に何度目家の登りが見えてきますが、その先にピークはもうなさそうです。 最後の登りを進んでいくと、左に中沢に降りる分岐がありました。 帰路にここが使えると、先ほどのニセ日本ヶ塚山まで戻る必要はないので、少し楽出来ますが事前調査ではここも通行止めとなっています・・・。(下写真)
そして前方に遮るものがなく明るくなると、日本ヶ塚山の山頂に到着しました。(下写真)
山頂からは、北から東にかけて邪魔がなく、恵那山から南アルプス深南部まで見渡せます。 今回のコース順にしたのは、午後に天気が回復するのを見込んででしたが、期待通りの快晴となり遠くまでハッキリと見通せました。(下写真)
左から恵那山・袖山・中央アルプス(雲が多く)・八嶽山・曽山(鬼面山)・仙丈ヶ岳など
左から金森山・仙丈ヶ岳・奥茶臼山・熊伏山・悪沢岳・荒川岳・聖岳・池口岳・光岳など
左から黒沢山・不動岳・麻布山・黒法師岳・房小山・常光寺山など
ここまで来れば焦る必要も無いので、ゆっくりと眺めを楽しんでいきました。 最後に山頂の紅葉を見た所で、ニセ日本ヶ塚山まで戻ります。(下写真)
ここからは傾き始めた太陽の光を浴びた紅葉を眺めながら歩いていきます。(下写真)
往路もほぼ同じ時間掛けてニセ日本ヶ塚山まで戻ると、ここからは「古里とみやま バンガロー村」に向けて一気に降りて行きました。(下写真)
すぐに尾根の分岐となり、気持ち東にコースを取り急斜面を降りていきます。(下写真)
その後は忠実に尾根を下る長い道となりました。(下写真)
樹林帯の中を降りる道となると、登山道も終盤となります。(下写真)
当初の予定では、このまま登山道入口のバンガロー村まで降りるつもりでした。 しかし、少し降りたところで道が怪しくなりました。 また、手前に左手に延びる薄い踏み跡と赤テープ、それに地図を確認すると林道が近くまで来ています。
陽も傾き樹林帯の中が暗くなり始めていたのと、この先急斜面があるようなので、安全と足の疲れを考慮して最後は遠回りとなりますが林道歩きとしました。(下写真)
携帯と思われる電波施設の脇を通り、舗装された林道に出ると今回の登山も終わりです。(下写真)
しかし、林道が荒れているので?と思いつつ歩いて行くと、途中で大きな岩が落ちてくるまでは通行できない状態でした。(下写真)
歩くのには支障がないようなので、そのまま林道をトボトボと歩いて下りていくと、15分ほどでバンガロー村の入口に到着しました。(下写真)
橋を渡り県道に出ると、朝駐車したところまで1.5Kmほどの歩きとなりました。
車に合流したところで、朝歩いて前を通った「湯の島温泉」に立ち寄り、ゆっくりと汗を流してからすっかり暗くなった道を剣道1号線を北上し飯田方面から帰っていきました。(朝のコースと時間はほとんど変わりません)
今回の反省点は、
・特にありませんでした。
次回ですが、土日と仕事で行けませんが、替りに月火が休みとなっているので、天気が比較的良さそうな火曜日に大阪方面の山に行く予定です。(天気の回復次第です)
愛知の山には縁が無くて登ったことが無いので頂上からの眺めは、とても新鮮に感じました。
南アルプスや恵那山が見える景観はとても素敵だなと思いました。
by 山さん (2015-11-05 23:01)
さすがこの時期花は見られ無くなりましたね。
車道だけで14キロ弱足に来ませんか?その脚力と
体力があやかりたいです。
by g_g (2015-11-06 08:09)
おはようございます^^
展望の良い所が少なく結構歩きづらい所もありそうなお山。でも紅葉は綺麗だし、展望のあるところは見晴らしよく、これで短ければわたくしも歩けそうですが、やはり長い・・・すっかり体調は戻られたのかしら^^ 今朝はクシャミを連発したわたくしです(^-^ゞ
by mimimomo (2015-11-06 08:19)
おはようございます
1日でたくさんの距離を歩かれたのですね♪空も紅葉もとても美しいですね(*^-^*)愛知県の山はまだ登ったことがないのですが 南アルプスも見える登山道、とても楽しそうです♪♪
by ちぃ (2015-11-06 09:40)
名前は全く知らない山ですが紅葉はそれなりに素晴らしいですね~ それにしてもこんな山道と言うかケモノ道っぽいコースで大して迷わずに28キロ・・・私だったら何回死んでるか!おどさんは仙人になる?
by OJJ (2015-11-06 12:22)
紅葉した山道を歩くのは、気持ちが良かったでしょうね。
by テリー (2015-11-06 17:46)
山さん、コメントありがとうございます。
愛知は余り山と言う感じではありませんが、この辺りは標高もかろうじて1000mを越えて山らしくなりますね。 南アルプスと恵那山は、初めて見る角度?なので、新鮮でした。
g_gさん、コメントありがとうございます。
大きな花はキク科のものだけになりましたね。 それでも、いわゆる里山なので雑草?の花は沢山ありました。 14Kmの車道ですが、所々で山道を歩いて連続ではなかったので、思ったよりも疲れませんでした。
mimimomoさん、コメントありがとうございます。
これでも思ったより展望はあった方ですね。 元々低山なので、視界が限られるかと思っていましたが、この付近では高かったので思いの外遠くまで色々と見えていましたよ。 体調は、先週に比べれば大分良くなりました。
ちぃさん、コメントありがとうございます。
今回は沢山歩きました。 春と秋は、歩き続けても汗を余り書かないのでよいですね。 南アルプスや恵那山を見ながらの、稜線歩きは楽しかったです。
OJJさん、コメントありがとうございます。
この辺りの山、県外の人は殆ど知らないでしょうね。 自分も後回しとなっていたぐらいの僻地ですし・・・。 ケモノ道は、意外としっかりしているので迷いませんよ。
テリーさん、コメントありがとうございます。
紅葉は思ったよりも進んでいました。 紅葉も気がつくと里まで降りてきていますね。
by おど (2015-11-07 12:44)
日本ヶ塚山の山頂、展望がとてもよいですね^^
また、日本ヶ塚山の下山コースの紅葉、とてもきれいですね。
by joyclimb (2015-11-07 19:59)
天竜川や引佐など、
馴染みのある名前が出てきましたが
この山の名前は初めて聞きました。
植林も多いようですが、
自然林はちょうどいい紅葉ですね。
by nousagi (2015-11-09 00:00)
昔、愛知の100山というのを歩いていたのでとても興味深く読みました。
八嶽山と日本ケ塚山は別々に上りました。袖山岳というのは、その本の新版になってから紹介され、登山道もないところをよくもまあ、という感じでしたが、あの稜線は千メートル越えの立派な尾根ですね。
それらを今回のおどさんのように繋いで歩く、という発想がとても信じられません。特に、袖山岳から日本ケ塚山への繋ぎ方。確かに林道はありますが、ヤブコギか面白くない林道歩きは必須で・・・。
何を目指されているのか、おどさんの正体って一体、と今回ぐらい思わされた驚きの歩きです。
by たそがれ高洋 (2015-11-10 20:41)
コメントありがとうございます。 返信が遅くなりました。
joyclimbさん、
日本ヶ塚山はよい山でした。 展望はとても愛知県の山とは思えません。
nousagiさん、
引佐はインターの名前で初めて知りました、 里山なので植林中心ですが、紅葉もほどよく見られて良かったです。
たそがれ高洋さん、
愛知の120山は買いました。 今回も参考?にしていますが、それ以前から気になっていた尾根が林道歩きをした所です。 紅葉がみられるかとも思いましたが、ほとんどが植林だったので一部だけでしたが、人影も少なく(林業の方だけでした)、よい雰囲気でした。 藪こぎはたまにやらないと、感が鈍りますねぇ。
by おど (2015-11-14 15:35)