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[登山] 鈴鹿 旭山・ノタノ坂・銚子岳・竜ヶ岳・ミズナシ周回[やぶオフ] [登山]

 今回は、恒例となった”やぶこぎネット”のオフ会に参加するため、鈴鹿のセキオノコバへ向いました。 林道茨川線の始点辺りに駐車し、「岳」の東尾根を登り「旭山」「ヒキノ」を経由してノタノ坂を「茨川」へと降りました。 ここから「銚子岳」の北西尾根を登りセキオノコバでオフ会に参加しました。 その後は、「竜ヶ岳」を経由して石榑峠へ下山後、車道を歩いて「ミズナシ」の東尾根から登り、駐車地手前の尾根へと周回コースとしました。

銚子岳の途中から藤原岳を望む

鈴鹿
旭山・ノタノ坂・銚子岳・竜ヶ岳・ミズナシ
周回
[やぶオフ]
日付2016年10月23日(日)
天気曇り時々晴れ
山域鈴鹿
場所滋賀県東近江市黄和田町
距離23.0Km
累積標高+2110 -2110m
時間10時間15分 (内オフ会2時間10分)
人数1名
撮影枚数0721枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ廃村
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:25411m0.0Km林道茨川始点 出発
07:45 (01:20)700m2.7Km山ノ神峠
08:05 (00:20)755.8m3.8Km旭山
08:50 (00:45)843.8m6.3Kmヒキノ
09:35 (00:45)735m8.7Kmノタノ坂
09:50 (00:15)560m9.8Km廃村茨川
10:55 (01:05)1019m11.3Km銚子岳
11:20 (00:25)998m12.5Kmセキオノコバ オフ会
13:30 (02:10)998m12.5Kmセキオノコバ 出発
14:00 (00:30)1036m13.7Km竜ヶ岳三又分岐
14:15 (00:15)1099.3m14.3Km竜ヶ岳
14:40 (00:25)688m16.0Km石榑峠
15:25 (00:45)596m20.0Kmミズナシ登山口
15:50 (00:25)754m20.9Kmミズナシ
16:35 (00:45)405m22.8Km林道茨川出合
16:40 (00:05)
411m23.0Km
林道茨川始点 到着

ルートラボ

実績コース(予定なし、赤色が実績)
20161023_map.jpg

写真アルバムリンク

※今回は一部歩いたことのあるコースなので、その部分(旭山~茨川間と静ヶ岳~石榑峠間)の詳細は割愛します。

 お世話になっているやぶこぎネットは春と秋にオフ会が開催されていて、今回は鈴鹿の静ヶ岳の東にある”セキオノコバ”で開催される事となりました。
 直前までどのコースで向かうか悩んでいましたが、ようやく風邪も治ってきたので西側の尾根から周回コースで向かうことにしました。 はじめに取り付く尾根は、以前は西側の杠葉尾(ゆずりお)方面から登っていますが、今回は南に派生する末端の尾根から「岳」を経由せずに登る事にしました。 この尾根は末端部で川が流れていますが、事前に調べると橋が掛かっていそうです。(ネットなどの航空写真で見ると、細い橋が見えます)

 オフ会の開始が11時半で、そこまで12Kmはあるので5時間半は掛かると見て6時過ぎには到着の予定で調整します。 しかし出発が遅れ、5時20分頃に自宅を出ていきます。
 幸い鈴鹿へは1時間ほどで到着するはずなので、後は途中の道路状況次第です。 順調に走って行き、石榑トンネルを通り抜けて少し進んだところにある右の分岐を、林道茨川(いばらかわ)へと入っていきます。 下る途中に空き地があるのでそこへ停め、手早く出発の準備をしていきました。(下写真)

林道茨川始点の駐車地

 準備が出来た所で、問題の橋へ向かって駐車地下の沢へと斜面を降りていきました。(下写真)

駐車地から下の沢へ降りる

沢へ

 この斜面に道はありませんが、段上になっているので何とか沢へ降りることが出来ました。 沢へ降りるとこの沢を渡る吊橋が見えてきました。(下写真)

対岸の吊橋へ

 簡単に対岸へ渡れるので、石の上を吊橋の横へと向かいます。 この吊橋は近くにダムの導水路が通っているので、その点検路なのかもしれません。 遊歩道のような良い道が林道から降りてきていました。(下写真)

林道から良い道が

 立派な吊橋を2度渡り、取り付き予定の尾根の末端に到着しました。(下写真)

吊橋を2度渡る

こちらも

 しかし、末端部は10mほどの崖となっており、簡単には登れそうもありません。 仕方がないので、巡視路沿いに奥へと入って行きます。(下写真)

巡視路を進む

末端は崖

 しかし、先の様子を見ても簡単に取り付けそうなところはないので、比較的登りやすそうなところから適当に取り付きます。(下写真)

先へ行っても取り付けそうもない

 はじめは急斜面ですが、少し登ると奥は植林となっており、難なく尾根沿いに辿り着くことが出来ました。(下写真)

植林となり尾根沿いに

尾根沿いに進む

 ここから暫くは急登を登ることになります。 一気に標高を上げていき、下を見ると国道が小さく見えていました。(下写真)

随分登ってきたが・・・

 しかし、まだまだ50mと登ってきていません。 大岩などが行く手を遮ることの無いよう祈りながら登っていきますが、幸い危険箇所はありませんでした。(下写真)

石が多いが問題なし

 2回ほど緩やかな途中のピークを通過します。(下写真)

左から廻り込む

 そして登り始めてから30分ほどで傾斜が緩み始め、696mピークに到着しました。(下写真)

傾斜が緩み始める

696mピークに到着

 ここまで来ればこの先は緩やかな稜線となるはずです。 左手(北)へ進路を変えて少し降りる感じで主尾根を巡っていきました。(下写真)

左手に降りて(イワカガミが多い)

 すると明確な踏み跡となり、暫くすると左側に植林が見られ始めました。(下写真)

高低差の少ない尾根道に

西側は植林帯となる

 ここからは明確な作業道が続いていました。 登山道といって差し支えのない道を歩いていきますが、ピークなどは斜面下をトラバースして行くので楽できます。(下写真)

山腹に付けられた作業道を進む

 そして前方が明るくなると、予定よりも早いペースで初めの鉄塔に到着しました。(下写真)

669mピーク近くの鉄塔に出る

 朝方は雲が多めの天気ですが、鉄塔群の南方面に「岳」が見えています。(下写真)

奥に岳が見える

 ここからは巡視路を巡り、「ノタノ坂」へと向かいます。(下写真)

ここからは巡視路を巡る

 当然のようによい道となり、テープなども多く迷うことは無くなります。 出発が予定より30分遅れとなっているので、ここからはペースを上げて向かうことにしました。(下写真)

よい道に

 次の鉄塔との間で「山ノ神峠」と呼ばれる所を通過します。 しかし、標識などは(多分)ないので知らずに通過して行きました。(下写真)

山ノ神峠あたり

 斜面を登っていくと再度鉄塔に到着しました。 ここは以前も「岳」から来ているはずで、なんとなく見覚えが有ります。(下写真)

岳からの尾根と合流し鉄塔に

 オフ会の会場となる静ヶ岳や竜ヶ岳も見えますが、上部は雲に覆われていました。(下写真)

静ヶ岳や藤原岳方面は雲が多い

日本コバ方面

岳への尾根を振り返る

 ここからは以前も歩いた道なので、途中分かりづらい分岐などもありますが、迷うこと無く進んでいけました。(下写真)

雰囲気のよい道に

ピークは作業道でトラバースする

旭山

気持ちのよい縦走路

ここで右手へ

右斜面をトラバース

所々で紅葉が

右斜面を進む

左に君ヶ畑分岐

また鉄塔へ

天狗堂

静ヶ岳が目の前に(左奥は銚子岳、右奥は竜ヶ岳)

伐採地をヒキノへ

ヒキノ山頂

761mピーク手前の鉄塔から(御在所岳方面)

藤原岳方面

 ノタノ坂まで順調に歩いていきますが、オフ会開始まではあと2時間と迫っていました。 徐々に速度を上げて茨川へ降りていくと、15分ほどで茶屋川に辿り着きました。(下写真)

ノタノ坂1

ノタノ坂2(茨川へ降りる)

 茶屋川を飛び石で渡り、銚子岳に登る予定の尾根を確認します。(下写真)

15分で茨川に到着

奥の尾根に取り付きたいが

 尾根の末端を確認すると、崩壊が進んでいて簡単には取り付けそうもありません。 ここは伊セ谷横の林道を治田峠方面へと入っていきました。(下写真)

尾根末端

伊セ谷沿いに進む

 しかし右手は急斜面が続いており、がれ場などもありいい場所がありません。

この時間は天気良く

 暫く進むと植林地が見えてきて、その手前から何とか取り付けそうです。 大きな岩などもあるため、落石に注意して登っていきました。(下写真)

ここを登る

 植林帯に入り、徐々に傾斜も弱まってきて一安心です。 最後はシダのある斜面を登り、無事尾根沿いに辿り着きました。(下写真)

植林の急登

尾根沿いに

 尾根は人やケモノに踏まれ下草などもありません。 急登となりますが、一歩一歩確実に登っていきます。(下写真)

薮のない尾根道に

 銚子岳までは所々で左手の展望が広がり、近くに藤原岳が見えていました。(下写真)

左に藤原岳を見ながら登る

800m付近で緩やかに

左斜面が急に

天狗岩がよく見える

天狗岩アップ

 標高が800mを超えた所で周りに紅葉が見られ始めました。(下写真)

ここにも紅葉

 銚子岳の手前にピークがあり、ケルン代わりのポールが立っていました。 目の前に山頂も見えているので、一気に山頂へと向かいました。(下写真)

銚子岳手前のピーク

左奥が銚子岳山頂

養老山地の奥に恵那山が見える

 石灰質の石が転がる斜面を登っていくと、程なく銚子岳の山頂に到着しました。(下写真)

北部の山らしく石灰岩が多く

展望が広がる

取り付きから1時間で銚子岳に到着

 山頂に登山者の姿は見えません。 茨川からここまでは1時間ほどで到着したのでまだ余裕はありますが、展望もないのでオフ会場へと向かいます。
 途中、この日初めて若い女性の単独者とスレ違います。 左の木々の間からは、木曽御嶽山なども見えており、予想以上に天気が良くなりました。(下写真)

奥に木曽御嶽山(噴気が見える)

会場へ向う

 縦走路に出会うと、ここで右へ向かいガレた斜面の脇を慎重に降りていきます。(下写真)

縦走路に合流

手前にセキオノコバ付近と奥に竜ヶ岳

ガレ縁を降りる(右に安全な道あり)

左手に遠足尾根

5分でここに(崩壊地を振り返る)

 この間も2名ほど単独登山者とスレ違い、人気の高さを感じさせます。 鞍部から登りに転じると、コダマのように大きな話し声が聞こえるような気がします。 そろそろセキオノコバの近くなので、右に左に声の主を探しながら歩いていきました。(下写真)

セキオノコバ付近

 前方の丘状となったところに、ロープに括られた目印?が見えてきます。 登山道から離れそちらに向かうと、何名か見覚えのある顔がありました。(下写真)

セキオノコバの池

 予定の11時半より10分早く到着したので、まずまずでしょうか? ここでいつものように自己紹介となりますが、今回は史上最高の40名と多くの参加者の方なので、あっという間に2時間が経過してしまいました。(手製のアップルパイが美味しかったです)

 その間に食事を摂りしばしの雑談の後、石榑峠(石榑峠)まで一緒に向かわれる方と一緒に下山を開始しました。(下写真)

竜ヶ岳へ

 流石に皆さん健脚揃いで、あっという間に竜ヶ岳と遠足尾根との三叉分岐に到着しました。(下写真)

三叉路付近から御池岳・藤原岳方面

天気は悪いが遠望が効く

 生憎この時間は雲が掛かり、薄暗くなっていて紅葉が映えません。 笹原に浮かぶ赤いひつじの群れを見ながら、竜ヶ岳へ登っていきます。(下写真)

紅葉を見ながら竜ヶ岳へ

陽射しは無いがそれなりの紅葉

赤いヒツジの群れ

 遠くに伊勢湾に浮かぶ島々や、名古屋のビル群も見えていました。(下写真)

名古屋のビル群がハッキリと

 程なく「竜ヶ岳」の山頂に到着しますが、風が強く長い間無用です。(下写真)

竜ヶ岳

 石榑峠へと、一気に標高を落としていきますが、途中の崩壊地には迂回路が出来ていました。(下写真)

稜線の崩壊地は迂回路で

下に石榑峠と、奥に釈迦ヶ岳や御在所岳

 重ね岩を通り過ぎ、ザレた道を滑らないように注意ながら降りていくと、山頂から30分ほどで石榑峠に到着しました。

重ね岩

掘れたザレ道を降りる

山頂から30分ほどで石榑峠へ

石榑峠

 ここで同行した方とはお別れです。 当初は地図の破線路で車道をショートカットするつもりでしたが、道は見る影もなく荒れた沢となっていました。(下写真)

破線路はここだが・・・

 仕方がないので車道をトボトボと途中の取り付き点まで歩いていきました。(下写真)

ススキと竜ヶ岳

夕方になって天気が回復

この辺りが破線路出口のはず

ひたすら車道を歩く

 車道脇には県境からの距離が書かれた標識が立っているので、登山口まで4Kmぐらいだろうと歩いていきます。 石榑峠から45分経った所で、ようやく予定していた登山口の尾根が見えてきました。(下写真)

ここからミズナシへ

 と言っても、道標などは見当たらないので、植林帯の尾根を適当に登っていきます。 すぐにハッキリとした尾根道となり、ここから山頂までは尾根沿いに急斜面を登りました。(下写真)

植林との境を進む

急登に

 左側が植林で、右側が二次林となる代わり映えのない道を登っていくと、シャクナゲなどの藪に囲まれた「ミズナシ」の山頂に到着しました。(下写真)

同じような登りが続く

車道から20分ほどで到着

 そもそもこのコース、車道を歩きたくないのと、前々から残していた山だったのでこのタイミングで歩く事にしました。 しかし、登り始めが遅いのでそろそろ薄暗くなってきています・・・。
 ペースを上げて進みたいところですが、厄介なことにここから西側の尾根は踏み跡が薄く一部で藪も出ていました。(下写真)

山頂から東では踏み跡が薄くなる

何度か登り返しに

尾根心は薮なので少し外す

 尾根が複雑に分岐しているので、基本踏み跡とテープを辿って行きますが、要所要所で行き過ぎてしまい、GPSで確認しながら進んでいきました。(下写真)

ピークを左から巻く

細尾根に

 723mピークで気持ち左に進路を変更すると、地図通りの緩やかに下る尾根道となりました。(下写真)

ここで左が正解(よく見ると二重テープが)

左下に向う

皮だけの幹が目印(左手へ)

暗くなってきて手ブレが・・・

 問題は最後の下りです。 以前、林道を車で走った時に目星を付けていますが、西側の末端は崖で覆われているので、南方面に下っていきます。 しかし、明確な尾根と言うわけではなく、何年か前に間伐したのか倒木が散乱し幼木や藪も出始めています。(下写真)

倒木で降りづらい斜面(仰ぎ見る)

 イバラなどに引っかかりながらも、右に左に降りられそうな所を見つけながら下っていきました。(上からは気が付きませんでしたが、西寄りに作業道がついていたようです)
 そして尾根が細くなり踏み跡がハッキリとしてくると、下に林道が見えてきました。(下写真)

尾根がハッキリと

下に林道が見えてきた

 その林道を、茨川で見かけた車2台が走っていきます。(多分、やぶこぎのオフ会参加者です) クッションを担いだ、岩屋の人が歩くのが見え、その後を追うように林道へと出ていきます。(下写真)

林道出合

 ここまで来れば駐車地までは100mとありません。 車道を歩き正味8時間ほどの山歩きが、無事に終わりました。

今回の反省点は、
・特にありません。 次回のオフ会は来年春だと思うので、また参加したいと思います。

 次回ですが、治ったはずの風邪がぶり返してしまいました・・・。 何れにしても、天気の関係で日曜日となるので、軽めの山へ向かう予定です。(出来れば、初冠雪した富士山を見たいのですが)


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コメント 3

コメントの受付は締め切りました
たそがれ高洋

お久しぶりです。先日は元気そうな姿でお疲れ様。
相変わらずというか当然のように長い距離を歩く。
いくら下調べがついているとはいえヤブコギもあり。
それで時間配分も申し分がないのだから、感嘆。
暮れなずむミズナシ山塊は不安だと思えますがなんともはや。
お身体を大切に、楽しい山旅を。
by たそがれ高洋 (2016-10-27 19:41) 

nousagi

いつも感心するのですが
それぞれが好きなように歩いて
集合場所で合流し、また解散して
好きなように下山するという形が
面白いですよね。
それにしても、40名とはすごいですね。
by nousagi (2016-10-29 21:35) 

おど

たそがれ高洋さん、
nousagiさん、コメントありがとうございます。
 山のオフ会としては、このやり方が正解かなとも思いますね。 皆で集まってワイワイ登るのも良いですが、初めて参加する方もいるので統率が取れるとは思えません。(遭難騒ぎになるでしょうねぇ)
 参加される方は、中級以上のそれなりに山慣れした方達ですから、現地集合が可能なのだと思ってます。
 今回は40名と大勢でしたが、平均年齢も低めでしたよ。(笑)

by おど (2016-11-04 12:25) 

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