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[登山] 福井県 サザエガ岳・西方ヶ岳縦走 [登山]

 今回は、台風が来る前にと比較的天気のよい福井県の敦賀(つるが)半島にある「西方が岳(せいほうがたけ)」と「蠑螺が岳(さざえがたけ)」(ここでは「サザエガ岳」と呼称)に登ってきました。
 朝から小雨の降る生憎の天気ですが、幸い本格的な雨とはならず、展望もそれなりに見られ紅葉序盤のブナ林を歩くことが出来ました。

西方が岳からパノラマ
展望岩からパノラマ

福井県
サザエガ岳・西方ヶ岳縦走
日付 2017年10月28日(土)
天気 曇り時々小雨
山域 敦賀半島
場所 福井県敦賀市浦底~常宮
距離 9.7km(常宮神社からバス停で+200m)
累積標高 +1054m -1075m
時間 04時間10分
人数 2名
撮影枚数 0551枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
A
展望
(A:良い~E:なし)
B(この日は遠望は霞)
見どころ 常宮神社、気比の松原、水島
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
07:10 4m 0.0km 常宮神社駐車場 出発
07:20 (00:10) 1m
0.2km
常宮バス停(バス出発)
07:30 (00:10) 30m 0.0km 浦底バス停(バス到着)
07:45 (00:15) 60m
0.9km
サザエガ岳登山口
08:40 (00:55) 519m 2.5km 長命水
09:00 (00:20) 650m 3.3km 展望岩場(10分休憩)
09:20 (00:20) 685.2m 3.9km サザエガ岳(5分休憩)
09:50 (00:30) 730m 5.0km カモシカ台(5分休憩)
10:12 (00:22) 763.8m
6.0km
西方が岳(三角点)
10:15 (00:03) 758m 6.1km 西方が岳 休憩
10:25 (00:10) 758m
6.1km
西方が岳 出発
10:45 (00:20) 510m 7.3km オウム岩
10:55 (00:10) 380m 7.7km 銀名水
11:30 (00:35) 25m 9.4km 西方が岳登山口
11:40 (00:30) 4m 9.7km 常宮神社駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20171028_map.jpg

画像リンク

 一週前は台風が直撃コースで、土曜日に行けなくはありませんでしたが大事を取って山へは行きませんでした。 当初は今週末は晴れの予報でしたが、また台風が近づき日曜日は大荒れとなりそうです。
 それでも日本海側は何とか持ちそうなので、福井の山へ向かうことにしました。 あまり高い山に登っても展望は無さそうなので、海が見える敦賀(つるが)半島の低山に登ることにします。

 登山口となる常宮(じょうぐう)や浦底(うらそこ)は自宅から1時間半ほどになります。 今回は登山口間をバスで移動することにしたので、バスの時間(7時20分)に合わせ5時半に出発することにしました。 今回は同行者も誘い2人で向かいます。
 出発時には名古屋付近は雨が降り出していました。 高速道路を敦賀ICへ向かいますが、途中も雨が降ったり止んだりの状態でした。

 福井県内に入ると雨は小降りとなり、常宮に到着した時にはパラパラとほとんど気になりません。 常宮神社の鳥居を車でくぐりると駐車場があるので、ここに駐めていきました。

 早速出発の準備をして行きますが、念のために雨具のズボンは履いていきました。 神社から道路を西に歩いていくと、右の海岸沿いにバス丁が見えてきます。(下写真)

神社から西へ向う
神社から西へ向う

 3分ほどでバス停に到着しますが、まだバスが来るまで5分ほどあるので少し待ちます。(下写真)

常宮バス停
常宮バス停

1日3本・・・
1日3本・・・

対岸は敦賀港(火力発電所)
対岸は敦賀港(火力発電所)

 3分遅れでバスが到着しますが、いつもの様に乗客は自分たちだけでした・・・。 海を見ながら10分ほど揺られると、浦底バス停に到着しました。 ここから車道を北へ300m向かうと、サザエガ岳の入口分岐となります。(下写真)

浦底バス停から暫くは車道歩き
浦底バス停から暫くは車道歩き

サザエガ岳登山口は左へ
サザエガ岳登山口は左へ

 標識に従い左の道に入りますが、また標識があり左の細い道に入ります。(下写真)

すぐに左へ折れる
すぐに左へ折れる

 車道途中を歩いている特に道路工事をしていましたが、その先がこの道を横断する形で作られているようです。 工事中の掲示とゲートが作られ、車では奥へ進むことは出来ません。(下写真)

工事中
工事中

 舗道を進みますが、工事中で元の道が消失していました。 GPSで古い道の後を確認し、少し戻る形で左へ折れると寸断された道の先が見えてきました。(下写真)

工事現場を進む
工事現場を進む

寸断された道から復帰
寸断された道から復帰

 水の流れる細い道を進むと登山口が見えてきました。(下写真)

サザエガ岳登山口(巡視路入口)
サザエガ岳登山口(巡視路入口)

 緩い傾斜を進んでいきますが、小川沿いの道となり何回か渡ることになりました。(下写真)

巡視路で歩きやすく
巡視路で歩きやすく

小川を渡る
小川を渡る

 途中に分岐がありますが、踏み跡の濃い方(直進)へ進みます。 暫く進むと、左手の尾根に乗る急斜面となります。(下写真)

尾根に取り付く
尾根に取り付く

 尾根に乗りその後も急斜面を登っていきます。 展望が何度か開け海が見えています。(下写真)

一気に標高が上がり下に水島
一気に標高が上がり下に水島

水島アップ
水島アップ

 徐々に花崗岩が多くなり左右に巨石も見られ始めました。(下写真)

所々に巨石
所々に巨石

日本海が見えてきて
日本海が見えてきて

 ザレた花崗岩の道を滑らないよう気をつけながら登っていくと、紅葉した木々が見られ始めました。(下写真)

黙々と登る
黙々と登る

紅葉はまだ早く
紅葉はまだ早く

 登山口から1時間ほどで、傾斜が緩み531mの主尾根に合流しました。 ここで長命水への分岐があるので、そちらへ向かいました。(下写真)

尾根に合流し長命水分岐に
尾根に合流し長命水分岐に

 少し下った所に小川が流れていますが、結構な水量です。 ここが長命水でしょうが、水場などは見当たりません。(下写真)

長命水の流れ
長命水の流れ

 分岐へ戻ると尾根沿いに続く道を進みます。(下写真)

分岐へ戻り尾根沿いに進む
分岐へ戻り尾根沿いに進む

 ここまで展望はほとんどありませんでしたが、暫く進むと巨石が見られだします。(下写真)

巨石の間を抜けて
巨石の間を抜けて

前方に手前のピーク
前方にサザエガ岳?

 再度樹林帯となりますが、植生が替りブナが見られ始めます。(下写真)

ブナが見られ出す
ブナが見られ出す

 先程見えたピークに登ると展望所と書かれた標識があり、一枚岩の上が展望台となっていました。(下写真)

展望所(読めず・・・)
展望所(読めず・・・)

展望岩
展望岩

 岩に登りますが、稜線沿いは強い風が吹き付けていました。 強い風で小雨が叩きつけてきますが、それに抗いながら景色を見ると、北西方面に白山前衛(白山は見えません・・・)の遠くの山なども見えていました。(下写真)

展望岩からの眺め(水島)
展望岩からの眺め(水島)

奥にサザエガ岳
奥にサザエガ岳

展望岩から登ってきた尾根(紅葉は疎ら)
展望岩から登ってきた尾根

 その後も稜線沿いには岩が多く、その間を縫うように進んでいくと、初めの目的地となるサザエガ岳をに到着しました。(下写真) 

大岩が続く

大岩が続く

サザエガ岳の登りに
サザエガ岳の登りに

サザエガ岳山頂
サザエガ岳山頂

 山頂には単独の登山者の方が到着したてで休憩中でした。 山頂からは展望はありませんが、東方面に岩場展望所へ下る道があり、その入口付近から水島がよく見えていました。(下写真)

サザエガ岳から水島
サザエガ岳から水島

白山方面(白山は見えず)
白山方面(白山は見えず)

 北東方面を見ると、雲が薄くなり先程より明るくなっています。 晴れ層はありませんが、雨もほとんど止んでおり一時的に回復傾向になってきました。(下写真)

明るくなってきた?
明るくなってきた?

奥に西方が岳
奥に西方が岳

 少し休憩した所で、更に稜線を南下して西方が岳を目指します。 少し下ると再度樹林帯へと入り、ブナなどの気持ちのよい道となりました。(下写真)

黄葉しかけ
黄葉しかけ

気持ちのよいブナ林を進む
気持ちのよいブナ林を進む

 高低差の少ない道を紅葉(黄葉)を求めながら進みますが、まだ半月ほど早そうです。(下写真)

高低差はほとんど無い
高低差はほとんど無い

色づき始めた木も
色づき始めた木も

 程なくカモシカ台・尼池と書かれた標識のある分岐に到着しました。(下写真)

カモシカ台分岐
カモシカ台分岐

 カモシカ台はガイドブックにも書かれており、展望が良さそうなので向うことにします。 途中、カメラでは光量不足でハッキリしませんが、綺麗に紅葉した場所がありました。(下写真)

この辺りの紅葉が一番か
この辺りの紅葉が一番か

 ひと登りすると岩の多い平坦地となり、ここがカモシカ台のようです。 岩の上に登ると、360度の展望が得られます。(下写真)

カモシカ台は岩が多い
カモシカ台は岩が多い

美浜原子力発電所
美浜原子力発電所

発電所アップ
発電所アップ

西方が岳方面
西方が岳方面

霞んでいるが敦賀港

霞んでいるが敦賀港

 先程の分岐まで戻ると、稜線を更に先へと進んでいきます。(下写真)

樹林帯を進む
樹林帯を進む

 代わり映えのない道が続きますが、次第に傾斜がついてきて西方が岳の登りとなったのが分かりました。 するとカモシカ台からも見えていましたが、山頂付近に掛かっていたガスの中に入りこんだのか、霧が出てきました。(下写真)

ガスが出てきた
ガスが出てきた

 ここでペアの登山者の方とすれ違いました。 そのまま登っていくと傾斜が緩み、右に分岐が見えてきました。(下写真)

三角点峰へ
三角点峰へ

 西方が岳 二等三角点と書かれた標識が建っているので、右へと折れて向かいます。 綺麗に笹が刈られた道となり、すぐに三角点ピークに到着しました。 標高的にはここが正式な山頂の筈ですが、三角点だけで周りは笹に覆われ展望はありません。(下写真)

西方が岳の三角点は笹薮の中
西方が岳の三角点は笹薮の中

 分岐に戻ると更に先へと進みます。 程なく左手に三角の小屋が見えてきました。(下写真)

西方が岳避難小屋(改修中)
西方が岳避難小屋(改修中)

 山頂の小屋はこの時改修中で、周りは足組で中もブルーシートで養生され使用禁止となっていました。(下写真)

中の様子(11月末まで使用禁止)
中の様子(11月末まで使用禁止)

 小屋を見終わると、前の広場にある山頂標識を確認します。 ここから展望は全くありませんが、この標識の東側に岩場があり、その上から東方面の展望が広がっていました。(下写真)

西方が岳山頂の状態
西方が岳山頂の状態

小屋の横が山頂
小屋の横が山頂

 展望岩から到着直後はガスでよく見えませんでしたが、暫く待つと風で雲が切れ景色が見えてきました。(下写真)

展望岩から何も見えず・・・
展望岩から何も見えず・・・

展望岩からパノラマ
展望岩からパノラマ

サザエガ岳
サザエガ岳

 ガスは、下から湿った空気が西方が岳の山腹に辺り湧き上がっているので中々晴れません。 それでも次第に風が弱まり、敦賀湾がハッキリと見えてきました。(下写真)

ガスが晴れて湾がよく見え
ガスが晴れて湾がよく見え

水島の端が見える
水島の端が見える

 景色が望め満足した所で、下山を開始します。(下写真)

下山開始

下山開始

 よく歩かれた道を南に降りていくと15分ほどで、オウム岩に到着しました。(下写真)

オウム岩へ
オウム岩へ

オウム岩の由来
オウム岩の由来

 オウム岩は高さが20mほどあるようですが、その上部が崖淵に出ているのでそうとは感じられません。 上に乗り眼下を見ますが、スッパリと切れて絶景が広がります。(下写真)

オウム岩
オウム岩

オウム岩からの展望
オウム岩からの展望

 更に降りていきますが、この辺りは粘土質の道が濡れて滑りやすいので、足元に気をつけながら降りていきました。(下写真)

聞く石?

聞く石?

滑りやすい道を降りる
滑りやすい道を降りる

 程なく銀名水と書かれた標識と岩が点在する所に到着しました。(下写真)

銀名水
銀名水

 奥の岩の間からチョロチョロと水が流れる音はしますが、覗き込んでも流れは見えません。 ここが水場でしょうが、飲める状態ではありませんでした。
 その後も山腹を巻くように降りていくと、次第に海や集落が近くに見えてきました。(下写真)

徐々に下る
徐々に下る

随分降りてきた
随分降りてきた

敦賀市がよく見えて
敦賀市がよく見えて

 右手に鉄塔がある分岐に到着しました。 ここで景色を見ながら水分補給の休憩をとります。(下写真)

鉄塔からの展望
鉄塔からの展望

 そこから少し下ると今度は「奥の院展望所」と書かれた標識と大きな一枚岩が見えてきました。(下写真)

奥の院展望所
奥の院展望所

 ここも岩の上の乗ると、出発点となる常宮神社の林がすぐ下に見えていました。(下写真)

岩の上に
岩の上に

中央右が常宮神社付近
中央右が常宮神社付近

三内山方面
三内山方面

 途中から巡視路のプラスチック階段が現れ、滑るようなことはなくなります。(下写真)

最後は巡視路の階段を降りる
最後は巡視路の階段を降りる

 鉄塔の電線が通る付近で木々が刈られた展望地に出ますが、ここが最後の展望地でした。(下写真)

最後の展望
最後の展望

 樹林帯に入り少し下ると傾斜が緩み、西方が岳の登山口に到着しました。(下写真)

登山口に到着(振り向いて撮影)
登山口に到着(振り向いて撮影)

避難小屋は使用禁止
避難小屋は使用禁止

道の奥(右)が登山口
道の奥(右)が登山口

 田んぼ横の舗装路となり、途中で「柿の木地蔵尊」を経由して常宮神社に無事到着しました。(下写真)

海へ向う
海へ向う

西方が岳の標識1
西方が岳の標識1

柿の木地蔵尊
柿の木地蔵尊

西方が岳の標識2
西方が岳の標識2

常宮神社に到着
常宮神社に到着

この日は七五三参り(安産祈願も)
この日は七五三参り(安産祈願も)

神社の様子
神社の様子

 帰路、こちらが主目的となる海鮮丼を食べてから、ゆっくりと帰りました。

今回の反省点は、
・特にありませんでした。 台風前でしたが、昼にかけて思ったよりも天気がよくなりました。

 次回ですが、仕事の関係で土日に休みが取れないので、先日急遽休んで長野県の山に登っています。


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