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[登山] 岐阜県美濃 大立・小谷(東津汲)・塔ノ倉周回 [登山]

 今回も短めの登山と言うことで、近場?の美濃にある「大立」から「小谷(東津汲[ひがしつくみ])」を経由して「塔ノ倉」の周回コースを歩いてきました。 前回同様朝は天気がよく、展望の開けたところからは白い山々を見ることができました。

小谷付近から中央アルプス方面
左から木曽駒ヶ岳・三沢岳・熊沢岳・空木岳など

 岐阜県美濃
大立・小谷(東津汲)・塔ノ倉周回

日付
2020年01月19日(日)
天気 快晴のち曇り
山域 美濃
場所 岐阜県揖斐郡揖斐川町乙原
距離
9.6km (内林道・車道2.5km)
累積標高
+929m -929m
時間
04時間20分
人数 単独
撮影枚数
0403枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0126枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ
なし
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
07:10 100m 0.0km 乙原トンネル東駐車地 出発
08:25 (01:15) 520m 2.1km 102番鉄塔
08:35 (00:10) 577.5m 2.3km 大立
08:50 (00:15) 457m 3.1km 鞍部
09:30 (00:40) 699.4m 4.1km 小谷(東津汲)
10:10 (00:40) 719m 6.1km 719mピーク (10分滞在)
10:25 (00:15) 415.6m 6.6km 塔ノ倉
10:35 (00:10) 620m 6.9km 105番鉄塔 (10分滞在)
11:10 (00:35) 185m 8.0km 聖心殿 (10分滞在)
11:30 (00:20) 100m 9.6km 乙原トンネル東駐車地 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20200119_map.jpg

写真リンク

 今回は、美濃に数多ある山からまだ登っていない「大立」と「塔ノ倉」へ向かうことにします。 山域は去年末歩いた「西台山」と「魚金山」の南西に当たり、自宅からも比較的近くとなります。 朝の空いた時間であれば1時間ほどで到着するだろうと、6時前に出発しました。

 前日も昼過ぎには天気が回復しており、山に向かうか悩んでいましたが、この日は朝から快晴で今日にして正解だったようです。 綺麗な朝焼けを横目に、揖斐川沿いを北上し予定通り1時間ほどで揖斐川町の集落を通過し、山の中へ分け入って行きました。 はじめのトンネル(新北山トンネル)を通過すると、小さな集落となりここで右折し、次のトンネル(乙原トンネル)を通り抜けると出口の左にある細い道路で曲がります。 急カーブで曲がりきれず、バックで折り返すと林道となりますが、その手前に旧道への分岐があるので、付近の駐車余地に停めていきました。

林道の先に聖心殿(左に止める)
林道の先に聖心殿

左に旧道分岐(右に駐車余地)
取り付き地点(右に駐車余地)

 出発の準備をしていきますが、相変わらず忙しいので午前中には下山する計画で荷物は少なめです。 旧道の橋を渡ると罠のゲージ(箱罠)が置かれており、その右手に踏み跡(獣道?)が上へと続いていました。

ここから登る
ここから登る

 獣道の出口に罠が仕掛けられていますが、はたして簡単に掛かるのでしょうか? 斜面の上部を見ると、白くコンクリートの構造物が見えるので、そこまでつづら折れに登っていきました。

上にコンクリートの構造物
上にコンクリートの構造物

 はじめは上にある林道と思っていましたが、到着すると巾は1mもなく点検用のプラスチック製の枡があるので用水路のようです。(帰路に、この用水路の取水口を上流で見かけました) 地図で確認しても林道は更に上です…。

用水路の道
用水路の道

 更に上へと登っていきますが、林道まではそれほど距離はなく、思っていたよりは早く辿り着けました。

更に上に
更に上に

朝日に照らされ(ムネ山方面)
朝日に照らされ(ムネ山方面)

 林道は車一台は通れる広さですが、左側には倒木なども見られ今は車では通られていないようです。

林道出合
林道出合

 ここからは一般コース?の尾根の末端へ回り込むかは斜面の状況次第でしたが、左手は植林となっており、いざとなればそちらを登っていけば問題無さそうです。

予定通り直登することに
予定通り直登することに

 予定通り傾斜が緩む尾根の上部までこのまま登っていきます。 先程までに比べれば傾斜もゆるみ何とかなりそうです。 しかし、ここも全体的に石灰質の岩が多い山域なので、尾根沿いには大きな岩が立ちはだかり、その間を縫って登っていきました。

石灰岩が多い
石灰岩が多い

 ひたすら丈夫を目指しますが、最上部で一面の岩場となりました。

ひたすら上へ
ひたすら上へ

 と言っても、傾斜が緩くなっていたので、岩の上へ登り足元を確認しながら越えていきました。

尾根沿いも岩場
尾根沿いも岩場

岩を乗り越え進む
岩を乗り越え進む

 この辺りで尾根末端からの道と合流するはずですが、それらしい形跡は少なく獣道と思われる跡を頼りに進んでいきます。 傾斜が緩むと岩場から脱して、下草の無い尾根となりました。

岩場から脱出
岩場から脱出

 ここまで登ると地図通りの緩斜面の尾根が続き、快適に歩いていけます。 それでも、ところどころで岩場と灌木が現れますが、人の歩いた跡に加え獣道が付いているので、それらを辿れば苦労はしませんでした。

緩やかな上りが続く
緩やかな上りが続く

 次第に尾根が広くなり左右に分岐していきますが、尾根心に踏み跡が続いているので、そこを歩いていきました。

左側はカレンフェルト
左側はカレンフェルト

獣道を進む
獣道を進む

尾根心を進む
尾根心を進む

右手に塔ノ倉
右手に塔ノ倉

458mに赤テープ
458mに赤テープ

 そして出発から1時間10分ほどで、前方に白赤模様の鉄塔が見えてきました。

鉄塔直下
鉄塔直下

 鉄塔付近は灌木に囲まれていますが、枝をくぐり抜け向かっていきます。 そして鉄塔したに到着すると、ここで初めて展望が広がりました。

鉄塔に到着
鉄塔に到着

 南側が開けており、遠くに名古屋のビル群も確認できます。 また、右手にはムネ山や池田山などが見えており、左手には周回予定の「塔ノ倉」が大きく見えていました。

鉄塔からの展望1
鉄塔からの展望1

鉄塔からの展望2(ムネ山と奥に池田山)
鉄塔からの展望2(ムネ山と奥に池田山)

 ここで水分補給し、すぐ上に見える「大立」へと登っていきました。

大立はこの上
大立はこの上

 大立は、灌木を越えた先にありますが、山頂付近は平坦でどこが山頂かわかりません。 手作りの山頂標識が黄色で見えて来てそこへ向かうと、三角点が確認できました。

大立(三角点)
大立(三角点)

 山頂は二次林で明るいのですが展望はなく、写真を取った所で次の目的地となる「小谷」へと向かいます。 山頂の北側は植林帯となっており、「小谷」へはそちらの植林との境を右に降りていきました。

東寄りに植林帯を進む
東寄りに植林帯を進む

 すぐに尾根の下りとなりますが、ここはは巡視路でプラステック階段が敷設されています。

巡視路のプラスチック階段を降りる
巡視路のプラスチック階段を降りる

 しかし、巡視路としては余り利用されていないようで、落ちた枝などが邪魔です。 それらを避けながら進んでいくと、ピークの右斜面をトラバースする道となりました。

尾根沿いを降りる
尾根沿いを降りる

巡視路は右へ
巡視路は右へ

 暫くはトラバースしていきますが、103番鉄塔は南尾根の下にあるため、そちらへと向かっています。 ここで左へ登り返し、本来の尾根に合流しました。

トラバースしていくが、この先で左へ
トラバースしていくが、この先で左へ

巡視路から外れ、更に尾根沿いを進む
巡視路から外れ、更に尾根沿いを進む

 ここからは大きく降りていく道となり、前方に「小谷」が大きく見えてきました。

前方のピークへ登り返す
前方のピークへ登り返す

 程なく鞍部に到着すると、ここから急登がはじまります。

ここから上りに
ここから上りに

急登となる
急登となる

 植林の中の急斜面で落ち葉で足場も悪いので、獣道を頼りにつづら折れで登っていきました。

つづら折れに進む
つづら折れに進む

 陰気な中を我慢して登っていきますが、次第に傾斜が緩み手前のピークに到着したようです。

ようやく傾斜が緩む

ようやく傾斜が緩む

 次のピークは左をトラバースして進みますが、その先で右手に唐突に林道が現れました。 ここで林道を歩くと「小谷」を回り込んでしまうので、そのまま尾根沿いに登ります。

左へ
左へ

林道出合(左の小谷へ)
林道出合(左の小谷へ)

 疎林の間を登って行きますが、所々で樹間が開け琵琶湖の北側の山や南方面が見えています。 しかし、どの山も雪は少なめでした。

植林帯を登る
植林帯を登る

左奥に金糞岳
左奥に金糞岳

南側の展望が開ける
南側の展望が開ける

名古屋市のビル群
名古屋市のビル群

高丸
高丸

夜叉丸
夜叉丸

 また、右手には南側の展望も開けたところが多くなり、手前のピークからは木曽御嶽山も望めました。

木曽御嶽山
木曽御嶽山

 そして「大立」から1時間弱で「小谷(三角点名:東津汲)」に到着しました。

小谷(三角点名:東津汲)
小谷(三角点名:東津汲)

 山頂は展望がありませんが、少し進むと倒木のお陰で東側が開けており、暫し展望を眺めていきます。

左から木曽駒ヶ岳・三沢岳・熊沢岳・空木岳など
左から木曽駒ヶ岳・三沢岳・熊沢岳・空木岳など

南アルプスの塩見岳(中央左)・悪沢岳(右)
南アルプスの塩見岳(中央左)・悪沢岳(右)

左に中央アルプス
左に中央アルプス

右に目指す塔ノ倉
右に目指す塔ノ倉

 ここから北東にある林道へと下りとなりますが、倒木が多く行く手を遮ります。 それでも、人や獣と思われる踏み跡があるのでなんとか尾根沿いに進みます。

倒木を避けて進む
倒木を避けて進む

 下が明るく見えてくると、先程の林道の先に当たる分岐に到着しました。

下に林道が見えてくる
下に林道が見えてくる

 ここからは、そのまま次のピークへと登り返しても良いのですが、周りを林道に囲まれているので、素直に右の林道で廻り込むことにします。

右の林道を歩く
右の林道を歩く

ここにも倒木
ここにも倒木

 林道を歩いていきますが、日差しも強くポカポカ陽気となってきました。 ピークを廻り込むと、その先でまた林道が出合います。 ここで初めて以前登った「西台山」が見えてきたので、林道先の北斜面へと向かい景色を眺めます。

林道合流地点に到着(右へ)
林道合流地点に到着(右へ)

西台山と高尾山を望む
西台山と高尾山を望む

左にタンポ
左にタンポ

 ここで右に折れ、林道を南東の「塔ノ倉」を目指します。

林道を進む
林道を進む

 ここからはほとんどが植林帯で縦横に林道が作られていました。 それらの中から最短コースとなるよう選びながら進んで行きます。

尾根沿いの古い道を進む

尾根沿いの古い道を進む

 この辺りは完全に植林で覆われていますが、所々で展望が望めるところがあり、周囲の山を望めます。

植林の中から奥に伊吹山、手前に槍ヶ先
奥に伊吹山、手前に槍ヶ先

雪の無い花房山と右に白い能郷白山

雪の無い花房山と右に白い能郷白山

能郷白山(左)と前山(右)
能郷白山(左)と前山(右)

  719mピーク手前の鞍部はヌタ場となっており、ここからきもと右に向かうと719mピークに到着しました。

ヌタ場
ヌタ場

右へ
右へ

 ピークの南西側が伐採され、ザレ場の休憩敵地となっています。 ここで日差しを浴びながら、遠くの景色を眺めていきました。

木曽御嶽山、手前は高賀山
木曽御嶽山、手前は高賀山

719mピークからの展望
719mピークからの展望

恵那山方面
恵那山方面

遠くに南アルプス
遠くに南アルプス

 ここから左手は自然林となり、明るい林を歩いていきました。

植林との境を進む
植林との境を進む

杭ごと倒れ
杭ごと倒れ

山頂付近は平坦地
山頂付近は平坦地

 そして小谷から1時間弱で「塔ノ倉」に到着しました。

塔ノ倉
塔ノ倉

 山頂は特徴もなく、三角点がなければそうとは分かりません。 道は「聖心殿」からのコースがよく歩かれているので、そちら(西)へ向かって踏み跡が付いていました。 しかし、南にある105番鉄塔の展望がよいので、そちらへと降りていきました。

105番鉄塔へ降りる
105番鉄塔へ降りる

 そちら側にもテープは付いており、それを辿ると巡視路となっています。

プラスチック階段を頼りに
プラスチック階段を頼りに

一応テープはある
一応テープはある

 薄い踏み跡や壊れかけの階段を目印につづら折れに降りていくと、程なくして鉄塔が見えてきました。

鉄塔が見えてきた
鉄塔が見えてきた

105番鉄塔に到着
105番鉄塔に到着

 鉄塔は南側を中心に180度の展望が広がり、木曽御嶽山から中央アルプス・南アルプス・名古屋市街地・鍋倉山などが一望できました。

奥から鍋倉山・飯盛山・大立など
奥から鍋倉山・飯盛山・大立など

岐阜方面
岐阜方面

大垣・養老方面
大垣・養老方面

中央アルプス
中央アルプス

妙法ヶ岳
妙法ヶ岳

名古屋方面
名古屋方面

 ここまで来れば急ぐ必要はありませんが、このまま尾根を降りていきます。 しかし、取り付きが灌木の藪となっており、ここは右手から回り込んでいきました。(テープは落ちていました)

右手から降りていく
右手から降りていく

 尾根に合流しますが、複雑に分岐しているので迷いやすい所です。 所々に赤テープがついていますが、数は少なめでした。

ポイントにテープあり
ポイントにテープあり

 落ち葉の斜面をスリップ注意で降りていくと、植林が現れます。

落ち葉の斜面を下る
落ち葉の斜面を下る

緑林帯に
緑林帯に

 その鞍部で尾根が右に分岐しており、ここが「聖心殿」へと降りるには最短となります。 そのまま尾根を降りていってもよいのですが、「聖心殿」へ寄りたいのでここで右へ折れます。

この尾根で右へ
この尾根で右へ

作業道の踏み跡を辿り下へ
作業道の踏み跡を辿り下へ

 明確な道はありませんが、古い作業道が残っているのでそこを辿り降りていきます。

急斜面は少なく
急斜面は少なく

 途中で岩があらわれますが大したことはなく、終始植林帯の中を歩きます。 そして傾斜が強くなると、下に林道や「聖心殿」の施設が見えてきました。

最後は急に
最後は急に

 つづら折れで降りていくと、尾根末端で「聖心殿」の前に出てきます。

ここを降りてきた
ここを降りてきた

聖心殿前に出る
聖心殿前に出る

 ここまで降りれば後は林道歩きだけですが、その前にお参りして行きます。

聖心殿の掲示
聖心殿の掲示

よく整備されている
よく整備されている

参拝する
参拝する

右奥に登山口(奥宮への参道)
右奥に登山口(奥宮への参道)

 よく整備された境内で、奥の右手に「奥宮」(塔ノ倉へも)への登山口があります。 車が一台止まっていましたが人気がないので、向かわれていたのかも知れません。 ここから駐車地までは1.2kmと大したこと無く、10分ほどで戻って来ました。

林道を戻る

林道を戻る

用水路の取水口
用水路の取水口

【反省点】

 特にありません。

【次回予定】
 相変わらず忙しいのと雪がまったくないので、また近場の低山へ向かう予定です。


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テリー

写真が表示されませんが、ーー。
by テリー (2020-01-25 22:37) 

おど

テリーさん、ご無沙汰しております。
 申し訳ありませんでした。 今年に入ってからの「写真リンク」へのURL修正を忘れていました。 最近のものは修正したので、写真も含めお楽しみください。
 今後とも、質問や記載に対して不備などありましたら、お願いします。

by おど (2020-01-26 19:15)