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[登山] 岐阜県七宗町 室兼高屋・イバラダワ縦走 [登山]

 今回は、岐阜県の七宗町にある三角点峰の点名「高屋」(地区名を加え「室兼高屋(むろがねたかや)」とも)に登ってきました。 朝から厚い曇り空となり薄暗い日となりましたが、崖の上からはそれなりに景色も見られ、変化に富んだ道を楽しく歩くことが出来ました。

室兼高屋の山頂(三等三角点:高屋)
切り開かれた山頂(三等三角点)

岐阜県七宗町
室兼高屋・イバラダワ縦走
日付
2020年05月09日(土)
天気 曇り
山域 東美濃
場所 岐阜県加茂郡七宗町上麻生
距離 8.2km
累積標高
+924m -924m
時間
4時間10分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0476枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ 岩山、崖からの展望
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
06:05 163m 0.0km
七宗町体育館 出発
06:25 (00:20)
322m 0.5km
鉄塔
06:50 (00:25) 420m 1.8km 420mピーク
07:55 (01:05) 678.6m 3.6km 室兼高屋(5分滞在)
08:20 (00:25) 654m 4.0km イバラダワ(5分散策)
08:40 (00:20) 678.6m 4.5km 室兼高屋
08:55 (00:15) 650m 4.9km 650mコブ
09:35 (00:40) 420m 6.4km 420mピーク
10:00 (00:25) 322m 7.6km 鉄塔
10:15 (00:15) 163m 8.2km 七宗町体育館 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20200509_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/A6D4ha7mJ6s5NBkL8

 今年の2月に登った「御殿山」や「権現山」の東部にある七宗町(ひちそうちょう)の山に登ります。 「高屋」は四方から登れるようですが、尾根沿いがよさそうなので東にある「七宗町体育館」からピストンで登ることにしました。

 自宅から下道でも1時間強しか掛からないのと、距離(時間)が短いので6時過ぎの到着を予定し5時前に出発しました。 国道41号線を北上し飛騨川(木曽川支流)沿いの道となると、七宗町の「道の駅ロックガーテーン」を通過します。

 その先の信号で左へ入り、線路沿いに進み線路を渡ると集落の細い道となりました。 カーナビに従って県道64号線(飛騨街道)と合流し、川沿いに道を進むと左に体育館が見えてきました。 手前にある駐車場は工事中となっており、ポールが置かれ止めることが出来ません。 幸いバス停横に3台分のスペースがあるのでそこに止めていきました。(後で分かったことですが、橋の手前にたくさんの駐車場があるので、無理にここに止める必要はありませんでした)

七宗町体育館前
七宗町体育館前

 今回も短めなので、最低限の荷物を背負い出発します。 体育館前の斜面が取り付き点となりますが、獣避けの柵があり、僅かな隙間の2mほどの斜面を枝などを頼りによじ登ります。

ここが登山口
ここが登山口

はじめは急斜面
はじめは急斜面

 登った先は切り開かれた道となっており、右に行くと広い作業道と合流しました。

古い林道と合流
古い林道と合流

 作業道(林道)は2mほどの幅があり、道路沿いに囲むように付けられていました。 左へ進み適当なところから上へ向かって登っていきました。

ここから登る
ここから登る

 縦横に踏み跡が付けられており、小枝などものこぎりで切られ歩きやすくなっていました。

縦横に踏み跡
縦横に踏み跡

 適当に登っていくと、左から本来の踏み跡と合流し尾根沿いの道となります。

傾斜が緩む
傾斜が緩む

作業道を進む
作業道を進む

尾根沿いに明確に踏み跡
尾根沿いに明確に踏み跡

 帰りはこの踏み跡を下まで降りたほうが楽そうです。 道は二次林の間を抜け、奥の植林帯へと入っていきます。

ピークへ
ピークへ

 すると奥が明るく見えてきて、程なく鉄塔に到着しました。

前方に鉄塔が見えてくる
前方に鉄塔が見えてくる

鉄塔に到着
鉄塔に到着

 鉄塔から初めての景色が眺められますが、まだ標高差がないので遠くは見渡せませんでした。

左側(北)の展望
左側(北)の展望

南側の展望
南側の展望

 鉄塔から先は軽い藪となっていますが、ハッキリした跡があるのでそこを抜けていきます。 

尾根を進む
尾根を進む

 再度、樹林帯に入ると明確な作業道となり、暫くは尾根を直進していきました。

ここも明確な踏み跡が続く(前方に赤テープ)
ここも明確な踏み跡が続く(前方に赤テープ)

 尾根は北東へと向かっていますが、330m付近で南東へと90度右折していきます。

迷うことは無い
迷うことは無い

この先で右に折れる
この先で右に折れる

右手に踏み跡
右手に踏み跡

 ここも明確な踏み跡が右に付いているので、迷うこと無くそちらへ進みました。 その後は400mピークを目指しますが、思ったよりも尾根がハッキリしているので方角を確認するだけで進めます。

400mピークへ
400mピークへ

400mピークを越える
400mピークを越える

尾根伝いに進む
尾根伝いに進む

ここは左を回り込む
ここは左を回り込む

 470m付近からは北東へ向かいますが、この先から道が複雑となります。

北東尾根へ取り付く
北東尾根へ取り付く

 一旦標高を落とし再度450m付近から登りとなります。

一旦標高を落として
一旦標高を落として

 地図では北に480mの台地状の地形があり、当初はそちらへ向かう予定でしたが、右手の谷間に作業道が付いていました。

ここから右へ
ここから右へ

古い作業道を進む
古い作業道を進む

谷間を進み尾根に乗る
谷間を進み尾根に乗る

 そちらを進み鞍部へ登り返すと、尾根沿いに文また道が付いていました。 しかし、本来であればそのまま東の尾根に乗るのですが、左に明確な作業道が続いていたので、そちらを歩いていきました。

尾根に踏み跡
尾根に踏み跡

掘れた道となる(左へ)
掘れた道となる(左へ)

 尾根の北斜面をトラバースする道となり、左下に水を湛えた沢が見えてきました。 次第に左が切れた細い道となり、一部が崩れていて少し危険なので手を使いながら慎重に通過していきました。

岩場で道が崩れ(振り返り見る)
岩場で道が崩れ(振り返り見る)

谷沿いに進む
谷沿いに進む

 その後は沢沿いの道となり、驚いたことに石積みの堰堤が作られています。

この先で沢沿いの道に
この先で沢沿いの道に

石積み跡
石積み跡

 その脇を越えていきますが、この辺りには赤テープなどもあり現役の作業場のようです。

谷間を奥へ
谷間を奥へ

 沢沿いにテープがあるのでそれを追って標高を上げていきました。 しかし、沢沿いの道は狭くなり、岩場も出てきたので左の斜面を上がっていきます。

境界杭は沢沿いに付いているが、左へ
境界杭は沢沿いに付いているが、左へ

左の緩斜面を登る
左の緩斜面を登る

 630mのコブ付近に突き上げる尾根が右に見えてきますが、作業道などはトラバースして650mコブ方面へと続いています。

平坦になる

平坦になる

また作業道が現れ
また作業道が現れ

 手前の640mコブの西斜面を巻くように進むと、シャクナゲの花が見られ始めました。

640mコブを西から巻く
640mコブを西から巻く

シャクナゲの花
シャクナゲの花

花アップ
花アップ

 そのまま左斜面をトラバースする作業道が付いていますが、ここらで登山道へ復帰したいので640mコブへと登っていきました。

600m付近
600m付近

右の岩場の下を左へ進む
右の岩場の下を左へ進む

 小枝が多くなり軽く藪こぎとなりますがその区間も短く、640mコブ直下を通過すると岩場の上で登山道と合流しました。

すぐ上に640mコブ
すぐ上に640mコブ

岩場で登山道合流
岩場で登山道合流

 岩場から右下の鞍部に降りていきます。 すぐ先に650mコブが近づきますが、ここは東斜面をトラバースしていく道が付いているので、それに従い迂回していきます。

鞍部へ
鞍部へ

650mコブは南から巻く
650mコブは南から巻く

南側は疎林
南側は疎林

 650mコブを通過すると前方が開け、目指す室兼高屋が近くに見えてきます。

629.6mピーク方面
629.6mピーク方面

室兼高屋近影
室兼高屋近影

 山頂までは岩の細尾根となっていますが、危険な感じではありませんでした。

岩尾根を進む
岩尾根を進む

 岩尾根からは左右に展望が開け、遠くの山は黄砂の影響でボンヤリと見えていました。

奥に鷲ヶ岳、左の白山は見えず
奥に鷲ヶ岳、左の白山は見えず

中央右奥に笠置山(奥の恵那山は見えず)
中央右奥に笠置山(奥の恵那山は見えず)

 山頂への最後の上りは踏み跡が錯綜しており、どこからでも登れそうですが、帰路に確認したところでは右手の岩場の脇を登るのが楽そうです。

山頂への登りに
山頂への登りに

道は左右に分岐(右からが楽か?)
道は左右に分岐(右からが楽か?)

 踏み跡を辿り適当に登っていくと、ごつごつした岩のある稜線に到着します。

適当に上る
適当に上る

尾根沿いの岩場に
尾根沿いの岩場に

 稜線から少し戻り、南東の岩場の展望台へ寄っていきます。 そこからは七宗町の集落が眼下に見え、遠くには濃尾平野なども望めました。

岩場からの展望1
岩場からの展望1

岩場からの展望2
岩場からの展望2

 稜線を北へ進むと、切り開かれた三角点のある山頂に到着します。

山頂へ
山頂へ

切り開かれた山頂(三等三角点)
切り開かれた山頂(三等三角点)

三等三角点
三等三角点

 東側の樹林が少し下で切られ、展望が確保されていました。 すぐ下には後で寄る「イバラダワ」が見えており、その奥には「七宗山」と呼ばれる険しい山塊も近くに見えていました。

手前にイバラダワ
手前にイバラダワ

 景色を眺めたところで、イバラダワへ向かいます。 稜線を北東へ進みますが、暫くは平坦な道が続きます。

北東へ向かう
北東へ向かう

平坦な尾根
平坦な尾根

 程なくして黄色の境界杭が現れ右下に踏み跡がありますが、その先が岩場で展望が得られそうなので寄っていきます。 展望が良さそうなのを確認しますが、帰路に寄ることとしてそのまま尾根を下っていきました。

右下へ降りる
右下へ降りる

イバラダワの左に林道
イバラダワの左に林道

 しかし、左下が崖となっており尾根沿いを下るのは危険です。 適当なところで右下の踏み跡へ復帰し、降りていきました。

尾根の右斜面を下る
尾根の右斜面を下る

 下でイバラダワとの尾根は岩稜となっていますが、踏み跡もしっかりあり危険な所はありません。

岩尾根に
岩尾根に

 岩場を降りると鞍部となり、境界杭が見られます。

イバラダワとの鞍部に到着
イバラダワとの鞍部に到着

 この辺りから植林帯となっていますが、最近整備はされていないようです。 倒木の多い斜面となり、右に作業道が南尾根へと迂回していますが、無視して直登していきました。

倒木帯を登る
倒木帯を登る

 歩きやすいところを選びながら登っていくと、鞍部から10分ほどでケルンが積まれた山頂に到着しました。

イバラダワの山頂に到着
イバラダワの山頂に到着

 山頂は樹林に覆われ展望はありません。 踏み跡が東についているので少し様子を見ていきますが、そのまま尾根を降りているようでした。

山頂から東方面の様子
山頂から東方面の様子

 ここで折り返し地点とし、鞍部へは最短距離で降りていきました。 鞍部からの上りは、岩稜を越えた先は踏み跡を辿り登っていきます。

帰路は踏み跡を登る
帰路は踏み跡を登る

 境界杭の所に出ると少し右へ戻り、岩場の上から北方面の展望を眺めていきました。

岩場からの展望(北方面)
岩場からの展望(北方面)

 景色を眺めたところで、「室兼高屋」の山頂を経由し往路は正規ルートで戻っていきます。

山頂からの帰路は尾根道で
山頂からの帰路は尾根道で

 山頂から、往路に通っていない尾根沿いを進み、650mコブの上にも寄っていきます。 650mコブは、手前の南東以外は崖となっており危険です。 コブの上は何もありませんが伐採されており、周囲の景色を眺めていきました。

650mコブの上
650mコブの上

 また、北東側に踏み跡があり、崖の上から「室兼高屋」を近くに望むことが出来ました。

650mコブから室兼高屋を望む
650mコブから室兼高屋を望む

650mコブから北側の展望(奥に高賀三山、手前に岳山)
650mコブから北側の展望(奥に高賀三山、手前に岳山)

 一旦鞍部へ降りて、往路の合流点の岩尾根を通過すると640mコブに到着します。 こちらでは、東側に岩場の崖があり、石作谷の対岸の山を近くに見ることが出来ました。

640mコブから650mコブ
640mコブから650mコブ

640mコブからの展望
640mコブからの展望

石作谷対岸の山
石作谷対岸の山

 そのまま南尾根を降りていきますが、よく踏まれた道が続きます。

南尾根を下る
南尾根を下る

 左に石作谷へ降りる308mへのコース分岐が現れますが、ここは右(直進)の尾根沿いを降りていきました。

ここで分岐(左が308mへ、直進が西尾根へ)
ここで分岐(左が308mへ、直進が西尾根へ)

 尾根は西向きに方向を変え、広い尾根を降りていきました。

西尾根を進む
西尾根を進む

標高500m付近
標高500m付近

 このまま尾根沿いに進むと南の谷へと降りていくので、適当なところで右の鞍部へ方向を変えていきます。 そして谷間に到着すると、前方に見える赤テープへと軽く登り返し、左斜面をトラバース気味に登っていきました。

谷沿いから南尾根を登る
谷沿いから南尾根を登る

 往路のコースと合流し、ここからは往路の跡を戻ることになりました。 しかし、気が付かなかった作業道が最短コースで付いているので、それらを辿り楽していきます。

帰路はなるべく作業道を進む
帰路はなるべく作業道を進む

トラバースし最小限の労力で
トラバースし最小限の労力で

 その後も迷うこと無く、山頂から1時間20分ほどで鉄塔に到着しました。

鉄塔から下の集落を望む
鉄塔から下の集落を望む

 結局、この日は朝から鈍よりとした空は変わらず、いつ雨が降り出しても不思議のない天気でした。

あいかわらずの曇り空
あいかわらずの曇り空

 西尾根を作業道へと降りて行きますが、最後まで踏み跡を辿っていきました。

最後はリボンを追って尾根沿いに
最後はリボンを追って尾根沿いに

作業道で降りてきた
作業道で降りてきた

体育館前の作業道を戻る
体育館前の作業道を戻る

 鉄塔から15分ほどで無事駐車地に到着します。 まだ10時過ぎですが、この後計画していた近くの「岳山」は天気も怪しいので中止とし、早々に家路へつきました。

【反省点】
 特にありません。

【次回予定】
 週末の天気はあまり良くない予報なので、今回も近場の山へ向かう予定です。(日曜日の天気次第です)


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