[登山] 2021年 夏の木曽御嶽山(開田口登山道) [登山]
今回は、毎年訪れている「木曽御嶽山」に3年ぶりとなる開田口から登ってきました。 朝方からよい天気となり、道中も色々な花も見られ満足のゆく登山となりました。
日付 | 2021年08月03日(火) | ||
天気 | 晴れのち曇り | ||
山域 | 木曽御嶽山 | ||
場所 | 長野県 | ||
距離 | 18.2km | ||
累積標高 | +1822 -1822m | ||
時間 | 10時間05分 | ||
人数 | 2名 | ||
撮影枚数 | 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140) 0655枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0028枚 (Panasonic DMC-GM1) 0000枚 (Panasonic DC-TX2) |
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登山難度 (A:安易~E:高度) |
C(距離長い) | ||
展望 (A:良い~E:なし) |
A(山頂ではガス) | ||
見どころ | 苔、池、高山植物 | ||
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値) | |||
06:05 | 1470m | 0.0km | 開田口登山口付近 出発 |
08:15 (02:10) | 2213m | 4.5km |
7合目 (10分休憩)
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09:50 (01:35) | 2720m | 6.2km | 三ノ池付近 (10分休憩) |
10:30 (00:40) | 2872m | 6.9km | 賽の河原避難小屋 軽食休憩 |
10:43 (00:13) | 2872m | 6.9km | 賽の河原避難小屋 出発 |
11:30 (00:47) | 3063.6m | 8.5km | 剣ヶ峰 |
12:35 (01:05) | 2799m | 11.0km | 五ノ池小屋 昼食休憩(散策) |
13:00 (00:25) | 2799m | 11.7km | 五ノ池小屋 出発 |
13:20 (00:20) | 2720m | 11.9km | 三ノ池付近 |
14:15 (00:55) | 2213m | 13.7km | 7合目(小屋跡) 休憩 |
14:35 (00:20) | 2213m | 13.7km | 7合目(小屋跡) 出発 |
16:10 (01:35) | 1470m | 18.2km | 開田口登山口付近 到着 |
Garmin Connect
写真リンク: https://photos.app.goo.gl/Lz6Dx6SzubtAf86CA
※何度も歩いているコースなので、詳細は割愛します。
2日前にも登山していますが、久しぶりにお会いした方から登山の打診を受けました。 「白山」に登りたいようですが、最近登っているのと天気がよくなさそうなので、次点の「木曽御嶽山」へその方ははじめてとなる「開田口」から登ることにしました。 直前に決まったこともあり登り始めを6時からとし、4時半に集合し登山口へ向かいました。
世間は平日ということもあり道路は空いており、ほぼ予定通り6時前に登山口付近に到着しました。 登山口の奥にある駐車場までは行かず、手前の廃林道分岐の駐車余地に停めて、出発の準備をしていきました。 早速出発し、350mほど先の登山口へ歩いていきます。
登山口へ
登山口に到着すると、登山届けに記入しポストに投函していきます。
登山口
ここは開田口
笹が刈られた道を進むと、4合目の鳥居が見えてきます。 ザックの中の水筒の水を、ここで冷たい水と入れ替え本格的な登りを進んで行きました。
4合目
登り始めは尾根への急登ですが、そこを過ぎると緩やかな道で楽できます。 この日の天気は朝の次点で快晴ですが、樹林に覆われた上に北風が後ろから吹上て快適な登山でした。
5合目
5合目辺りからは、周りが原生林の苔むした道で好きなところです。
苔むした道を進む
ギンリョウソウ
イチヤクソウ
?1
途中の細尾根辺りで倒木が現れますが、邪魔なものは切られています。
倒木
ツルリンドウ
原生林
6合目からは植生も変わり、ゴゼンタチバナなどが咲き残っていました。
6合目
ゴゼンタチバナ
セリバシオガマ
斜面を登って鞍部の湿地帯を抜けると、7合目の小屋跡に到着しました。 ここでこの先日差しが当たるので、日焼け止めなどを塗りながら長めの休憩としていきました。
クロマメノキ
ここからはシラビソ林などを通り抜けると、更に植生が変わりシャクナゲなどの灌木となっていきます。 また、草地の斜面となってくると、高山植物が見られ始めました。
イワオトギリソウ
モミジカラマツ
ミヤマキンバイ
コイワカガミ
9合目の標識から上で急斜面の草地となり、後方に中央アルプスなどの景色が望めました。
9合目
中央アルプス
バイケイソウ
オンタデ
ガレ場の急斜面となり、岩の上を歩いていきますが、少し遅めかと思っていましたが、チングルマの群生が至るところで見られました。
アオノツガザクラ
チングルマ
ナナカマド
お花畑の草斜面
草原のお花畑を登る
いつもであれば、この辺りで高山病の症状が出るところですが、この日は体調もよく北からの強い風が斜面を駆け抜け、快適な登山となっています。
ハイマツ帯へ
程なくして森林限界となり、ハイマツが現れます。 つづら折れに登っていくと、三ノ池の東側に到着しました。
ハクサンボウフウ?
トラバース道を進む
ここからはトラバースで、三ノ池の避難小屋へと歩いていきました。
左にアルマヤ天
山頂は雲の中…
程なくして三ノ池に到着しますが、同行者の方が山頂(剣ヶ峰)へ行きたいとのことで、そちらへ向かいました。
三ノ池分岐(避難小屋)
三ノ池に到着
西の斜面を登り分岐を左へ向かいます。
強い風で風紋
剣ヶ峰へ向かう
アルヤマ天方面へ
この辺りも花の多いところで、色々な花が見られます。
アキノキリンソウ
ヨツバシオガマ
ミヤマダイコンソウ
ザレに気をつけながら登っていくと、稜線に到着しました。
稜線からアネマヤ天
稜線には小さなコマクサが咲いていましたが、以前はなかったので誰かが移殖したのでしょうか?
こんな所にコマクサ
稜線からは、眼下に三ノ池と奥の雲の中に乗鞍岳が見えていました。
アルマヤ天付近から三ノ池
まだ昼前ですが、そろそろお腹が空いてきていたのでここで軽い食事で休憩としていきます。 しかし、稜線は風が強いので祠前の小屋横で休憩していきます。
ここで休憩
イワツメクサ
おにぎりを2つほど食べエネルギーを補給したところで出発しますが、山頂方面はガスに覆われていました。
賽の河原へ
霧の中に2ノ池小屋
賽の河原から軽く登り返すとガスの中に二の池山荘が見えてきます。 その横を通り抜け二の池に出ますが、相変わらず泥の沼地となっています。 池の横を通ると、最後の上りとなります。
二ノ池山荘
二の池の様子
この辺りまで登ってもいつものような息苦しさは無く、テンポよく最後の階段なども登っていけました。
最後の階段
そして出発から5時間半ほどで、山頂に到着しました。 平日ですがそれなりの人が登っていますが、昼時ということもあり山頂は疎らでした。
山頂の様子(鉄製の避難壕と奥社)
暫く山頂でガスが晴れるのを粘ろうかと思っていましたが、良いタイミングでガスが晴れて来ます。
山頂から一ノ池
とは言えすぐにガスが掛かり始めたので、小休止後は当初の予定通り五ノ池小屋へと向かうことにしました。
五ノ池小屋へ降りる
賽の河原から登り返すと、五ノ池小屋へと石畳のような道を降りていきます。 山頂から1時間ほどで、五の池小屋に到着すると、ここでケーキを食べていこうと注文しますが、無いとのことで仕方なくアップルパイを食べていきました…。
小屋前の様子(畳の休憩所)
周りはガスに覆われていますが、雨が降るような気配はなく、暫くは小屋前の休憩スペースで休んでいきました。 ここで本来の昼食も済ませると、下山前に小屋近くのコマクサ群生地を見ていきます。(終わりかけでした)
コマクサ(終盤)
ここからは三ノ池へとトラバース道を進みます。 このトラバース道では、ここまで見られなかったハクサンイチゲも残っており、これで見たかった花は全て見られます。
ハクサンイチゲ
三ノ池アップ
程なく分岐に到着すると、三ノ池へと往路の道を引き返します。
再度の三ノ池
三ノ池に到着すると、時間に余裕もあるので休憩多めに一定スピードで降りていきました。
ツマトリソウ
一気に下山
急斜面を滑落に気をつけながら降りていくと、7合目の広場に到着しました。 ここで同行者の方から冷たい飲み物を作っていただき、体力も回復します。
7合目でまったりと休憩
上空はよい天気
7合目からは緩斜面の下りですが、次第に暑くなっていきます。 熱を和らげるため、5合目付近でしっとり湿った苔の上に座り込んで、休憩していきました。
5合目手前でまた休憩
ここが最後の休憩ですが、天気は相変わらずよく急ぐ必要も無いので、ペースを落として登山道経降りていきます。 そして三ノ池から3時間弱で登山口に無事到着しました。
無事下山
特にありませんでした。
【次回】
岐阜の「大日ヶ岳」に速攻登山で登ったので、その様子を掲載します。
御嶽山、僕は長野側の黒沢口(ロープウェイを使わず)と、岐阜川の濁川温泉口からしかまだ登っていません。
開田からは三ノ池のところに出るんですね。
次回行く機会があれば、そこからも登ってみたいです。
by ぼの (2021-08-20 23:35)