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[登山] 滋賀県 別所山・三方ヶ岳・孫持山・行市山・柳ヶ瀬山 [登山]

 今回は、平日に休みを取り滋賀県と福井県の県境にある「行市山」と「三方ヶ岳」、それに「柳ヶ瀬山」に登ってきました。 どの山も低山ですが、風もあり比較的涼しく歩くことができました。

行市山から伊吹山と琵琶湖方面
伊吹山(左)と琵琶湖(右)

滋賀県
別所山・三方ヶ岳・孫持山・行市山・柳ヶ瀬山
日付 2021年09月29日(水)
天気 晴れ
山域 野坂山地
場所 滋賀県長浜市余呉町新堂
距離 23.0km (内車道3.7km)
累積標高 +1488 -1488m
時間 7時間50分
人数 単独
撮影枚数 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0333枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0034枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(三方ヶ岳・孫持山へは道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
C(三方ヶ岳の鉄塔と行市山のみ)
見どころ 数々の史跡
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:15 167m 0.0km 毛受の森 出発
06:30 (00:15) 265m 0.8km 林谷山
07:05 (00:35) 444m 2.4km 別所山
07:35 (00:30) 635m 3.4km 三方ヶ岳分岐
08:35 (01:00) 600m 6.2km 三方ヶ岳
09:10 (00:35) 573.9m 8.0km 孫持山
09:50 (00:40) 600m 9.7km 三方ヶ岳
10:55 (01:05) 635m 12.5km 三方ヶ岳分岐
11:00 (00:05) 659.7m 12.7km 行市山 昼食休憩
11:25 (00:25) 659.7m 12.8km 行市山 出発
12:35 (01:10) 439.1m 16.5km 柳ヶ瀬山
12:45 (00:10) 450m 17.2km 玄蕃尾城跡(散策)
13:00 (00:15) 398m 17.9km 久々坂峠
13:25 (00:25) 219m 19.3km 柳ヶ瀬下山
14:05 (00:40) 167m 23.0km 毛受の森 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績、水色が車)
20210929_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/M2mAFDL51vSvzZs97

 ワクチン接種を控えており、週末はどこへも行けそうもありません。 そこで休みを取り、近場の山へ向かうことにします。 いくつかの候補から、比較的歩きやすいと思われる余呉トレイルの「行市山」と「柳ヶ瀬山」へ登ることにします。 しかし、この2山だけでは4時間と掛からないと思われたので、西の「三方ヶ岳」と「孫持山」まで足を延ばすことにしました。

 登山口をアクセスの良い「行市山」東にある「毛受(めんじゅ)の森」とし、自宅から1時間半弱と見て5時前に出発しました。 名神高速から北陸自動車道へと繋ぎ、1時間ほどで「木之本IC」で下道へ入ります。 そこから高速に沿って国道365号線を北上すると、左手に「行市山」と思われる山が見えてきました。 そこから派生する尾根の末端手前で左折は橋を渡ると、「行市山登山口」や「毛受の森」と書かれた標識に従って細い道を右折し奥へと進みます。 程なくして地道となりますが、すぐ先が「毛受の森」の駐車地でした。

カーブにこの目印(帰路撮影)
カーブにこの目印

ここを右へ(帰路撮影)
ここを右へ

毛受の森(帰路撮影)
毛受の森

 駐車地の横には、お地蔵さんや地元のお墓となっています。 また、そのお墓には今どき珍しく手押しポンプの井戸がありました。

お墓前に手押しポンプ
お墓前に手押しポンプ

毛受の森
毛受の森

お地蔵
お地蔵

 早速出発の準備を整えますが、まずは「毛受兄弟の墓」を見ていきます。

毛受兄弟の墓
毛受兄弟の墓説明文

毛受兄弟の墓説明文
毛受兄弟の墓説明文

毛受史跡案内図
毛受史跡案内図

 一通り説明を読んだところで、すぐよこにある「行市山登山口」から登山を開始します。

行市山登山口
行市山登山口

 扉を開け登山道を登っていきますが、道は広くよく整備されており遊歩道といっても良いでしょう。

下草は刈られ歩きやすく
下草は刈られ歩きやすく

毛受の森を見下ろす
毛受の森を見下ろす

 尾根沿いに付けられた道を暫く進むと、「林谷山」との分岐が見えてきました。

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

林谷山分岐の案内図
林谷山分岐の案内図

 ここで右に鋭角に折返し東の尾根へ向かいますが、余り訪れる人がいないのか、倒木などあり少し荒れていました。 分岐には300mと書かれていましたが、暫く進むと平坦となり砦跡などと書かれた白い杭があります。

林谷山へ
林谷山へ

林谷山
林谷山

下に転がる
下に転がる

 先程の分岐まで戻ると、そのすぐ下にも砦跡があるらしいのですが、踏み跡などは無く先へ進みます。

分岐の下にも砦跡
分岐の下にも砦跡

掘れた道を進む
掘れた道を進む

 尾根を更に進むと「中谷山」に到着しますが、ここは三角点があるだけです。

中谷山
中谷山

 ここからも似たような道を進みますが、次第に尾根が狭まり左手には伊吹山などが見えています。

左に伊吹山が見える
左に伊吹山が見える

 その細尾根が下りとなると、切り開きに出てきます。

林道脇に出る
林道脇に出る

 右手を見ると林道が接続していました。 そのまま踏み跡を登り、平坦な植林となると倒壊した小屋があります。

倒壊した小屋
倒壊した小屋

 ここから少し先で、先程の林道と出合いました。 鉄製の階段が設置されておりそこを登りますが、林道の対向に登山道の続きがあります。

林道への階段
林道への階段

林道を渡り登山道へ
林道を渡り登山道へ

 暫くは植林を歩いていきますが、程なくして二次林の良い雰囲気となります。

よい雰囲気となる
よい雰囲気となる

 この付近は土が盛られており、砦跡のある「別所山」ようです。

別所山砦跡1
別所山砦跡1

別所山砦跡2
別所山砦跡2

 ここで、砦の説明文などを見ながら小休止とします。

史跡 別所山砦跡
史跡 別所山砦跡

別所山砦跡の説明
別所山砦跡の説明

 左奥に登山道の続きがあるので、そこを進みますが次第に傾斜が強まり、本格的な登山道となっていきました。

登山道の続きへ
登山道の続きへ

細尾根
細尾根

本格的な上りに
本格的な上りに

 黙々と登っていくと、「山頂まで500m」と書かれた標識が現れます。

山頂まで500m
山頂まで500m

 気がつくと随分と標高も上がっており、左手の切り開きからは「伊吹山」がよく見えていました。

朝は雲多く
朝は雲多く

伊吹山を望む
伊吹山を望む

 そして傾斜が緩み始めると、予定通り左手の「三方ヶ岳」との分岐を確認します。

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 しかし、踏み跡が見つからず止む無く笹ヤブに突っ込みますが、古い作業道はありますが、ここではなさそうでした。

古い作業道に
古い作業道に

 左に尾根が見えるので、戻るようにそちらへ向かうと、切り開かれた道と合流します…。

しっかりした踏み跡と合流(登山道方面を確認)
しっかりした踏み跡と合流(登山道方面を確認)

 どうも分岐を見落としていたようで、考えていた地点よりも手前に道があったようです。

踏み跡を降りていく
踏み跡を降りていく

 南西に向かう踏み跡は明確ですが、リボンなどは最低限しか無いようでした。 地図にある破線路は南の「賤ヶ岳」方面へと続きますが、そのまま尾根沿いを進むと植林の中を通る道となります。

稜線沿いの道に
稜線沿いの道に

 その後も尾根沿いに明確な踏み跡が続き迷うことはありませんが、一部踏み跡が不鮮明でテープを頼りに降りていきました。

行市山が上に
行市山が上に

尾根沿いに下る
尾根沿いに下る

 ヤブっぽい斜面を降りていくと、唐突に林道終点に出会います。

鞍部に林道終点
鞍部に林道終点

 地図にある北西の林道からの分岐道の様ですが、ここは対面の尾根を登り返していきました。

ここから登り返しに
ここから登り返しに

 尾根はそれほど急斜面ではなく、程なくして傾斜の緩い道となります。

緩やかな上りが続く
緩やかな上りが続く

 この辺りからは踏み跡に加えてテープも多くなり、屈曲点の分岐などでは助かりました。

ここで右下に
ここで右下に

 588mピーク付近まで来ると植林などの伐採跡なのか、切り開きがあり笹が茂っていますが、ここも綺麗に刈られています。

笹は刈られている(588mピーク付近)
笹は刈られている(588mピーク付近)

 鞍部の右にテープがあるのでそちらを見ると、すぐ下に地図にある林道が見えています。

右下に林道と破線の道?
右下に林道と破線の道?

 ここから南に少し向かうと明るいピークが現れますが、標識などはありません。 位置的には「三方ヶ岳」なので、ここは東峰といったところでしょう。 南側に切り開きがあるので帰りに寄ることにして、北西に続く道へ進みます。

三方ヶ岳の東峰
三方ヶ岳の東峰

 すると樹林の中に「三方ヶ岳」の標識がぶら下がっていますが、薄暗い雰囲気で当然展望はありません…。

三方ヶ岳
三方ヶ岳

 北に踏み跡が続いているので、そちらへ向かうと前方に鉄塔が見えてきました。

切り開きを進む
切り開きを進む

鉄塔出会
鉄塔出会

 鉄塔からは日本海(敦賀湾)が見えており、向かう「孫持山」も近くに確認出来ます。

敦賀湾(奥は西方ヶ岳)
敦賀湾(奥は西方ヶ岳)

孫持山(右手前)と岩籠山(中央左)、その奥に野坂岳の頭だけ
孫持山(右手前)と岩籠山(中央左)、その奥に野坂岳の頭だけ

 暫く展望を見てから「孫持山」へ向かいますが、ここも適当に向かい本来の道から外れます。 少し下ると右から巡視路の広い道と合流しました。

鉄塔巡視路は広く
鉄塔巡視路は広く

 少し登り返すと伐採地に到着しますが、笹が生い茂り展望はありません。

伐採跡地(今は笹薮)
伐採跡地(今は笹薮)

 次の鉄塔に到着すると、ここからも目指す山が見えています。

次の鉄塔から孫持山
次の鉄塔から孫持山

 笹の刈られた巡視路を進みますが、それも途中まででした。

笹は完全に刈られている
笹は完全に刈られている

 電線は南北に通っており、巡視路も南の尾根へと降りています。 その手前のピークで、右に曲がり県境沿いを進みます。 踏み跡は薄くなりますが、よい雰囲気の尾根が続き、右側に展望を眺めながら歩いていきます。

稜線の伐採地からの眺め(中央左に大黒山)
稜線の伐採地からの眺め(中央左に大黒山)

明るい草地の斜面
明るい草地の斜面

踏み跡は明確
踏み跡は明確

 気持ちの良い尾根を進むと、雑木林となってきます。 傾斜などはそれほど無く暫く進むと、唐突に「孫持山」の山頂に到着しました。

雑木林を進む
雑木林を進む

笹が切り開かれた孫持山山頂
笹が切り開かれた孫持山山頂

 山頂の南側は切り開かれていますが木々が伸びてきており、背伸びをしないと景色はよくありません…。

琵琶湖アップ
琵琶湖アップ

 まだ時間は9時過ぎと早いので、休憩もほどほどに来た道を戻ります。 鉄塔手前の切り開かれた笹原からは、「琵琶湖」が近くに見えていました。

琵琶湖方面
琵琶湖方面

 その後は往路に迷った巡視路を辿り鉄塔を通過すると、「三方ヶ岳」の東峰に寄り「横山岳」や「伊吹山」などを眺めていきました。

中央に乗鞍岳、左端に東山
中央に乗鞍岳、左端に東山

三方ヶ岳の展望地から行市山(右)、横山岳(中央左奥)、三国岳・左千方(左奥)など
三方ヶ岳の展望地から行市山(右)、横山岳(中央左奥)、三国岳・左千方(左奥)など

三方ヶ岳の展望地から伊吹山アップ
三方ヶ岳の展望地から伊吹山アップ

 尾根を戻ると往路に気が付かなかった展望地などもあり、琵琶湖がすぐ下に見えていました。

稜線途中から琵琶湖を望む
稜線途中から琵琶湖を望む

 最後は長い登りとなりますが急斜面などは無く、気がつくと「行市山」との分岐に到着していました。

登山道に合流

登山道に合流

 緩斜面を登っていくと200mの標識が現れ、その先で「砦跡」の堀を越えていきます。

後200m
後200m

行市山砦跡
行市山砦跡

行市山砦跡の説明
行市山砦跡の説明

 右手の笹が低くなると、山頂はすぐでした。

前方が開け
前方が開け

 なだらかな丘といった感じの山頂で、南東方面の笹が刈られています。

行市山
行市山

山頂切り開きの様子
山頂切り開きの様子

 丁度11時となりお腹も空いてきていたので、ここで展望を見ながら昼食休憩としていきました。

伊吹山(左)と琵琶湖(右)
伊吹山(左)と琵琶湖(右)

 この先急ぐこともないのでゆっくり食事を食べたところで、西の切り開かれた登山道へ入っていきます。

西の切り開かれた道へ

西の切り開かれた道へ

 直進して降りていくと林道に降りるコースですが、予定通り左の北尾根へ踏み跡を頼りに歩いていきます。

ここで左の境界標識沿いへ
ここで左の境界標識沿いへ

北側の踏み跡を辿る
北側の踏み跡を辿る

 踏み跡やテープなどはハッキリしており、迷うことはありません。

左手に林道?
左手に林道?

 しかし、「三方ヶ岳」への尾根に比べて、植林なども多く広い尾根が続くので、全体的に暗く展望などはありません。

作業道?
作業道?

 樹林の中を黙々と歩いていきますが、幸いここも風は吹いているので昼間の割にはそれほど暑くは感じません。

585mピークへ登る
585mピークへ登る

植林沿いを進む(手前で右へ)
植林沿いを進む(手前で右へ)

583m付近
583m付近

作業道跡
作業道跡

 代わり映えのない道を進んでいきますが、全体的に高低差は少なく歩きやすい道が続きます。

494m付近(右手へ)
494m付近(右手へ)

 494mピークを越えると、峠に向かって降りていきます。

峠へ向かい標高を落とす
峠へ向かい標高を落とす

前方上に柳ヶ瀬山
前方上に柳ヶ瀬山

 前方に「柳ヶ瀬山」が見えてくると急斜面の下りとなりますが、階段が付けられておりゆっくり下れば問題ありません。

最後は急斜面(階段あり)
最後は急斜面(階段あり)

 下に軽装の人影が見えると、そこが「久々坂峠」でした。

久々坂峠
久々坂峠

 先程見えた人影は、北西方面すぐに車道があるので、そこから来られている人だったようです。

ここを降りてきた
ここを降りてきた

 ここから先は城跡巡りの遊歩道を歩いていきます。

城跡へ
城跡へ

 道標に従い城跡へと整備された階段を登っていきました。

整備された道を登る
整備された道を登る

 つづら折れの道を登っていくと、平坦な山頂の一角に辿り着きます。 すぐ横にひっそりと三角点がありますが、往路には気が付きません…。

帰りがけに三角点
帰りがけに三角点

平坦な道に
平坦な道に

平らな柳ヶ瀬山の山頂部
平らな柳ヶ瀬山の山頂部

 広く切り開かれた遊歩道を歩いていくと、玄蕃尾城跡の説明が書かれた看板が現れます。

玄蕃尾城跡の説明文
玄蕃尾城跡の説明文

 ここから奥に城跡があり、堀や土塁などを見ながら奥へ向かいました。

城跡の様子1
城跡の様子1

城跡の様子2
城跡の様子2

城跡の様子3
城跡の様子3

城跡の様子4
城跡の様子4

城跡の様子5
城跡の様子5

城跡の様子6
城跡の様子6

城跡の様子7
城跡の様子7

城跡の様子8
城跡の様子8

城跡の様子9
城跡の様子9

外堀がはっきりと残る
外堀がはっきりと残る

 グルリと一周したところで、柳ヶ瀬集落へ降りる道へ向かいます。 先程の峠まで戻ると、東側にある「柳ヶ瀬」の標識を確認します。

柳ヶ瀬集落への道

柳ヶ瀬集落への道

 矢印の先は草で覆われたヤブですが、切り開きを進むと踏み跡が続いていました。

左手に道が隠れている
左手に道が隠れている

踏み跡を進む
踏み跡を進む

 古い林道のようですが、初めのカーブ付近ど土砂が流れ、車が通れる状態ではありません。 それでも人が歩くには支障なく、尾根沿いに続く廃林道を降りていきました。

ここは林道跡
ここは林道跡

集落へと標高を落とし始める
集落へと標高を落とし始める

 標高が落ちると地図の破線通りカーブが現れますが、ショートカットで降りられそうなので最短距離で降りていきます。

扠す後はつづら折れの道に(最短コースで下る)
扠す後はつづら折れの道に(最短コースで下る)

 途中から林道もよくなり左からの小川と合流すると、その先に登山口がありました。

登山口に到着
登山口に到着

車道終点から登山道を見る
車道終点から登山道を見る

 広い林道と合流し、橋を越え集落の間を抜けると、国道と合流します。

静かな柳ヶ瀬集落を進む
静かな柳ヶ瀬集落を進む

国道を歩く(歩道あり)
国道を歩く(歩道あり)

 当初は国道沿いは嫌なので川沿いの道を考えていましたが、国道を走る車は少なく川沿いの道は工事中でした…。 遠回りとなりますが国道を直進し、朝車で通った道を駐車地へと戻ります。

ここで右へ入る
ここで右へ入る

終日良い天気

終日良い天気

【反省点】

 特にありませんでした。

【次回】
 ワクチン接種の1週間後の週末に登る予定ですが、行き先は未定です。


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