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[登山] 静岡県 日向から高根山周回 [登山]

 今回は、2013年にも訪れたことのある、静岡県の「高根山」へ、北西の日向から東海自然歩道などを利用して周回で歩いてきました。 期待に反して終日曇りの天気でしたが、一部を除いて良い道で距離の割には快適に歩くことができました。

西向の吊橋
西向の吊橋の下に車道

芋穴所のマルカシ
芋穴所のマルカシ

 静岡県
日向から高根山周回
日付 2022年01月30日(日)
天気 曇り
山域 静岡
場所 静岡県島田市川根町笹間下
距離 19.3km
累積標高 +1299 -1299m
時間
5時間45分
人数 単独
撮影枚数
0490枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0200枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(分岐多く道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ
芋穴所のマルカシ、西向の吊橋、笑い仏
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:50 230m 0.0km 日向駐車地 出発
07:20 (00:30) 306m 2.5km 尾根末端取付点
08:25 (01:05) 752.5m 5.8km 三角点752.5m(平野)
08:40 (00:15) 732m 6.8km 732m降下点
08:50 (00:10) 622m 7.3km 622m林道出合
09:25 (00:35) 689m 9.3km 689m地点
09:45 (00:20) 871m 10.0km 高根山山頂 (5分滞在)
10:10 (00:25) 786.9m 11.3km 三角点786.9m(一本杉)
10:45 (00:35) 557m 13.8km 西向の吊橋
11:15 (00:30) 685m 15.2km 江松峠分岐 昼食休憩
11:30 (00:15) 685m 15.4km 江松峠分岐 出発
11:40 (00:10) 680m 15.8km 笑い仏
11:50 (00:05) 640m 16.4km 江松峠
12:25 (00:35) 310m 18.4km 日向林道終点
12:35 (00:10) 230m 19.3km 日向駐車地 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20220130_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/dGGaqtd6qFMAvacS9

※前半と後半は変化の少ないコースなので、写真中心に掲載します。

 静岡県の「高根山」は、2013年以来9年ぶりとなります…。 その間に新東名も開通し、制限速度も120kmとなり、自宅からの距離の割には近くなりました。

 自宅から2時間半弱と見て、自宅を4時半頃に出発します。 日曜日の早朝ということとコロナ禍の影響か、通行する車はまた減っていたように感じます。 順調に走らせ島田金谷ICで降りると、大井川沿いに北上していきました。 川根温泉の道の駅を通過した初瀬トンネル手前で右折し「笹間川ダム」へと向かいます。

 初めは一車線路の細い道ですが、ダムから先は良い道となり、程なくして駐車予定の日向に到着しました。 広い路肩に駐車し、下山予定の坂を確認します。

駐車地から下山予定の坂(左)を見る
駐車地から下山予定の坂(左)を見る

 準備ができた所で、車道を更に奥の東へ歩いていきます。

東に向かう
東に向かう

 緩やかな登りとなり、川を高巻いていきます。 登り詰めると、前方にこの後歩く予定の林道が見えてきました。

対岸に向かう林道
対岸に向かう林道

 集落の横を通過した先で、橋(タカハシ)を渡ると右に林道があるのでそこに入っていきました。

たか橋を渡る

たか橋を渡る

ここを右へ
ここを右へ

 林道の坂道を登っていくと、前方に歩く予定の尾根が見えてきました。

前方に歩く予定の尾根
前方に歩く予定の尾根

澤谷橋を渡り左の尾根へ
澤谷橋を渡り左の尾根へ

 右下に先程の集落を見ながら尾根の末端へ向かうと、左に作業道が尾根沿いに上がっているのでそこを入っていきました。

下に先程通過した集落
下に先程通過した集落

ここから作業林道歩き
ここから作業林道歩き

 作業道の入り口に、子供のカモシカの死体が転がっています…。 作業道の奥へ入っていくと、カモシカがじっとこちらの様子を伺っていました。 先程の死体の上には、緑色の反芻された食べ物が載っていましたが、死んだことがわからずに、子供に餌を与え続けているのかも知れません…。

カモシカ
カモシカ

 作業道には、先日も車両が通行したと思われる轍がついています。 そこを歩いていきますが、つづら折れなどはショートカットで直登していきます。

ショートカット
ショートカット

結局作業林道を進む
結局作業林道を進む

またショートカットで
またショートカットで

林道を更に奥へ
林道を更に奥へ

 奥へ奥へと向かいますが分岐が多く、なるべく車両の通った後を辿っていきました。

500m付近
500m付近

車両の通った跡を辿る
車両の通った跡を辿る

 作業道は途中まで尾根の左斜面を通っていますが、標高600m付近からは尾根沿いに続いています。

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

 ここからは、代わり映えのない作業道をひたすら歩いていきました。

間伐材が並ぶ
間伐材が並ぶ

 658mピークは笹薮などに覆われていますが、作業道はその左を通過しています。 地図の破線路でT字路となり、右に折れると752.5mの三角点へと向かっていきます。

658m付近で東へ
658m付近で東へ

森林を大切に
森林を大切に

 752.5m手前は間伐された植林で、どこでも歩けそうです。 右の三角点へ向かい、緩やかに登ってきました。

林道から外れ右の三角点ピークへ
林道から外れ右の三角点ピークへ

植林が整然と並ぶ
植林が整然と並ぶ

 三角点ピークの手前で急斜面となりますが、踏み跡があるのでそこを辿るとピークに到着しました。

752.5m三角点
752.5m三角点

 ここから734mピーク付近までは、尾根沿いに続く踏み跡を辿っていきます。

734mピークへ降りる
734mピークへ降りる

左下に先程の林道
左下に先程の林道

 左下に先程の作業道が見えてきますが、そのまま尾根を歩いていくと結局その道と合流します。

林道合流
林道合流

 732mピークへは作業道は左の北西尾根へと折れているので、ここは道を外れピークへ登っていきました。

林道を外れ732mピークへ登る
林道を外れ732mピークへ登る

732mピーク
732mピーク

 732mピークから622m方面の尾根へは人の踏み跡は薄く、少し藪っぽいところもありました。

622m方面へ下る
622m方面へ下る

あまり歩かれていない?
あまり歩かれていない?

 しかし、暫く進むと左手が植林となり、明確な踏み跡が現れました。

植林帯に
植林帯に

細尾根を通り
細尾根を通り

 622m地点で左下から作業道と合流すると、そのまま右斜面をトラバースしています。

作業道と合流し右へ
作業道と合流し右へ

右の作業道を進む
右の作業道を進む

 予定ではそのまま尾根沿いを直登するつもりでしたが、右の道が良さそうでそちらを進んでいきました。 倒木や廃車などが放置されていますが、歩くには悪い道ではなく折返して急斜面となるとコンクリート舗装となります。

倒木
倒木

廃車
廃車

ここから一部区間がコンクリート舗装
ここから一部区間がコンクリート舗装

 北へ折返し登っていくと、当初予定していた地図の林道と合流します。

地図の林道に合流(右へ)
地図の林道に合流(右へ)

 西斜面を水平に横切っている道を歩いていきますが、こちらには伐採された倒木が放置されており、通過するのに手間がかかりました。

倒木が多くくぐって抜ける
倒木が多くくぐって抜ける

 途中左に地図には無い分岐がありますが、そのまま記載通りに進んでいきます。 すると次第に道が荒れてきて、斜面が崩れたところを注意して通過して行きました。

右へ進む
右へ進む

古い道へ
古い道へ

本コース唯一の危険箇所
本コース唯一の危険箇所

 ここまで来ると、「高根山」が近くに見えてきました。

前方に高根山
前方に高根山

 カヤトなどが生い茂る中のけもの道を進んで行くと、この道の代わりに新しく付けられた林道と合流しました。

落石地帯
落石地帯

カヤトの間から展望
カヤトの間から展望

新しい林道と合流する
新しい林道と合流する

ここは作業道 舟ケ久保線
ここは作業道 舟ケ久保線

分岐地点の様子(左から来た)

分岐地点の様子(左から来た)

 少し先の689m地点で、以前も歩いた「宇嶺(うとうげ)の滝」との分岐となります。

ハイキングコースに合流(道の左下に「宇嶺の滝」分岐がある)
ハイキングコースに合流

 林道が二股に分岐するところで、「高根山」の登山口があります。

左奥の登山道へ
左奥の登山道へ

 登山道に入るといきなり急登となりました。 入り口に「芋穴所のマルカシ」まで「約0.2km(5分)」と書かれていましたが、実際の距離は10分の1程度ですぐに到着します。

登りに
登りに

芋穴所のマルカシ
芋穴所のマルカシ

 ここから一旦傾斜が緩み、左手に滑落防止の手すりが現れ景色が望めますが、富士山などは雲に覆われていました・・・。

富士山方面の展望(雲で見えず)

富士山方面の展望(雲で見えず)

 その先から急登となり、植林の中を黙々と登っていきます。

ここから急登が続く
ここから急登が続く

 マルカシから15分ほどで手前のピークにある分岐に到着しますが、ここは左に折れ山頂へと向かいました。

15分ほどで分岐点に(左の山頂へ)
15分ほどで分岐点に(左の山頂へ)

 高低差のない道を進むと、誰もいない高根山の山頂に到着しました。

山頂に到着
山頂に到着

高根山
高根山

 ここは南側が借り払われていますが、以前に比べて木々が高くなりスッキリとした景色は見られません。

以前と比べ展望が悪く・・・
以前と比べ展望が悪く・・・

 小休止してから先程の分岐へ戻りますが、ここからは東海自然歩道を「家山」方面へと向かうことになります。

ここからは東海自然歩道を歩く
ここからは東海自然歩道を歩く

 分岐から先は今回始めて歩くコースですが、自然歩道という事で整備の行き届いた良い道が続いていました。

家山方面へ下る
家山方面へ下る

 程なくして左にベンチが現れ、そこからは遠州灘が見えていました。

展望所
展望所

展望所からの眺め
展望所からの眺め

 その後も西に向けて歩いていきますが、736m付近でマルカシ手前の689mにあった分岐から延びる林道と出合います。

右の林道と平行に進む
右の林道と平行に進む

 その林道と並行して歩いていきますが、林道を走るバイクが爆音を上げながら何台も通過していました。

笹の中を進む
笹の中を進む

後ろに高根山(右)
後ろに高根山(右)

 登り返しとなりますが、急登と言うわけではなく三角点の786.9mピークへと登っていきます。

斜面を進む
斜面を進む

 その三角点に立ち寄るため、手前で左の尾根を登っていきます。

ここから三角点へ向かう

ここから三角点へ向かう

 踏み跡があるかなと思っていましたが、西側は笹薮で掻き分けながら進むと三角点に到着しました。

三角点ピーク
三角点ピーク

 三角点から先は人の歩いた後もあり、すぐに自然歩道に合流します。

歩道に合流
歩道に合流

 ここからは100mほど下っていきます。

下りに
下りに

 植林の中の掘れた作業道を降りていきました。

掘れた道を降りていく
掘れた道を降りていく

ここは左へ
ここは左へ

 一旦は先程の林道から離れていましたが鞍部付近で合流すると、広い道となり「いっぷく処高根」と書かれた東屋が見えてきました。

林道?
林道?

広い道に
広い道に

いっぷく処高根
いっぷく処高根

 先程のバイクと思われるオフロードバイクがあり、東屋に2人休憩していました。 ここを通過すると、細い道となり更に降りていきます。

割れた地蔵
割れた地蔵

 すると林道と出合い、ここから暫くはバイクに気をつけながら茶畑などを見ながら歩いていきました。

ここから暫くは林道歩き
ここから暫くは林道歩き

茶畑
茶畑

北側の眺め
北側の眺め

奥に南アルプス深南部
奥に南アルプス深南部

右に往路の尾根
右に往路の尾根

 眺めの良い茶畑を過ぎて暫く下ると、左手に東海自然歩道の道標があらわれます。 ここで指示通りに左へ入り、石仏のあるところから尾根沿いに歩いていきました。

ここで左へ
ここで左へ

東海自然歩道
東海自然歩道

石仏の奥へ進む
石仏の奥へ進む

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

 程なくすると前方に「西向の吊橋」があらわれます。

西向の吊橋
西向の吊橋

 この吊橋は川を渡るものではなく、下には先程の林道(舗装路)が通っていました。

西向の吊橋の下に車道
西向の吊橋の下に車道

下にトイレ
下にトイレ

 ここまで道標には行き先しか記載されていませんでしたが、ここで距離と時間が判明します。(記載の距離は1kmほどズレていますが…)

ここで距離と時間を確認
ここで距離と時間を確認

 ここが付近の最低鞍部となっており、ここからは登り返しとなります。

登り返しに
登り返しに

大きな木も見られる
大きな木も見られる

 100mほど登り返すと傾斜が緩み、お地蔵様が祀られていました。

平坦な尾根に
平坦な尾根に

お地蔵さま
お地蔵さま

 程なくして右に分岐があらわれますが、ここが下山予定の「江松峠」との分岐のようです。

右に作業道の分岐(江松峠分岐)
右に作業道の分岐(江松峠分岐)

 少し上のピークの眺めが良さそうなのでそこまで登ると、北側が伐採された展望地となっていました。

伐採地から展望1
伐採地から展望1

伐採地から展望2
伐採地から展望2

 ここで切り株に座り込み昼食としていきます。 この時間は日差しがまったくない寒空ですが、標高も大したこと無いのでそれほど寒くは感じませんでした。
 食事後は寄ろうかと悩んでいた「笑い仏」へと向かいます。 東海自然歩道の711mピークの手前には古い石標があり、ここを左(直進)でピークを巻いていきました。

分岐の石標
分岐の石標

711mピークを巻いて
711mピークを巻いて

 少し下りとなりますが前方が明るく見えてくると、「笑い仏」に到着します。

笑い仏に到着
笑い仏に到着

笑い仏
笑い仏

 すぐ横は伐採された展望地となっており、ベンチも設置されているので、ここで休憩すればよかったのかも知れません…。

横にベンチ
横にベンチ

西側の展望(中央に八高山)
西側の展望(中央に八高山)

 先程の石標まで戻ると、往路に気が付かなかった林道があったので、ここを歩いて「江松峠」へと向かいました。

ピークを迂回し林道歩き

ピークを迂回し林道歩き

 「オフロードバイク・四輪駆動車 通行禁止」と書かれた脇を通り過ぎると、北尾根沿いに林道が続いていました。

北尾根の林道を進む
北尾根の林道を進む

 程なくして「江松峠」を通過しますが、目印なども無く知らない間に通過していました…。 ここで林道は左に分岐していますが、そのまま676.2mピーク方面へ向かいました。(ここは左が正解です)

江松峠付近
江松峠付近

ここは大平作業線
ここは大平作業線

 林道歩きで三角点にも気が付かない間に通過して行きます。 その先で林道は北東尾根へと向かっていますが、予定の尾根は北西なので林道を外れて左へ向かいました。

ここから林道を外れ左へ
ここから林道を外れ左へ

 地図では広い尾根に書かれていますが実際には細尾根となっており、20mほど左下には先程分岐した林道が見えています。

尾根を下る
尾根を下る

 一部崩れているので慎重に通過すると植林の笹薮となり、結局は林道と合流します。

細尾根に
細尾根に

笹の踏み跡を進む
笹の踏み跡を進む

林道出合(622m手前)
林道出合(622m手前)

 622m地点が近づいた所で、破線路では無くその一つ西の尾根へと向かいました。

林道は622mを左から巻く
林道は622mを左から巻く

右の下山予定尾根へ向かう
右の下山予定尾根へ向かう

 上部は一面の植林となっており、どこでも歩いていけます。

尾根沿いに進む
尾根沿いに進む

 550m付近まで降りると林道と合流します。 しかし、林道は荒れており最近利用された形跡はありませんでした。

廃林道に出る
廃林道に出る

 ここからは藪が薄そうなところは、下に見える林道まで斜面を直接降りていきます。

藪の無いところはショートカットで降りる
藪の無いところはショートカットで降りる

 藪っぽいところは廃林道を歩いていきましたが、草木が覆い始めています。

林道は荒れている
林道は荒れている

下に集落が見えてきた
下に集落が見えてきた

 何度かショートカットし350mまで降りると、林道脇が最近伐採された形跡が見られました。

最近伐採されている
最近伐採されている

 そこから少し下まで来ると、車の轍が現れ良い道となります。

ここまで降りると林道も整備されている
ここまで降りると林道も整備されている

 しいたけ栽培や茶畑の脇を通り車道を降りて行くと、日向の集落が見えてきて、無事に駐車地に到着しました。

シイタケ栽培
シイタケ栽培

貯水場と茶畑
貯水場と茶畑

舗装路を降りていく
舗装路を降りていく

【反省点】

 特にありませんでした。

【次回】
 週末は大雪の予報となっているので、様子見状態です。(日曜日に回復していれば、県内の山へ向かう予定です)


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