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[登山] 山梨県 雨乞岳周回 [登山]

 今回は、山梨県の「雨乞岳」に登ってきました。 石尊神社から平久保へ周回で歩き、水晶ナギを経由しましたが、雲が中々晴れずガスの中を歩きましたが、水晶ナギ付近では展望も得られ、予定通りに歩くことが出来ました。

水晶ナギ

水晶ナギ1

山梨県
雨乞岳周回
日付 2022年07月24日(日)
天気 曇り(時折日差しあり)
山域 南アルプス前衛峰
場所 山梨県北杜市白州町鳥原
距離 17.1km (石尊神社は+0.7km)
累積標高 +1470 -1470m (石尊神社は±80m)
時間
06時間10分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0561枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(水晶ナギ スリップ注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B(当日はガスで視界なし)
見どころ
石尊神社、水晶ナギ
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:00 767m 0.0km 石尊神社駐車場 出発
07:50 (01:50) 1597m 4.4km ホクギノ平
08:35 (00:45) 1784m 6.3km 水晶ナギ分岐
08:45 (00:10) 1750m 6.8km 水晶ナギ 到着
09:10 (00:25) 1750m 6.8km 水晶ナギ 出発
09:20 (00:10) 1784m 7.3km 水晶ナギ分岐
09:55 (00:35) 2037.1m 8.2km 雨乞岳 到着
10:05 (00:10)
2037.1m 8.3km 雨乞岳 出発
11:10 (01:05) 1160m 12.8km 平久保登山口
12:10 (01:00) 767m
17.1km
石尊神社駐車場 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績、橙色は石尊神社、ピンクはインターからの道路)
20220724_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/iDTkT9GREqpmZP5PA

 土曜日は朝まで雨の予報だったので、日曜日の回復を期待して南アルプス方面へ向かうことにします。 登るのは、以前から近くの「日向山」とセットで考えていた「雨乞岳」へ単独で登ることにしました。

 登山口となる「石尊神社」までは2時間半強はかかるだろうと見て、3時半前に出発します。 中央高速を諏訪湖方面へと向かい、5時半過ぎには「小淵沢IC」に到着しました。
 ここから事前に調べた最短ルートの「インター白州ライン」でサントリーの「白州工場」へと走らせます。 国道20号線を直進し河の橋の先で右折すると、細い道を神社へと向かいました。 林の中を進むと、程なくして神社の右手に駐車場が見えてきました。

神社前に広い駐車場
神社前に広い駐車場

 ここに駐車し出発の準備を整えます。 今回のコースは5・6時間で昼頃には下山できそうですが、念のために昼食も担いで登ることにします・・・。 神社は帰ってきて時間があれば寄ることにし、左手の細い林道を歩いていきました。

石尊神社
石尊神社

登山口へ
登山口へ

 

 林道を50mほど進むと、右手に登山口の標識が見えてきました。

登山道へ入る
登山道へ入る

 

 ここから入りますが、周囲は人の手が入った植林とが続いています。

掘れた道を進む
掘れた道を進む

 どこでも歩けそうな斜面が続いていおり、その中に昔からの掘れた古い道が続いていました。

左へ
左へ

 神社の南西にある三角点の南を通りますが、この辺りで伐採された斜面の脇を通ります。

三角点の南を通る
三角点の南を通る

道標
道標

この辺りまでは人の手が入っている
この辺りまでは人の手が入っている

 廻り込むように進むと、三角点の西尾根と合流します。

三角点からの尾根と合流
三角点からの尾根と合流

 ここからも明確な尾根道が続き、尾根の左側に広い道が付いていました。

広い尾根道に
広い尾根道に

 暫くは変化の少ない道が続きますが、涼しい林が続くので気持ちよく歩くことができました。

1056m付近
1056m付近

深く掘れて
深く掘れて

 1241m地点はピークと言うわけではないので気がつくと通過していますが、ここから先は次第に傾斜が強くなり1601mピークのホクギノ平へと登っていきます。

1241m付近
1241m付近

岩が多く

岩が多く

 350mほどの登りが続きますが急登などはほとんど無く、歩きやすい道で疲れを感じさせません。

ホクギノ平の登り
ホクギノ平の登り

 ここまで薄日も差す天気でしたが、標高が上がり雲の中に入ったようです…。

ガスの中へ
ガスの中へ

 傾斜が緩むと笹の斜面があらわれ、左手に山小屋が見えてきました。

平坦な道に
平坦な道に

 平坦なところに到着しますが、そこがホクギノ平でした。 三角点は少し南にありますが、そちらは倒木が多いので、先ほどの山小屋を見てから少し休憩していきます。

ホクギノ平に到着
ホクギノ平に到着

サントリーの山小屋
サントリーの山小屋

 水分補給できた所で更に西へ向かいますが、ここまで登れば次の分岐まではそれほど標高差はあまりありません。

更に西へ
更に西へ

 途中で切れ込んだ細尾根を通過しますが、踏み跡やロープはしっかりついているので危険はありません。

細尾根に
細尾根に

トリアシショウマ?
トリアシショウマ?

 ここからも短い笹の間に続く道を進んでいきますが、雨露などで靴が濡れるのでストックで露を落としながら進んでいきました。

低い笹原に
低い笹原に

 1690m付近を通過すると、この先にも平坦な道が続いています。

1690m付近
1690m付近

暫くは平坦な道を進む
暫くは平坦な道を進む

 黒沢ノ頭と呼ばれる1797mピークが近づきますが、道はその南をトラバースで越えています。

黒沢ノ頭への登りに
黒沢ノ頭への登りに

ガスが・・・
ガスが・・・

イワオトギリ
イワオトギリ

黒沢ノ頭は左斜面をトラバース
黒沢ノ頭は左斜面をトラバース

 南斜面をトラバースして行くと、その下に白い砂(花崗岩)が見えています。 また、木々の間から景色が見えてきますが、雲の中で視界はありませんでした・・・。

下にシラザレが見える
下にシラザレが見える

周りこむように進む
周りこむように進む

 暫くトラバースすると唐突に雨乞岳との分岐に到着しました。

雨乞岳分岐(右が雨乞岳)
雨乞岳分岐(右が雨乞岳)

 ここで右に折れると「雨乞岳」ですが、予定通りそのまま直進し「水晶ナギ」へと寄っていきました。

直進の水晶ナギへ
直進の水晶ナギへ

 左に折れ尾根沿いを進むと、前方が明るくなり白ザレの展望地に到着します。

程なくして手前の白ザレ
程なくして手前の白ザレ

 ここは水晶ナギでは無く、更に尾根沿いに道がついていました。

更に奥へ
更に奥へ

 細尾根とにり右斜面が切れ込んできました。 下を覗き込みますが、ガスで何も見えません…。

右斜面が切れたところを進む
右斜面が切れたところを進む

ヤマハハコ
ヤマハハコ

 切れ込んだところを左から迂回し降りていくと、程なくして水晶ナギに到着しました。

水晶ナギに到着(到着時はガスが濃く)
水晶ナギに到着(到着時はガスが濃く)

 到着時は雲(ガス)に覆われ展望は思わしくありませんが、風でガスが流されています。 暫く岩の上に座り込み待っていると、上空の雲が切れて太陽と青空が見えてきました。

上空に晴れ間
上空に晴れ間

 下に見える雲も風に流され湧き上がって消えていきます。

ガスが上がりだす
ガスが上がりだす

 このまま晴れるかとザレ場を下へ降りていきますが、花崗岩のザレ場は鈴鹿でなれていたので、それほど苦とはなりません。(鈴鹿に比べ砂地部分が深いので、表面で滑る心配は少なかったです)

水晶ナギの下まで見える

水晶ナギの下まで見える

 暫く眺めながら回復を待ちますが、晴れる気配は無く、到着時よりも雲が濃くなってきたので諦めて雨乞岳を目指します。 先程の展望地まで戻ると、「白岩岳」方面の視界が開けており、この日唯一の景色となります。

水晶ナギ手前から白岩岳方面(雲の中)

水晶ナギ手前から白岩岳方面(雲の中)

 肝心の「雨乞岳」も前方に見えて?いますが、ガスに雲に覆われ展望は絶望的です…。

雨乞岳は雲の中…
雨乞岳は雲の中…

 雨乞岳の分岐まで戻ると、左に折れ山頂を目指しました。

雨乞岳へ
雨乞岳へ

登りに
登りに

 ガスに覆われた斜面を登っていきますが、幸い?花などが見られだし飽きることはありません。

クガイソウ
クガイソウ

エンレイソウ
エンレイソウ

センジュガンビ
センジュガンビ

ホタルブクロ
ホタルブクロ

 次第に急登となり滑りやすい斜面となりますが、設置ロープなどに捕まりながら体を持ち上げ登っていきます。

急登になる
急登になる

 標高が上がるとこれまでほとんど見ることのなかったマルバタケブキが群生で見えてきました。

マルバタケブキ
マルバタケブキ

 それらを眺めながら黙々とのぼりますが、山頂が近づくと右手が伐採され視界がひらけます。

山頂直下の斜面
山頂直下の斜面

キバナノヤマオダマキ
キバナノヤマオダマキ

山頂まで少し
山頂まで少し

 程なくして雨乞岳の山頂に到着しました。 ここまで天気の回復を待ち比較的ゆっくりと登ってきましたが、望みも虚しくガスに覆われ100m先も望めません…。

雨乞岳
雨乞岳

 山頂からは南東方面が切り払われ展望が広がっていますが、このガスでは何も見ることができませんでした。

ガスで展望なし・・・

ガスで展望なし・・・

 暫く天気の回復を待ちながら倒木の上に座りながら待ちますが、ネットで雨雲の様子を確認すると、直ぐ南まで雨雲が湧き上がってきているようです…。 早々に展望は諦めて下山を開始しますが、この間に平久保方面から3名の登山者の方が登ってきています。

ニガナ
ニガナ

 山頂を後にして下山を開始しますが、暫くは緩斜面の下りが続きました。

下山開始
下山開始

 こちら側にはマルバタケブキが多く、蝶なども群がっていました。

マルバタケブキと蝶
マルバタケブキと蝶

平坦な道を進む
平坦な道を進む

 標識が現れると#6と書かれており、この先#1まで続いていました。 ここで右の折れると少しだけ標高を落としていきます。

#6の標識
#6の標識

バイケイソウ
バイケイソウ

1906m付近
1906m付近

 1906mの先の#5の標識で右に折れると、急斜面の下りがあらわれます。

#5で右に折れる
#5で右に折れる

 急斜面の途中で崩壊地の脇を通りますが、そちらへは笹が刈られ踏み跡がついていますが、やはりガスで何も見えませんでした…。

崩壊地からの展望もなし・・・
崩壊地からの展望もなし・・・

一気に降りる(上を振り返り見る)

一気に降りる(上を振り返り見る)

 #4の標識で左の谷へ降りていきます。

#4で左へ
#4で左へ

 左下から沢の水音が聴こえてくると、水場との分岐となります。 そのまま沢沿いの道を進んでいくと、次第に谷から遠ざかり尾根沿いの道を歩いていきます。

水が流れている
水が流れている

谷沿いを進む
谷沿いを進む

尾根沿いの道に
尾根沿いの道に

 暫くは平坦な歩きやすい道が続き、距離を稼ぎます。

左をトラバース
左をトラバース

 ガスは出ていますが、陽射しなどもあり気持ちのよい林を歩いていきます。

陽が射してきた
陽が差してきた

1605mを越えて
1605mを越えて

 1605mを越えると#3の表紙があらわれ、再度下りとなりました。

#3
#3

 それほど急斜面ではありませんが、順調に標高を落とし雲の下に出てきます。

雲の下になる
雲の下になる

 尾根沿いに降りていきますが左側に道が付いており、途中から階段などもあらわれます。

マルバタケブキが多く
マルバタケブキが多く

階段が現れる
階段が現れる

 標高1450m付近で#2の標識が現れますが、右手に遊歩道が降りていました。 そのゆうほどの先をみますが、踏み跡が怪しく周回できるのかわかりません…。

#2で遊歩道に合流
#2で遊歩道に合流

 ここは直進し登山道を降りていくと、青空が見えてきました。よく見ると、下に近くの街なども見えており、下界は良い天気だったようです。

街が見えてくる
街が見えてくる

黙々と下へ
黙々と下へ

 #1の標識で先程の遊歩道と合流すると、左に折れて最後の斜面を降りていきました。

#1で先程の遊歩道と合流(左へ)
#1で先程の遊歩道と合流(左へ)

 平久保までそれほど距離はありませんが、標高差はまだあるので思ったよりも時間がかかります。

上空に青空が
青空が

 更に250mほど降りると林道が見えてきて、平久保の登山口に到着しました。

最後は直進
最後は直進

林道から登山口(左)のようす
林道から登山口(左)のようす

 登山口の駐車地には5台ほど車が止まっていますが、山頂からここまでに4名ほどの登山者の方と追い抜いたりすれ違っているので、そり方達のものでしょう。 ここからは林道を歩いて「石尊神社」へ戻ります。

ここから暫くは林道
ここから暫くは林道

 途中、左に「ヴィレッヂ白州」や「平久保池」などを見ながら歩いていくと、20分ほどで左カーブに到着します。

ヴィレッヂ白州
ヴィレッヂ白州

林道からの景色
林道からの景色

ショートカット予定のカーブ
ショートカット予定のカーブ

 ここから東に林道を降りていくと3km以上迂回する形となります。 この周回コースを計画したときから、これが一番の問題との認識はあったので事前に調査しており、ここから味雅市の三角点を経由して下山することにします。

ここから三角点へ
ここから三角点へ

 ヤブがひどかったら諦めることにして三角点へ向かいますが、作業道や獣道などが付いており、植林の下も落ち葉に覆われ草などは生えていませんでした。

獣道を進む
獣道を進む

 三角点へ寄ると、ここからは予定通り東斜面を降りていきます。

三角点
三角点

南東へ
南東へ

 尾根の様子が見えてきますが、若干左斜面が切れていますが、大したことはありません。

予定の尾根を下る
予定の尾根を下る

 古い作業道なども付いており、つづら折れに付けられた踏み跡でおりていくと難なく尾根を下ることができました。

古い作業道がある
古い作業道がある

難なく降りられ
難なく降りられ

 尾根が広がると左の林道方面の様子を見ていきます。

左手に小川と林道
左手に小川と林道

 小川の水量は大したことはありませんが、無理に渡らなくてもそのまま尾根の末端まで行けそうです。 少し進むと、左手から広い切り開きあらわれると林道跡のようです。

林道跡?
林道跡?

 一定間隔で伐採されたところが続いているので、そこを歩いていくと広場となります。

広場の先で地図の林道に出会う
広場の先で地図の林道に出会う

 ここで地図に記載された林道と出会うと50mほどで、先程の林道と合流しました。

車道合流(左から来た)
車道合流(左から来た)

 ここで右折し橋を渡ります。

変則十字路を右へ
変則十字路を右へ

 橋の上からは「雨乞岳」方面が望めますが、まだ濃い雲に覆われガスは晴れていないようでした。

雨乞岳(左奥)は雲の中
雨乞岳(左奥)は雲の中

 橋から神社までは1.6kmほどありますが、途中から沢の横を通るので思ったほど暑くはありませんでした。 20分ほどで神社に到着しますが、ここまで食事できるところも無く昼食を兼ねて神社へ向かうことにしました。

【おまけ】

神社前に到着(左に駐車)
神社前に到着(左に駐車)

 車に寄ること無く鳥居をくぐると、奥へと入っていきました。

境内へ
境内へ

石尊神社の説明
石尊神社の説明

ここから神社上へ
ここから神社上へ

 神社の境内は広く立派なものですが、階段などの苔の感じでは訪れることは少なそうです。

階段へ
階段へ

 奥で狛犬と鳥居が現れますが、ここからが大変でした。 鳥居をくぐると遥か上まで切り立った階段が続いており、40mほど黙々と登っていきます。

遙か上に
遙か上に

 寒暖を登り切ると立派な本殿が見えてきました。 ここで今後の登山の安全を祈願し、適当な所で食事してから車へと戻っていきました。

石尊神社

石尊神社

本殿
本殿

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 先日の土曜日に白山の「別山」へ花を見に行ったので、その時の記録を掲載します。


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