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[登山] 岐阜県 鉄嶺山・檜尾・寒谷峠・岩谷周回 [登山]

 今回は、岐阜県の小津権現山の西に位置する「鉄嶺山」と南の三角点「檜尾」を周回で歩いてきました。 前日積もった雪がほどよくあり、一面白くなった雪山と電波反射板などからの展望を楽しむことができました。

電波反射板からの展望(右に小津権現山と下に横山ダム)
電波反射板から小津権現山(右)と下に横山ダム

鉄嶺峠のお地蔵さま
鉄嶺峠の地蔵様

岐阜県
鉄嶺山・檜尾・寒谷峠・岩谷周回
日付 2023年02月05日(日)
天気 曇りのち晴れ
山域 奥美濃
場所 岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内坂本
距離 9.5km
累積標高 +1018 -1018m
時間
07時間00分
人数 単独
撮影枚数
0662枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0064枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(下山時、道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B(随所で展望あり)
見どころ ブナ林、横山ダムの景色
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:55 237m 0.0km 坂本駐車地(国道沿い) 出発
08:40 (01:45)
672.9m
2.0km 鉄嶺山
09:10 (00:30) 622m 2.7km 鉄嶺峠
09:25 (00:15) 670m 3.0km 鉄塔出合
10:00 (00:35) 772m 3.7km 電波反射板 昼食休憩
10:30 (00:30) 772m 3.8km 電波反射板 出発
11:20 (00:50) 826.6m 5.0km 三角点(桧尾)
11:40 (00:20) 718m 5.6km 寒谷峠
13:10 (01:30)
598.3m
7.9km 三角点(岩谷)
13:55 (00:45) 237m 9.5km 坂本駐車地(国道沿い) 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230205_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/2EomQXWF1AZf4ZHDA

 去年訪れた岐阜県の三角点「西横山」の北にある「鉄嶺山(てつれいさん)」に向かうことにしました。 近くにある「鉄嶺峠(くろがねとうげ)」の名前に惹かれ、元々は秋の落葉後や残雪期に東の西横山の集落から予定していましたが、今年は雪が多そうなのでこのタイミングで実施します。
 本来であれば西横山から登りたいところですが、車を止めるところや寒谷峠や三角点の岩谷方面へ向かいたいので、北の坂内坂本から時計回りで巡ることにします。

 自宅からは揖斐川沿いに北上する形となりますが、朝であれば1時間半で到着すると見て、5時半前に出発しました。 夜に雪が降ったようですが、低いところは雨だったようで車道に雪は無く凍結などもしていません。 横山ダムを越えて、奥いび湖を縫うように坂内へと向かうと予定より早く駐車予定地となる路側帯に到着しました。 

国道脇に駐車
国道脇に駐車

 路肩が車数台分除雪されており、ここに駐車し出発の準備を始めます。 ここから登山口へと、前日のものと思われるスノーシューの跡が付いています。 その跡を追うように駐車地南の尾根に取り付きます。

破線路に入る
破線路に入る

 地図で破線で書かれている通り、峠道(作業道)が尾根沿いに続いていました。 雪の量は少なく、5~10cmといったところでした。 雪が多くなるまでと、スノーシューは手に持ったまま登っていきます。

尾根沿いに道
尾根沿いに道

道を進む
道を進む

 終始尾根沿いを進みますが鹿の足跡が続いており、暫くはその上をつぼ足で進んで行きました。

 

暫くはつぼ足で問題なし
暫くはつぼ足で問題なし

 急斜面などは無く黙々と登っていくと、積雪量が多くなってきます。 また、夜に降った雨も上部では雪となっており、フカフカの雪となってきたのでスノーシューを装着しました。

この辺りでスノーシューを装着

この辺りでスノーシューを装着

次第に雪が深く

次第に雪が深く

 上空は晴れているようですが低空にガスがあり、その中に入っていきます。

雲の中へ
雲の中へ

 ガスの中で霧氷が見られ始め、次第に一面の雪景色となって来ます。

前日の雪で白く
前日の雪で白く

 上空を仰ぐと微かに青空も見られ、木々に積もった雪を見ながら峠道を外れて左手の尾根に取り付きます。

上空が明るく
上空が明るく

 当初は南のピークは左から巻く予定でしたが、雪で難しそうなので素直にピークへと登っていきました。

雪の中を進む

雪の中を進む

 鉄嶺山は手前のピークの方が最高点となっています。 ピークに到着すると日差しが差し込み初め、木々の雪が一気に溶け始めてきました。

手前のピークに到着
手前のピークに到着

 ここで左の鉄嶺山へ向かい尾根を進んで行きます。

青空を見なが山頂に進む
青空を見なが山頂に進む

 途中、右側の展望が開け雲の上に「鍋倉山」などが見えていました。

右に展望
右に展望

右に鍋倉山
右に鍋倉山

 山頂までは標高差はほとんどなく、動物などの足跡もない広い雪の上を歩いていきました。

広い尾根に
広い尾根に

 上空に雲は無く白い雪に青空が映えていますが、日に照らされその雪もずいぶんと溶けて来ました。

青空に映えて
青空に映えて

 そしてピーク分岐から20分ほどで、「鉄嶺山」の山頂に到着しました。

鉄嶺山
鉄嶺山

 山頂と言っても明確なピークは無く、三角点もどこにあるのか分かりません…。

山頂から花房山
山頂から花房山

 山頂からの展望は限られていますが、樹間から「花房山」などが見えていました。 長い間無用なのでピークまで景色を眺めながら戻ります。

目指す檜尾方面
目指す檜尾方面

左に桧尾と中央奥にブンゲンなど
左に桧尾と中央奥にブンゲンなど

天狗山
天狗山

 自分の足跡を辿りピークまでもどると、ここで南へ向かい急な尾根を降りていきました。

鉄嶺峠へ向かう
鉄嶺峠へ向かう

鉄嶺峠へ降りる
鉄嶺峠へ降りる

 降り始めが急ですがすぐに傾斜が緩み、程なくしてお地蔵さまが見えてきました。

下にお地蔵さま
下にお地蔵さま

 ここが「鉄嶺峠」で、往路の峠道が接続していました。

鉄嶺峠の地蔵様
鉄嶺峠の地蔵様

西の峠道を確認

西の峠道を確認

 峠の東側は少し開けていますが、峠道の続きは確認できません。 ここからは予定通り更に南に向かい、電波反射板を目指します。

峠から更に南へ(登り返し)
峠から更に南へ(登り返し)

 峠から登り返しとなり暫くは急登が続きました。 ひと登りすると東側が開け、小津権現山と花房山が近くに見えていました。

峠の南から小津権現山と花房山
峠の南から小津権現山と花房山

小津権現山と東側の展望
小津権現山と東側の展望

 更に登っていくと前方に鉄塔が見えてきました。

鉄塔出合
鉄塔出合

 鉄塔からは、このコース唯一西側の展望が望めます。

鉄塔から湧谷山方面
鉄塔から湧谷山方面

鉄塔から蕎麦粒山方面
鉄塔から蕎麦粒山方面

 鉄塔を通り過ぎると、傾斜が緩み暫く登ると周囲の雰囲気が変わってきました。

緩い尾根を登っていく
緩い尾根を登っていく

奥に恵那山
奥に恵那山

 二次林となり明るく見通しが効くようになります。

雪の斜面を登る
雪の斜面を登る

右に飯盛山(奥に岐阜市)
右に飯盛山

 一定傾斜が登っていくと、左前方に反射板が見えてきました。

電波反射板が見えて
電波反射板が見えて

 右から回り込むように登っていくと、このコースの目的地となる電波反射板に到着します。

電波反射板に到着
電波反射板に到着

 反射板からは北から東にかけての絶景が広がります。 惜しむらくは雲が完全に取れていないことでしょうか。

電波反射板からの展望(天狗山方面)
電波反射板からの展望(天狗山方面)

電波反射板からの展望(小津権現山)
電波反射板からの展望(小津権現山)

電波反射板から小津権現山(右)と下に横山ダム
電波反射板から小津権現山(右)と下に横山ダム

横山ダムアップ
横山ダムアップ

 少し早いですがここで昼食休憩とします。 しかし、反射板の下は日差しで溶けた雪がパラパラと落ちているので、反射板の前方の雪を押し硬めて座ります。 景色を眺めながら昼食としていきますが、風も弱く日差しがあるので寒くはありません。

 休憩後は、更に南へ向かい三角点の「桧尾」を目指します。 反射板の裏手を登って行きますが、作業道なのか広い道がピークへ伸びています。

南下する
南下する

 815mの台地に登ると東側が開けて見えたので向かうと展望所があります。

東の展望所
東の展望所

 815mに到着しますが、地図通りの平坦地でどこでも歩けそうです。

広い平坦地
広い平坦地

屏風山(中央)と奥に大日ヶ岳
屏風山(中央)と奥に大日ヶ岳

 そのまま平坦地が続くかと思っていましたが、最高点の820m地点は一つ高くなっており、細尾根の先で登り返します。

820m地点へ少し登る
820m地点へ少し登る

 ここを抜けると、右手に向かう三角点峰の桧尾が近くに見えてきました。

右手に三角点の桧尾
右手に三角点の桧尾

 次第に細い尾根になると、右に回り込むように鞍部へと降りていきました。

細尾根を回り込む
細尾根を回り込む

鞍部付近
鞍部付近

 鞍部付近はよい雰囲気で、南が開け「貝月山」などが見えていました。

右から貝月山・鎗ヶ先・鍋倉山など
右から貝月山・鎗ヶ先・鍋倉山など

 鞍部からは急登となります。 右上に山頂が見えているので、グルリと曲がり向かうことになります。

登り返しに
登り返しに

傾斜が緩み右へ
傾斜が緩み右へ

 山頂手前で、南尾根の植林と合流しました。 この南尾根で「寒谷峠」へ向かうのですが、この様子だと峠まで植林されているようです。

寒谷峠方面からの尾根と合流(植林に)
寒谷峠方面からの尾根と合流(植林に)

 右に折れて植林との境を登ると程なくして「桧尾」に到着しました。

右に先程歩いた尾根
右に先程歩いた尾根

三角点 桧尾
三角点 桧尾

 と言っても、三角点は雪の下で少しスノーシューで掘りますが簡単に見つかるわけもありません…。 山頂を後にして分岐まで戻ると、南に続く植林帯を降りていきました。

寒谷峠へ
寒谷峠へ

 尾根は複雑に分岐しているのでGPSで確認しながら、左下に折れて峠へと向かいました。

途中で左下へ
途中で左下へ

尾根沿いに進む
尾根沿いに進む

最後は左下の寒谷峠へ

最後は左下の寒谷峠へ

 そして分岐から15分ほどで「寒谷峠」に到着しました。

寒谷峠(林道出合)
寒谷峠(林道出合)

 峠には何も見当たらず、林道が横切っているだけでした。 ここからは北北西の三角点「岩谷」を目指しますが、途中までは林道利用で楽します。

ここから林道を歩く
ここから林道を歩く

林道側面は急斜面
林道側面は急斜面

 雪は程よい硬さで沈み込みも10cm程度なので、思ったよりも早く進めます。 途中までは誰も歩いていない林道でしたが、突然スノーショーの跡が現れます。

スノーシューの跡が
スノーシューの跡が

 自分と逆方向で歩いていますが、どこへ向かっているのでしょう? 林道が尾根と合流するところでスノーシューが降りてきています、この辺りで尾根に合流するつもりだったので、その跡を追うように取り付きました。

ここで左の尾根に乗る
ここで左の尾根に乗る

 軽く登り返しますが、暫くすすむと右下から先程の林道と合流します。

結局林道と出合う
結局林道と出合う

右に桧尾
右に桧尾

 尾根は634mピーク手前でY字に分岐していて当初は右の634m方面に向かう予定でしたが、左の尾根を下りショートカット?していきました。

予定を変更してショートコースで
予定を変更してショートコースで

 尾根は次第に細くなり、密集する灌木の小枝などが邪魔でした。

藪が煩いが
藪が煩いが

降りていく
降りていく

815mピーク付近を見る
815mピーク付近を見る

 軽い藪以外特に問題もなく降りていくと、末端付近で急斜面となりました。

鞍部へ急降下
鞍部へ急降下

 右手から予定尾根が合流するのを見たところで、エッジを聞かせて降りていくと水の流れる小川に無事降り立ちます。

鞍部付近
鞍部付近

沢に出る
沢に出る

 右上に予定の尾根が高く見えています。 登り返そうかとも思いましたが、西側に沢が続いておりそちら側から回り込むことにしました。

右から当初予定の尾根
右から当初予定の尾根

沢を進む
沢を進む

 西の谷は平坦な広い植林となっており、右上に当初予定していた尾根が見えていました。 その手前の西の尾根も登れそうなので、ここから三角点に向かいます。

ここから登り返す
ここから登り返す

 取り付きは急斜面ですが、ここも植林となっており雪も多く黙々と登っていきます。

右が当初予定の尾根
右が当初予定の尾根

 西尾根と合流すると右に向かい当初の尾根と合流したところで、またスノーシューの跡と合流しました。

西尾根と合流
西尾根と合流

 この辺りは全体的に植林で面白くありません。 少し登ると三角点「岩谷」に到着しますが、ここもどこにあるのか分かりませんでした…。

三角点 桧尾付近
三角点 桧尾付近

 スノーシューの跡は、こちらの下山予定と同じコースで登ってきているようです。

ここにもスノーシュー跡
ここにもスノーシュー跡

 そのため、その後はその跡を辿り北へ向かうことになりました。

北へ
北へ

 標高500m付近から下が急斜面ですが、ここも植林で雪もしっかりしていたので問題はありません。

植林の急斜面を下る
植林の急斜面を下る

 ここを下るとその後は傾斜も緩み、最後まで明確な尾根沿いに降りていきます。

右に鉄嶺山
右に鉄嶺山

傾斜が緩む
傾斜が緩む

標高400m付近
標高400m付近

植林との境を進む
植林との境を進む

 作業道と何度か合流し気がつくとスノーショーの跡が見当たりません。 そのまま尾根の末端まで降りていくと、下に林道が見えてきました。

下に林道が見える
下に林道が見える

 林道に出ると末端の鉄塔があります。 ここから更に下へ向かいますが、最後の最後で崖となっており、南から西側は降りられません…。

鉄塔出合
鉄塔出合

 林道を素直に降りていけば良いのですが、遠回りとなるので鉄塔北に降りていき、無事車道に出できました。

鉄塔したの車道へ
鉄塔したの車道へ

 駐車地からは150mほどしか離れておらず、計画通りに周回できました。

無事下山
無事下山

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 金曜日は暖かい雨となり雪山は面白くなさそうなので、週末は三重県の海の見える山に登ってきました。


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