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[登山] 鈴鹿 スモトリコバ・入道ヶ原・カクレグラ・タイジョウ・水呑ヶ岳周回 [登山]

 今回は、鈴鹿の永源寺ダムから「スモトリコバ」「カクレグラ」「タイジョウ」とカタカナ語の山を周回で巡りました。 稜線からは前日の強い冷え込みと雪で白く色づいた山などが見られ、楽しく歩くことができました。

カクレグラ南からの眺め(奥に藤原岳など)
カクレグラ南の崩壊地からの展望

カクレグラから霧氷の雨乞岳を望む
雨乞岳も霧氷

鈴鹿
スモトリコバ・入道ヶ岳・カクレグラ・
タイジョウ・水呑ヶ岳周回
日付 2023年04月09日(日)
天気 晴れ(春霞濃く)
山域
鈴鹿
場所 滋賀県東近江市永源寺相谷町
距離 14.8km
累積標高 +1600 -1600m
時間
06時間35分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0611枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0140枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(下山尾根下部不明瞭)
展望
(A:良い~E:なし)
C(カクレグラ南部の崩壊地からの展望)
見どころ 永源寺ダム
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:50 260m 0.0km 永源寺ダム駐車地 出発
07:10 (00:20)
483.9m
0.5km スモトリコバ
08:15 (01:05) 789.3m 2.5km 入道ヶ原
09:25 (01:10) 990.3m 5.3km カクレグラ(10分休憩)
10:00 (00:35) 962m 6.4km 962m
10:45 (00:45) 1061m 7.9km タイジョウ(5分休憩)
11:55 (01:10) 990.3m 10.6km カクレグラ
12:20 (00:25) 470m 11.9km 水呑ヶ岳
12:35 (00:15) 531m 12.5km 下山鉄塔
13:10 (00:35) 320m 13.5km 若宮八幡神社(5分滞在)
13:25 (00:15) 260m 14.8km 永源寺ダム駐車地 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230409_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/CSxWzaXhYJwxQzJX6

 また疲れが溜まってきているので今回も近場の山ですませます…。 元々体調が悪いときに簡単に周回できるコースとして「スモトリコバ」を予定していましたが、コースを延長して「タイジョウ」まで向かうことにしました。

 永源寺ダムまで自宅からは石榑トンネル経由で1時間半ほどですが、当日の朝は前日の雨から回復するのが遅くなる予報なので遅めの5時半前に出発しました。
 鈴鹿の山並みが見えてくると、前日の雨は標高1000m近いところでは雪だったようで、この時期としては珍しく山頂付近が白くなっていました。 予定していた永源寺ダムに到着すると、邪魔にならないようバス停横に駐車していきました。

永源寺ダムバス停
永源寺ダムバス停

永源寺ダム横からスタート
永源寺ダム横からスタート

 早速準備を整え、眼の前の斜面に取り付きます。

ここから登る

ここから登る

 沢の左斜面を進むと、左に踏み跡が現れそれに従い尾根へ登っていきます。

尾根に乗る
尾根に乗る

 程なくして尾根と合流すると、すぐ下に朝日を浴びて輝くダム湖が見えていました。

尾根末端からの眺め
尾根末端からの眺め

 ここからは尾根沿いに近くの三角点へと向かいますが、作業道となっているようで踏み跡やテープなどが続いていました。

尾根沿いに作業道
尾根沿いに作業道

ツツジ
ツツジ

広い作業道に
広い作業道に

 暫くは下から車の走行音なども聞こえていましたが、それも小さくなり鳥のさえずりが聞こえ始めました。

雰囲気が変わる
雰囲気が変わる

 上部へ向かう尾根の傾斜はほぼ一定ですが、標高400m付近で傾斜が強まり木の根を階段代わりに登っていきました。

傾斜が強く
傾斜が強く

 その後は傾斜も緩むと出発から20分ほどで、三角点のある「スモトリコバ」に到着しました。

山頂直下
山頂直下

スモトリコバ
スモトリコバ

 面白い山名ですが、小広い山頂で休憩に適したところから付けられているのでしょう。 ここからは明確な踏み跡が西と南へと続いています。 南の三等三角点方面へ向かうので、ここは南へ降りていきました。

先へ進む
先へ進む

 緩い下りを進むと、右奥に目指す尾根が見えてきました。

右の尾根へ向かう
右の尾根へ向かう

ツツジが綺麗に
ツツジが綺麗に

 尾根の登りに転じると、先程見えた尾根に向かうように右へカーブしていきます。

右に曲がり南の尾根に乗る
右に曲がり南の尾根に乗る

 ここまでは雑木林でしたが右から植林帯となり、暫く登ると唐突に林道と合流しました。

右下に植林
右下に植林

作業道となる
作業道となる

植林との間を登る
植林との間を登る

林道合流
林道合流

 

 まだ序盤ですが急ぐ必要もないのでここで休憩していきます。 林道とはすぐに外れ、尾根沿いの急斜面を作業道で登っていきます。

ここを直登
ここを直登

 標高650m手前からは地図の等高線が狭まったところとなり、実際もその通りの急斜面となっています。

中々の急斜面に
中々の急斜面に

 ここは距離は大したことないので、つづら折れに登っていきました。 このコースで大変なのはここだけで、上まで登ると緩い尾根が続いていました。

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 左斜面に植林が続く尾根を進んでいきますが、作業道などもあり歩きやすい道が続きました。

植林が続く
植林が続く

明確な道となる
明確な道となる

 台地状の地形となると、前日の雨で出来たのか鞍部に小さな池が現れました。

鞍部に小さな池
鞍部に小さな池

 ここから南にある三角点へ回り込むように進んでいきますが、テープなども多くありよく歩かれているようです。

右へ廻り込むように進む
右へ廻り込むように進む

テープが多く
テープが多く

 789mピークへ登る道となりますが傾斜は大したこと無く、最後は境界杭沿いに進んでいくと呆気なく「入道ヶ原」に到着します。

植林の中に
植林の中に

尾根沿い(境界)に道
尾根沿い(境界)に道

 山頂は手前のピークから少し西に入ったところにあります。

三角点に到着
三角点に到着

入道ヶ原
入道ヶ原

 山頂の南斜面は谷の源頭部にあたり、里山として整備されているのか松などが多く見られました。

松が多い
松が多い

 山頂付近からの展望はあまり良くありませんが、木々の間から「綿向山」の霧氷を被った姿で見えています。

綿向山の霧氷
綿向山の霧氷

 ここから先は以前も歩いた道ですが、昔のことで記憶があまりありません・・・。 東の鉄塔方面へ向かいますが、テープなどは少なく平坦地が続くこともあり適当に尾根を下っていきました。

山頂東の尾根を進む
山頂東の尾根を進む

 鞍部付近で谷間を通過し、山頂からの尾根と合流しました。

谷を通過
谷を通過

 テープが現れ細尾根となりますが、灌木などが茂っておりあまり歩きやすい道とはいえません。

細尾根を進む
細尾根を進む

 暫く進むと灌木もなくなり、植林の作業道となります。

746mピークへ

746mピークへ

 746m付近で気持ち右に進むと、どこからか巡視路と思われる道と合流します。

ここで右へ
ここで右へ

快適な尾根道
快適な尾根道

明るい尾根に
明るい尾根に

巡視路?
巡視路?

 そのまま明るい道を歩いていくと、鉄塔に出会いました。

746m南の鉄塔に到着
746m南の鉄塔に到着

 この鉄塔からの展望はあまり良くないので、隣の鉄塔(R162)へ向かいます。

R162へ
R162へ

R162鉄塔
R162鉄塔

 R162鉄塔は広く伐採されており、北に「御池岳」が、南には先程も見えて「綿向山」がどちらも雪を被った姿で見ることが出来ました。

鉄塔下の広場
鉄塔下の広場

綿向山の霧氷
綿向山の霧氷

御池岳の雪
御池岳の雪

 景色を堪能したところで、更に東へ向かいます。

三方に分岐

三方に分岐

 暫くは明るい二次林となり、747m付近では休憩に良さそうな雰囲気のよい場所が続きます。

747m付近は良い感じの平坦地
747m付近は良い感じの平坦地

 ここをすぎると登りとなりますが、急登などはなく道も鮮明でした。

標高800m付近
標高800m付近

 傾斜が緩むと左から植林があらわれますが、二次林などとの境界が灌木のヤブとなっていて、歩きづらいところが続きました。

この辺りから踏み跡不鮮明に
この辺りから踏み跡不鮮明に

尾根沿いは藪
尾根沿いは藪

灌木の中の踏み跡を進む
灌木の中の踏み跡を進む

 それでも踏み跡はあるためヤブと言っても大したことはありません。 標高900m付近まで登ると、作業道があらわれ踏み跡もハッキリとしてきました。

標高900mで植林の作業道に
標高900mで植林の作業道に

 ここまで来れば「カクレグラ」までそれほど距離はありません。 尾根沿いに石灰岩があらわれますが、それを過ぎると南東へと連なる稜線と合流します。

石が多い
石が多い

標高950mで平坦に
標高950mで平坦に

踏み跡を進む
踏み跡(登山道)を進む

 標高が1000m近いこともあり、前夜に降ったと思われる雪が日陰に残っていました。

僅かに雪が
僅かに雪が

 主稜線と合流すると、左に折れテープのついた登山道を進むと「カクレグラ」の山頂に到着しました。

主尾根に合流(左へ)
主尾根に合流(左へ)

テープを頼りに進む
テープを頼りに進む

カクレグラに到着
カクレグラに到着

山名標識
山名標識

 ここは2度目ですが、明るく開けた稜線で気持ちのよいところです。 木々の間からは東に「雨乞岳」や「イブネ」がまだ白く見えていました。

雨乞岳も霧氷
雨乞岳も霧氷

雨乞岳アップ
雨乞岳アップ

イブネも白い
イブネも白い

 当初はここからは「水呑ヶ岳」経由で下山予定でしたが、まだ10時前ですし快晴のよい天気です・・・。 そこで折角なので、予備案として考えていた「タイジョウ」へとピストンで向かうことにしました。

タイジョウまでビストンで
タイジョウまでビストンで

 先程の分岐まで戻るとそのまま直進し稜線を縦走していきました。 尾根を50mほど降りると、左手に崩壊地が見えてきました。

はじめの崩壊地に到着
はじめの崩壊地に到着

 ここは東の大峠方面から見ると、大きく崩壊しており目立つところです。 崩壊地からは北側の展望が得られ、「藤原岳」や「御池岳」「霊仙山」が見えていました。

カクレグラ南の崩壊地からの展望
カクレグラ南の崩壊地からの展望

霊仙山もうっすらと雪
霊仙山もうっすらと雪

カクレグラを振り返る
カクレグラを振り返る

 

 タイジョウまでの間にこのような崩壊地が3箇所ほどありますが、今のところ登山道に大きな影響は出ていませんでした。 ここから暫くは明るい稜線が続く、平坦地などには休憩に適した場所もあります。

明るい尾根が続く

明るい尾根が続く

前方奥にタイジョウ
前方奥にタイジョウ

気持ちの良い場所に
気持ちの良い場所に

 

少し登り返すと962mピークに到着しますが、ここも東側は急斜面の崩壊地です。

左は急斜面

左は急斜面

 

 崩壊地の横をトラバースして通過し、次のピークで東に向かいます。 急な下りをテープを頼りに降りていくと、尾根の雰囲気が変わり灌木が多くなりました。

灌木の間を進む

灌木の間を進む

 そして道標が現れるとタイジョウまではすぐでした。

道標
道標

レスキューポイント
レスキューポイント

 細尾根を通過すると、前方に石灰岩に囲まれたタイジョウが見えてきました。

タイジョウ手前の細尾根(危険は無い)
タイジョウ手前の細尾根(危険は無い)

タイジョウのガレ場
タイジョウのガレ場

 ここは左にテープと踏み跡が続いており、苔むした岩の上を踏み抜かないよう注意して通過していきます。

左から廻り込む(テープあり)
左から廻り込む(テープあり)

左にトラバース
左にトラバース

 タイジョウの北にのびる尾根と合流すると、最後の急斜面を登っていきます。

北尾根で上部へ
北尾根で上部へ

 そして明るいタイジョウの山頂に到着しますが、山頂標識などが割れてハッキリしません…。

タイジョウに到着
タイジョウに到着

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ

 ここで小休憩してから、予定通り来た道を戻ることにします。 ここまで誰とも会いませんでしたが、帰路は911m付近でタイジョウへと向かう登山者の方とすれ違いました。(甲津畑からか?)

帰路に崩壊地から御池岳(雪は溶けている)
帰路に崩壊地から御池岳(雪は溶けている)

 1時間以上掛けてカクレグラへ戻ると、ここからは北の「水呑ヶ岳」へ向かいます。

カクレグラから北へ向かう
カクレグラから北へ向かう

 こちらも以前逆コースで2度歩いていますが、テープはありますが踏み跡は薄めです。

踏み跡薄く
踏み跡薄く

 標高950m付近まで降りると左手が植林となり、ハッキリとした作業道を歩いていきます。

左斜面をトラバース
左斜面をトラバース

 植林の中を一気に降りていきますが、途中2名の登山者が昼食休憩中でした。

植林の中を進む
植林の中を進む

大きく下る
大きく下る

 そしてスクレグラから僅か25分ほどで「水呑ヶ岳」に到着しました。 と言っても、展望などはなく植林の中の一角といった感じです…。

水呑ヶ岳(左へ)
水呑ヶ岳(左へ)

 ここからは予定している鉄塔経由でダム方面に降りていきます。 左に折れると明確な踏み跡などはなくなりますが、少し進むとテープもあらわれます。

山頂から西の鉄塔へ向かう
山頂から西の鉄塔へ向かう

 そのまま降りていくと植林の急斜面となりますが、作業道と思われる後があるのでつづら折れで降りていきます。

急斜面を作業道で下る
急斜面を作業道で下る

 降りていくと途中で左から巡視路と合流しました。

ここで巡視路と合流
ここで巡視路と合流

 そこから先は良い道となり、程なくして鉄塔と出合います。

鉄塔出合
鉄塔出合

 尾根沿いの道を下へ降りて次の鉄塔に到着すると、目的のダムが見えてきました。

しっかりした巡視路の道に
しっかりした巡視路の道に

下にダムが見えてくる
下にダムが見えてくる

 更に巡視路を降りていくと、途中にイワカガミの花が咲いていました。

更に巡視路を下へ
更に巡視路を下へ

暫くは尾根沿いを進む
暫くは尾根沿いを進む

イワウチワ
イワウチワ

 巡視路はこのまま尾根の末端まで続くかと思われましたが、手前から左下へと降りていきます。

ここで左へ
ここで左へ

巡視路の様子
巡視路の様子

 斜面をトラバースして降りていくと、沢の水音が近づいてきました。

尾根の左斜面を降りる
尾根の左斜面を降りる

沢沿いの道に
沢沿いの道に

 左下に沢が見えてきますが、ここで道を見失います…。

ここで道を見失う
ここで道を見失う

 沢に降りる道があったのかも知れませんが、ここは当初の予定通り尾根の末端へと向かいました。

尾根の末端へ
尾根の末端へ

 とは言え、植林の倒木や藪が阻み苦労します…。 獣道などを頼りに斜面をトラバースしていくと、左下に沢が近くに見えてきました。

下に沢
下に沢

 降りられそうなとところを確認し、右から廻り込みながら降りていくと、沢に到着します。

ここで渡渉
ここで渡渉

 水量は大したことなく、飛び石で越えていきます。 沢沿いに進みますが、堰堤が邪魔するのでここは右の崩壊した林道跡を進んでいきます。 左手の植林が歩けそうなのでそちらへ進むと、前方が明るく見えてきて神社裏に到着しました。

左の植林へ
左の植林へ

明るい方へトラバース
明るい方へトラバース

 ここが「若宮八幡神社」で立派な社殿がありました。

若宮八幡神社1
若宮八幡神社1

若宮八幡神社2
若宮八幡神社2

 神社は集落奥の高台に位置し、下を望むと永源寺ダムが見えていました。

桜と永源寺ダム湖
桜と永源寺ダム湖

 鳥居をくぐり車道に出ると、坂をトボトボと降りていきます。

下へ向かう
下へ向かう

 交差点で左に折れ車道を歩いていきますが暫くは歩道が無いので、ここがこのコース一番の危険箇所なのかもしれません…。

ここから交通量のの多い車道
ここから交通量のの多い車道

 そして神社から10分ほどで、無事に駐車場に到着しました。

永源寺ダムから黒尾山(左)とカクレグラ(右奥)
永源寺ダムから黒尾山(左)とカクレグラ(右奥)

永源寺ダムから日本コバ
永源寺ダムから日本コバ

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 この週末は、去年同様 富山の低山にお花見登山の予定です。


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