[登山] 福井県 武衛山・大平山・唐木岳・岩谷山・野見ヶ岳・大山・日野山周回 [登山]
今回は、福井県の「日野山」へ登ってきました。 しかし通常の登山道では面白くないので、万葉の里から周回で歩いてきました。 朝方は雲が残っていましたが、次第に晴れてきて日中は熱くなり後半は熱にやられバテてしまいました。 その代わり展望地からは福井平野などが一望でき、楽しく歩くことができました。
武衛山からの展望(武生市方面)
武周ヶ池
日野山からのパノラマ
日付 | 2023年05月21日(日) | ||
天気 | 晴れ時々曇 | ||
山域 |
越前
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場所 | 福井県越前市余川町 | ||
距離 | 19.8km(内 車道2.2km) | ||
累積標高 | +1806 -1806m | ||
時間 |
08時間20分
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人数 | 単独 | ||
撮影枚数 |
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0827枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0000枚 (Panasonic DMC-GM1) 0071枚 (Panasonic DC-TX2) |
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登山難度 (A:安易~E:高度) |
C(距離長い、滑落注意)
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展望 (A:良い~E:なし) |
B | ||
見どころ | 万葉の里 | ||
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値) | |||
05:15 | 52m | 0.0km | 万葉の里駐車場 出発 |
05:20 (00:05) |
105m
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0.4km | 倶利古曽山 |
05:50 (00:30) |
320.8m
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1.9km | 武衛山(10分滞在) |
07:00 (01:10) | 612m | 4.5km | 大平山 |
08:00 (01:00) | 738m | 6.7km | 唐木山 |
09:10 (01:10) | 708.8m | 9.2km | 岩屋山 |
09:35 (00:25) | 661m | 10.3km | 武周ヶ池 |
09:45 (00:10) | 670m | 10.5km | 野見ヶ岳 |
10:15 (00:30) | 716.6m | 11.6km | 大山 |
10:40 (00:10) | 603m | 12.4km | 603mピーク 昼食休憩 |
10:55 (00:15) | 603m | 12.5km | 603mピーク 出発 |
11:05 (00:10) | 488m | 13.1km | 牧谷越 |
11:25 (00:20) | 630m | 13.8km | トンビ岩 |
11:55 (00:30) | 794.4m | 14.6km | 日野山(三角点) |
12:00 (00:05) | 770m | 14.8km | 日野山(社)(10分休憩) |
13:05 (01:05) | 90m | 17.6km | 日野山萱谷登山口 |
13:35 (00:30) | 52m | 19.8km | 万葉の里駐車場 到着 |
Garmin Connectt
写真リンク: https://photos.app.goo.gl/tAix9tze6JuQ7Ksr7
福井県の「日野山」ですが、以前から近くの山から見える山容が綺麗で登ってみたいところでしたが、通常コースではあまり面白くないだろうと後回しになっていました。
周回コースで計画したところ、一般?的にも「武衛山」方面から周回されており、一般的ではないにしろそれらの山を「日野セブン」と呼ばれていることから、問題なさそうなのでこのタイミングで登ることにしました。
登山口は「日野山」の北東にある「万葉の里」からとなります。 自宅から2時間弱と見て、3時半に出発しました。 北陸自動車道で、前回の分岐となる敦賀を通過し武生インターまで向かいました。 武生インターで降りると、東の田園を通って万葉の里の標識で右折すると、インターから10分あまりで駐車場に到着しました。
万葉の里駐車場
広い駐車場に自販機やトイレがあり、その脇に登山口へ繋がる獣避けのための入り口があります。
周辺マップ
万葉の里
入り口から入る
準備を整え入り口を開けて入ると中は公園として整備されています。 直進すると右手に登山口の標識があるのでそちらへ向かうと、電柵があるので感電しないよう大股で超えていきました。
直進する
右に登山口
武衛山登山道説明
奥に電柵
ここからは遊歩道の階段が続いていました。 2回折り返し標高を上げると、東屋のある展望台に到着しました。
遊歩道を進む
倶利古曽山の東屋
ここが「倶利古曽山(くりこそやま)」で、すぐ下に武生の町並みが望めました。
倶利古曽山からの展望(武生方面)
ここまでは準備運動程度で、「武衛山(ぶえいざん)」へと向かいます。 周回コースの道に降りないよう南西へま道を進んでいきます。
武衛山へ
ここからの道もよく整備されており、急登などはありません。
傾斜は緩く
左へ
尾根沿いに進む
右に武衛山
次第に高く
朝霧で濡れている
中間地点あたりにベンチが設置されていますが、疲れはないのでそのまま歩いていきます。
中間付近にベンチ
あと400m
左に近くの山や里の様子を見ながら進んでいくと、山頂手前で傾斜が強まり「倶利古曽山」から30分ほどで「武衛山」に到着しました。
山頂手前の登り
階段に
武衛山に到着
山頂の北側が広く刈られており、先程までより遠くが望めました。
武衛山から日野山
武衛山からの眺め
パノラマビュー
ここまで遊歩道でしたが、ここから先は通常の登山道となります。 休憩しつつスパッツを履くと、南の切り開きに入っていきます。 入ってすぐ右手に三角点があり、その先からは朝露の付いた草の間を歩いていきました。
三角点
大平山へ
ここから本格的な登山道
思ったより濃い踏み跡が続いており、道を見失うようなことはありませんが露でスボンが少し濡れます…。
明確な道が続く
鞍部で分岐があらわれますが、ここは直進し神社方面へと進んでいきます。
分岐は直進
雑木林を進む
雑木林の中を進んでいくと、右に神社との分岐があらわれますが標識に従って直進していきます。
五皇神社分岐
しばらく進むと前方が明るくなり、鉄塔が見えてきました。
鉄塔出合(前方右の鉄塔が大平山)
鉄塔下から西側の巡視路へ入ると、鉄塔の先に「野見ヶ岳」など向かう山々が見えています。
鉄塔の先に野見ヶ岳
ここから南東にある巡視路を下ると左に巡視路は降りていきますが、登山道はそのまま尾根を登り返しています。
一旦下る
尾根を直登
尾根は急斜面ですが古い作業道がつづら折れに登っており、その脇を登っていくと植林帯があらわれました。
急斜面に(作業道跡あり)
尾根沿いを進む
植林に
下草の無い植林を尾根沿いに登っていくと、大きな岩があらわれました。 踏み跡はその間を縫うように付いており、見た目ほど危険ではありません。
岩の間を進む
岩場を越えて植林の中を進んでいくと、右手の山頂に向かってカーブしていきます。
広い尾根に
次第に尾根幅が狭くなり、灌木の枝などを掻き分けて進んでいきました。
灌木が茂る
細尾根に
木々が薄くなり前方に山頂が見えて来ると、右手に展望が得られました。
山頂手前からの展望
山頂手前からはロープの付いた急斜面があらわれます。 滑りやすいのでロープを手がかりに登っていくと、鉄塔に到着しました。
滑りやすい急登に
シライトソウ
「大平山」山頂付近にある鉄塔の下に到着しますが、すぐ脇に山頂の高台がありました。 鉄塔からの展望は限られますが、向かう山々や武生方面が望めます。
南西方面
北東方面
大平山からの展望
鉄塔横の高みの踏み跡を進むと山頂に出ますが、展望はなく三角点もないので踏み跡を辿り東尾根へ向かいます。
踏み跡を進む
左手から南東尾根へ
山頂と思われる切り開きからは、左斜面にテープがついて藪が薄いのでそこから廻り込むように尾根へと降りていきました。
暫くは薄い踏み跡をたどる
尾根沿いに合流すると、切り開かれた踏み跡が続いていました。
尾根の右斜面に踏み跡
暫く進むと細尾根となり、灌木などに覆われて見えませんが、左側は急斜面で足を踏み外すと危険です。
細尾根を進む(左は急斜面)
その後は尾根も広がり歩きやすい道となりました。
道は悪くはない
コアジサイ
588m地点の手前で東の峠から近いためか、唐突に植林帯があらわれます。
整備された植林に
ここだけ作業道が付いていますが、それも長くは続きません。
588m付近
薄い踏み跡が続く
標高600m踏まえから登りとなりますが、そこを登り切ると暫くは緩い尾根が続きますが、起伏に乏しいため踏み跡も定まりません。
踏み跡を見失うが
右手から復帰
唐木岳の山頂手前400mほどから上りとなります。 とは言え急登などは無く、山頂手前で笹があらわれ被さってきますがそれほど距離はなく程なくして到着しました。
唐木岳への登りに
タニウツギ
唐木岳三角点
笹に覆われた山頂は切り開かれていますが展望は無く、短めの休憩後は南西へ向かいます。
周囲は笹と木立
南西へ
笹の中の踏み跡を降りていくと、山頂から50mほどで笹藪帯を抜けました。
50mほどで笹藪を抜ける
そのまま尾根沿いの踏み跡を辿り降りていきますが、前方に集落などが見えているので方角を確認すると、南西尾根の分岐でした。
尾根沿いを進む
周りを見渡すと少し戻ったところにテープがついており、そちらが南西尾根へ降りる斜面でした。
北西尾根との分岐で左へ
南西へ降りる
斜面にはテープや踏み跡が付いているので、分岐さえ見落とさなければ問題ありません。
597mピークへ向かう
明確な尾根となると、よい道が続きます。
歩きやすい尾根に
597m付近
緩斜面が続く
尾根の右斜面を進む
621m付近
快適な尾根が続く
岩谷山手前までは藪らしい藪はありませんが、岩谷山への傾斜が強くなると細尾根となりシャクナゲなどの藪があらわれます。
シャクナゲが多く
岩谷山近くで細尾根に
藪を分けて進む
細尾根の急登からは東に奥美濃の山などが望めました。
右から金草山・冠山・能郷白山など
部子山
程なくして南の岩谷峠(魚見峠)からの尾根と合流します。 尾根には明確な道が尾根から続いており、山頂へと続いていました。
南東尾根に合流(峠からの道) 右へ
右に折れ進んでいくと、ひと登りで山頂に到着します。
岩谷山
三角点
ここも樹林に覆われ展望はなく、すぐに西尾根へ降りていきました。
西へ
しかし先程までの明確な踏み跡は無くなり、テープを頼りに急斜面を降りていきます。
急斜面を降りる
傾斜が緩んだところで唐突に広い道に出合います。
650m付近で遊歩道と合流
この道は峠からの遊歩道のようで、野見ヶ岳へと続いていました。
峠方面の道の様子
遊歩道を野見ヶ岳へ
よく整備された気持ちの良い道が続いており、途中景色などを眺めながら歩いていきます。
切り開きからの眺め
良い道を進む
鞍部付近から唐木岳を望む
傾斜が強まると階段があらわれます。
階段があらわれる
この道は武周ヶ池へ向かう
野見ヶ岳は東西に長い山頂で、東に最高点があります。 そこに登ると平坦な道となり、少し下ったところでカエルの鳴き声が前方から聞こえてきます。
傾斜が緩み左へ折れる
平坦な道を進む
左手に池が見えてきると、モリアオガエルの鳴き声が響いていました。
左手に池
武周ヶ池
説明文を読みながら日陰で休憩していきます。
武周ヶ池説明文
龍神
ベンチなどはないので水分補給したところで山頂へ向かいます。 踏み跡を西に進むと、右下から階段があらわれます。
階段を登る
階段を登ると鉄塔があらわれ、先程の階段が巡視路だとわかります。
鉄塔出合
鉄塔の脇に野見ヶ岳の山頂標識がありますが、山頂らしさは感じられません。
野見ヶ岳山頂(展望なし)
先に道がつづいておりそちらへ向かいますが、すぐに分岐があらわれました。
分岐は右へ(左は巡視路?)
左は下の鉄塔方面に続く巡視路のようで、ここは尾根沿いの道(右)を進んでいきました。 よい道はここまでで、暫くは薄い踏み跡となります。
薄い踏み跡に
傾斜が緩むと薄暗い植林となります。
植林となる
前方に大山
大山への登り返しとなり少し登るとまた鉄塔に出合いました。
登りに
鉄塔出合
鉄塔からは展望が広がっており、野見ヶ岳の山頂にある鉄塔も見えていました。
鉄塔からの眺め1
鉄塔からの眺め2
展望が良い分日陰がないので大山への登りを続けます。
大山へ登る
鉄塔から大山山頂までは標高差150mほどありますが、急斜面などはなく15分ほどで到着しました。
大山
三角点を確認したところで200mほど下の「牧谷越」へ降りていきます。
北西尾根へ
序盤は藪が濃い目でしたが、暫く降りると植林があらわれます。
藪が濃い
藪を抜けて植林に
時間的には早めですが日野山へ登る前にザックを軽くしたいこともあり、603m付近で昼食休憩としていきます。
この辺りで昼食休憩に
この時間となり気温が上がっていますが、風が吹いているので体感的には丁度よい感じでした。 休憩後は峠へ降りていきますが、峠が近づくに従い里山の雰囲気が強まります。
牧谷峠へ
左下に作業道が見えてくると「牧谷峠」に到着しました。
牧谷峠
何かの石碑がありますが読めません…。 鐘が吊るされておりよく見ると炊飯がまで、鳴らしていくとよい音が響きわたります…。
炊飯がまの鐘…
ここが最低鞍部で「日野山」へは300mほどの登りとなります。 しかし、先程の昼食で重量を落としたこともあり、黙々と登っていけました。
登り返しに
峠からは一般?登山道ということもあり、しっかりとした道が続いていました。
しっかりした道に
600m付近
標高630m付近で唐突に「トンビ岩」と書かれた標識があらわれます。 ここで左へ向かうと前方に大きな岩が見えてきて、これが「トンビ岩」のようです。
トンビ岩分岐(左へ)
トンビ岩
トンビ岩の横から展望
トンビ岩を見たところで先程の分岐へ戻りますが、ここから673mまでは急登となり後方に「大山」などが見えていました。
673m付近で傾斜が緩みますが、その先で少し下ると急斜面となります。
673m付近
ここから急斜面に
30mほど登ると傾斜が緩むと踏み跡も濃くなり右にカーブし山頂へと向かいます。
傾斜が緩む
右へ向かう
前方に山頂が見えてくると最後の斜面が始まります。
前方に山頂
最後の登りに
傾斜はそれほどきつくは無く、唐突に切り開かれた三角点ピークに到着しました。
三角点ピークに到着
三角点ピークの付近には人影はありません。
行者碑
北へ向かうと広い道となり、程なくして祠のあるところに出てきました。(ここが「奥の院」で数名の登山者が休憩していました)
立派な祠で集落を見下ろすように設置されています。 また、すぐ下には鳥居と休憩所があるのでそちらに降りていきますが、こちらには人の気配はありません。
山頂の祠から下に休憩所
休憩所
北尾根から下山するのでそちらへ向かうと、こんどは社(やしろ)があらわれます。
北へ
社に到着
北側が開けており、福井市街なども確認できます。 ここには5名ほど休憩しており、折角なので展望を眺めながら10分ほど休憩していきました。
展望地から北方面
白山は見えず
部子山
展望地からパノラマ
休憩後、北尾根に降りる分かりづらい道を降りていきました。
下山開始
ここから暫くは地図通りの急斜面が続きます。 滑りやすい岩が続くため、注意を払って降りていきます。
滑りやすい道が続く
岩の道
100mほど降りると左右の分岐があらわれますが、ここは右の「萱谷」方面へと向かいます。
荒谷分岐(右へ)
序盤は緩い傾斜が続き、木陰の中を気持ちよく降りていきます。
暫くは緩斜面が続く
気持ちの良い道
589m付近
589mを過ぎると少し斜面となりますが大したことはありません。 再度傾斜が緩むと左に「宮谷」へと降りる分岐があらわれました。
宮谷登山道分岐(直進)
降りてきた
ここを直進し暫くすると掘れた道となります。 これが厄介で、溝が細く歩き辛い道が続きました。
掘れた道に
標高310m付近まで降りると、集落を見下ろす形でお地蔵様が祀られていました。
お地蔵様
歩きづらい
平坦なところは掘れていませんが、そこを除く斜面はすべて掘れた道となっており、思ったようには降りていけません。
平坦な道
細い
山頂から50分ほどで下が明るく見えてくると、無事に登山口に到着しました。
下が明るく
日野山登山口
山頂からここまでは登山者とは一度も会いませんでしたが、登山口ではじめて登り始める登山者とすれ違います…。
登山口付近のようす
ここからは車道を「万葉の里」へと戻りますが、日差しが強いので一気に暑くなります。
標識
麦畑
ここから車道注意
右に折れると万葉の里
そして特に急ぐこともなく30分ほどで駐車場に戻ってきました。
特にありませんでした。
【次回】
土曜日に鈴鹿の「霊仙山」へ登ってきたので、その時の記録を掲載します。
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