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[登山] 福井県 越知山・六所山登山 [登山]

 今回は、福井県の低山「越知山」と「六所山」に縦走で登ってきました。 当日は梅雨の晴れ間となりましたが水蒸気が多く、遠望は利かず霞の先に僅かに山の稜線を望むことができる程度でした。 しかし、展望台や山頂からの景色はよく、山の同定を楽しみながら歩くことができました。

越知山展望台からの眺め

六所山山頂

福井県
越知山・六所山登山
日付 2023年06月10日(土)
天気 晴れ(薄曇り)
山域
越前
場所 福井県丹生郡越前町梅浦
距離 12.5km(内車道4.0km)
累積標高 +893 -893m
時間
4時間00分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0565枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0247枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(危険箇所なし)
展望
(A:良い~E:なし)
B(当日は水蒸気多く遠望なし)
見どころ 越知神社
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:10 475m 0.0km 海山峠 出発
06:30 (00:20)
580m
1.6km 花立峠
06:50 (00:20)
623m
2.9km 越知山展望台(10分滞在)
07:10 (00:20) 605m 3.4km 越知神社
07:20 (00:10) 612.5m 3.8km 越知山
07:35 (00:15) 623m 4.5km 越知山展望台
07:50 (00:15) 580m 5.8km 花立峠
08:10 (00:20) 610m 6.7km 稜線海山峠分岐
08:25 (00:15) 642m 7.4km 小六所山
08:55 (00:30) 698m 8.8km 六所山 休憩
09:00 (00:05) 698m 8.8km 六所山 出発
09:10 (00:10) 610m 9.4km 林道下山分岐
09:20 (00:10) 525m 9.9km 林道出合
09:35 (00:15) 610m 10.7km 稜線海山峠分岐
09:45 (00:10) 475m 11.2km 海山峠
09:55 (00:10) 532.2m 12.0km エボシ山(5分休憩)
10:10 (00:15) 475m 12.5km 海山峠 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績、水色は車移動)
20230610map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/GDrmvXKawmZ3WgyH9

 梅雨本番となり、晴れ間が覗きそうな山域が限られてきました。 天気予報を確認すると、日本海側は晴れるようなので福井県の海岸に近い山へ向かうことにしました。
 以前近くの「鬼ヶ岳」「若須岳」「矢良巣岳」は歩いているので、今回はより海岸に近い「越知山」と「六所山」に登ります。

 登山口を両山の中間にある「海山峠」とし、自宅から2時間半弱と見て4時前に出発しました。 北陸自動車道の鯖江インターで降りると西に向かって走って行きました。 なるべく広い道をと国道417号線で向かうと、30分ほどで越前海岸の手前にある山中トンネルに到着しました。 ここで左の旧道に入ると右折して北方面の林道を走っていきます。

 道に細かい落石などはありますがしっかりとした舗装路が続き、途中の分岐を左に折れるとトンネル手前から10分ほどで「海山峠」に到着しました。 峠の一角に駐車場がありますが、側溝で囲まれているので岩が渡されたところから入って駐車していきました。

右の駐車場に止める

 早速準備するとまずは北に伸びる車道を「花立峠」の標識に従い歩いていきました。(エボシ山方面は後から)

エボシ山方面

車道で花立峠へ

 少し歩くと右に「鳥類観測ステーション」がありますが、利用されているのでしょうか?

鳥類観測ステーション

 100mほど進むと「六所山登山口」がありますが、ここは帰路の下山口なのでそのまま車道を歩いていきます。

六所山登山口

 ここからは標高差100mほどを登っていきますが、車道なので急登も無く黙々と歩いていきます。

カーブが多く

丸山ファミリーパーク分岐

 20分ほど歩くと前方に花立峠の標識が見えてきました。

花立峠

花立峠の説明文

 峠の東側に屋根が取れた東屋があり、そこから展望が望めます。 しかし、水蒸気が多いのか残念ながら遠望は効きません。

花立峠の展望所

白山は見えず・・・

 峠で右(北)に向かうと右側の尾根に踏み跡が続いており、これが「越知山」への登山口でした。

右の登山道へ

 細い尾根に入るとしっかりした登山道が続いており、越知神社まで丁石が続いていました。

二十二の丁石

道路沿いを進む

 林道と離れると次第に上りとなりますが、道はピークの左横を抜けていきます。

代わり映えしない道が続く

ピークを乗り越え

 後ろに廻り込むように進むと鞍部への下りとなりますが、その先で林道と出合いました。

鞍部に下る

 林道は先程の花立峠からのものですが、ここで終点となっています。 登山道は更に尾根沿いに続いているので、そちらに登っていきました。

ここから登る

七番

 少し進むと前方が明るくなり、展望台に到着しました。

展望台に到着

 早速展望台への階段を登り、景色を眺めていきます。

展望図

 天気がよければ白山も一望できるようですが、前日からの水蒸気を含んだ霞んだ空気で梅雨時は難しそうです。

展望台から1(福井市方面)

展望台から2(日野山方面)

展望台から3(南方面:右に若狭湾�

越知山の展望台からの眺め

日野山

手前から城山・若須岳・西方ヶ岳・�

 とは言え、それなりによい天気なので近隣の山は一望できます。 景色を堪能したところで山頂へ向かいますが、ここからは歩く人も多いのか踏み跡も濃くなります。

山頂へ

濃い踏み跡に

 道幅が広がると右前方に電波塔が見えてきました。

電波中継所の横を通る

 その横を通り過ぎると分岐があらわれますが、右の「別山」へ向かいました。

別山へ

 別山は少し高くなったところで、こちらにも電波塔がありました。

右から裏手へ

 その右横を通り裏手へ向かうと、別山神社がありました。

別山神社

別山碑

 ここから越知神社へ石の階段を降りていくと、小川方面からの登山コースとの分岐があらわれました。

分岐

中部北陸自然歩道の説明

 この分岐の眼の前が越知神社でした。

越知神社

越知神社2

越知神社の説明

 神社で登山の安全を祈願し、山頂方面へ向かっていきます。 更に苔むした階段を降りていくと、室堂に到着しました。

室堂

 大きな栃の木や殿池などもあり、静寂に包まれ落ち着くところでした。

栃の木

殿池

 山頂は右手にあるのでそちらへ向い、大師堂や千体地蔵などを見ながら歩いていきました。

大師堂

千体地蔵

 長い階段を登ると神宝庫に到着します。

長い階段

神宝庫

 ここからブナ林の新緑の中を歩いていきますが、山頂まではすぐでした。

ブナが多い

山頂に到着

 山頂には奥の院が祀られており、北側が僅かに刈られ展望が望めました。

奥の院

三角点

山頂からの眺め(北側)

 室堂まで戻ると鳥居をくぐり殿池の脇を通り過ぎたら、立派なトイレがあるので寄っていきます。

トイレ

 トイレ横の林道を登っていくと、往路の別山との分岐に着きます。 ここからは往路の道を辿り展望台を通り抜け、林道終点まで戻ります。

花立峠へ戻る

帰路は林道歩きで

 ここから花立峠へは林道で戻ることにします。 林道は草が茂り始めていますが踏み跡は続いており、15分ほどで峠に到着しました。

林道はそれほど荒れていない

峠に到着


 ここからは先程確認した尾根沿いの登山道へ入っていきます。

ここからは登山道を進む

二十三番

 少し進むとお地蔵さまが祀られた旧花立峠に到着しました。

地蔵設置について

旧花立峠のお地蔵

 更に奥へ進むと特にピークなども無く、林道に出合いました。

林道に出る

 尾根幅が狭くなり林道と合流しただけで、すぐに尾根沿いに戻りますが、ここからの道は少し荒れていました。

ここから復帰

 植林となり笹が生い茂る中を登っていくと、切り開かれた稜線となります。

笹が茂る

伐採された稜線に

 ここにもお地蔵さまの丁石が続いていました。

屋根あり

 そのまま平坦な植林の稜線を進むと、道は左下に降りています。 登山道は右上に登っているので、そこを進むとつづら折れの道となりお地蔵さまのある展望所に到着しました。

岩を巻いて

ピークの展望所

 東側180度ほどの展望が広がっており、眺めながら休憩を入れていきました。

展望所からの眺め

 ここまで植林が多めでしたが、暫くは二次林の雑木林となります。

雑木林に

 次のピークに到着すると、出発地点の「海山峠」からの分岐となっていました。

海山峠(悠久ロマンの杜)分岐は右

 ここは右に折れピーク回り込んで進んでいきました。 すぐ下に林道が見えており、また植林となっていきます。

すぐ下に林道

ピークは巻いて進む

コアジサイ

六所山が近くに

 ピークを巻いて少し下ると鞍部に到着しました。

鞍部に作業道

 鞍部に標識があり、その裏手は地図で破線の道との分岐となっています。 六所山を歩いた後はここから下山予定なので見ていきますが、林道の姿は無く完全に藪に飲まれているようです・・・。

鞍部の様子

 確認後は登り返して642mピークの「小六所山」へと向かいます。

鞍部から登り返す

小六所山への登り

 緑林から二次林に変わると、階段があらわれました。

階段を登る

 途中、右に林道へと思われる分岐がありますがそのま登っていくと、鞍部から90mほどで明るい広場に到着しました。

小六所山に到着

 ここが「小六所山」の山頂で、石仏などが祀られています。

小六所山

小六所山から若狭湾を望む

小六所山から六所山

 小六所山からは二方向の展望が得られ、近くに若狭湾を望むことができました。

六所山へ向かう

 山頂からは下りとなり、右下に林道が見えてきます。 程なくしてその林道と合流すると、三叉路となっていました。

林道出合

 登山道は林道に挟まれた尾根沿いに続いているので、そちらを登っていきます。

尾根を直進

 ピークを一つ越えると、また林道と出合いました。

結局先程の林道へ

 ここから暫くはこの林道を歩いていきます。

林道を進む

 林道には丁石のお地蔵さまが何体か置かれており、古いお地蔵さまなどを見ながら歩いていきます。

古いお地蔵様

 林道が右にカーブするところに標識が立っており、尾根に踏み跡が続いています。 尾根に入ると暫くは林道と平行に進み、その先の急登を上り詰めると先程の林道にショートカットで合流しました。

ここから尾根に復帰する

林道沿いに道

ここにもお地蔵様

斜面を登る

林道に出る

 標識に従い左に折れてカーブを曲がると右手の尾根に標識が立っており、踏み跡が続いています。

ここから山頂へ(右へ)

 ここに入ると山頂への一本道となっていました。 しかし、ここだけシャクナゲが多く、枝を分けながら進んでいきます。

シャクナゲが多く

 前方が開けると六十番の丁石があり、「六所山」の山頂に到着しました。

最後の六十番

 山頂には祠が建っており、ここも北側が刈られ展望が望めました。

六所山山頂の祠

山頂からの眺め1

山頂からの眺め2

 すぐ下には越知山なども見られ、その先には福井の市街地も見えています。 景色を眺めたところで、祠に参拝して下山します。

五十丁

 下山は山頂直下の林道へ降りていきます。 祠手前に分岐があるので、そちらを降りていくと林道終点に出てきましたた。 ここには四十八丁のお地蔵さまがあり、昔はこちらに道があったのでしょうか?

林道終点に四十八丁

 林道を歩いていくと、先程のカーブの標識に到着しました。

登山口へ

樹間から海

 ここからはショートカットで更に下の林道に出ると、暫くは往路の道を戻っていきます。 途中林道から右の尾根に登るところで、そのまま林道を歩くことにします。 以外にもこちらには古いお地蔵さまが置かれており、ここが旧道などでしょうか?

岩の上にお地蔵様

 程なくして林道分岐に合流します。 ここでは右に向かいますが、古い集落のお墓が祀られていました。

ここで右へ

お墓?

 尾根沿いに降りていくと、再度林道に出合います。

ここにも

 ここで南西の林道を歩けば往路のコースと合流しますが、尾根沿いに踏み跡が続いており、地図の破線で下の林道へ下山する道でした。

踏み跡を降りていく

 それなりに歩かれた道のようで、踏み跡はしっかりしています。

道はしっかりしている

 暫く降りていくと舗装路の林道が見えてきて、林道分岐に到着しました。

下に林道が見えてきた

登山口に下山

 右に向かうと林道経由で小六所山へ登る道ですが、ここは広い道を歩いていきました。

ここから林道を歩く

 

と言うのも往路で鞍部の破線路を確認した際に、反対側の北側も道のようなものがあったからです。 200mほど歩くと、多き曲がるカーブがありますが、ここで右の草に覆われた道に入っていきました。

深いカーブで右へ

 踏み跡はありませんが、古い道があり、驚いたことに今までの遊歩道にも設置されていた階段があります。

階段がある・・・

 階段などは崩れたり草に飲まれていますが、歩けないほどではありません。

登っていく

 程なくして作業道と合流しますが、鞍部にある登山道はまだ上です。

作業道にでる

 鞍部から流れ出た水の流れでできた斜面からすぐ上の鞍部を目指して登っていきますが、泥で靴を汚します…。

ここから斜面を登り鞍部へ

 無事に鞍部に到着すると、往路で確認した破線路は諦め、正規ルートの分岐まで少し登り返します。 稜線分岐に到着すると、ここから海山峠へ降りていきました。

下山する

下山尾根から若狭湾を望む

海を見ながら下山

 以外にも尾根の上の方では両側が開け、近くの海や福井市方面が望めました。 少し下ると植林があらわれ、お値幅も広がりました。

植林の広い道に

 歩きやすい道が続き急斜面などもないので、安心して降りていけました。

長い階段

 稜線分岐からわずか10分ほどで、林道の登山口に到着しました。

林道出合

 ここまで来れば海山峠まではすぐでした。

駐車場まで戻る

【おまけ】

 しかし、予定コースはまだ続くので駐車場を通り過ぎると、エボシ山へと向かう舗装路を歩いていきます。

エボシ山へ

 途中左手に林道が切り開かれていますが、予定していた破線の道は見当たりません。 仕方がないので、往路はそのまま車道を歩くことにします。

三段のガードレール

 大きなカーブを曲がると、手前の舗装された山頂部に到着しました。

山頂に到着

 その脇の一角にピークが残されており、その東側には草地が広がっていました。

広場

 広場の隅に建物が建っており、バーベキューハウスと書かれていました。

バーベキューハウス(休業)

 元々の山頂だけ残されており、そちらに登る階段を登ると三角点とベンチが設置されていました。

三角点へ

三角点とベンチ

 ピークからは180度の展望が広がっており、休憩には最適なところでしょう。

エボシ山からの展望1

エボシ山からの展望2

エボシ山からパノラマ

 下山を開始しますが、舗装路の右下に分岐する道があるのでこちらから降りていきます。

下山はここから

 北尾根沿いに踏み跡が続いており、遊歩道の標識がありました。

尾根沿いに道

降りていく

 暫く降りると道は新設の林道で分断されています…。

新設の林道に出る

 仕方がないのでここで林道から舗装路に出ると、駐車場へ戻っていきました。

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 週末に久しぶりの快晴を期待して、木曽御嶽山に登ってきたのでその時の記録を掲載します。


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