SSブログ

[登山] 岐阜県 室洞峠から釜ヶ岳と水晶山 [登山]

 今回は、雨上がりの山行と言うことで遠くは諦め、岐阜県の「釜ヶ岳」と「水晶山」に登ってきました。 室洞峠から向かいましたが、「釜ヶ岳」は岩場加らの展望もあり変化に富んだ山を楽しめました。 また「水晶山」は100%の林道歩きですが、最近山頂のマイクロ波設備が撤去され、三角点付近に展望地が作られており、「恵那山」や「見行山」などが望めました。

釜ヶ岳 東の岩からパノラマ(木曽御嶽山・水晶山・権現山など)

水晶山のアンテナ展望地から白山(左)・大洞山・鷲ヶ岳・東洞山など

岐阜県
室洞峠から釜ヶ岳と水晶山
日付 2023年07月02日(日)
天気 晴れ
山域 七宗
場所 岐阜県加茂郡七宗町上麻生
距離 11.1km
累積標高 +911 -911m
時間
4時間30分
人数 単独
撮影枚数
0511枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0224枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
釜ヶ岳:D(登山道なし)、水晶山:A(林道歩き)
展望
(A:良い~E:なし)
釜ヶ岳:B(南峰から)、水晶山:C
見どころ なし
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:40 485m 0.0km 室洞峠 出発
07:00 (00:20)
486m
1.3km 釜ヶ岳林道取り付き点
07:15 (00:15)
580m
1.6km No.37鉄塔出合
07:50 (00:35) 660m 2.2km 釜ヶ岳
08:00 (00:10) 547m 2.5km 釜洞峠
08:35 (00:35) 450m 3.7km
ふれあい広場 (10分休憩)
08:55 (00:20) 358m 4.1km 林道下山
09:35 (00:40) 551m 5.6km No.31鉄塔分岐
10:00 (00:25) 485m 6.8km 室洞峠
10:30 (00:30) 687.6m 8.9km 水晶山 休憩
10:40 (00:10) 687.6m 9.0km 水晶山 出発
11:05 (00:25) 485m 11.1km 室洞峠 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230702_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/W8apDKUcT2CrvJQV7

 「水晶山」の存在は地図に山名が記載されているので以前から計画はありました。 それを調べる中で西にある「釜ヶ岳」(地図に記載なし)の存在を知り今回の山行を計画しました。

 「釜ヶ岳」へは南東にある「室洞峠」(地図に記載なし)から歩いた場合、標高差はたいしたことないので、南西にある「ふれあいの広場」まで周回で巡り峠まで戻ることにします。

 「室洞峠」まで自宅から1時間40分ほどと見ますが、雨上がりの落ち着いた時間からの登山開始となるよう、朝5時すぎに出発しました。 往路は国道41号線を走り金山まで向かいましたが、納古山の北を通る県道64号線のほうが若干早く到着出来たかも知れません。

 金山で左折し飛騨街道に入ります。 暫く川沿いの道を進んでいくと、開けた菅田の集落に出て「萬人橋」を渡った先で「義民助兵衛の碑」の標識を確認し左折しました。 そのまま「義民助兵衛の碑」の前を通り過ぎると、山の中へ入っていきます。

 途中にある集落までは比較的良い道ですが、その先は度重なる豪雨などで路面が荒れていました。 左の牧場を通り過ぎると、峠に向かって一気に標高を上げていきます。 右斜面は最近大規模な伐採されたようで、峠の手前まで見晴らしが良くなっています。 その代わり、前夜降った大雨で土砂や枝などが流されており、尖った小石などに注意しながら走らせていきました。

 傾斜が緩むと四差路の「室洞峠」に到着します。 周囲の路肩に駐車余地があるので、脇へ寄せて出発の準備を整えます。

室洞峠に駐車

 峠は周囲が伐採されていますが、幼木が育ち始め展望は思ったよりもありません…。

ガスが晴れてくる

 当初は峠から直接尾根沿いに「釜ヶ岳」に向かうつもりですが、前夜の雨とつい先程まで覆っていたガスのせいで、周囲の木々からポタリポタリと水滴が垂れていたので、予備案として考えていた鉄塔巡視路へ向かいます。

当初予定していた尾根

笹が濡れている…

 とは言え、雨具のズボンとスパッツを履き、少し戻った「釜ヶ岳林道」の分岐へ向かいます。

釜ヶ岳林道入口

 入り口にはゲートがあり、その横を抜けて右の道を歩いていくと、伐採地から「水晶山」の電波塔がよく見えていました。

ここから向かう

伐採地横から水晶山(左奥)

 青空も覗き気持ちの良い林道を歩いていくと、前方に山頂と思われるピークが見えてきます。

日差しが届き

上を見上げると山頂

 その辺りの左に巡視路の印がないか確認しますが見当たりません…。 すこし手前の尾根に作業道の入り口があったのでそれだった様ですが、そこまで戻るのが面倒なので手前の涸れ沢から植林の斜面を登ることにしました。

ここから取り付くことに

 入り口に印はありませんが踏み跡が付いており、そこし上で右に明確な作業道がついています。

作業道を進む

 暫くはそれを進んでいきますが、結局東の尾根に続いているようなので谷を詰めることにしました。

斜面を上部へ

 石がゴロゴロと転がっていますが、落石などの心配は低そうです。 つづら折れに登っていくと稜線が近づき、右に鉄塔が見えてきました。

分かりづらいがNo.37鉄塔

 問題はその鉄塔へ抜けるところが見つからず、藪を突破していきました。 鉄塔からは木曽御嶽山がよく見えており、その右には後から向かう予定の「水晶山」も望めました。

鉄塔からの展望

木曽御嶽山アップ

 また反対側の西側も見えており、鉄塔の先には後で歩く予定の尾根なども確認出来ます。

鉄塔から南西方面(右に岳山)

 ここから山頂までは西の尾根沿いを進んでいきました。

ここからは作業道を進む

 西側には左手に切り開きがあり、そこに入ると左斜面に作業道が続いていました。

左斜面をトラバース

 小ピークをトラバースで通過し暫く進んでところで、このまま山頂を巻かないよう右上の尾根へ向かいます。

ここから尾根沿いに

 尾根沿いに復帰すると、踏み跡が続いているのでそれを辿って登っていきます。

尾根沿いにも道

 程なくして岩場が見えてきました。

岩場があらわれる

 巻き道もあるようですが、ここは岩によじ登り展望を見ていきます。

脆い岩場

岩場から木曽御嶽山

 その後ももう一箇所岩場がありますが危険などは無く、そこを通過すると急登が始まりました。

踏み跡を進む

 急斜面をゆっくり登るとピーク付近に赤テープがあり、ここで右へ向かいます。

ここで右へ

 植林の斜面となり、上部の明るいところに向かって登っていきました。

明るい高みへ

 上部に到着しますがここが「釜ヶ岳」の南峰で、北東側が岩場の絶壁となっており展望が広がっていました。

崖上に到着

釜ヶ岳の南峰からの展望

木曽御嶽山アップ

 暫く眺めてから北西の山頂へ向かいます。 一旦鞍部に降りて登り返すと、5分ほどで山頂に到着しました。

一旦降りて山頂へ

登り返す

 山頂は植林の中で展望はありません。 

釜ヶ岳山頂

 ここからは予定通り西の「釜洞峠」へ向かい谷を降りていきました。

谷を降りていく

 ここも植林となっており、石が多めですが危険箇所などはありませんでした。

傾斜はこの程度

 上部は涸れ沢でしたが途中から水が流れ始め、その横に作業道の踏み跡が残っていました。

沢沿いを進む

 釜洞峠が近づくと左右にはきりとした道があらわれました。

右から峠道?

 ここで左の峠へ向かい少し登り返すと、釜洞峠に到着します。

左へ進む

釜洞峠

 峠と言っても標識などは無く、釜ヶ岳手前で利用した作業道からと思われる道と合流しています。

東からの巻き道

 ここからは西の尾根へ向かいますが、踏み跡は薄めです。

西へ

 尾根の右に破線の道がありますが、こちらは斜面が崩壊しており危険でした。

右斜面の道は崩壊

 尾根の取付きが岩場となっており、ここも岩の上へ登り景色を眺めていきますが、尾根沿いは灌木が邪魔なので左下の巻き道を利用します。

岩の上へ

上の状態

岩の上から釜ヶ岳

 岩場はここだけで、その後は作業道などもあらわれ歩きやすくなります。

岩場を越えて尾根沿いを進む

降りる

尾根の左斜面に道

 途中のピークは左からトラバースしますが、その先は急斜面となります。

急な登りに

 右に向かい登っていくと、岩場のピークに到着しました。

右へ向かう

右のピークへ

 ここからは北に形の良いピークが見えていました。

北西のピークを望む

岩のピークから眺め

 更に西へ向かいますが、どこからか作業道があらわれます。

尾根沿いに南へ

作業道あり

 次第に南へ向きを変え尾根沿いに降りていくと、広い作業道と合流します。

細尾根を進む

植林で尾根が広がる

広い道に

 左下には林道も見えており、少し藪っぽい道を進んでいくと鉄塔に出合います。

左下に林道が見えてくる

前方にNo.28鉄塔

 鉄塔のすぐ下は広場となっており、ここが目的地の「ふれあい広場」でした。

鉄塔とふれあい広場

 ふれあい広場には「神渕財産区管理棟」が立っており、「ふれあいの棟」と書かれた標識がありました。

ふれあいの棟(神渕財産区管理棟)

星谷ふれあい広場から531m方面

 ここの日陰に座り込んで暫く休憩していきます。 休憩後は、先程見えた林道を北に向かい、巡視路で東の林道へ降りていきます。

山の神

星谷釜洞線

ここから巡視路でショートカット

 巡視路標識を右に折れ踏み跡を降りていきますが、途中から巡視路が不鮮明となり見失いかけました。

No.29へ

随所に標識がある

道は荒れているが階段が残っている

途中で道を見失うが

左斜面で巡視路に復帰

 結局10分ほどで林道へ出ますが、問題はここからでした。

林道出口

 少し手前から重機の音が響いていましたが、当初予定していた巡視路口方面で工事を行っています…。 遠目に確認し行けそうも無いので、林道を歩いて向かっていきました。

巡視路口からはあきらめ左へ

 前方に鉄塔へと続く尾根の末端が見えてきて、歩けそうに見えたので沢を渡渉し取り付きます。

沢を渡渉

この尾根を登る

 何となく踏み跡もあり、藪もないので問題なく登っていけました。

尾根沿いに獣道?

 傾斜が緩むと右下から巡視路と合流しました。

右から巡視路と合流

 プラスチック階段などもあり、程なくしてNo.29鉄塔に到着しました。

尾根沿いを登る

鉄塔に出る

No.29鉄塔からNo.30と31鉄塔を望む

 鉄塔からは南西方面がよく見えています。

南方面

権現山(左)など

 ここからは巡視路を辿りNo.31へと向かいました。

巡視路をNo.30鉄塔へ

標識を確認

 ピークを一つ通り過ぎると、唐突に林道終点に到着しました。

林道終点に出る

 ここには南のNo.38鉄塔との分岐もありますが、遠回りとなるのでNo.30鉄塔へと林道を歩いていきます。

これは南北方面の鉄塔標識

 林道と言っても放置されて年月が経っており、人や獣道の踏み跡がある程度です。

荒れ林道を歩く

林道崩壊

歩きやすい林道に

 200mほど進むと前方にNo.30鉄塔が見えてきますが、そのまま林道は南に向かっていきます。

左にNo.30鉄塔

土砂崩れ

 荒れた林道ですが人がある国は問題なく、予定通り舗装林道に出合いました。

舗装林道に出る(右へ)

 ここで右に折れて暫く進むと、No.31鉄塔の手前の右カーブに到着しました。

No.31鉄塔の近くに到着

カーブの右奥へ

林道開通記念碑

 ここも鉄塔へは向かわずに、右斜面にある踏み跡を進みます。

ここを奥へ

 一見道が内容に見えますが覗き込むと踏み跡が続いており、作業道が斜面をトラパースして続いていました。

作業道を進む

 暫く進むと獣避け柵があるので、それを開け中へ入ります。

柵を通る

 周囲は植林されていますが、木々はすっかり大きくなり展望はありません。

木々が育ち

 再度柵を通り過ぎると、右に予定していた尾根が近づきます。

植林を抜ける

 三叉路となっており右の尾根へ向かうと、尾根心を進むと道と古いトラバース道があるので右斜面のトラバース道を進んでいきました。

尾根に合流(右へ)

右斜面を進む

 尾根からの道と合流すると道は左右に分岐していたので、左へ歩いていきました。(ここは悩みましたが、右へ進むのが正解でしょう)

左から回る

 ここからは林道や作業道を歩いていきますが、結局往路に歩いた車道に出ることになります。

左右に林道(中央の踏み跡を進む)

斜面をトラバース

林道へ降りるが

下に見える林道へ

ここを降りてきた

 車道を車のある「室洞峠」まで戻ると、予定通り「水晶山」まで林道歩きでピストンすることにしました。

水晶山へ

 林道だけに一定角度で登る道となっています。

林道を歩く1

 途中2台駐車された車を見かけますが、人の姿は見当たりません。

林道を歩く2

 当初は「水晶山」の南斜面を登るつもりでしたが、藪が濃そうなので結局林道を歩いていきます。

林道を歩く3

 左から廻り込むように歩いていくと、途中で作業中の方がおられ少し山の話をしていきます。 山頂の北側に廻り込むと、アンテナがありそこだけ切り開かれて展望が望めます。

アンテナ上部に展望

 そして峠から30分ほどで、山頂に到着しました。

山頂に到着

 山頂は最近マイクロ波の設備が撤去されており、見晴らしの良い広場となっています。

電波塔

 三角点は南側にあり、その横に1本だけ残された大木からは南東方面の景色がよく見えます。

三角点

右の大木が展望地

水晶山からの展望(左に恵那山)

見行山アップ

 大木の日陰で景色を眺めながら休憩したら下山を開始します。 帰路も林道歩きですが、アンテナ展望地からは白山などが見えており、思ったよりも展望のよい山でした。

アンテナ展望地から白山(中央)方面

左から白山・大洞山・鷲ヶ岳・東洞山

白山アップ

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 週末に梅雨の影響の少ない、三重県南部の山へ登ってきました。


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。