SSブログ

[登山] 2023年 奥三界岳 [登山]

 今回は、岐阜県の「奥三界岳」に登ってきました。 13年前の2010年にも同じコースで登りましたが、その時は初春の雪が積もる中でガスで展望はありませんでした。 今回は真夏ということもあり暑いのでスローペースで歩きましたが、天気はそこそこ良く朝方は展望にも恵まれ、中央アルプスなどを見ながら登ることが出来ました。

笹原から中央アルプス方面を望む

2023年
奥三界岳
日付 2023年08月06日(日)
天気 晴れ(9時以降は雲多く)
山域
阿寺山地
場所 岐阜県中津川市川上
距離 16.5km (内林道 8.6km)
累積標高 +1893 -1893m
時間
6時間35分
人数 単独
撮影枚数
0375枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0142枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(林道歩き長い)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ 滝、笹原
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
05:50 736m 0.0km 奥三界岳登山口(林道ゲート) 出発
06:10 (00:20)
862m
1.4km 銅穴ノ滝
07:00 (00:50)
1188m
2.8km 林道出合
08:10 (01:10) 1452m 6.1km 林道終点(登り口)
09:25 (01:15) 1810.7m 8.3km 奥三界岳 休憩
09:50 (00:25) 1810.7m 8.3km 奥三界岳 出発
10:20 (00:30) 1600m 9.9km ひるめし谷 昼食休憩
10:35 (00:15) 1600m 9.9km ひるめし谷 出発
10:45 (00:10) 1452m 10.5km 林道終点(登り口)
11:30 (00:45) 1188m 13.8km 林道出合
12:10 (00:40) 862m 15.1km 銅穴ノ滝
12:25 (00:15) 736m 16.5km 奥三界岳登山口(林道ゲート) 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230806map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/UmYJGZwDhVSBB4fL6

関連リンク

 2010年03月26日 春雪の奥三界岳

 奥三界岳への登山道は林道利用の1つだけで、それ以外は手強い笹に覆われており困難を極めます。 この暑い時期に笹の藪漕ぎはやりたくはないので、今回も一般コースで向かうことにしました。

 登山口は「夕森渓谷キャンプ場」の奥にあるので、自宅から1時間半と見て4時半前に出発しました。 中央高速のち活側インターチェンジでおりると、1ヶ月前にも走った国道19号線を北上していきますが、坂下で左に折れ県道3号線で川上方面へ向かいました。

 川上手前の分岐で右のキャンプ場方面に向かうと、程なくして夕森の保養地に到着しました。 キャンプ場の脇を通っていきますが、朝早くから沢山のキャンパーで賑わっていました…。
 人の往来もあるので注意して走らせ、キャンプ場を過ぎてしばらく進むと見覚えのある林道ゲートに到着しました。

ゲート前に駐車

 ゲート前に広い駐車場がありますが、この時間は一台も止まっていませんでした。 適当に止めると早速準備を整え出発します。

林道ゲートを出発

 ゲート脇を通り過ぎますが、しばらくは整備された舗装路を歩いていきました。

暫くは舗装路を進む

順路に沿って

 途中、「忘鱗の滝(ぼうりんのたき)」と「銅穴の滝(どうこうのたき)」を眺めていきます。

忘鱗の滝

左手に鳥居

針葉樹と広葉樹の合体木

渓谷の様子

東屋の奥に滝

銅穴の滝

 朝から気温が上がっていますが、沢沿いの道は比較的涼しく30分ほどで沢に降りる分岐に到着しました。

左に折れる

ここから沢へ

 沢へは急斜面を降りていきます。 降りた先に吊り橋がありますが、事前調査の通り通行止めとなっており、沢へ降りて飛び石で渡っていきました。

吊り橋は通行止めに

沢へ降りる

石をまたいで渡渉

 吊り橋の先の道までは踏み跡があるのでそれを目指して合流すると、右の斜面から急登が続きます。

テープへ向かう

ここから急登に

 何度かつづら折れで登っていきますが、途中に以前も寄った一の滝の分岐があらわれました。

尾根沿いに登る

一つ滝分岐(今は通行止め?)

 一の滝は事前調査では通行止めとなっていますが、奥にも吊り橋があるのでここ同様朽ちてしまっているのかもしれません。

つづら折れに

 その後も上りが続きますが、大きくジグを切りながら登っていくので、傾斜の割には疲れません。(その変わり時間は掛かります…)

標高が上がる

植林の中の登りに

急斜面に

 植林帯に入り右に向かうと、傾斜が緩み尾根沿いの道となります。

尾根に乗り傾斜が緩む

 そのまま右斜面を登っていくと、唐突に上部の林道に出会いました。

唐突に林道へ出る

 ここまで350mほどを一気に登り、標高が1200mほどのところに来ています。 ここから長い林道が続きますが、朝の日が陰った道で比較的涼しく歩くことが出来ました。

右の奥三界岳へ

 暫くすると記憶にない分岐に出ますが、標識があるので直進(右斜面)を進んでいきました。(前回もおなじところで迷っていました…)

ここは右へ

標識に従う

前方に県境稜線が見えて

 前方に県境稜線の笹原が見えてくると、林道折り返し地点にある「昇竜の滝」が見えてきます。

奥に昇竜の滝(登山口近く)

奥くらがり渓谷の丸野橋

 前方から滝の水音が大きくなってきますが、その手前に迂回路が出来ていました。

左手に登る尾根

以前は無かった迂回路

 この先の林道は以前歩いたときも荒れていましたが、今は「昇竜の滝」手前の橋が落ちて通れなくなっています。 左の斜面を登っていくと、林道とは思えないあれた道と出会いました。

?1

林道跡に出る

 全体的に落石などが多く、石の多い道を進んでいきます。 また斜面も崩壊も進んでおり、慎重に通過する箇所が2箇所ほどありました。

ガレ横を通過

 全体としては草や木々が育ち、細い道が続きます。 しかし、時折林道の名残があらわれますが、それもいずれは朽ちていくのでしょう。

右斜面に林道の名残

恵那山方面の展望

草が伸び放題

1536m地点方面

 大きく崩れ石の転がる斜面に到着します。 幸い多くの人が通るので、踏み跡がしっかりしており危険はありません。

ガレた道に(しっかりした踏み跡で危険なし

 ここまで雨具やスパッツはつけずに来ましたが、この先濡れる箇所も多いかも知れないので、ここで休憩がてら装着していきました。

ここも草に覆われ

 その先で草をかき分ける道となり、林道終点にある営林小屋を通ります。

廃営林小屋

 その先で右に曲がると、ここからが本格的な登りとなりました。

林道終点

 木の階段を登り笹の間の踏み跡を辿ると、植林の尾根に合流します。

ここから本格的な登りに

 意外なことに植林は最近伐採されたばかりで、真新しい切り株が道沿いに続いていました。

最近伐採されたばかり

 植林を通り過ぎると展望のよい笹原に出ました。 右手を確認すると、県境稜線越しに中央アルプス南部の山が見えています。

展望の見られる笹原に出る(中央アルプス方

 また、後方には恵那山なども見えており、雲に覆われる前に眺めていきます。

恵那山方面

県境方面

前方に笹原

 ここまで花は少なめですが、笹の間からリンドウの花が咲いていました。

エゾリンドウ

稜線から恵那山を望む

 傾斜が緩むと笹の切り開きのトラバース道を進んで行きます。

笹の切り開きを進む

傾斜が緩む

トラバースする

 途中に左斜面からの湧き水があり、すくい取ると雪解け水のように冷たい水でした。

冷たい湧き水

 唐突にガレた沢に出てきます。 標識があり「ひるめし谷」と書かれていますが、名前の通り冷たい水が流れており休憩適地でした。

ひるめし谷に出る

帰路はここで休憩か

ひるめし谷から恵那山方面

 ここから水の流れる沢を詰めていきますが、ここが「奥三界岳」を感じさせるところです。

水の流れる谷を詰める

最後は涸れ沢に

 涸れ沢となり笹の中を進んでいきます。

笹の中を進む

中央アルプスを望む

 前方に樹林に覆われた山頂部が見えてきました。

山頂が近づく

枯れ木のダオ

 その樹林の中に入ると次第に湿った感じとなり、「天狗の庭」から先では湿地帯を通っていきます。

傾斜が緩み樹林の中に

天狗の庭

平坦地を奥へ

木の根の道

あと500m

湿地帯に

 「夕森庭園」は、笹に覆われた平坦地で、ここまで来れば山頂は間近です。

夕森庭園

夕森庭園の様子

 「鏡池」を右に見ると、沼状の湿地帯となります。

鏡池

 木の枝などが渡されており、ここから一歩でも踏み外すと10cmほど沈みます…。

沼地1

沼地2

 ここを通過すると明るくなり、山頂の展望台が見えてきました。

山頂に到着

 三角点を確認し、展望台を登りますが以前からボロボロでしたが、釘などが錆びついており恐る恐る上がっていきます…。

手前に三角点

展望台の上へ

 肝心の展望ですがこの時間はすでに雲が湧き始めており、「木曽御嶽山」などは雲に隠れ始めていましたがまずまずの景色でした。

夕森山・井出ノ小路山など(右端に木曽御嶽山)

西側の展望

恵那山(左)方面

雲の奥に木曽御嶽山

北側は樹林

 日陰のベンチに座り景色を眺めながら、お腹が空いていたのでここで軽く食事としていきました。 その間は人の気配はなく、鳥のさえずりと虫の声だけが聞こえます。 そして25分ほど休んだところで、下山を開始しました。

 沼地を慎重に通り過ぎ暫く下ると、単独登山者とすれ違います。 その後も順調に下りていきますが、予定通りひるめし谷で本格的な昼食としていきます。

ひるめし谷からの眺め

 ここも日陰で休憩していきますが、冷たい水が流れているので涼しく感じられました。 食事を取っていると続々と登られる方が訪れ、結局この日の登山者は自分を含めて5名でした。 ここでの食事は15分ほどで終わり、下山を再開します。

ヒヨドリバナ

 途中、山頂方面を望めるところがありますが、展望台は見えません。

山頂を望む

 小屋のある廃林道終点まで戻ると、朝は露に濡れていた草木もすっかり乾燥していたので、ここで雨具は脱いでいきます。

廃林道終点に降りる

廃林道から右下へ

 林道まで降りると、折角なので少し奥の「昇竜の滝」を見ていきましたが、以前歩いた橋は落ちており滝がよく見えます…。

昇竜の滝(木橋は跡形なく)

 ここからは長い林道と「銅穴の滝」までの長い斜面を降りていき、1時間40分ほどで林道ゲートの駐車場に無事戻ってきました。

林道にカモシカ

林道ゲートへ無事下山

【反省点】
 特にありません。

【次回】
 今年はまだいっていない「恵那山」に登る予定です。(台風の影響次第では変更します)


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。