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[登山] 2023年 夏の乗鞍岳(阿多野郷コース) [登山]

 今回は、予定を変更して「乗鞍岳」に登ってきました。 阿多野郷コースでピストンしましたが、過去2回歩いているので今回はお花畑までとしました。 当日は10時以降はガスで展望がなくなりましたが、その御蔭?でライチョウの親子に2回も合うことが出来ました。

畳石原から乗鞍岳方面を望む

ライチョウの親子(3羽)

2023年 夏の乗鞍岳
(阿多野郷コース)
日付 2023年07月31日(月)
天気 晴れのち曇り
山域
北アルプス
場所 岐阜県高山市高根町阿多野郷
距離 15.4km (内林道 5.4km)
累積標高 +1305 -1305m
時間
8時間15分
人数 2名
撮影枚数
0672枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0088枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ お花畑、展望、ライチョウ
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:05 1548m 0.0km 阿多野郷登山口 出発
06:50 (00:45)
1838m
2.7km 林道終点(登山口)
07:35 (00:45)
2100m
3.7km 尾根合流
08:50 (01:15) 2466m 5.8km 森林限界(岩場)
09:50 (01:00) 2721m 6.8km 畳石原 (10分休憩)
10:40 (00:50) 2805m 7.7km お花畑 昼食休憩
11:30 (00:50) 2805m 7.7km お花畑 出発
11:50 (00:20) 2721m 8.6km 畳石原
13:10 (01:20) 2100m 11.6km 尾根合流 (5分休憩)
13:40 (00:30) 1838m 12.6km 林道終点(登山口)
14:20 (00:40) 1548m 15.4km 阿多野郷登山口 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230731map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/sAxraUPmUqg58uyA7

※何度か歩いたコースなので、写真中心で掲載します。

関連リンク
 2015年07月26日 [登山] 2015年夏 花の乗鞍岳(阿多野郷コース)

 8年前にも同じコースを歩いていますが、その時は数年笹も狩られておらず、尾根までのトラバースに苦労しています。 最近このコースの笹が刈られたと知ったので、久しぶりに歩くことにしました。

 夏季休暇中なので事前に高山市内に宿泊し、直前に混みそうな「白山」は止めて「乗鞍岳」へと行き先を変更しました。 当初は一人で向かう予定でしたが、以前もこのコースを一緒に歩いている方と2人で歩くことにしました。

 朝6時にゲート出発予定とし、4時半前に高山を出発しました。 一ヶ月前の「木曽御嶽山」と同じように国道361号線(木曽街道)で向かいますが、長い高根トンネルを抜けたところで左折して野麦方面へ向かいました。
 阿多野郷の集落を過ぎた右カーブで直進してオートキャンプ場へと向かいます。 キャンプ場を過ぎたところで舗装路はおわりとなり、時々そこを擦りながら奥へ入っていきました…。

 右手に駐車地が見えてきたところでそこに駐車しますが、その先にゲートがあり手前に一台車が置かれていました。

登山口に到着

 ここで出発の準備をしていきますが、駐車されている車に張り紙があり、7月22日から放置されたものでした…。 同行者は早々と準備を整えたので、先に出発して貰いました。

登山口

 こちらも準備できたところで橋の先の林道ゲートの横を通り、足早に林道を歩いていきます。

林道ゲート

 ここから2.5kmほどは林道歩きですが、林道脇にはいくつかの花が見られるので、それらを眺めながら歩いていきます。

キバナノヤマオダマキ

クガイソウ

涼しい山林を進む

ソバナ

 同行者に追いつき2kmほど歩くと、前方に取り付く予定の尾根が見えてきました。

目的の尾根が見えてくる

 この林道は一箇所だけ渡渉点がありますが、このところの晴れ続きで水量は少なめで問題はありません。

林道の渡渉点のようす

 そして出発から45分ほどで林道脇に登り口が見えてきました。

登り口に到着(左)

 情報通り入り口付近は草が刈られています。 ここから登山道を登っていきますが、要所要所が刈られており、まったく藪はありませんでした。

右へ進む

カニコウモリ

笹は刈られている

 ひとしきり登ったところで左斜面の長いトラバースが始まりますが、ここも綺麗に刈られており歩きやすい道が続きます。

長いトラバー(綺麗に刈られ)

 この辺りまで来ると左手に遠くの山が見えだし、木曽御嶽山も近くに見えてきました。

右に鎌ヶ峰、左に南アルプスの甲斐鬧

木曽御嶽山の展望(木が邪魔…)

 傾斜が弱まり登り口から45分ほどで尾根分岐に到着しました。 西側にも作業道が続いていますが、そちらは枝やテープで塞がれています。

ここで右へ(尾根分岐)

 周囲は高い笹に覆われていますが、暫くは綺麗に刈られていました。

ここから暫くも刈られている

 100mほどで刈られた部分も終わりますが、暫くは笹の密度は低めです。 しかし湿地帯を過ぎたあたりから笹の道度が濃くなり、10m程ですが道を見失いかけます…。

この辺りから濃い笹薮

こんな感じに

 笹の下にはっきりとした踏み跡があるので、確認しながら進んで行くと次第に笹も少なくなっていきました。

ゴゼンタチバナ

傾斜が強まると笹も少なく

ミヤマカラマツ

 植生が代わりそろそろ森林限界のようです。

次第に笹が少なくなり

大きなコブ

 次第に細尾根となり岩が出てくると、東側の展望が見えてきました。

岩が多くなり植生が変わる

右に中央アルプス、中央に南アルプス

木曽御嶽山に雲が掛かる

 この先から樹林帯がなくなるので、最後の日陰で日焼け止めとサングラスを掛けていきます。 そして、唐突に森林限界に出ると岩の上を歩いていきました。

森林限界の岩場に到着

白山アップ

後ろに木曽御嶽山

木曽御嶽山アップ

 岩場を通り過ぎるとハイマツたいとなり、前方に千町尾根の稜線が見えてきました。

ハイマツ帯に

ここから火口域

コケモモ

 ここも以前にも増して道が分かりづらくなっています。 ハイマツの中に踏み跡やテープがありますが、どちらもはっきりとしませんでした。

ガスに飲まれる前に中央アルプス方髱

下に阿多野郷集落

ハイマツの中に道

 稜線まであと少しですが、午前10時前となりガスが立ち昇ってきました。

ガスが…

稜線が見えてくる

 景色が見られるうちに見ていきますが、ここまで来れば高山植物も多くなり楽しめます。

ミヤマダイコンソウ

?1

 最後はケルンを目印にして上を目指しますが、そのケルンの上にライチョウが止まっているのが見えてきました。

ケルンを目印に

ガスが…

ケルンの上にライチョウ(両脇に子供)

 よく見ると周囲に2羽の子供を引き連れ周囲を警戒しているようです。

親子揃って

 子供はまだひよこでピヨピヨと鳴きながら逃げていきました。 そして出発から4時間弱で、畳石原の分岐に到着しました。

畳石原分岐

 一時はガスに覆われていましたが、風もあり山頂などは見えていました。

畳石原から山頂方面

屏風岳

畳石原からパノラマ

 ここからは予定通りお花巡りとします。 山頂方面へ向かいますが、メインは花なのでそれらを見ながらゆっくりと歩いていきました。

エゾシオガマ

ウサギギク

 しかし様子が変です。 以前あまり見られなかったウサギギクは群生で履いていますが、チングルマやハクサンイチゲなどがほとんど咲いていませんでした。

ウサギギクの群生

ヨツバシオガマ

お花畑に花はなし

上空は良い天気

石仏

少し降りる

 どうも今年の暑さは高山にも及んでいるようで、以前はまだ残っていた雪渓も今回は雪の一欠片も見られません。 そのため、早めに咲いてしまったようで、ハクサンイチゲなどの雪解け直後に咲く花などはすでに見頃を過ぎているようです…。

ここもお花は少なく

チングルマ1

ミヤマキンバイ

 とは言え、他の山と比べれば十分に多くの花が咲いていました。

コバイケイソウ群生

オンタデ

チングルマの実

イワウメ1

イワウメ2

お花畑1

お花畑2

 通年だと雪渓の残るガレ場で昼食休憩としていきます。 今回は山頂を目指すことなくここまでとし、休憩後はピストンで下山します。

ここで休憩(ここまで)

チングルマ2

剣ヶ峰へと続く道

お花畑3

 景色や近くの花を眺めながら休憩しますが、天気が崩れる様子はありません。

夏雲

チングルマとツガザクラ

 50分ほど休憩したところで下山を開始します。

下山開始

コバイケイソウ

 畳石原まで戻るケルンを頼りに阿多野郷への尾根を降りていきました。

畳石原まで戻る

千町尾根はガス

ケルンを頼りに下山

 下山時も運良く先程とは別と思われるライチョウと出合います。

下山時にもライチョウ(左右に二羽)

ヒナ

警戒中

 ライチョウを堪能したところで下山を再開します。

ガスの中へ

ハクサンシャクナゲ

下界が見えて

 ここまでガスに覆われているとは言え、雲間からジリジリと日が差し込んでいました。 岩場を通過すると樹林帯となり、日陰が涼しく感じられました。

阿多野郷へ

雲の下から展望

樹林帯まで戻る

 ここからはまた濃い笹薮を通過しますが、下山なので苦労はありません。

ギンリョウソウ

 笹が刈られたところまで戻ると、尾根の分岐はすぐでした。

笹が刈られたところまで戻る

 分岐で最後の休憩を取り、ここからは整備された登山道を一気に降りていきました。

イチヤクソウ

下に林道が見えてくる

 尾根分岐から25分ほどで登り口まで降りてきました。

無事に下山

 ここからは林道脇の花屋景色を眺めながらゆっくり駐車地へ戻りました。

天気は崩れることなく

ヤマホタルブクロ

ツルアジサイ

ゲートが見えてくる

【反省点】
 特にありません。

【次回】
 天気が微妙なので高い山はあきらめて、短時間で登れる山へ向かう予定です。


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