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[登山] 鈴鹿 今須(関ヶ原)から雪の霊仙山へ [登山]

 今回は、本格的な雪山シーズンに備え装備を点検する目的で、鈴鹿の「霊仙山(りょうぜんさん)」に北の「今須(います)」から登ってきました。 久しぶりの良い天気で、締まった雪の上を気持ちよく歩くことが出来ました。

霊仙山からパノラマ
霊仙山からパノラマ

鈴鹿
今須(関ヶ原)から雪の霊仙山へ
日付 2021年01月09日(土)
天気 晴れのち曇り
山域 鈴鹿
場所 岐阜県不破郡関ケ原町大字今須
距離 22.2km (内林道 9.5km)
累積標高 +1578 -1578m
時間 8時間55分
人数 単独
撮影枚数 0471枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0077枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(距離長い)
展望
(A:良い~E:なし)
B(霊仙山はA)
見どころ なし
時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測)
07:00 210m 0.0km
貝戸天満宮 出発
07:20 (00:20) 294m 1.2km 無名峠
07:40 (00:20) 458m 1.6km 四等三角点(天神)
08:15 (00:35)
520m
3.4km 柏原コース合流(一合目)
09:10 (00:55) 772m 4.9km 772mピーク(四合目)
10:15 (01:05) 920m 7.1km 四丁崖横(八合目)
11:00 (00:45) 1083.5m 8.5km
霊仙山(三角点)
11:20 (00:20) 1017m 9.4km 避難小屋 昼食休憩
11:40 (00:20) 1017m 9.4km 避難小屋 出発
12:05 (00:25) 880m 10.7km 林道出合(林道歩きに)
14:05 (01:00) 760.3m 16.3km 四等三角点(幾利)
14:55 (00:50) 623m 18.0km 稜線下山分岐
15:15 (00:20) 322m 18.8km 林道出合(325m付近)
15:55 (00:40) 210m 22.2km 貝戸天満宮 到着

Garmin Connect(開始時データ欠落)

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20210109_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/D15GVbt73YzXTmmS8

 前回の入道ヶ岳へは、冬装備は最低限で向かい、今季はまた一度もスノーシューなどは使用していません。 雪は十分に積もり、後は雪がしまるのを待つだけですが、その前に装備の点検を兼ねて雪山に向かうことにします。
 福井県や岐阜県の奥地は大雪で交通的に難しそうなので、近場で下道の雪が溶けていそうな鈴鹿の山に関ヶ原方面から登ることにします。

 以前から計画していた鈴鹿最北部の周回コースを変更し、あくまで装備点検が目的なので、上部の雪の多そうなところは林道を歩くことにしました。

 出発を今須としますが、高速利用で自宅からは1時間と掛かりません。 5時に出発し、名神高速を関ヶ原へと向かいます。 12月中に降った雪はほとんど溶け、今須の集落にも雪はほとんど残っていませんでした。 一時間ほどで駐車地として考えていた神社(天満宮)に到着し、準備をしていきました。

天満宮を出発
天満宮を出発

 路面に雪はないので、スノーシューも一緒に背負い出発します。 神社から少し戻り、老人ホーム横の道を奥へと向かいます。

前方に伊吹山の白い山頂
前方に伊吹山の白い山頂

ここで左へ
ここで左へ

 奥へ進むとゲートが見えてきます。 その先は工事中で、進入禁止となっています…。 幸い左斜面から通過できそうなので、そちらへ取り付き奥の林道に出会いました。

林道を進む
林道を進む

 林道は荒れていますが、歩くには支障ありません。 暫く進むと峠が近づき、右に祠がありました。

峠の祠
峠の祠

それなりに整備されている
それなりに整備されている

峠に到着
峠に到着

 祠で安全を祈願し、峠の左の斜面に取り付きます。

尾根を登る

尾根を登る

 明確な作業道があるので、右に回り込むように登っていきます。

作業道が続いている
作業道が続いている

 このまま続くかと思われましたが、途中で道が切れていたので、左斜面を登り尾根沿いを進みます。

灌木の中を進む
灌木の中を進む

 灌木がうるさく左右に避けながら進むと、次第に尾根らしくなってきます。

尾根らしくなってきた
尾根らしくなってきた

 どこからか作業道が現れ、その上を歩いていきます。

明確な作業道と合流
明確な作業道と合流

 ここまで雪はほとんどありませんが、次第に残雪が見られ始めました。

次第に雪が見られだす
次第に雪が見られだす

 強い冷え込みで雪はガチガチになっており、普通に歩けます。 程なく三角点あたりに到着しますが、雪に埋もれ確認できません。

三角点(天神)付近
三角点(天神)付近

 雪の上に正月の頃と思われる足跡が現れます。

雪の上に足跡が
雪の上に足跡が

 その跡を追うように歩いていくと、ピーク奥で林道跡の伐採地に到着します。

変なところに滅茶苦茶な標識が
変なところに滅茶苦茶な標識が

伐採地
伐採地

 初めての展望地で、暫く予定コースの尾根を確認しながら眺めていきました。 尾根沿いに戻ると広い道となっており、次第に深くなる雪の上を歩いていきます。

広い道を進む
広い道を進む

よく締まっているので、まだツボ足で
よく締まっているので、まだツボ足で

 ここまでツボ足できており、踏み跡もあるのでその上は踏み込みも少なく普通に歩いていきました。 気がつくと先程の足跡の方なのか、スキー跡に替わります。

スキー跡
スキー跡

 そのまま暫く歩いていくと、右から道が登ってきており、程なくして柏原からの一般登山道と合流しました。

ここで柏原コースと合流
ここで柏原コースと合流

 合流すると一合目の標識となっており、一気に踏み跡が多くなります。

一合目
ここで一合目

 ここからは複数の足跡の上を歩きますが、暫くは日当たりが良いのか雪が溶けていました。

左の尾根を進む
左の尾根を進む

 合流地点付近でスノーシューを履こうとおもっていましたが、まだツボ足で歩きます。

次第に雪が多くなり
次第に雪が多くなり

 次第にまた雪が多くなってきて、途中の右にトラバースするところで、傾斜も強い記憶があったので、尾根心に向かって登ります。

トラバース道から尾根沿いに

トラバース道から尾根沿いに

 尾根沿いは20cmほどの雪が積もっていたので、ここで待望のスノーシューに履き替えます。

ここでスノーシューを履く
ここでスノーシューを履く

 ピーク手前は左が開けたところで、南東の山が近くに見えていました。

奥にソノド
奥にソノド

 スノーシューに履き替えると、雪の上を滑るように歩いていけ、荷物も軽く速度が上がりました。

三合目
三合目

 三合目を通過すると標高も700mほどとなり、遠くの山が見え始めます。

岐阜方面
岐阜方面

琵琶湖と比良山地
琵琶湖と比良山地

 そして四合目に到着すると、コンテナの避難小屋が右手に見えてきました。

四合目の避難小屋(コンテナ)
四合目の避難小屋(コンテナ)

 以前見たときにはボロボロに成りかけていましたが、扉も無く中には雪が吹き込んでいました。

扉も無く隙間だらけ
扉も無く隙間だらけ

 この辺りで積雪は多いところ(吹き溜まり)で50cmで、平均30cmといったところでしょうか。

ここで雪は30cm以上(奥に白い霊仙山)
ここで雪は30cm以上(奥に白い霊仙山)

 後方には、真っ白な伊吹山も見えてきて、天気は崩れそうもありません。 そこで当初予定していた772mピークからの周回コースは後回しとし、霊仙山の山頂へ向かうことにしました。

後方に伊吹山
後方に伊吹山

気持ちのよい斜面に
気持ちのよい斜面に

 新雪ではありませんが、それなりに締まった真っ白な雪で、上空には雲もなく最高のコンディションです。

締まった雪で気持ちよく
締まった雪で気持ちよく

養老山地
養老山地

 前方には山頂付近の避難小屋も見えてきてきます。

霊仙山避難小屋が見えてきた
霊仙山避難小屋が見えてきた

 ここから920mピークへと登っていきますが、樹林も少なく気持ちよく歩いていけます。

雪山っぽく
雪山っぽく

展望がよくなる1
展望がよくなる1

展望がよくなる2
展望がよくなる2

 ピークを通り過ぎると、ショートカット(一般登山道)となる右下の谷へ通りていきました。

ここで右下の谷を降りる
ここで右下の谷を降りる

 八合目の標識を見て、左斜面をトラバースして行くと、「四丁崖横」に到着しました。

八合目
八合目

左斜面をトラバース
左斜面をトラバース

 そこから再度登り返しとなりますが、ヒールリフターを効かせて一気に登っていきました。

天気は最高
天気は最高

光る伊勢湾(右に御池岳と藤原岳)
光る伊勢湾(右に御池岳と藤原岳)

小屋へ
小屋へ

 小屋に到着しますが、思ったよりも早く着いたので、まずは山頂へと向かいます。

小屋は帰路に
小屋は帰路に

 奥に山頂が見えてきますが、数名の登山者の姿がありますが、天気の割には少なめです。

山頂部の様子
山頂部の様子

経塚山から琵琶湖方面
経塚山から琵琶湖方面

 所々で石灰石などのドリーネが露出しており、それらを避けながら山頂へ直登します。

山頂(三角点)へ
山頂(三角点)へ

 そして出発から4時間で霊仙山の山頂に到着しました。

霊仙山山頂
霊仙山山頂

 多少雲が出てきましたが、それでも上空は晴れており素晴らしい眺めです。

山頂からの展望1
山頂からの展望1

山頂からの展望2
山頂からの展望2

山頂からの展望3(鈴鹿南部)
山頂からの展望3(鈴鹿南部)

山頂からの展望4(最高点)
山頂からの展望4(最高点)

山頂からの展望5(北方面)
山頂からの展望5(北方面)

伊吹山アップ
伊吹山アップ

霊仙山からパノラマ
霊仙山からパノラマ

山頂からの展望6
山頂からの展望6

 伊吹山もよく見えており、写真では山頂へ向かう多くの人の姿が確認出来ました。

伊吹山超アップ(たくさんの人の姿が見える)
伊吹山超アップ(たくさんの人の姿が見える)

 山頂は風が強いので、景色を見た所で下山を開始します。 とは言え、そろそろ昼食休憩なので避難小屋まで戻り、休憩していきました。 避難小屋までは来る人もなく、小屋には外の風音だけが鳴り響きます。

 休憩後は体力十分なので、予定通り周回コースで歩いたことのない林道で北東へと向かいます。

避難小屋から下山開始
避難小屋から下山開始

 八合目から登り返し、東斜面の下にある林道へと降りていきました。 林道までは崖となっているので、よいところを見つけ降りていきます。

林道に合流
林道に合流

 程なくして林道に合流しますが、ここからは平坦な雪道となる代わりに、曲がりくねった道となりました。

良い感じの雪道
良い感じの雪道

 風が吹いていますがポカポカ陽気でそれほど寒くはありません。 また積雪は10cm前後ですが、気温は上がっていないので、そのままスノーシューで歩いていけます。

林道から伊吹山
林道から伊吹山

林道カーブからの眺め(大垣方面)
林道カーブからの眺め(大垣方面)

林道なので眺めよく
林道なので眺めよく

林道分岐(左へ)
林道分岐(左へ)

 この辺りは伊吹山で雪が降った後で、あまり積雪量はありません。 そのため、林道も雪の滑り台などは無く、安全に歩いていけました。

大した雪は無く安全に
大した雪は無く安全に

 林道出合から5kmほど歩くと、よる予定の三角点のピークが左に見えてきました。 そこへ向かうため、手前の分岐で尾根沿いを登っていきます。

三角点前で左の尾根に入る
三角点前で左の尾根に入る

植林を進む
植林を進む

 周りは植林で作業道があり、雪の少ない尾根沿いを進んでいきます。 程なくして右奥にピークが見えてきて、あっけなく到着しますが、三角点は雪に埋もれ確認出来ませんでした。

三角点は見つからず・・・
三角点は見つからず・・・

 ここから北へは林道が切れています。 予定通りにピークから少し戻った北東斜面を降りていきます。

北の尾根を下る
北の尾根を下る

 地図で確認しながら北へと方向を替えると、下に林道が見えてきました。

右下の林道と平行に
右下の林道と平行に

 そこと並行な尾根沿いに降りていきますが、雪の少ない急斜面となります。 雪も随分少なくなったので、ここでスノーシューを脱ぎ、チェーンスパイクに履き替えます。

急斜面なのでスノーシューからアイゼンに変更
急斜面なのでスノーシューからアイゼンに変更

 急斜面をジグザグに降りていくと細尾根となり、右下10mほどに林道が見えてきました。

細尾根を進む
細尾根を進む

 林道に降りるには急斜面なので、そのまま尾根を進んでいくと、左の林道と合流するところで、難なく降りることが出来ました。

この先で林道に出合う
この先で林道に出合う

ここで右を進むが・・・
ここで右を進むが・・・

 この時点で3時前で、予定コースだと下山まで3時間以上は掛かりそうです…。 予備案として考えていた、下山路でおりることにして、分岐する林道を右へと向かいます。 しかし、しばらくして気が付きましたが、このままでは西へ降りる破線路と合流出来ません…。

養老山地(中央が笙ヶ岳)
養老山地(中央が笙ヶ岳)

左は崖
左は崖

 左側の尾根沿いは切り立った岩の崖で、とても登れそうもありません。 分岐の手前で尾根があり、そこから何とか登れそうなので取り付きます。 少し登ると傾斜が緩み、前方に小屋が見えてきました。

尾根に取り付き登る
尾根に取り付き登る

作業場
作業場

 小屋は物置として利用されているようで、その奥の林道へ向かいますが、廃道となっています。

林道(と思われる)を進む
林道(と思われる)を進む

 適当に歩いていくと植林帯となり、左に林道と思われる広い道があらわれます。

左へ
左へ

 方角を確認し下山予定の尾根へ向かうと、先程の広い道がそれでした。

うさぎの踏み跡をたどり下へ
うさぎの踏み跡をたどり下へ

 尾根沿いを降りていきますが、暫くはよい道で問題となりません。

広い道を降りていく
広い道を降りていく

 植林の中に入ると細い作業道となりますが、木々に黄色ペンキで印があるので、それを左に見ながら降りていきました。

黄色ペンキを左に見て進む
黄色ペンキを左に見て進む

 このまま安全に降りられるかと思いましたが、次第に急斜面となり、道も不鮮明となります。 周りは印だらけで、どれが本物?なのか分かりません。 掘れた道があらわれたので、それを降りていきますが、下に崩壊地がありそこまでです。

掘れた道に
掘れた道に

 谷底が見えてきたので、最後はチェーンアイゼンも履いているので、雪のない斜面を降りていきました。

最後は急斜面を下る
最後は急斜面を下る

ここを降りてきたが
ここを降りてきたが

 無事に谷に降りると、除雪された林道に合流します。

林道に無事合流
林道に無事合流

除雪された道
除雪された道

 ここまで来れば距離はありますが、駐車地までは安全です。 林道をトボトボとあるいていきますが、途中で軽トラとすれ違いました。 集落手前に獣害防止柵があるので、それを空け通り抜けると、舗装路を神社へと戻りました。

獣害防止柵を開けて
獣害防止柵を開けて

ここまでの道は大河内林道
ここまでの道は大河内林道

集落を進み戻る
集落を進み戻る

神社の神殿
神社の神殿

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回予定】
 天気次第ですが気温が高いので、雪山は諦め愛知県か三重県の山へ登る予定です。


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山爺

おどさん、はじめまして。
岐阜県の「山爺」と申します。
おどさんにお願いがあります。
先日、伊吹山にBCで上がり、FBニュースフィードにUPしましたところ、これにコメントを頂きました。それは10年前の年末年始に突風で屋根が飛ばされた伊吹山6合目避難小屋の事でした。私の中でも気になっていた時期があり、おどさんが2010年1月16日に伊吹山登山をされた際にUPされたブログで6合目避難小屋の屋根が突風で飛ばされた写真があるのを知っていました。それで、2010年1月16日(土曜日)にUPされました「厳冬期の伊吹山登山」伊吹の里~~上野登山口~伊吹山頂上(往復)
https://yama-kioku.blog.ss-blog.jp/2010-01-16
にあります伊吹山6合目避難小屋の写真を私のFBで紹介したいと思いますが、使用させて頂いても宜しいでしょうか?ご了承頂けましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
by 山爺 (2021-01-23 10:46) 

おど

山爺さん、了解しました。
 写真ですが、ご利用ください。
 また、以下のリンクに未掲載の写真をアップしたので、これも利用していただいて結構です。

https://photos.app.goo.gl/mLEuXnYYykZKDvnR6

※著作権は放棄しておりませんので、常識の範囲でご利用ください。
by おど (2021-01-24 23:29)